++ 2005年09月の雑記 ++
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ここ2週間分くらいの各国リーグ戦観戦メモ

印象に残ったのとか気になったチームとか。

■ミラン

vsサンプドリア:用事があってジラのミラン初ゴールを生で見れなかった自分は負け組。ていうか試合結果が何より痛い…。でもまぁサンプはいいチームですよ。今季はミランの若い子も沢山修行に行ってますしね。内容もそれほど酷かったわけではないので、これは仕方ないのかな。監督更迭論も囁かれてますが、CL2節以降に連続してコケたりしなければそれは無いでしょう。

vsラツィオ:ミランが良かったと言うよりはラツィオがグダグダだったような気がしなくもない試合。実は後半の記憶が余りありませんが、とにかく久しぶりの完封に安心。カカとシェヴァは相変わらず好調だし、ここから波に乗ってくれれば…。

vsトレビーゾ:実況解説も言ってましたが、前半はCLに気持ちが向きすぎて上の空だった感が…。スタムの頑張りがなければ失点していたでしょう。彼の交代はCLへの温存でしょうかね。1点目のPKはスローで見ると物議を醸しそうなシーンでしたが、GKがボールを失った後のタイミングでジラの足に手を伸ばしているんで、あれは取られても仕方ないかなと。蹴ったのがシェヴァだったのはCL決勝の事が頭にあったからでしょうか。後半は目が覚めたのか、相手も疲れたのか、それなりに見られる内容でしたね。ピルロ→ガッツ→ジラは綺麗に決まって一安心。それにしても最近のカカの南米DNA全開っぷりは本当に凄い。彼のドリブルをファウルでしか止められない敵守備陣がちょっと気の毒に思えてしまう程。

■リバプールvマンU
プレミアの好カード。なんだかマンUの選手達が皆ピリピリしていたのが気になったなぁ。クラウチの胸ぐらに掴みかかるリオとか、ルイスガルシアを恫喝していたアランスミスとか怖い怖い。噂のルーニーは例のCL2試合出場停止事件があったばかりなので相当自制していたようでしたが、このチームの若い衆は血の気が多いなぁ。いや、キーンも吼えてたし若者に限らずか…。そんなわけで熱いシーンが多く、終始緊迫ムードで試合的にはそれなりの内容だったものの、両者決め手を欠いて結局スコアレスで痛み分け。今あまり状態の良くないマンUにとっても、昨季は2戦ともマンUに勝てなかったリバプールにとっても、勝ち点1は悪くない…が、良いワケでもなく。モウリーニョだけが笑う結果に。

■HSVvsバイエルン
好調HSVと開幕から連勝中のバイエルンの一戦。久々にブンデス見たな…。プレミアでは鉄壁チェルシーの失点にチャリティ懸賞金がかかってましたが、ブンデスでは無敗バイエルンに勝ったチームにビール1万リットルプレゼントの特典が。いかにもドイツらしい企画ですな。いいなぁ1万リットル…
そんなわけで、ビールにつられて奮闘したのかどうかは分かりませんが、ラッキーなラストパス(クリアミスが足下に転がってきた)を冷静に決めたラフィのゴールでHSV先制。この試合はバイエルンにとってバラックの復帰試合だったんですが、彼もチームも今ひとつ波に乗れず。少しずつペースを掴みかけたかな…というところでHSVが2点目を入れ、再びペースはHSVのものに。終わってみれば2-0でバイエルンをシャットアウトの大金星。ビールパワー恐るべし。HSVにとってはバイエルンに勝利するのは10年ぶりの快挙と言うことで、選手、監督、スタジアムの客も大盛り上がり。ラフィのHSVへの移籍には個人的には未だに心の底からは納得できてない感があるんですが、こういうのを見るとやっぱり嬉しいもんですね。

■ウェストハムvアーセナル
上の試合の終了後及びハーフタイムに見ておりました。ロンドンダービー。アーセナルはただいま野戦病院化しており、アンリもベルカンプもピレスも怪我で欠場中。そんな台所事情により19歳のオブス・アベイエ(こないだの日本とのワールドユースの試合ではクインシーというファーストネームの方で呼ばれていた彼)とかもプレミア初出場しちゃうわけです。短い出場時間ながらも、天性のスピードを生かしたドリブルやオランダ人らしいテクニックを披露。高い将来性を感じさせます。…実は彼は3年ばかり前にアヤックスのアカデミーを素行不良で破門された、という過去を持つ選手だったり。…そんな彼がCL次節ではアムステルダムに帰ってきますよ。出場機会があるかどうかは分かりませんが、ちょっと楽しみ。話が逸れましたが、ロンドンダービーはスコアレスドローに終わっています。GKがキャロルvsレーマンだったので何かあると思ったんですがね(失礼)。意外と堅実に守ってました。

■アヤックス
久しぶりに勝った試合に限って放送が無いのは何故ですか…。
こないだはAZ相手に4失点し完全KOされましたが、今節は4点取ったようです。相手ローダだけど。見たかったなぁ。今週のCLではアーセナルとの対戦ですが、何せ今季イマイチ同士なので、どう転ぶか予想もつきません。…ホーム初戦で落とさないでくれよ〜。


しかしやっぱり短期間に試合が多すぎるな今季…。選手も大変だろうけど見てるこっちもホント死にそう。

( 2005.9.25 -Sun- )

開幕だよ全員集合

■CL1節1日目

ミランフェネルの裏の好カード、ベティスリバプールが気になっていたので、この2試合を適当にザッピングしつつ観戦。それぞれ試合が途切れた所でチャンネル回し回し。うーん、落ち着かない。でもミランとリバプールのゴールシーンは全部リアルタイムで見れました。そして幸か不幸か失点シーンは両方とも見れなかったという…。

ミランvフェネル:何はともあれカカゴール。後半のあの采配は一体何だったのか?そんな疑問すら観戦者の記憶から吹き飛ばす勢いでカカゴール。3人抜いたところで思わず立ち上がってテレビに詰め寄ってしまった。なんつーか南米人のDNAここに見たりって感じですね。1点目のピルロのアシストもささやかに良かったんですけども、誰も覚えて無さそう。それからこの試合ではフォーゲルのプレーを実質初めて見たわけですが、まだフィットしてないのか焦っていたのか、凡ミスが目立ちましたね。スイス代表の試合とか見てるとなかなか頭の良さげなプレーヤーなので、割と期待していたりするんですが。どうせだったらピルロとダブルボランチでどうか。アンチェロッティは嫌うのかな。

ベティスvリバプール:前半に速攻でリバプールが2得点。そこからは必死に逃げるリバプールと猛追するベティスという図で、非常に分かりやすい展開でした。後半はベティスのボール支配率が70%を超え、リバプールの守備が余りにスペクタクルだったので、絶対に追いつかれるだろうと思っていたのですが、結局1点差まで詰め寄られたものの逃げ切り勝ち。これが経験値の差って奴なのか。ベティスは負けたものの試合後サポーターから拍手が起こるほどの健闘ぶりでした。それにしてもホアキンとジェラードは似てるなぁ。…生き別れの兄弟か何かじゃないのか?

■CL1節2日目

う、うっかり寝過ごしました。アヤックスの生放送が無かったせいか、どうも気合いが…。
というわけで再放送にて観戦。

アヤックス:27本もシュート打って1得点て何だ。それも後半ロスタイムって。危険すぎ。2シーズン前のルイコスタ病に感染したのか。そんなトホホなスタッツを先に知ってしまったため、再放送で後半40分〜しか見ておりません。この場合、負けなかったのを褒めるべきなのか?と、甘めに考えてしまうものの、やっぱり今後のことを考えればこの相手に初戦で勝てなかったのは痛い。今季もアヤックスは得点力不足が深刻です。トゥーン相手にも負けそうで、もう夜も眠れないほど不安な毎日!…寝過ごしたけど!!

ウディネvパナシナイコス:今季新加入のカンデラ以外は全員CL初体験、というウディネがどんな試合をするのか興味があったので観戦。タジタジで守りまくりが精一杯かなーと思いきや、意外なほど…と言ったら失礼でしょうが、堅守速攻でなかなかいい試合をしておりましたウディネーゼ。カンピオナートで敵に回すとベタ退きでいつも血管のブチ切れそうなほど嫌らしい戦いを見せてくれるチームですが。まぁ相手が今季不調のチームだと言うことを差し引いて考えても、初めてのCLで3点取ったことと完封したことは大きいでしょう。ただし次節カンプノウでのバルサ戦はアウェーな上、怪我人と離脱者大発生中なのが泣きっ面にスズメ蜂状態ですが。10人でドン引き大作戦だったら嫌だなぁ。それでもどこまで耐えられるか…。

( 2005.9.15 -Thu- )

本格的にオンシーズン

もう明日CL開幕ですよ。長いようで短いオフでした。カンピオナートも勿論楽しみではありますが、個人的にはやはり欧州の檜舞台、CLが一番燃えるわけで。お前人付き合い悪すぎ!とか同僚に罵倒されつつ、火曜水曜は直帰の日々到来。まぁその代わりオフ時期にはアルコール漬けで内臓が剥製になりそうな日々を送っており、更新やメールもままならなかったのですが。CL開幕に向け、そろそろエンジン全開で行きますよ!

…と思ったところでメインマシン故障。ぶはっ。

なんか起動するたびキュルルル…カカカカッ!とか聞こえるし、たまに全自動で再起動するけど、気のせい気のせい…とか、騙し騙し使い続けること約2ヶ月。先週とうとう本格的に逝ってしまいまして。最近はWindowsからはアクセス出来ないファイルが発生とか(DOSなら弄れる)、2回に1回はHDD認識せずに起動しないとか、危ないなぁとは思ってたんですよ、薄々ね。

…じゃあ、バックアップ取ろうよ自分。

いやね、もうちょびっとくらいは持つと思ったんですよ…なんとなく…。それが思ったより早く逝ってしまったのはきっと今年の猛暑のせい。そんな猛暑の中、電源入れっぱなしで酷使してたのは誰だよ!ってお話ですが。ここ数ヶ月に渡りバックアップらしいバックアップもほとんど取っておらず、今回は結構あちゃーな状況です。ネットにアクセスは他のPCから出来るので問題ないのですが、作りかけ・書きかけだったファイル類が結構あったのが痛い。データ救出できなかったら凹むなコレ…。

まぁ、肝臓壊れるよりはPC壊れる方がマシか…?なんて慰めにもならないな我ながら…。ともあれ、何事も使いすぎは良くないって事ですな。バックアップも重要です!

というわけで前フリが大変に長くなりましたが、頼むからピルロもたまには休ませてやってくれよアンチェ、と。今季は昨季より更に代表戦も外せない感じで使われまくってますからね。引っ張りだこなのは良いけど、それでパフォーマンスが落ちてたら意味が無いし。本人、何も言わずに突然過労でパッタリ倒れるタイプだと思われるので大変心配です。バックアップも結局取らなかったし。W杯前に怪我とかそういうのは勘弁…。

怪我と言えば1年ぶりにCLの本舞台に還ってくるモリエンテスがまた故障…ホント怪我多いなぁこの人。まぁ一番の問題はCLのグループリーグにおいてリバプールの試合が全部ミラン戦の裏ってことですけどね。ミランも見つつ、チェルシーリバプールとか生で見たいのにー!毎年このCLの試合日程には大変悩まされます。この際アンテナ&チューナーをもう1セット導入し、CLセットをもう一つ契約して…とか本気で考えないでもない。これだと1試合を録画しておくことで、サマータイム中なら出勤タイムリミット(自分の場合8時)までに2試合が見れるのです。サマータイムが終わってもDVD直録ならば出勤中や休み時間のDVD観戦も不可能ではなく。
…ま、そんな努力をしたところで、スカパーの放送自体が録画のアヤックスなんて、どうにもこうにも救いようが無いんですけどね!とほほ。

( 2005.9.12 -Mon- )

代表戦

結局土曜−日曜はウェールズvsイングランド→スコットランドvsイタリア→トルコvsデンマーク(途中から)→ポルトガルvsルクセンブルクとかライブで見てしまったワケですが。トルコデンマークあたり必死で面白かったですね。そういえばテレビと同時にPCでライブスコアを見てたんですが、スロベニアvsノルウェーは何とも面白い試合だったっぽい。うーん、見たかったな…。


■ウェールズvsイングランド

何かイングランドの陣容の凄さを見せつけられた感が。それぞれのポジションに一通り揃ってますね。中盤にジェラード・ベッカム・ランパードっていくら何でも豪華すぎ。攻撃陣はルーニーは存在が反則だし、今節は出場停止だったオーウェンや、SWPみたいなウインガーもいる。それでいてDF陣も余り気味。羨ましすぎる。キャンベル、テリー、リオでCBレギュラー争いって何だ。じゃあ余る1人かキャラガーをイタリアに貸してくれ、みたいな。現時点で欧州の中では一番バランス取れてるような気が。ただこの試合では組織的にはさほど機能してなかったけど。ちなみにシステムは4-5-1(4-3-2-1気味)。中盤の底にベッカム。そのフォローにジェラードとランパードその他。なにげに主流のミラン型!というわけで注目して見ていたわけですが。
どうもイングランド代表の場合、本格的にミラン的な縦横に選択肢の多いサッカーを目指すのではなくて、ベッカムをロングパス専用砲台として使うのに徹するため故のこの形っぽい。でもこれはベッカムさえ封じれば終了って話なのはミラニスタなら周知の通り。格下なら何とでもなるが格上だとどうにもならない。それにイングランド代表のアイデンティティってサイドからの早いクロスとかそういう系じゃ…。その辺どうなんだろうか…。だいたいジェラードとランパードの攻撃力も無駄にしているようで勿体ないお化けが出そう。もっと選手に合わせたいい形があるような。
ウェールズ側…応援は凄かったけど「とにかくイングランドの邪魔をするだけ」ってモチベーションにはちょっと寂しいものがあったなぁ。ギグスとミラーが脅威だったけど、それだけと言えばそれだけなのも寂しい…。


■スコットランドvsイタリア

どこからどう考えても守備陣が足りてないイタリア。ザッカルドの競り負け方とか、守備が伝統の国としてはどうなのかってところ。本格的に右に人材がいません。左もザンブロッタが次節出場停止で、じゃあ誰が出るんだ?と頭を抱えたくなる状況。CBもネスタとカンナバーロのどっちか出れなかったら、マテラッツィ登場。そんなビックリドッキリバックラインを背負ってピルロがボランチなんてスペクタクルすぎて心臓に悪い…。今は頼みの綱のブッフォンもいないし。とりあえず急場を凌ぐにもパンカロあたりのベテランは追加召集で呼んでおくべきなんじゃ…?一応平均以上には守れるだろうし。右のパヌッチは監督がリッピな以上は絶対無理だと思うけど、それなら若手育てる意味でU-23でコンスタントに出てたボネーラじゃないのか?
と、振り返れば不安で一杯のピルロ後方ですが、前を見渡すと、こちらの選択肢は割と多くて楽しい。その中でもやっぱり見たいのはジラ・カッサーノ・トッティの3人。イタリアならこれは見たい。トッティはやっぱ力量的には抜けてるし、ピルロとのコンビネーション的にも悪くない。この試合でもピルロのノールックパスからのトッティのシュートとか、ちょっとニヤリとするシーンがちらほら。お互い面白いと思ってるんじゃなかろうか。…と希望的観測。とにかく、いるだけで何か可能性を感じさせてくれるプレイヤーですからね。
カッサーノは今回呼ばれてないけど、何とか進退をきちんと決めてもらって、本大会ではユーロの時の涙を清算して欲しい。トッティにもあの時のことを含めて責任持ってやって欲しいな…と思ったそばから今回も熱くなりやすい性格が垣間見えてたな。…不安だ。もっとカルシウムを摂れ。


■トルコvsデンマーク

イタリアがもっと頑張れば最初から見れたんですが。お蔭様で前半の後半からしか見ていません。なので印象的にはトルコが必死でデンマークが粘ってたなという感じです。両チームとも浮き足だってたのか、今ひとつシステマチックに戦えてない感があり(特に双方守備のまずさが際立ち…)、泥臭い試合でしたが、それも予選の醍醐味か。

今後を見ると、この結果的はトルコには痛恨、ギリシャには有利でデンマークにも悪くはない結果なのかな。ギリシャは全勝すれば自力でのプレーオフ行きが決まり、デンマークは全勝すれば可能性は高いがトルコ次第。トルコは全勝してもギリシャ次第という、非常に面白いことになっている模様。うはー。なお、デンマークとギリシャは10月に直接対決(デンマークのホーム)を残しております。9月7日の試合(カザフスタンvsギリシャ、デンマークvsグルジア、ウクライナvsトルコ)でギリシャ・デンマーク・トルコの3国がそれぞれ取りこぼさなかった場合には、この10月の試合が天王山になる可能性が高そう。というかコレに負けるとおそらくその瞬間デンマークは終了。まぁまずはウクライナが7日のホームでの凱旋試合をどのように捉えるかがポイントになるのかな…。さすがに本気のギリシャがカザフスタン相手に取りこぼすとは思えないし、デンマークもホームでグルジアには負けないだろうし。今後の試合日程から一番抜ける可能性が高そうなのはデンマークですが、ホームでもギリシャに粘られたら崩せるのかなという危惧もあり。ギリシャって真っ向から向かってくる相手にはとことん強いしな。

そんなわけで最後になりましたがウクライナ。予選突破おめでとう!最初にあのドロー結果を見た時は、あ、ウクライナ終わったな・・・とか思ったモンですが(失礼)、まーさーか欧州で最速の予選突破とは!本当にW杯でシェヴァが見れるとは!本大会でも期待したいです。


■ポルトガルvsルクセンブルク

なんだかもう一方的すぎて半分寝てしまいました。記憶が途切れ途切れで得点シーンも4点分くらいしか見てない。あとの2点はどこへ行ったのだろう。プレーといえばクリロナの思う存分自分本位ドリブルとデコの顔(それはプレーなのか?)以外記憶に無いや。


( 2005.9.4 -Sun- )
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