| オゾン層 |
地球に海ができて、20億年も前からずっと現在も生きているシノアバクテリア(藍藻らんそうの種類)が太陽との光合成(二酸化炭素と水を原料にして、太陽の光のエネルギーを使って栄養分(でんぷん)を作り出す。このとき酸素も作られます。)で酸素を沢山うみだして、少しずつ地球をおおっていきます。今のように酸素でおおわれたのが、約5億年まえだそうですからびっくりするくらいの時間をかけています。その酸素ガス(O2)が時間をかけて成層圏まで昇っていって、その一部が紫外線のエネルギーによって酸素原子(O)になり、残りの酸素ガスとくっついてオゾン(O3)ができます。オゾン自体は生物には有害ですが、地球をとりまいてくれていることで、紫外線から地球を守っています。
詳細は『EICネット・国立環境研究所』CATEGORYの自然環境をクリックしてみてください。また『気象庁』がオゾンホールの観測をしていますので覗いてみてください。戻る |
 |
| 紫外線 |
しがいせんは人間の目で感じることができません、波長が短いのです。その中でも波長の長さで数種類あります。
UV(UVR)というのは、ウルトラ・バイオレット・レイの略です。サンバーンは赤くなる日焼けでサンタンは黒くなる日焼けです。皮膚が変化するのは、紫外線と闘っているからだと考えることが必要です。水ぶくれになった皮膚は、拡がった血管から血漿(けっしょう)が漏れ出して炎症がひろがった結果です。 |
| UVA |
波長が長い長波長紫外線です。地球の地表に届く90%の紫外線はこれです。サンバーンを起す力は弱くてサンタンを起こします。健康的な小麦色になるので、少し前まで良い紫外線と言われましたが、皮膚の中で悪さをすることが判ってきました。ガラスを通るので、車の窓や窓際でも戸外と同じだと考える必要があります。 |
| UVB |
エネルギー量は少ないですが、生物に対する作用はとても強くて、サンバーン、サンタン両方を起します。日焼けを起すちからがとても強いです。 |
| UVC |
オゾン層で吸収されて、地表には届きません。細胞を殺す力が強く、殺菌灯(さっきんとう)として使われます。皮膚に強くあたれば、最外層の角層で吸収されてただれたような炎症をおこします。戻る |
| もう少し詳しく |
炎症が起こっているときに身体のなかには、沢山の物質が影響しています。血管を拡げる働きや、痛みの神経を過敏にする働きがあって少しの刺激でも反応します。それぞれが影響しあって、僅かな刺激に過敏に反応するようになります。
紫外線の影響を受けた皮膚は化学伝達物質やサイトカインを作ります。これらは自分自身の細胞や、周りの細胞に働きかけて次々に炎症反応をおこしていきます。
ヒスタミンは痒みの原因、プロスタグラジンE2、D2は血管を広げてサンバーンの原因になりまた、痛みを感じる神経を過敏にします。サブスタンスPも痛みの原因になります。
IL-1は血管を広げる作用と、灼熱感(しゃくねつかん)の原因です。
IL-6は皮膚の表皮を増殖させます。
腫瘍壊死因子しゅようえしいんし(TFN)αはアポトーシス(細胞の自死)を起します。
紫外線にあたることで、皮膚の中のリボフラビンなどの光増感物質を不安定な状態にして、それが回りの酸素に働いて活性酸素と呼ばれる毒性の強い分子を作ります。
活性酸素の中でヒドロキシルラジカルと呼ばれるものが最も強く細胞を傷つけます。細胞が傷を受けるとまた新しい物質を作り、さらに炎症が広がります。戻る |