劇団the 風 fou「蜻蛉(かげろう)」

2006年2月26日(日)14:00-15:40
柏崎市産業文化会館大ホール

わるだくみ「陶山」が出演する「蜻蛉」を見に行く。劇団the 風 fouは柏崎で活躍する老舗劇団。野外劇メンバーも多数在籍している関係から、よく見に行っています。

今回の「蜻蛉」は、登場人物の社会背景まで描きながら、それぞれの機微を描き出す会話劇、って感じだと思うのですが。

うむ。

難しいお芝居だなあと思いました。

それぞれの登場人物のキャラクターは経っていたと思うのですが、会話のシーンでの登場人物同士のやりとりが、まだまだ発展途上な印象を受けました。

なんていうのかな〜。目と目を合わせたような、あるいは合わせないような。

心から通じているときは目を合わせるし、そうでないとき=自分をごまかしたい時は見ないのだろうと。
実体験からそんなことを思うのだけれども、今回はすべからく「アイコンタクトはスルー」であった気がします。

一人一人はしっかりと「演じて」いました。だけど、「かかわり」はみえづらかった・・・。そんな感じ。

だから、相手の会話を受けての感情表現がなんとなく「表面的」と感じたのです。ぜひ、役者同士のぶつかりあいを重視してもらいらい。そう思った次第。

主役の女教師、その妹、どちらも内面に抱える事情が多く難しい役どころ。ふたりのライフスタイルのちがいなど、雰囲気が出ていました。

スヤマ。「年齢不詳の女優」だけあって、ちょっとナナメな女子高生を好演。スヤマって、女優だよなぁ〜しみじみ。身内なんでほめるのもヘンですが、よかったです。
一番良かったのはスヤマのお兄さん役。自然体で、横向き
ともあれ、お疲れ様。いい酒のんでください。


#スヤマのリクエストにより、「FOU菓子」ならぬ「ふ菓子」を買っていて遅刻したおまぬけさんは、私です・・・