2005年11月12日(土) 19:30〜21:00
新潟市シアターent.
振り返れば2005年、何回シアターent.に足を運んだのだろう。数えてみたら5回目。
いかにこの小劇場が意義ある劇場かと思い知らされますね。低予算で長く打つことができる場所は貴重だなぁ。長岡にはそれがないんだな・・・。
カタコンベさんのお芝居は、いつもとっても長い題名。今回のも会場係の人がギャグにするくらい。
去年の公演と同じく、公園のベンチで繰り広げられる会話劇、みたいな感じでした。
公園のベンチって、少しオープンだけど、私的空間みたいなところもあって、そのバランスが演劇的なのだろうか。他にも公園でベンチ、っての、多い気がする。おそらく、故意にこの設定で遊ばれているのだろうなと思ったり。
・・・ということを、「例の掲示板」で論理的に説明してくれた方がいて、音庵さんによれば、これは「セミパブリック」というのだそうな。なるほどー。そうです、それです。
内容は日常のちょっとした悩みや出来事をそれぞれの登場人物の立場で語っていく、と言う手法なのですが、とても役者の個性が発揮しやすい舞台で、好きです。
それぞれの持ち味を殺すことなく、うまく世界を構築していたと思います。うむうむ。
とってもよくできた脚本だと思います。役者の自然体が気持ちいい。うむうむ。
だけどちょっとまたーりしてたので寝ました・・・ごめんなさい。
三姉妹の掛け合いのときは起きるんだけどね・・・なんなんだろう。ごめん、ほんと。
やっぱりいいなと思ったのは近藤聡実さんの独特の間合いと、小山由美子さんのしっかししてそうでどこかかわいらしいおねえさんぷり。
ともかく、役者としてはやはりこういう舞台に立って見たいと思うのだ。そういう意味で、戸中井さんという演出家はすごい人なのだろうと感心しました。うきー。