けっこうゆったりまったり系の会話と笑い。日常会話の端々で、けっこうよくある、しかし深刻な悩みを抱えてて。そんな人たちのやりとり。
「笑う」ことと「泣く」ことは実はとっても近いことなのではないか。
ラストシーンの、ベンチの裏側の落書き「ペンキぬりかべ」のひとことに大笑いして、お腹が痛くなるほど笑っている役者たち。その笑いがやがて終わって行く時のお腹の痛さや、泣き叫ぶ声を連想させる異様な笑い声、笑いが途切れたあとのたとえようもない切なさ。(わかるよね?大笑いしたあとってなんかお互いばつが悪かったりするじゃん。)
「笑う」ことと「泣く」ことは実はとっても近いことなのではないか。
そうした「痛さ」の演技を見て、そう確信したのでした。
非常にゆったりとしているため+最後列は座席の高さが「風呂イス」より低く、足も尻も限界を迎えてなんどか「落ちて」しまいましたが、総体的にいろいろと励まされ、満足。