あいじょう〜。


調理実習。

「焦がさないように、弱火でじっくりね。」

小学校というのは、
クラスの担任が全教科を教えるもので、
そういう事があるのかもしれない。

だけど、ここは中学、
なのにミサト先生が調理実習の指揮をとっているのは何故なんだ?
あの、おたまでかき回されているカレーは誰が食べるのだろう?

「あの鍋の中身はわしらのものじゃ、一気にいくでぇ、ケンスケ」
「ああ、まかしとけって、トウジ」

・・・余ることはないみたいだけどね。

「はーい、最後に大事なかくし味を入れるから、みんな注目してね!」

ご機嫌なミサト先生、
鍋のふたを持ち上げ中身を覗き込むと、おもむろに・・・、

「あいじょう〜。」

・・・ささやいた。(汗)

ずだだだだだっ。
クラスの75%がずっこけてるし。
2年A組、総漫才化だ。

ほら、
綾波なんか呆然と立っているし、(いつもそうだけど)
アスカは、唾をとばしながら「バカじゃないの!!」を連発してる。
あ、でも霧島さんは目を潤ませて感動してるみたいだ、
や、山岸さん、何をメモに書きとめているの?

「はい、みんな一緒に、せーの、」

そんな事、言われてもねえ。

「「「「「あいじょう〜」」」」」

結局、やっちゃうのだけど・・。





その日の夕食。

「あいじょう〜。」

・・・・。
母さんまでやってました。
しかも、これまで、ずっと、気がつかないうちに。

「昔ね、はやったのよ。こんなのが。・・・おいしくなるような気がしない?」
「そうかな?」
「おいしく食べさせたい人ができたら分かるわね。シンちゃんにも、お料理を教えてあげよかしら?」
「・・・遠慮しとく」

ホント、効き目があるのかな。
そんな事で。




で、それぞれの家でそれぞれの台所で、
僕の知っている女の子達。

「「「「あいじょう〜」」」」




ホント、そんな事するのかな、みんな?
・・・分かんないや。



・・・ある世代以下には分からないネタです。
ちなみに男の料理人の「あいじょう〜」は遠慮しておきたいです。
個人的に。


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