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路地を歩こう フォトギャラリー
いっしょにかえろ
少しずつ歩くことが難しくなっている連れ合いのとらたぬには
今一緒に歩く友達がいます。
それは、いつも帰り道の途中の家のかげから飛び出してきて
一緒に歩き始める、やせた白いねこです。
帰り始めるよと言う携帯電話のメールを受けてから時間を見て
帰り道が見通せるところへ出ていると、彼らがやってきます。
ねこは後になり先になり、彼の歩くスピードにあわせながら
先を歩くときは振り返り、振り返り歩きます。
疲れた彼が立ち止まると、座ってしばらく待っています。

少し時間がたつと、寝転んで彼の顔を眺めています。
そして、足にまとわりつくと顔を見上げながら何か話しかけます。

一息ついてとらたぬは家に向かって歩き始めます。

そばを人が通っても、自転車が通っても見向きもせずに
歩くねこのおかげで、家を目指して帰れます。
家の曲がり角までくると、立ち止まってこちらを見つめています。

ねこが帰ってくるとらたぬを見つけました。        あ、きたきた、待ってたよ。
ほな、いっしょに帰ろかあ。    とらたぬの足元によってきます。
一緒に歩いています。 雨あがってよかったなあ。
今日はどんな日やったん? 一緒にあるく後姿。
立ち止まったとらたぬを見つめます。 あれ?ちょっとしんどいの?
ほな、ちょっと休んでいこか? 座り込んで一緒にやすみます。
手を差し出すと、顔をすり寄せてきます。
まだかいな、もうちょっとかな。 道路に寝転がって待ちます。
足の間に寝転んで、顔を見上げています。 そろそろ、いこうやあ。
ほな、いこか? 歩き始めるとらたぬを見ています。
家の近くまできました。 ほら、見えてきたで。
さあ、ついたよお。

ただいまあ、帰ったよお。
もう、家まで少しの後姿です。
道の角でとらたぬを見送っているねこです。 ほな、さいなら。

また、あした。
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