n.e.c.「ラストデイト」

2005年9月18日(日)19:00〜20:00
ギャラリー沙蔵(長岡市)


n.e.c.にはわたしも多少なり ともかかわったことがあり、また、去年の12月に予定された公演が中止に至る経緯もよく知っている。結論から言えば、わたしは「やりたい」と言ってみた り、「仕事が忙しくてとても無理」と言ってみたり、二転三転とn.e.c.を振り回し、結果、中止に至らせた一因だった。本当に申し訳なく思う。なので、 自分の行いは棚に上げて、とにかく。今回の公演の成功がとにかくうれしいです。

純粋に観客として見たn.e.c.の印象をひとこと、ふたこと。

まず、客層が違うなあと思いました。いつも新潟のアマチュア演劇を見に来る客とは一線を画している気がしました。まあ、小さな会場なのでそう感じたのでしょうが、「劇団関係者」はとりあえず、ソワレにはいらっしゃらないようだったです。
客席は狭いつくり。30人ほどで満席でした。もう少しお客が入るといいのにね。

舞台は、シンプルながらも装置・衣装・小道具など、ある一定の造形ルールでまとめ上げられており、ていねいな芝居作りの姿勢を感じました。

演技にもそうした面が感じられました。が、一つ一つをていねいに作り上げてしまったために、全体がぼやけている印象。ドラマのメリハリがはっきりしない面があったように思います。
また、物語自体もSFのため、独特の世界観がそこにあり、やや難しい印象。

キャラクターは、女の子役の梅沢さんがまるで「ピノコ」みたいでかわいらしい喋りで印象に残っています。どうぜならもっとオーバーに演じてもおもしろそう。ドイツ語の歌がとてもかわいかったです。

以上!レイミさん、スタッフの皆さん、いい酒飲んでください。