【近すぎる距離】


私とあいつ。
いつも、いつも、いつも顔を突き合わせてなきゃいけない。
だから、
好きになるか、
嫌いになるか、そのどちらかになると思ってた。
だけど、
「あ、アスカ、あのね・・・」
好きとか、
「どーして、アスカはそうなんだよっ」
嫌いとか、
毎日は些細なことの繰返し。
好きになるとか、
嫌いになるとか、そのどっちも積もらせたまま、
私達は近すぎる距離を過ごしてきた。

「なにしてるの?」
「あんたの顔、さすがに見飽きたなって考えてたの」
「それは早すぎるじゃないかな・・」
「なに言ってんの、私、ずーっとあんたと一緒にいたのよ」
「そうだけどね」
「それで、これからもずーーーーーと・・・、なに笑ってんよ」

私達の近すぎる距離。
あらためて、
とめたばかりのリングがくすぐったくなる。


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