ミニバスケットロート制約杯 最優秀選手に
     
和歌山市の竹内悠真君 何事にも挑戦したい竹内悠真君 バスケットボール少年の竹内悠真君(12、和歌山市関戸)が3月15日に大阪で開かれたミニバスケットボール大会ロート製薬杯で最優秀選手に選ばれた。バスケットを始めて2年足らず、「みんなより始めるのが遅かったのでレギュラーすらなれると思っていなかった。バスケットを通して、礼儀の大切さを教えてもらったし、人の輪が広がったのが一番うれしい」と話している。
 ミニバスケットボールは小学生による競技で、竹内君は一昨年の雑賀小5年の初めごろ、学校のバスケットクラブが練習しているのを見て、「スポーツが好きだったのでちょっとやってみようと軽い気持ちで」始めた。その年の11月、雑賀ミニバスケットボールクラブに入部。翌年3月には監督から副キャプテンの指名を受け、6年になった4月からエースを務めるなど頭角を現した。バスケットを始めてからぐんぐん伸び出した身長は、現在167センチ。チーム1の長身を生かしてセンターを任された。
 ロート製薬杯は、ミニバスケットボール全国大会出場の県代表チームが招待される大会。今年は大阪4チーム、京都と奈良がそれぞれ一チーム、和歌山からは今回初めての出場で、雑賀――のみ。チームは1勝をあげることができなかったが、竹内君は大会最後に代表選手による大阪チーム対他府県チームのメンバーに選ばれ、最多得点をマーク。この結果、最優秀選手賞を受賞した。
 「特に目立つプレーはしていないし、自分ではなぜ選ばれたのかわかりません」と驚く竹内君。「選抜メンバーでの試合は、他の選手が読み通りに動いてくれたり、パスがきたりして、スピードがあり楽しめた」と振り返る。
 4月から中学校に進学し、クラブ活動でバスケットを続ける竹内君。「何事にも挑戦していきたい」と意気込む。米プロバスケットボール、NBAロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント選手のファン。「どこからでもシュートを打てるオールラウンダーにあこがれます」と目を輝かせた。  

写真=時間があれば自宅にあるバスケットゴールで練習するという竹内君)