私より早く起きて、
私のお弁当を作っているシンジ。
ヒカリやクラスの女子は、
そんな私のことをうらやましいと言う。
キッチンを覗き見れば、
そこに立つシンジのうしろ姿と、
お弁当用の冷凍ミニハンバーグの包装紙。
5個入りと書かれたそれをつまみ上げれば、
私に気づいたシンジが心配そうに振り向く。
「レトルトだけど、いいかな?アスカ。」
「別にいいわよ、そんなこと。」
学校での昼休み。
弁当箱のふたを開ければ、ヒカリがいつもの様に羨ましがる。
「いいわね、アスカはお弁当つくってもらえる人がいて。」
「でも、このハンバーグなんかレトルトよ。」
「いいじゃない、そんなこと。」
「そう?」
全てを見透かしたように微笑むヒカリに見せるハンバーグは、
5個入りのうちが3個が、
当然のように私の方に入っていた。
「・・・でしょ、アスカ。」
「・・・ま、ね。」
シンジにお弁当を作ってもらえる私。
みんな、
そんな私のことをうらやましいと言う。
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