いつからだろう、
シンジが私の側にいたのは、
いつからだろう、
私がシンジの側にいたのは、
いつからだろう、
私達が並んでいたのは、
いつから
放課後。
夏の夕日のオレンジ色。
壁にもたれかかるアスカと、
その前に立つシンジ。
アスカが視線を下げ、
左手首の内側の時計をのぞく。
シンジの右手は、小刻みに開閉を繰返し、
言葉を出そうと開く口は、音を出す前に閉じてしまう。
時計から目を外し、
うつむいたまま、小さく地面を蹴るアスカ。
額の汗をぬぐうシンジ。
小さくも深い息が喉を往復している。
時計の針が頂点に上がり、
遠くで響く時報が聞こえてくる。
アスカは地面をかく自分の足を、
深くかかった前髪の間から青い瞳で追っている。
シンジの手が強く握られ、
勇気を振りしぼった声がようやく出る。
「アスカ」
爪先を立てた形で、
アスカの足が止まる。
目を閉じるシンジ、
口を閉じ、長い間ためていた言葉と共に、もう一度開く。
「好きだ」
いつからだろう、
この言葉を待っていたのは、
いつからだろう、
シンジの言葉を求めていたのは、
アスカは、下げていた頭を沈めて、
小さくうなずく。
「うん」
うつむいたまま、
アスカは壁から背を離し、
シンジの胸に頭をあてた。
「好き」
レイバージョンもいつかお見せできるでしょう。
かなり先だと思いますけど。
へ、どこでって、
そりゃあ・・・。