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迷路を歩く
守ってくれるバリア
 私は日差しがそれほど強くないときでも、ほとんど素肌がでないようにして外出します。帽子、手袋、サングラス、長袖、確かに怪しげで初夏から夏など通りすがりの人に『見てるだけで暑い』といわれます。海でシュノーケリングを楽しむときも、着ぐるみ状態で肌を日光にさらさない状態です。そのほうが見た目も良いと言われることありますけどれどもね。
日光にアレルギーがあるからなのですが、病気によっても、また飲んでいる薬によっても、紫外線の影響を受けるものは沢山あります。けれど今、健康な人にとっても問題になる紫外線の害が取り上げられるようになってきました。太陽は地球に素晴らしい恵みを与えてくれますが、それは恩恵だけではなくて人にとって有害なものも含んでいます。その有害なものから地球を守ってくれているのがオゾン層なのです。
そのオゾン層にフロンガス(冷蔵庫などに使われているガスです)などの影響で、穴があいて有害な紫外線が地球の表面に降り注ぐことになってきたのです。
オゾン層をとおって、地球にとどく紫外線の図 

(B)の地域の方が紫外線がオゾン層を長くとおって地表に届くので、紫外線量が少なくなります。
皮膚の構造 紫外線がどの部分まで皮膚の表面からとどくかを表示右図は紫外線が皮膚のどこまで届いているかを表しています。皮膚は一方的に紫外線から叩かれているのではなくてしっかり防御もしています。皮膚もオゾン層のように身体を守っているのです。
遠赤外線が身体の芯から
暖めるというのは、皮下組織まで届くからなんですね。
表皮は絶えず新しい細胞ができて、成長しながら盛り上がります。最後は細胞が死んで角質になって、だいたい4週間で表面からはがれます。この角質が垢(あか)で、新陳代謝(しんちんたいしゃ)が繰り返されています。
真皮には、汗を出す汗腺、外からの刺激(温度、圧力、痛みなど)を感知して受け入れる受容器、皮膚を守る毛と荒れを防いでいる皮脂、細胞に栄養をはこんだり、拡張して熱を発散する毛細血管などが集まっています。
皮膚は呼吸もしていて、肺の機能の0.6%の呼吸をしています。
皮膚の機能
身体を守る皮膚は、外から入ってこようとする細菌や水やいろいろなものから内臓を守っています。そして、中のものを出さない(出ると恐い)ようにもしています。角層と表皮はバリアとして外からの敵と自分の身体を守っています。
汗をかいて運動や気温が高くなったときに体温を放出したり体温を調節するのも皮膚の働きです。
皮膚には皮脂腺(ひしせん)があって、脂質を作って細胞に溜め込み、脂の塊になって皮膚から捨てられます。乾燥から守るためです。悩みのテカテカ顔の原因ですが、必要なんですね。
皮膚の構造図 表皮から皮下組織まで
皮膚にはいろいろな感覚があります。温度を感じたり、痛みや痒み、それに触ったものの肌触りを感じ取ります。脳はその感触でいろいろな判断をします。
私の連れ合いは首から胸の感覚が鈍く、胸から下の部分の感覚がありません。痛みも感じないので、事故が起こります。カイロや暖房で低温やけどをします。やかんの蒸気で火傷をしたり、僅かな擦り傷が化膿したりしてひどい状態になります。
感覚がないと言う事は、火傷や切り傷などをおったときに、最初に『あ熱い!痛い!』と危険を知らせて傷を軽く済ませることができる信号が無いということです。ポケットに入れた簡易カイロで太ももに、低温やけどで皮膚の深いところまで火傷をしたことがあります。それ以来必ず足などに傷をおっていないか毎日調べるようにしています。
傷を負ったりしたときに、皮膚は自分で再生医療を施します。大きな傷やあまり深いと傷自体はのこりますが、機能は回復していきます。紫外線で日焼けをおこしたときに皮膚がペリペリはげてくるのは、痛んだ細胞と交代するのに皮膚の細胞が増殖しているからだそうです。剥くのが愉しいといい気になると、因幡の白兎のようにお風呂で泣くことになります。
皮膚はいろいろな菌やウィルス、アレルギーを起す物質にさらされているので、特殊な免疫機能があります。表皮の中央にランゲルハンス細胞があり、免疫を担当しています。しかし紫外線の影響を受けやすく、紫外線で免疫が低下する原因になっています。
皮膚の免疫機能
しっかり脂肪のついている私は何か物にぶつかってもショックを和らげてもらっていますが、皮膚の弾力線維(だんりょくせんい)エラスチンなどや膠原線維(こうげんせんい)コラーゲンなどが弾力性をもってその役割をしています。でてきましたねえ、女性が気になるコラーゲン。真皮はこのコラーゲン、エラスチンなどの線維と糖タンパク質でできています。皮膚の免疫に少し触れましたが、免疫についてはできるだけ詳しく知りたいので、ゆっくり探検して行こうと思います。
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