しゃんぐりられぽーと


 


ずっと楽しみにしていた、シャングリラの始まりです。

いつもながら、どんなオープニングなのか、ユーミンはどこから出てくるのか、ドキドキします。
今回は…。

開演時間の少し前から、舞台の両端に積まれたダンボール箱が、徐々に舞台中央に積み上げられていきます。
そして、6時30分を少し過ぎた頃、2人のクラウンが出てきて、お掃除を始めます。
2人の掃く箒の音とは違うリズムの音が、箱の中から聞こえてきて、二つの箱の中からそれぞれクラウン登場。
4人のクラウンと、ユーミンもどきの人形が、オープニングを飾ってくれました。

そして、ユーミン登場!!

中央に詰まれたダンボールの後ろから、ユーミンと、バンドメンバー登場!!
ダンボールを蹴飛ばしながら、記念すべき1曲目の歌は、
「もう愛は始まらない」

「♪もう愛は〜はじ〜まらな〜い〜♪」なんて、これから始まりです。

そして、ユーミンのMC。
これから私達を、夢の世界に連れていってくれるそうです。
楽しい夢、怖い夢…。いくつの夢が見られるのでしょう。

途中、シンクロあり、スケートあり、サーカスあり・・・。
充分に魅せられた、3時間弱。

エンディングは…。

これでは、レポートになりませんね…。

夢の始まりは、その名もずばり、「真夏の夜の夢」
シンクロナイズドスイミングを従えての、「♪ほ〜ねま〜でと〜けるよな〜♪」。

そして、「人魚になりたい」
華麗なシンクロを見てると、本当に人魚になった気分でした。

そして、スケーターの登場で、「無限の中の一度」
一瞬にして、水の世界から、氷の世界へ…。
途中、上から吊られたリングに腰掛け、空中へと、ユーミン。
命綱はついているけど、ただ腰掛けて、右手で吊革(のようなもの)を持っているだけ。
歌のあと、そのリングを使っての見事なサーカスのソロ。
ただただ、見とれるだけでした。

舞台は変わり、アラビアンな市場の雰囲気。
6人のしもべ達に担がれた台座にのって、ユーミン登場。
曲目は新曲で、通称
「インド」
この曲で、ユーミンは宙に浮きました。どうやって?

続いて、「スラバヤ通りの妹へ」
まわりでは、サーカスの人達がいろいろ。どこを見たらいいのやら…。
まさかこの歌が聞けるとは、思いませんでした。
私が、ユーミンを聞き始めたアルバム「水の中へアジアへ」の収録曲です。

再びクラウン達の登場。
市場にあったスイカを持って逃げると…………バーーーン!!

昼間の騒がしい市場から、日が落ちた神秘な市場へ、「BABYLON」
闇に浮かび上がったスケーター達の衣装が、効果的。
ユーミンと合わせ鏡のようなソロスケーターの演技。
素晴らしいです。

ユーミンのMCがあって、そのあと「SHANGRILAを目指せ」
シャングリラは、まだまだ遠いようです。

またまたクラウン達の登場。そして、ベッドに横たわるユーミン人形。
まだまだ夢の中にいるユーミンを、起こさないように、静かに静かにするクラウン達。
でもいるんですよね、必ずそういう時に騒ぐ人が。
ミニチュアバイオリンの演奏、お見事でした。
追いかけっこするクラウン達、そして客席に…。
いつのまにか、ベッドの中には本物のユーミンが…。
パジャマ姿のユーミンです。

「破れた恋の繕し方教えます」
キュートな半魚人のシンクロスイマー達と、カラフルなとかげ人間(?)の空中アクト。
ここは、どこ?・・・・・・こんな夢もあるの?
「♪アブラカ〜タブラ〜…え〜いえんに恋はでき〜なく〜なる〜けど♪」
それでも繕したい破れた恋ありますか?

次は、新曲「Lost Highway」
何本ものフラフープを、からだ全体を使ってあやつるソロスケーター。
曲にあわせて、一本ずつ飛ばしていくのは、難しいですよね。
巨大ないもむしのおばけと戦う、空中アクト。
ユーミンは、新たなる夢へと、墜ちて行きます。

今度は近未来の世界でしょうか、「不思議な体験」
ポスターのシーンはここにありました。
ミニ飛行船に乗って、自由に空を飛び交う。そんな時代はもうすぐ?

そして、「ESPER」
空中高く歌うユーミンの姿は、ESPERかと一瞬思うほど。
いえいえ、愛する力があれば、誰もがESPER。

いよいよ空中ブランコの登場。
羽をはばたかせながら、宙を舞う姿は、鳥そのもの。
2回転の時に失敗してしまいましたが、2回目は見事に成功!!
決める所は、決めてくれます。
最後にネットに落ちるのは、ヒヤッとさせられました。

次に迷い込んだのは、光の国?
シンクロスイマー達の持つ光の輪と、照らされた噴水。
その中でうたう歌は、
「ANNIVERSARY」
「♪あなたをし〜んじ〜てる〜、あなたをあ〜いし〜てる〜、…今日の日が〜きね〜んび〜♪」
今日ここでユーミンに会えた日が、記念日です。

ギターとコーラスが舞台に下りてきて、「真珠のピアス」
ギターと一緒は、始めの曲以来、コーラスとは初めてです。
この曲が収録されている「PEARL PIERCE」を聞いたのが17の時。
子供ながら、ピアスというものに憧れを持った覚えがあります。
それから7年後、私の耳に穴があきました。

ここで、最後のユーミンのMC。
2年前からこのプロジェクトが進んでいたこと、
ロシアの方達がなにかしら怪我や故障と戦いながらやってきたこと…、
涙で声をつまらせながら、語ってくれました。

そして、いよいよクライマックス!!
「DESTINY」です。
空中ブランコの人達、ユーミン、サーカスの人達、バンドメンバー、
シンクロスイマー達、そして、またサーカスの人達、ひとつの塔のようです。

「水の影」この歌が始まった時、会場の誰もが息をのんだような気がしました。
そして一人ずつのメンバー紹介。
ひとりひとりスクリーンに映し出されるのですが、
誰もが、いきいきとして、満足そうな顔をしているのが印象的でした。

歌も終り、the END…
夢から覚める時間でしょうか…。

いえ、まだまだ、アンコールです。
一曲目は
「VOYAGER〜日付のない墓標」
2曲目は
「オールマイティ」
また正面に詰まれたダンボールの中から、ユーミンとトランプの衣装を着たシンクロスイマー達の登場。
そして同じくトランプの衣装のサーカスの人達。所狭しと、ステージ上を駆け回ります。
プールの中では、シンクロスイマー達の華麗なる舞。
ステージの上では、サーカスの人達の見事な演技。
どこを見ていいのやら…。どこも見逃せません…。

本当に夢から覚める時間がやってきました。
カーテンコールには応えてくれましたが、Wアンコールはありませんでした。

いい夢を、ありがとう。
そして、またいい夢を見せて下さいね、ユーミン。

 


こうして私のシャングリラへの道は終りました。
ずっと楽しみにしてきた今回のステージ。
見応えはあったし、行ってよかったと思います。

そして、強く思ったこと。
もう一度、シャングリラを見たい。
次に見ると、また違って見えるのではないか…。
もう一度みたい…。

チケットがないので、無理ですが、今秋に新しいアルバムが出るとか。
きっと全国ツアーにまわってくれるものと思いますので、
その時にまたユーミンに会えると信じています

そして、苗場にどうしても行きたい。
そう、強く思いました。

最後になりましたが、このレポートを書くにあたって、曲順は、
ふたポンさんの、「ふたポンの家」を参考にさせていただきました。
ふたポンさん、ありがとう!

 

goods.jpg (8739 バイト) 今回のコンサートで買ったグッズ達です。

パンフレットは5冊セットで、それぞれのシーンがイラストと写真で紹介されています。
5冊目には、出演者から裏方の方まで、紹介されています。

オペラグラスは、持って行くのを忘れたので、買いました。

うちわは、暑かったので…。

携帯ストラップは、今私のPHSについています。


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