Hotel Okura TOKYO
ホテル オークラ 東京 本館(虎ノ門)





今回、事前の案内ではグランドプリンスホテル赤坂と聞いていたが、直前(3日前)になってホテル・オークラへ宿泊先が変更となってしまった。
セミナー会場はグランドプリンスホテル赤坂だから、セミナー終了後にホテルを移動しなければならない。
面倒ではあるけど、オークラはわたしの好きなホテルの一つなので、この変更は少し嬉しかったりする。

毎度のことだが、午前中の仕事を終えて慌ただしく旅支度をするので、なにかと忘れものをすることが多い。
今回は地図を入れ忘れてしまった。

外に出ると、真っ青な空がまぶしく、風もひんやりと涼しい。
もうすっかり秋の気配である。

東京駅からメトロ丸ノ内線で赤坂見附まで行き、そこからプリンスホテル赤坂まで心臓破りの坂を黙々と上る。
前回とほぼ同じ時間にプリンスホテル赤坂へ着いた。
3週間前にはまだまだ空は明るかったのだが、今回は夕闇がグランドプリンスホテル赤坂全体を覆っていた。
わずかな間に季節が巡り、日の落ちるのが早くなったものである。

2時間ほどでセミナーを終え、懇親会に少し出た後、宿泊の予約をしているホテルオークラ東京本館までタクシーで移動した。
赤坂見附から東京メトロで二駅のところにあるため、移動にさほどの時間は要しなかった。
急な坂を上り詰めると、クラシカルな佇まいを見せてホテルオークラ東京本館が姿を現した。

ロビーから漏れる明かりが少なく、暗い印象を受けるが、これはこれで落ち着きが感じられ、棄てがたい味わいがある。
見栄えよりエコロジーを大事にする姿勢が眩しい。
だが、もう少し明るくしても良いかも?
このショットを撮るために駐車場まで少し離れたが、闇におそわれるようでちょっと怖かった。

ロビーのワン・ショットだが、私が初めてホテルオークラに行った10年ほど前と変わっていない。
近年オープンする高級ホテルの華やかさとは対照的に、落ち着きと自然な開放感に満たされた空間が広がっている。

ホテル・オークラは11階建てであるが、急な斜面に建設されているため、坂を上り切ったところが5階にあたり、そこにロビーとフロントがある。
このロビーを基準にすると、地上6階、地下5階建てのホテルと考える方が分かり易い。
今回宿泊したのは10階の部屋であった。
高台に建設されたホテルなので、部屋からの眺望は素晴らしい。

用意された部屋はスタンダード・ダブル。
クイーン・サイズのベットとソファーベットが用意されていた。
さすがにこのサイズのベットは寝心地がよい。
やや硬めのスプリングの海に体が浮かんでいる感じなのだ。

この部屋は、バスルームとベット・ルームがガラスの壁で仕切られている。
ガラスの壁にすることで、オープン・スペース的な開放感を得ることに成功してはいるが、なんだか恥ずかしい奇妙な感覚にとらわれるのは、私だけだろうか?
シングル・ユースの部屋なので、これで良いのかもしれないが・・・

部屋自体は、最近リフォームされたみたいで、壁のクロスやじゅうたんが真新しい。
素足で歩いてみたが、じゅうたんのふんわりとした感触が気持ちよく、スリッパを履くのが勿体ないのでほとんど素足で過ごすことが多かった。

ネットへのラン接続は可能だが、1500円少々の有料である。
ネットは生活の一部なので、無料にして欲しいと思う。


ベッド・ルームの調度品は、アール・デコ風のイメージで統一されている。
デスクだが、ガラス製の天板が部屋の開放感を演出しているが、これは余りに小さすぎる。
ノートパソコンと数枚の参考資料を置くスペースしか確保されていないのは、人によっては不便かもしれない。


照明スイッチの横に見慣れないスイッチが設置されていて、何だろうか?と見てみると、Minus Ionと書かれている。
健康に良いと聞いたことがあるので早速オンにした。
いろいろなシティーホテルに泊まってきたが、これは初めて見る設備である。
一晩だけでも効果があるのだろうか?


バスタブは、170cmの私では足を伸ばして突っ張らないと体が沈みそうな長さがあった。
その反面、横幅がややタイトなのだが、エコロジーを考えれば十分に満足のいくサイズを確保している様に思う。
一見するとバスタブは陶製のような高級感がある。
バスタブを叩いてみると、ボコボコとプラスチックかグラスファイバー製?特有の音がするので、やっと陶製でない事がわかった。

更に余り使用感もなく、清潔なのが何より嬉しかった。

バスルームの一角に、サイド・シャワー4本とヘッド・シャワー1本が設置されており、ものは試しと数分間使ってみた。
打たせ湯的な気持ちの良いものであったが、エコの時代にお湯を垂れ流すのは勿体ないと思う。
いっそジェットバスにして欲しかった。

洗面台は超小型で質素なものだが、アールデコ風の洗面器と照明に、タイル張りの壁が良い雰囲気を作っていて好感が持てる。
可愛いと言う表現が適切かもしれない。
アメニティーは資生堂製で、フルセット備わっている。

欲を言えば、歯ブラシを2本用意して欲しかった。
一本では、夜と朝兼用になってしまうから。


ホテルで大事なのは、ベットとバスタブ、それに食事であろう。
朝食は、1階にある「Terrace Restaurant」のビュッフェ(バイキング)にしてみた。

品揃えは他のホテルと変わらないが、特筆しておきたいのはパンの味である。
噛めば噛むほど甘みが出てくる美味しさで、バターは使わず、ジャムも薄く引き延ばすだけで十分なのだ。
この味は、他のホテルでは真似が出来ないだろうと思う。

タマゴ料理が4品ぐらい用意されていたが、目玉焼きがなかったので、シェフに聞いたところ、作って席まで届けてくれると嬉しい返事があった。
40分ほどハアハアしながら待ち続けたが、ついに目玉焼きが届くことはなかった。
食べ物の恨みは恐いと言うが、まことに残念に思う。
直後にほぼ満席となり、忙しくなった事を考慮しても、一流ホテルのプライドに賭けて約束は守って欲しいと切に願う次第である。

レストランから眺める庭園だが、広く植えられた芝のグリーンが美しく、牧歌的な安らぎの空間を堪能できる。

この日、湯島天神にお参りし、その後、阿佐ヶ谷のレコードショップに行ってみた。
一軒だけしか行けなかったが、ローラー作戦でショップの端から端まで発掘を試み、40枚近くのレコードをゲットできた。

今回のスポンサーはN社でした。
2007.10.20〜10.21


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