もしも、ね
「ねえ、アスカ。」
「なによ、この忙しいときに。」
「もしも、アスカがEVAのパイロットじゃなかったら、どうしてたと思う?」
「はあ?」
「いや、その、もしもだけど、さ・・・」
・・・ふう。
・・・と、一息。
・・・質問者は困った顔であたまを掻いて、
・・・質問された方は、
・・・ふう。
・・・と、もう一息。
「まあ、普通に生きてるか、とっくに死んでるか、そもそも生まれてなかったかよ、・・・・・少なくても、」
「うん」
「ここで、こんな事していなかったのは確実ね。」
「・・・そう、だよね」
「・・・バカ」
・・・びしっ。
・・・でこぴん、一発。
・・・都合上、動きにくい服を着ているので威力はいつもの半分。
・・・だから、もう一発。
・・・びしっ。
「じゃ、あんたはどうなのよ。EVAのパイロットじゃなかったら、どうしてたのよ。」
「・・・えっ、・・・どこかで普通に暮らしてたのかな、僕も・・・。」
「じゃ、ここにもいない訳ね。あんたは、」
「・・・えっ、あ、それは・・・」
・・・じ〜いぃぃぃ。
・・・ホント、バカな質問者をにらむ、あおい宝石。
「それでも、アスカとは、こうしているよな気がするような、気が・・・」
・・・びしっ、びしっ、びしっ。
・・・あうっ、あうっ、あうっ。
「あんたに、そんな甲斐性があるわけないでしょ。まったく、こんな時に変なこと質問して、あがってんじゃないでしょうね。」
「・・・ううっ、実は少し。」
「はあ、あんたは今日から一生、自分のラッキーな運命に感謝していればいいのよ。」
「・・・うん。」
・・・ほら、腕を出しなさいよ。
・・・うん。
・・・ホント、情けないわね。成り行きというのは恐ろしいわ。
・・・ごめん。
「ねえ、アスカ。」
「何よ。」
「もし、僕らがEVAパイロットじゃなくても、僕はアスカとこうしてたと思う。」
「もし、あんたと私が出会えたらね。」
「うん、出会えたら。」
・・・そう、僕らは出会ったから。
「いくわよ、シンジ」
「うん」
『新郎、新婦の入場です。拍手でお迎えください』
・・・わー!
・・・拍手の渦。
「ねえ、シンジ」
「何?」
「一応、私も幸せだからさ・・」
「うん。」
「・・浮気したら殺すわよ。」
アスカ×シンジ。
べたべたです。
うわ、読む人が読んだら怒られそう。
ま、サービス、サービスということで、よろしく。