++ 2005年11月の雑記 ++
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クラシコその他

この際ミラン戦の事は忘れたい週末でしたが(あの試合の線審は即刻眼科へ入院しろー)それはさておき、週末のその他の試合など。

■プレミア方面
今日は夕食後にちょっと仮眠…のつもりが爆睡。グラスゴーダービーとヴィガンvアーセナルは完全に寝過ごし、テレビをつけたらチェルシーvニューカッスルが既に60分を回って2-0と、まぁチェルシーじゃどうやっても引っ繰り返されようもない点差だったので、ロイキーン離脱で何かと話題のマンUの試合にチェンジ。した途端、馬のナイスゴール。馬暴走。逆転の喜びのあまりゴール裏の看板蹴散らしてイエローGET。相手のチャールトンもホームなだけに最後まで粘っており、85分に決定的な3点目が入るまでは結構楽しめました。ルーニーの調子が上がってきてる様子。

■クラシコ
本日のメインイベント、クラシコ@ベルナベウ。チーム状況を考えれば結果はまぁ当然と言えば当然と言えるものの、マドリディスタからすればほぼ死刑宣告な0−3。1点目エトーだし。2点目3点目はロナウジーニョのスーペルゴールだし。確かにありゃスタンディングオベーション物です。そしてゴールこそ入らなかったもののメッシ。レアルマドリーのセルヒオラモスとロビーニョも若手で良い補強ですが、メッシは彼ら以上に規格外の香りがします。まだリーガ自体に経験浅いのに初クラシコでスタメン起用するライカールトも凄い。偉い。ブラジルも凄いけどアルゼンチンも良くもまぁ次から次にこんな逸材が出てくるもんですね…本当にどうなってるんだあの国。掘れば出る日本の温泉みたいなもんか?何はともあれ、成長が非常に楽しみです。逆に悔しくて眠れないであろう(ショックで寝込んでるか?)セルヒオラモスやロビーニョにも奮起して欲しいところ。それからこの試合中、相当いや〜な感じで着地際に足を痛め負傷交代したラウルの故障具合が非常に気掛かりです。復帰までに数ヶ月かかるという噂も…。ぬぬぬ。

若手で思い出しましたが、今節もアヤックス戦の放送は無し。トホホ。しかしアレナはどうも放送が無くて良かったかも知れない事態になってたようで。本当にこのチームの現状は深刻です。誰か助けてー。でもクライフェルトの復帰話はちょっと…多分今よりもっと深刻な状況になるだけじゃないかと…。

■死闘
フィオミランの話ではなく、哀れなローマの話でもなく(ちょっとだけ見たけどあのズラタンのゴールはアヤックス時代を彷彿とさせるプレーだった…)、クラシコ直後のアンダルシアダービー。普段コンスタントに見てるチームじゃなくてもダービーってのは面白いもんです。一部オールスター感謝祭的なムードも漂うビッグクラブ同士のダービーではレベルの高いプレーを堪能するのも楽しいし、中堅下位チーム同士・因縁の戦いでギラギラした一触即発ムードのダービーもまた良し。ちなみにアンダルシアの2チームはもとは1つのチームだった所から労働者階級が支持するチーム(ベティス)を作って離脱したというパターン。このためサポーターは言うまでもなく、会長同士も非常に仲が悪い事で有名。(この日、ベティスの会長は試合の観戦を欠席。)
さて、そんな2チームの試合は前半早々にホームであるセビーリャのキャプテンが故意のファウルにより一発退場。これ以降ラフプレーと緊張感が更に増して、終始至る所で乱闘寸前の状態に。0-0で迎えた後半、PA内でのホアキンのハンドにより得たPKでセビーリャが1点を先制。セビーリャはその後更に退場者を出しつつも、結局この1点を守りきって勝利。内容的には決して好試合では無かったものの、ラテンのダービーの熱さは伝わる一戦でした。しかしベティスはチェルシーに勝って燃え尽きてしまったのか。あれ以来、勝て無いわ怪我人続出だわで酷い状況のようで。まぁでも昨シーズン同時期に前線の主力選手がほぼ全員壊れるという緊急事態に陥っていたチームがCL優勝してるんで、ベティコな方々もそう悲観せずとも良いかも…って次の試合の相手がそのリバプールってのはまた何かの因縁なんでしょうかね。

それにしてもこの試合のキックオフは日本時間の朝6時=現地時間で夜の11時。たまに昼の12時なんて時間から試合してるオランダもどうかと思うけど(国内で他の欧州主要リーグの人気が高いため試合時間のバッティングを避ているらしい)、試合途中に日付の変わってしまうスペインも凄い。

( 2005.11.21 -Mon- )

世界リバプールデー

イングランドvアルゼンチンに始まり、ノルウェーvチェコを見ながらオランダvイタリアやスイスvトルコをテキストライブしつつ、ウルグアイvオーストリアの途中からスペインvスロバキアに切り替えてフルコースの充実感とともに朝日が目にしみる夜明け…というかすっかりもう朝だった皆さんこんにちは。
もう今週は仕事や私事で体力的にも精神的にも発狂寸前レベルだったので、こりゃ7時間コースは無理かもな〜と思っていたものの、やっぱりどうしてもPOを見ずにW杯は来ない気がして結局全部見ました。軽く目眩が…。

▼イングランドvアルヘン
親善試合ながら過去の因縁から白熱した展開に。どちらも好きな国なので楽しめました。結果はイングランドの劇的逆転勝利ですが、冷静に全体振り返ってみるとやっぱアルゼンチンは巧いよな〜という印象が強いです。細かい所でのテクニックがやばい。南米DNA。特にリケルメはいい選手ですな。顔は地味だけど配球のセンス抜群。結果的に負けたのはやっぱりこれが親善試合だからでしょう。あの集中力切れは本大会なら多分無いかと。そんな訳でイングランドはこの勝利にあまり浮かれるとマズイかも。(浮かれてるのは主将だけか?)とりあえずイングランド的にはクラウチの存在が今季初めて役だったので良しとする。実は普段通りほとんど何もしてないけど…。そしてジェラード→オーウェンの新旧リバプールキャプテンコンビによるゴールにはちょっと泣けた。

▼ノルウェーvチェコ
まずピッチの砂場具合に驚愕。雪以外でこんなに白いのは初めて見たかも。ピッチの半分が白。実況解説によると「地の利を活かす作戦ではないか」との事でしたが、それが本当なら半分自滅のような。両チームともこの酷いピッチのリスクを避ける意識が高かったために、展開も大味に。それでなくても基本はロングボールしか無いノルウェー代表を内容でチェコが押し切りアウェイでの貴重な勝利。この結果は妥当な所でしょう。見所としてはチェコ側はネドヴェドの期間限定代表復帰プレー。ノルウェーは人力とは思えないほど飛ぶリーセのロングスローくらいか。得点はスミチェル。そういや彼も昨季までリバプールですな。

▼スペインvスロバキア
レコバのFKと芝の緑が鮮やかで眩しかった(上のビーチサッカーの後だけに)ウルグアイvオーストリアはそこそこに(すんません)、スペインvスロバキアをメインで観戦。ホアキン召集落ちでてっきりこの試合は違うフォーメーションで行くのかと思いきや、右にルイスガルシア。スペイン人サッカー選手のルイスガルシアはこの世に何名かいますが、リバプールのガルシアさんです。日本人なら鈴木一郎をイチローと登録名変更するところですが、ルイスガルシアさんは皆そのままで譲らない様子。全員召集されたらどうなるのか?シャビとシャビアロンソみたいに対応するのか?個人的にはチャビ(バルサの方)とシャビ(リバプールの方)って勝手に呼び分けてるけど。…さて、そんなどうでもいい心配をよそにルイスガルシアさん、3ゴール・1PKゲット・1アシスト(敵に)、と交代するまでの全得失点5点分に絡むスーペル大活躍です。失点にもしっかり絡むあたり美味しいトコ総ナメの芸人っぷり。バルサ魂100まで。ってこの1失点が命取りにならない事を切に願いますが。まぁ4−0で完封されない限りは大丈夫だろうということで、ひとまずは安心。だめ押し気味のモリエンテスの5点めも含め、この日のスペインゴールはリバプール勢で4点。続くときは続くものらしい。

▼オランダvイタリア
オランダはファンニステルローイ、ロッベン、ファンボメルが、イタリアはトッティが欠場だったこの試合ですが、各所のレポートを読む限り内容的には大変面白かった模様。個人的にはこれまたどちらも相当応援している国なもんで、放送が無かったのが本当に悔やまれます。結果から見ると、双方の応援してるクラブのFWが点取ってくれてるのがまず嬉しい。特に最近のイタリア代表とアヤックスはFWの得点力不足が気になっていたもんで。ピルロについても、詳細は分からないものの悪くはなかった模様。正直、リッピの信頼をここまで得られるとは1年前には考えて無かったんですけども。本人、どんなにあんまりな召集でも、使われないと予想される時でも行ってたし、あまつさえ自らオリンピック出場立候補しちゃうくらいの代表バカ…いや、大好きみたいなんで、最近コンスタントに使われるようになったのは本当に良かったなぁと。イタリア代表最大の深刻な問題としてはまぁ現状コレ↓(新ユニ・多分AWAY)くらいかなと。プーマ、血迷ったか…!?


( 2005.11.13 -Sun- )

山あり谷あり罠あり

ここ1週間でジェットコースター状態のミラン。応援してるこっちも大変ですな。リーグ戦でユーヴェを射程圏内に捉えて一人祝杯状態だった矢先…CLどうなってんだ!後が無いじゃん!組み分けで当たったときはPSVはもうちょっと弱体化してるものだと思ってたんですがねー。さすがはヒディンクというか。甘くないな。リーグの方でも実に堅実な戦い方しておりますよPSV。エールディビジのユーヴェって感じ。しかしこのCLの試合、あまりにもあまりな失点具合に頭を抱えてたらそのまま意識を失ってしまいまして(風邪っぴきだったのもあって…)、次に目を開けたときには試合終わってて愕然としました。二重にショック。まぁ後から各所で戦評を見た限りは、見なくて良かったのかもな…。そしてこの敗戦を引きずってしまうのか?と思われたウディネーゼ戦。思わぬ快勝。相手のウディネも初のCLとの連戦で疲労があったんでしょう。再放送でブレーメンとの試合を見ましたが、気力も体力も消耗する試合内容(アウェーで4−3。一旦は3点差を追いつくが最後に振り切られた。)でしたからね。ありゃ凹んだだろうな〜。そしてこの試合。おめでとう5点。ありがとう5点。更に凹んだだろうなウディネ…なんか最後ちょっとだけ笑っていたコスミ監督が不憫だった…。ミラン的には悪い状態のまま代表Weekに突入しなくて良かったですが。ウディネがCLもリーグ戦も危ない感じになってるのは心配だ。まだバルサが残ってるんだよな〜ウディネ。さすがにGL突破は厳しいか。…って、ウディネの心配してる場合じゃ全くないよな…。ミラン…。
好材料を探すなら、セットプレーから得点出来るようになってきたことと、FW陣に復調の兆しが見えていることでしょうかねぇ。
ピルロはFKの蹴り方、ユーヴェ戦から変わりましたね。無回転でスピードが乗って落ちるボール。ジュニーニョ・ベルナンプカーノ系?

■プレミア方面
すでに終了気味のプレミアリーグですが、マンUが意地でチェルシーの連勝記録をストップ。もう最後の方、マンUの恥も外聞もかなぐり捨てたある意味潔い守りっぷりには感動しましたよ。おめでとう!直前のミラン戦は大差がつきすぎて最後の方はウディネヘロヘロだったし、あんま集中して見てなかったんですが、この試合は最後まで手に汗握って楽しめました。
リバプールは相変わらずCLだけは強く、リーグは低空飛行中。ただしCLもチェルシーがベティスに負けてしまったことで突破決まらず。4戦して3勝1分ながらも、最終節が全く計算出来ないチェルシー戦(AWAY)なため、次の試合で負けた場合には一気に窮地に立たされてしまうというトホホな状態。なにげに危ないんじゃ…。

■オランダ方面
リーグでのアヤックスのダメっぷりに涙が出そうです。3位までとの勝ち点差がすでに2桁…。何より点が取れなすぎてビックリです。11試合で15得点12失点。2位のAZが34得点13失点なので、得点だけでほぼ倍以上の差がついているという緊急事態です。そのAZも今節、ホームでヘラクレス相手に痛恨のドロー(それもロスタイムにゴール前に上がってきた相手GKの得点で!)でしたが。アヤックスのヤバイところは、リーグ戦だけでなく、CLでも今ひとつな事。グループ分けが幸いして表面上結果は出せてるものの、内容はイマイチな試合も多いです。このままの状態でGL突破したら、決勝ラウンドでアヤックスと当たるチームはボーナスステージだろうな。って、書いてて泣きそう。

■W杯欧州予選プレーオフ
本当に大丈夫なのかスペイン代表…。胃が痛いです。相手がスロバキアってことで妙な楽勝ムードが漂っちゃってるのが逆に怖い。だいたい、アウェーとはいえリトアニアに引き分けがやっとだったり、ホームでボスニアとも引き分けてた事を考えれば、全然楽観視できないっての!アルトメディアがCLに出てきたりして、スロバキアサッカー自体、レベル上がってるようだし大変不気味です。そしてホアキンが召集落ちしてフォーメーションが予想できないわけですが…どうする気なんだアラゴネス。
ノルウェーチェコはまぁ戦力的に考えてチェコに分があるんでしょうが、現在チーム事情が今ひとつなので、ノルウェーにも可能性は無くはないかも。ただしプレーオフ限定でネドヴェド復帰の噂がありますね。さすがにネドヴェド出てきたらノルウェーは苦しいか…。
スイストルコは何となくスイスじゃないかなと思っています。ハマった時の攻撃力はトルコが上でしょうが、安定感はスイス。なのでトルコの劇的な爆発が無ければスイスが行けるんじゃないかなと。

( 2005.11.7 -Mon- )
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