いかだ製作日記
6月26日(月曜日)
公民館が休みだったけど、いいかげんに何を作るかはっきりしないといけないので
メンバーに召集をかける。
ただ闇雲にアイディアを出せというより、みんなでホームセンターに行き、
材料を見ながら選んだほうがよいアイディアが出るだろうという考えだ。
ついでにコンパネを買って筏の下地を準備しなければならない。
とりあえず、集まってくれた6人ぐらいでホームセンターをぶらつき、
いままで、何を材料にどんな筏を作ったかを説明する。
今年の筏、何を作りたいかを新しく入った人にいろいろ聞くが
なかなか意見が出てこないのではやり物を聞く。
さすがに団子三兄弟は却下。たれパンダ、機関車トーマス、ミッフィー、スヌーピー、ピングー
などが出てくる。
アイディアは出るけど、具体的にどうしようかと思うとあまり思いつかない。
閉店時間になってしまったのでコンパネを3枚買って話の続きは喫茶店で行う。
まあ、無難な線でトトロを作るかという話になるが、具体的にどうしたいかという話になると
詰まってしまった。
そこで、新しく入った人に、人にばっか聞いてないで、自分は何にはまってるの?
と聞かれてしまった。
俺より早く、ムムがそれはかねさんはルパンとタイムボカンでしょと答える。
みんなピンときたようだ。
俺の雰囲気は悪の3人トリオのボヤッキーにそっくりなのだ。
話が急に回り始める。
今年は筏を2艘に増やすつもりなので一台を正義の味方にして
もう一台を悪の3人トリオの筏にしよう。
悪の筏のテーマは髑髏にしてポチッとなのボタンをいっぱいつけよう。
正義のメカはメカブトン(カブトムシ)は意外と難しそう。
ドタバッタン(バッタ)のほうがそれっぽく作るのは楽そう。
ホネホネメカだっけ、小さいメカをいっぱい作って紐で結んで流そう。
去年作ったやしの木がおだて豚で役に立つ。
話は一気に盛り上がる。
しかし、肝心のやる人で話が一気に止まってしまった。
ボヤッキーは俺がやるとしてドロンジョ様を誰がやるか。
トンズラは角さんはトンズラだけはいやだと言ったけど、英雄あたりに押し付ければやってくれそう、
でもドロンジョ様はやはり美人のお姉さんにやってほしい。
そうなると候補はひとみちゃんか相馬ちゃんかということになるけど、
ひとみちゃんは固辞。相馬ちゃんはこの場にはいない。
おだててごまをすってみるけど、効果なし。
ムムに女装をさせるかという話もあったけど、やはりドロンジョ様は
美人で背の高い人にやってほしい。
それを理由におれも抵抗したら両肩にトンズラとドロンジョの顔をくつけて
一人三役をやれといわれてしまった。
だめだコリャと思い、再びトトロに話を戻そうとするけど、
悪の三人組みのインパクトには遥かに届かない。困ったものです。
でも、決めなくては製作に取り掛かれないので
一昨年のキョロと同じ手順でトトロを造ることに決定。
模型の骨格のデザインをムムに頼んで今日は終わり。
6月28日(水曜日)
筏の飾り付けの骨組みの製作をはじめる。
骨組みに発泡スチロールを貼り付け、それをトトロの形に削り出す予定。
今日は筏のメンバーのかなりの人が青年学級の方に人を取られてしまったために
なかなか仕事が進まない。
ムムがトトロの本を持ってきてくれたので
それを元に出来上がりの大きさを予想、それに必要な骨組みを考える。
ただ、人形を作るのは面白くないのでなかに何を仕込むかも考える。
トトロに傘を持たせ、傘の先端から噴水を出そうじゃないかという話に落ち着く。
とりあえず設計図らしきものができ、気がついたらもう、9時になってしまう。
公民館は10時で終いなので後一時間しか作業できない。
せっかく角さんに道具を持ってきてもらったけど、
今日は材料をカットして終わりだなと思っていたら、
さすが、本職建具屋、あっという間に枠を組んでしまった。
貸してもらった場所を掃除して9時50分。
角さん、手際良すぎ。
6月30日(金曜日)
作業予定は枠組みにコンパネを貼り付け、その上に発泡スチロールを
ボンドで貼っていくこと。
今日は頼りの角さんが来れないということでまあ英雄と作業だなと思うが、なかなかこない。
ムムが来てくれるが、工具が無いので無駄話をして時間をつぶす。
と思ったら角さんが来てくれて、工具だけ置いていってくれた。
まあ、しょうがないな、始めるかと準備を始めると
英雄も来襲。
リサイクルショップで千円で買った釣り用のライフジャケットを
見せびらかしに持ってきた。
ポケットがやけにいっぱいついている。
確か、まともに買えば一万円をゆうに越える代物だったはず。
なんかかっこいい。ちょっと悔しい。
ついでに社員旅行の土産にジョージアマックスコーヒーの
缶コーヒーを買って来てくれた。
知ってる?、水戸コカコーラボトリングの存在意義とすら言われている
やけに甘い缶コーヒー。
デザインが変わってしまったのが残念だけど…味は変わってなかったです。
それはさておき、作業を始める。
角さんは木をつなぐとき、電動ドリルで木ねじを使って締め付けるが、
英雄は釘とハンマでうちつける。さすが、元型枠大工。ハンマの使い方と
丸ノコの使い方も様になっている。
自分はどうせだったらいろいろの工具を触ってみたいので
角さんの電動ドリルドライバを借りて枠組みを作っていく。
そうこうしているうちに人が集まってきた。
小野島ちゃんが差し入れにドーナッツを、
大熊さんがシュークリームもどきの菓子を差し入れてくれた。どうもありがとう。
木の枠組みも出来て来たので発泡スチロールをカットして接着に入る。
厚み5センチのサブロク(1.8×0.9メートル)の発泡スチロールを切るのだが、
カッターで垂直に切るのが思った以上に難しい。
で、切ったときの屑もかなり気になる。
これは発泡スチロールカッターを作らなくてはならないな。
7月1日(土曜日)
今日は集まりはしないけど会社(自動車修理工場)で発泡スチロールカッターの製作を一人でやる。
昨日買ったニクロム線をほぐして木で作った枠にニクロム線を引っ掛け、配線をつける。
ためしに乾電池をつないで見るけど思ったほどの発熱は得られない。
こうなれば車のバッテリーからだ。
ところが発熱が今度は多すぎる。
抵抗かますのも面倒なのでスイッチをつけ、赤くなりすぎたら手でスイッチを切るようにする。
工場にあった適当なリミットスイッチをねじ止めしてみる。
なかなかよい位置に付けることができた。
調子に乗って試しているうちにスイッチの入りが悪くなってしまった。
センサー用のスイッチだったのでニクロム線の電流に耐えられずに接点が焼けてしまったのだろう。
ほかのスイッチを探してみるけどちょうどいいものが無い。
昼休みが終わって工場に戻ってきた工場長にいらないスイッチが無いか聞いてみる。
後でひとつ見っけてくれた。感謝。
仕事が終わってからまた製作を続ける。
とりあえずスイッチをつけ、試し切りをしてみる。良好。
一応、ヒューズをつけておこう。
流れる電流を測定。大体5A。なら、10Aのフューズでいいだろう。
枠に出ている木のバリでとげが刺さらないようにビニールテープをぐるぐる巻いて形を整え、
車のバッテリから電源を引いてこれるように長めの配線をつけて完成。
いろいろ試してみる。本当にまっすぐ切るのは難しいけど、切り口はとてもきれい。
当然、屑も出ない。ゆっくり切ればプラスチックとか結構いろんな物が切れそうだ。
試し切りをいろいろしてるうちにニクロム線が伸びて垂れてきてしまった。
今まで見ていた工場長や先輩からいろいろ苦情がくる。
ニクロム線を付け直せとか少しぐらい伸びてもいいようにバネをつけろとか。
いいじゃないか。どうせ使うのは俺なんだし。
7月4日(火曜日)
今日は青年学級のほうに人が取られて筏、人がこないだろうなと思っていたら、案の定こなかった。
今日の仕事はこの前に引き続き、箱に発泡スチロールを貼り付ける作業。
こんな作業、一人で十分だと思っていたが、意外と一人だと面倒。
貼り付けた箱をひっくり返すときに一人だとせっかく貼ったのがずれてしまうのだ。
どうしようと途方にくれたところで角さんが学級のほうでまだ人がこないからと、手伝ってくれた。
そうこうしているうちに英雄も参加。ムムもちょっと顔を出す。
この三人が用事で抜けた後、春ねえが顔を出してくれて助かった。
やっぱり一人は辛いしさびしい。
作業のほうは土曜日に作ったスチロールカッターが威力を発揮。
面白いぐらいによく切れる。でも、やはり使ってるうちに伸びてくるので
それをうまく計算に入れて垂直に切るのが難しい。
ちなみにさっそくニクロム線、一回切れました。
でも、十分使い物になります。
作った甲斐がありました。
7月5日(水曜日)
今日も発泡スチロール貼り。
今日は実は連絡を回すのがめんどくさくなって昨日来てくれた人にしか
話がいってなかった。
ちゃんと連絡網を作ろうねと責められる。
それでも、最初は人がいなかったものの、
ひとみちゃんが途中から来てくれてうれしかった。
9時ごろになり、ボンドが乾かないのでもうやめるかというころになってから
ほかの用事が終わった人たちがいっぱいくる。どうせならもうちっと早く来てくれ。
7月7日(金曜日)
今日は七夕。関係無いけど、夕日がめちゃくちゃきれいな日だった。
今日は水曜日の反省により、いろんな人に声をかけたおかげで
人がいっぱい来てくれた。
でも、集まりすぎると無駄話に花が咲いて、思ったより仕事がはかどらないような気もする。
発泡スチロールの貼りつけはそろそろ終了。
次に削りに入る下書きを始める。
その一方でトトロの下に置く台の製作を並行で始めてもらう。
これができないとバッテリとポンプの設置場所を決めることができない。
作り始めたはいいものの、トトロと下の台ともに結構細かいディティーるが決まってないのに
改めて驚く。果たして間に合うのでしょうか。
7月10日(月曜日)
今日はMintという喫茶店で打ち合わせ。
キョロと誠君、由香里ちゃんと新しく入った秋山さん以外、
すべての人がそろう。
というか、小林君と秋山さんが入ったことは誰も知らなかった。
当日まで、誘った張本人まで入ったかどうか知らなかったらしい。
それはともかく、総勢19人。大所帯になりました。
俺なんかが親方でうまくまとまっていくのでしょうか。
お金の計算を概算でやったら結構余裕がありそう。
人数の強みか。
とりあえず、サンダル禁止令と30日に川泳ぎに行くことだけを忘れずに伝えておく。
7月11日(火曜日)
あいかわらず、発泡スチロールの貼り付けを行う。
そろそろ、削りに入ってもよさそう。
発泡スチロールカッターの一回りでかい奴が欲しいところ。
角さんに型の製作を頼む。
その一方で誠君とトトロに降らせる雨を傘の上に上げるポンプの相談をする。
前回といっしょでウィンドウォッシャーポンプを流用するつもりだったけど、
水量がどうも足りない。
相談して、洗濯機用の風呂水ポンプを使うことにする。
これだったら、直接、川から水を上げることができるので心強い。
ただ、水量はそこそこあるものの、水圧がちょっと頼りない。大丈夫だろうか。
角さんからサポートを無くして19人登録できないかという話を持ちかけられる。
今までの予定では15人乗せてサポートは4人。
その人たちに車の移動、昼飯の準備、いざというときの筏の回収などを頼むつもりだったのだけど。
どうせなら全員を乗せてあげたいという気持ちはわかるけど、
それで安全が確保できるかという思いがあって、そこでは断ってしまった。
あとで、英雄と相談したところ、筏2隻体制になるのだから、
お互い助け合えば安全は確保できるのではないかという意見をもらったので
ただいま思案中。
ああ、そうなるとライフジャケットの買い足しが…
7月12日(水曜日)
発泡スチロールカッターの大きい奴を作ってみる。
そのまま大きくするとニクロム線が長くなる分、発熱の低下は必至なので
一回り太い200Wのニクロム線を買って来てみる。
しかし、長さあたりの抵抗はあまり変わらないようで
発熱量が足りない。切れることは切れるけど、赤くならないので
切れ味は今一つ。まあ、それでもないよりはまし。できるところから
どんどん、貼りつけ、削っていく。
発泡スチロールも足りなくなったのでまた買いに出る。今のところ、全部で6枚か。
ボンドも2缶目が無くなってしまった。
でも、貼りつけはかなり終了。あと、尻尾のところと腕のふくらみぐらいだろう。
片づけが終わったあと、登録人数の相談に入る。
めちゃくちゃきびしくなるのを覚悟で19人登録をしてしまおうじゃないかという話になる。
たぶん、お金はあと千円ぐらい徴集すればなんとか黒字になるだろう、
確かにめちゃくちゃつらいけど、下手なわだかまりを残すよりなんとか全員乗せようじゃないかという
話になる。
うーん、みんな覚悟で言ってると思うけど、思った以上につらいぞ、きっと。
ま、なんとかなるか。
7月14日(金曜日)
昼間はめちゃくちゃ暑い日でした。雨が降りそうで降らなくて、
蒸し暑い日。ちょっと夏ばて気味になってしまいました。
そうはいっても製作をしないわけにはいきません。
今日は総勢8人の人たちが集まってくれました。
北野おばが大きいほうのトトロを削っていきます。
「どうするの、これー」とか騒いでいたので様子を見ます。
発泡スチロールにマジックで下書きを書いてがんがん削るようにと
ムムからのトトロの絵を見せると「かわいくなーい、目が離れすぎだよ」と騒ぎ始めました。
「そうかい、この絵うまくかけてるじゃん、トトロってこんな感じだよ」
すると、彼女、てきとうな紙にトトロの絵を書き始めます。
目が大きくてより目のトトロ。これはこれでかわいい。
「でも、ムムぞうのトトロのほうが本物っぽいよ」
「いーの、子供たちはこれでトトロってわかってくれるんだから」
そうこうしているうちに
隣で角さんが一言ぴしり。
「いーじゃん、どうだって、どうせ外形はおんなじでしょ、さっさと作っちまえよ」
ごもっともです。
その角さんはコンパネに人工芝を貼って紐の結束用の穴をあける作業をしてくれています。
誠君と英雄は水鉄砲の構成にいろいろと挑戦しています。
今回はトトロの持ってる傘に沿わせてホースを上に持っていき、
上から雨みたいに水を降らせる予定です。
どうせなら、噴水の高さより、水量を稼ぎ、傘にバラバラと水音が響くようにしたいということで
ホースの先の加工に苦心していました。
ポンプの性能はまあ、風呂水ポンプで十分ということで。
せっかく廃車からはずしてきたウィンドウォッシャーポンプは
中トトロの口から水を出すということで。
女性陣からクレーム多数。うー、いいじゃないか。結構水を飛ばすと楽しいぞ。
会計さんから申し込み登録料、37500円を預かりました。
うーむ、結構でかいお金。
月曜日に仕事で六日町に行く予定があるのでそのついでに申し込んでくるつもり。
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