ウエディングドレスとレイちゃん
「綾波、アスカ、これから夕飯の買出しに行ってくるから。」
「じゃあ、私も行く。」
「・・・・私も。」
例のことがあって。
綾波とも一緒に暮らすようになってそれなりにたつ。
想像していたような、悪いこともなかったし、
みんなが思っているような、いいこともない。
ただ、最近、綾波とアスカが買い物につきあってくれるようになった。
「で、今日は何にするの?」
「店についてから考えるよ。」
「・・・そ。」
それ自体は、けして悪いことではないけれど。
いつも行くアーケード街のなかには、服の仕立て屋みたいなのがあって、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
真っ白な、ウエディングドレスなんかが飾ってあったりする。
そしてその前を通るたびに、
何故か綾波が、いつもは表にみせない興味をドレスにむけて立ち止まるのだ。
「・・・はら、レイ、もういいでしょ。シンジが困ってるわよ。」
アスカがそう言うと綾波は子供のように小さく頷いて、
もう一度、その目にドレスを映したあと、僕とアスカの顔をみるのだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
そのときの綾波。
そしてアスカの顔さえも、僕はまっすぐ見ることができない。
僕は、
綾波が何を考えているのか、分からないふりをして、綾波に笑うだけだ。
「行こうか、綾波、アスカ。」
それで、帰宅後の乙女達。
「よしよし、今日もうまくいったわね。」
「ねえ、アスカ、どうして私がああすると碇君は夕食のおかずを増やしてくれるの?」
「そりゃあ、私達がいい女で、シンジはいい男だからよ。・・・でしょ。」
「・・・・・うん。」
前作の同居シリーズの続きです。。
シンジ君かわいそうとかいう感想もいただきますが、やつはこれくらいが幸せでしょう。
アンチもてシンに位置付けしときましょう。
・・・そうでもないか。
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