それは、1番にしてくれたらの話。
−あるいは、アンケートシリーズにおける率直な答え−
アスカと綾波さん。
例の騒動いらい、
なんだか、すっかり仲良くなって、
ついでになんだかキャラもかわってしまっていて、
碇君を遠巻きに捕獲しながら、二人並んでいる姿は各地に大きな違和感をふりまきつつ、
今では、私こと洞木 ヒカリもまきこまれ、
私とアスカと綾波さん、女3バカトリオと呼ばれているとかいないとか・・・。
それで今回のホームルーム。
最大にして、根源の謎。
3人の三角関係について調べるために、
職権を乱用して、文化祭用のアンケートにある質問を加えてみました。
『今、あなたに好きな人はいますか?』
ありきたりだけど、ストレートな質問。
「ねえ、アスカ。アンケートできた。」
なんて言いつつ、アスカの手の中のアンケート用紙を覗き込む。
「ま、ね。」
かるく答えるアスカ。
どきどきしながら、私がみる答えは。
『YES』に適当な丸印。
「これって、もしかして碇君のこと〜?」
「んにゃ、加持さん。」
力の限り、平静をよそおい質問した私に答えるアスカは0.5秒。
「なに言ってんの、ヒカリ。そんなの世界の常識、知らぬは非常識じゃない。」
ついでに、アスカに一点の曇りもなし・・・。
「じゃあ、碇君は・・・、」
「下僕、飯炊き、よくて"キープ”ね。」
繰り返して、一点の曇りもなし・・・。
理由のない衝撃にふらふらと傾く私。
よろけた先には、いつのまに席替えしたのかアスカの隣にすわる綾波さん。
見れば、『YES』に真円な丸印。
「あ、綾波さんは碇君だよね。」
なんでそうなのか?
言われてみればそうなのだが、そう信じたい自分がいるのだから、そうなのだ。
「・・・碇指令。」
ぺきっ。
「・・・い、碇君は?」
「・・・40年後なら、考えてもいいわ。」
ぺき、ぺきっ。
当の碇君といえば、
窓際の席から、恥ずかしそうに、アスカと綾波さんと机の上を順番に見ている。
『碇君、あなた、それでいいの?』
そのときの私、本気でそう思う。
考えてみれば、碇君にアタックする女の子をことごとく阻んでいるのがこの2人だ。
「・・・2人とも、碇君が1番じゃないんだ。」
聞こえるようにつぶやいてみた。
「「・・・だって、」」
かえってくる、2人のつぶやき。
「「二股かけられてるのはこっちだもの・・・・。」」
そして私が聞いた、2人の答え。
「いくら私達でも、1番にできるのはそのときの話よ・・・。」
「・・・数少ない、選択肢なんだから。」
例のシリーズ+アンケートシリーズです。
一応、EVASSを一通り読んできた人向けに書いてみましたがどうでしょうか?
ちなみに、
当然シンジ君の選択肢はもっとすくないですが、彼的にOKでしょう。
それとも鋼鉄のライバル出現か?
<4作目を読む>
<短編の目次に戻る>
<トップに戻る>
<メール>