<ユーロ試合ごとの感想とか〜>


■ポルトガル vs ギリシャ

(ポルトガル1-2ギリシャ)
開幕戦で波乱!
・・・って実は去年の11月、全くの同カード(親善試合だけど)をポルトガルで観戦してきてる身なので、個人的にはそこまで"番狂わせ"という感じはしてなかったり。
ギリシャはそん時もシステマチックでイイ守備してたんで。
EURO予選でスペインとウクライナ下してるあたりからしても、地力はあったんでしょう。
これまで本番に弱かっただけでね。やれば出来る子なんです。
ポルトガルは前半から力みすぎでしたね。特にDF陣。
気持ちは分からんでもないけど、おいおい危ないぞ〜、もうちょっと落ち着けや〜!と画面に向かって念を送ってるところで早々に失点ですよ。あの失点は早かった・・・。
まぁロスタイムに1点でも獲れたのは次に繋がる希望って感じで良かったのでは無いかと。

・・・と思うしかなぁ・・・。

試合以外の所では・・・ギリシャに老けg・・・もとい、渋い人が多いのが印象的でした。
GKとか余裕で40代くらいに見えました。実際は33らしいよ!ええ!?
更にPK蹴った人は28だって!ギリシャの衝撃
あとGKは言わずもがな(早野さん曰く、ジョージ・クルーニー似)だけどキャプテンもやたら俳優顔。フィーゴと一緒に刑事ドラマに出れそう〜。


■スペイン vs ロシア

(スペイン1-0ロシア)
モリエンテスとラウルの2トップに期待してたんですが。
前半あれだけ攻めまくりで無得点ってのは、運が無かった感じで残念。
特にモリエンテスは悪くなかっただけにねぇ。
しかしサエス監督の采配的中具合は凄かった。
バレロ〜ン絶好調。ファーストタッチがゴールだもんなぁ。
不調すぎるラウルとは対照的でした・・・いつになったら復調してくれるんだろうか・・・

それにしても前から思ってたんだけど、ロシアのモストヴォイはピルロと顔の系統が似てますよね。
眠そうじゃないピルロ+覇気≒モストヴォイ、みたいな。
モストボイは監督批判がタタって代表から追放されちゃったようですが。
何も大会中に追放しなくてもいいのにね。・・・ロシア終わったな。

似てると言えば、ピルロ整形+フェロモン+オサレ髭≒ピレスってのもさり気なく主張してみたり。
整形って時点で別人か。でも角度によって激似の瞬間があるんですよ。


■スイス vs クロアチア

(スイス 0-0 クロアチア)
前半はなかなか面白い試合してました。
が、主審がダメダメで試合を壊された感じ。必殺カード乱舞
試合当初、特に荒れてた試合ってワケでも無かったのに何だったの?主審カルシウム不足じゃないの?

後半4分でスイス10人は悲惨でした。でもまぁ、最後までよく凌ぎましたよ。特にGK良かった。
クロアチアはここで数的有利を活かせなかったのは痛いですね。単純に決定力不足という気もするけど。
ユニフォームの配色のインパクトは相変わらずダントツなんだけどね。
そしてシミッチが相変わらず意味のないバンドをしてるのが気になる。


■フランス vs イングランド

(フランス 2-1 イングランド)
この大会最初のビッグカードです。
個人的にはフランスを応援してたんで、後半の半分くらいまで見た時点では、くそー、寝ちゃおっかなーとか思ってたんですよ。
イングランドの守備が良すぎてフランスに点入りそうに無かったし。
ベッカムのPK決まってたら多分寝てた。
でも、あの衝撃の結末。最後まで諦めずに見てて良かったです。
サッカーは30秒あれば1点入るスポーツ。誰が言ったか、そんな言葉がぴったりの試合。
しかし実際にそれを地で行っちゃうジダンはやっぱ宇宙人だよなぁ。
1点ならともかく2点取りましたよあのET!!
思わず朝5時半って事を忘れて立ち上がって吼えてました。

とか言いつつ、ホントはマークがキツすぎていまいち調子出てなかったから、後半の選手交代では”ジダン代えるべきだろ〜、サンティニ何やってんだよ〜”、とか思って見てました。
すんませんでした。


■イタリア vs デンマーク

(イタリア 0-0 デンマーク)
イタリアらしいと言えばらしい試合でしたね。グッダグダだぁ〜。
デンマークが良すぎていつもより更に決定機が少なくて苦しんでましたが。
これまで悪くなかった中盤のザネ・ペロコンビが、特に身上のハズの守備で微妙だったのが何よりの不安要素。狩れてないどころか狩られ気味だった。
それとデルピエロ消えすぎ。ヴィエリもポストにすらなってなかったし、途中交代のカッサーノもイマイチで中盤〜前線が終始仮死状態になってましたね。嗚呼。
途中出場のガッちゃんは出たいと強く主張していただけの働きはしていたように思えました。

で、強いて明るい要素を探すならば、まずはブッフォンの調子が良かったこと。コレはデカいでしょう。
入っててもおかしくなかったシーンが2回程あったしねー。
彼は今季クラブの方で調子が悪かったんで(まぁあれはDF陣の責任8割だと思うけどさ〜)心配だったんですが。
それから試合終了間際に殺人タックルをかましたトッティにレッドが出なかったことくらいか。あれは危険だった。
また退場王子かよ〜とテレビの前で思わず頭を抱えましたし。イエローで済んで御の字です。

個人的にはこの試合でピルロが出てたら、それはそれで失点の危険もあったと思うんですよね。
ただ、もう少し前線のヴィエリ、サイドのザンブロッタあたりを有効活用出来たんじゃないかとは思いますが。
贔屓目かも知れないけど長短のパスの精度なら代表の中でも3本の指には入るでしょ。
あとピルロは相手の潰しのターゲットになるんで、その分トッティの自由に動けるスペースが増える可能性はあるかな。
トッティは前の方がプレスキツいし、中盤からロクなパスが来ないしで、自ら後ろまで下がってボールもらいに来るシーンがこの試合では目立ったし。
トッティがあそこまで下がっちゃダメだろと思うんだけど、本人的には「だってボール来ねーんだもん!」ってトコでしょうな。

それにしてもデンマークのラウルセンとヘルヴェグは、代表では別人ですか?
思わず背中にチャック付いてないか確認しちゃったよ〜(失礼)



■チェコ vs ラトビア

(チェコ 2-1 ラトビア)
ラトビア国民以外は(国民でも?)誰しもラトビアはこのグループでカモられると信じていたわけですが。
めっちゃ善戦ですラトビア。
前半のチェコの攻撃が雑で運も無かったのもあるけど、とにかく徹底したカウンター戦術で先制。
この徹底っぷりがすごい。守備8人攻撃2人。セリエAの下位チームを更に必死にした感じです。
ほとんどの選手が同じチームでのプレー経験があるということで、スター不在ながら組織で頑張る。
得点はチェコの攻撃に耐えまくった前半終了間際。たった2本のパスでカウンター、一閃。
まさかの先制には世界中がビックリだったはず。

最終的にはチェコの猛攻の前に力尽きてしまいましたが(何とチェコはこの試合で30本近いシュートを放ってた)とにかく、ラトビア相手でも油断出来ないって事で、特にオランダあたりには気を付けて欲しいモンです。

しかしラトビアの選手はギリシャ同様、名前が難しいなぁ。長いし!
ゼムリンスキス、ブラゴナデジンス、ザクレセフスキス、アスタフィユフス、ウェルパコフスキス・・・
暗号か?早口言葉か?

ラトビア戦担当の実況解説は大変だ・・・。
競馬の実況は翌日担当するレースの枠番馬番と馬名を前日中に全部暗記するらしいんですが、サッカーはどうなんだろうか?


■ドイツ vs オランダ

(ドイツ 1-1 オランダ)
実は1巡目の対戦では最も楽しみにしていた試合です。
きっとドイツファンは楽しい試合だったろうなぁ。いや〜正直すごく良かったドイツ。

オランダは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(遠い目)

なんかもう、どこからツッコんでいいのかよく分かんないレベルでダメダメだったというか。
こうなると、誰だあのスタメンと戦術考えたPiiiiiiii(放送禁止)は!って話になるんですが。

サイドに人が居るのに馬○(notニステル)の一つ覚えのように中央突破を試みる面々。
あの人達ってチームで練習したことあんの?
最終的にはサイドで待っててもボール来ね〜!って事にようやく気づいたアンディ君が自分でボールを奪って強引にクロス上げて、それをニステルが個人技で何とかゴールしたわけですが。
本当、あれは2人だけで獲った点であって、他8名は全く関与して無いし。先が思いやられるよなぁ。
試合後のラフィコメントを見た限り、どうもチーム内のゴタゴタも未だ解決されてないようだし。
監督のコメントでは、未だフォーメーションも模索中だって。模索中。
・・・本大会でか・・・。

それに模索つっても右SBで使われてたハイティンガ(本職はCB)とか気の毒すぎるよ。
タダでさえ若すぎて代表では経験不足。このゲームが人生初の大舞台。相手は宿敵ドイツって状況で不慣れなポジションを任せてどれだけ出来るかなんて、普通に考えれば分かりそうなモンだが・・・。
将来有望な、それも数少ない守備陣の選手をこんなトコで凹ませてどうするよ。
あとスネイデルは色んな意味でキーマンなんだから、スタメンで使うべきでしょ。
と、ここはアヤックス若手組好きとしては声を大にして言いたい所であります。

他にオランダ再生の可能性は・・・
ベルカンプを麻酔銃で狙撃してコンテナに詰めて空輸。
目が覚めたら代表ユニ着て次の試合ピッチに立ってる。
たぶんこれが最強じゃないですか。


<とりあえずここまで観て印象に残った全体的な感想とか〜>

・キーパーの好セーブが試合を左右した試合が多かったように感じた。最後の砦はやっぱり重要。
・MVPはインパクトでジダン。内容的にはラーション。
・ブルガリアが意外に面白いチーム。イイ感じの若手選手が多かったんで、今後台頭の可能性はあるなぁ〜。
・内容が良かったのはスペイン、スウェーデン、ドイツ。前半のギリシャとブルガリア、90分までのイングランド。
・グダグダ→ イタリア・オランダ
・お先真っ暗→ロシア

・2試合連続観戦はとっても辛い。


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