SURF&SNOW in NAEBA 2003レポート

 


3月1日、東京航空交通管制部のコンピューターシステムのトラブルで空のダイヤが混乱する中、
私は4回目の苗場を迎えました。
今回は、グッズもネットパーティー内の通販で購入済みのため、ライブが始まるまでゆっくり。
夕飯を済ませて部屋に戻り、ベッドに横になったら軽く一眠り。(笑)
少し寝ぼけた頭で、入場を待つ人の列に仲間入り。

会場に入ってまずビックリしたのが(って、ネットパーティーで事前に知ってたけど)、客席内の段差。
これまでは床はフラットで、正直言って前に背の高い人がいたら、全くと言っていいほど見えませんでした。
今年は足元まで見られるという噂だったので、楽しみに自分の席へ。
が・・・
ひとつの段に対して座席が3列。
そして私は、その3列目。今年も人の頭と頭の間をぬってユーミンを見ることとなってしまいました。
もう一列後だったら、一段高くなってるのでもう少し見れたのに・・・^_^;

さて、ライブの始まりです。
舞台セットは後に大きな額縁がたくさん。
中にかかる絵が変わっていきます。
舞台両袖から、バンドメンバーとユーミンが歩いて登場。
なんだか珍しい登場。いつもだったら、1曲目の前奏があって歌が始まる前にバ〜ン!!と登場なのにね。(笑)
モノトーンのユニオンジャックのベストに白いシャツ。そしてプリーツスカートにベレー帽。
女学生っぽい衣装でした。
でも、不思議と違和感なくってとても可愛かったです。
今回の衣装のテーマは、「モッズファッション」とのこと。
(モッズファッションって何?って質問はナシね。(笑))
この衣装が、今回の苗場の衣装の中で私の一番のお気に入りかな。

「こんばんは、最後まで楽しんでいってください。」とユーミンからの一言のあと1曲目がスタート。
1曲目は『Sugar Townはさよならの街』
舞台正面のスタンドマイクで歌うユーミン。
曲の間奏では、後のコーラスメンバーたちとのダンスも。

2曲目は『Wings of Winter』新しいアルバムからです。
ミラーボールが回る中、途中からマイクスタンドからマイクをはずし、手で持って歌ってました。

「あらためてこんばんは。23回目の苗場へようこそ。しかもデビュー30周年の苗場。
あまり意識してなかったのですが、ここへ来て初心に戻った気がします。
シンプルにハートウォームにお送りします。」


3曲目は『Walk on,Walk on by』
照明で映し出されるたくさんの時計の文字盤。
途中、歌詞忘れてペロッと舌を出すユーミンの姿は、しっかり見ることができました。

4曲目は『冬の終わり』
いつの間にか、後の額縁にかかる絵が変わってました。
どうやって変えるんだろう?と不思議でしたが、
たぶんロールスクリーンのようになってたのでは?と思います。

5曲目は『ただわけもなく』これも、新しいアルバムに入ってます。
歌い始めにポーズを決めてるユーミン。後からライトで照らし出されてます。
この曲は、夏ごろに某お茶のCMで使われてた曲。
なんでも、ユーミンが小さい頃面倒を見てもらってた荒井家のお手伝いさんが去年だったか亡くなられたらしく、
その人を想って作った曲だそうです。

「せっかくの雪景色の中にいますから、おもっきり冬の歌をお送りしたいと思います。」

6曲目『Northern Light』
始まりは、パーカッションの小野かおりさんの「ひゅん太郎」(ハーモニックスホース)の音。
暗闇の中光る「ひゅん太郎」。
スポットライトがサーチライトのように客席を照らし、とっても幻想的でした。

7曲目『星のクライマー』
この曲は、ユーミンのアルバムには収録されてません。
麗美に詩を提供したもので、麗美のアルバム「R」に収録されてるそうです。
探検家の植村直巳のことを歌った曲だそうです。
ここでミニニュース。
松任谷正隆氏によると、他の人に提供した曲を集めてカバーアルバムを作る予定があるとかないとか・・・
楽しみですね。

この歌を歌い終わるとステージ袖に去っていくユーミン。
演奏が終わると、衣装替えしたユーミン登場。
白いハイネックのセーターに銀色のジャケット、黒いパンツ姿。
「倉木麻衣みたいでしょ。」(笑)
ワッフルアイロンでクセをつけたような髪の毛で、トップのみ斜め上のほうで結んでいます。
たしかに、倉木麻衣がそんな髪型してたような・・・(笑)

ここでテレビ番組の紹介。
「自分の名前がついたのを言うのは、あれなんですが・・・」と言いつつ・・・
3月8日(土)19:30〜20:39 NHK総合 NHK特集「松任谷由実の軌跡 SURF&SNOW」
3月15日(土)19:00〜20:54 テレビ朝日系列 「地球の歌声が聴こえる ユーミンの遥かなる音と魂の旅」
なんて、これをアップする頃には、すっかり終わってますが。。。(^_^;)
ご覧になりましたか?

「ピアノが出てきましたので、少し弾き語りを。」
8曲目『私のフランソワーズ』
9曲目『やさしさに包まれたなら』
ここは日によって、アンプラグドだったり他の曲目だったり。。。
私の行った日は、弾き語りでした。両方してくれてもいいのに。(笑)

「苗場名物リクエストコーナー」
リクエスト1曲目は『空と海の輝きに向けて』
最初「そこのめがねかけて帽子かぶった男の人」と他の人が当たったのですが、
隣にも同じいでたちの方がいたようで、「ちなみにお隣の方のリクエストは?」
結局後に当たった人のリクエストとなりました。
最初に当たった人のリクエスト曲は・・・忘れちゃった。f(^^;)
ちなみにこの2人はお友達で一緒に来たらしいのですが、
ユーミンはしきりに☆イにしたがってましたが。。。実際は?(笑)
リクエストの理由は好きだからということ・・・だったかな?

リクエスト2曲目は『Holiday in Acapulco』
独身のOLさんで、主婦のお友達と来たとか。
本当は他の曲をリクエストしたかったけど、コンサートで歌ったらしいので、
一緒に来た友達の好きな曲をリクエスト。
っつうことで、そのお友達も一緒にステージへ。
そのお友達がアカプルコに行ったことがあるのでこの曲をリクエストらしいですが、
ユーミンは実際には行ったことがないそうです。
この曲を書くにあたって、資料を読みあさったとか。。。
歌いだすユーミン。が・・・すぐに歌詞が?になって歌詞カードを取りに・・・
とよくある風景なんですけど(笑)、歌詞が?になった時に客席からコーラスが。
♪100萬$の夜景が〜 ほら、海に浮かぁぶ アァカプルコへ〜♪
微笑ましいです。(笑)
そのあとは立ち上がって軽くスイングしながら歌うユーミン。
やっぱりこの曲は、ピアノひとつのリクエストコーナーじゃないほうが・・・と思ったのは私だけでしょうか?
ちなみにこの時も、他の方と競合。面白いエピソードがありそうってことで、この曲に。
最後に「ありがとうございましたぁ。○○さんでしたぁ〜。」とリクエストしてくれた人をお見送りするのですが、
見事に違う名前を。。。それを客席から突っ込まれるユーミン。
どうやら間違えていった名前は、他の日のリクエストコーナーに上がった人の名前で、
かなり強烈な印象があるんでしょうね。どんな人だったかは話してくれましたけど。(笑)

リクエスト3曲目はネットパーティからのリクエストで『気ままな朝帰り』
ステージ上のパソコンでユーミンが選んでその人に生電話。
ネットパーティのライブ中継とは時間差があるようで、かかってきた人は最初「えっ?」
リクエストの理由は「このたび離婚することになって、妻が好きだった曲を」というもので、
ユーミンが好きそうな話が聞けるってことで選んだようですが、
そうもイマイチ突込みが甘かったような気がします。(笑)
今年のリクエストコーナーはなんとドリンク付き。
女性の時は今井くんが、男性の時はティナがサービス。
サービス良いぞ。(笑)

「今回の舞台のテーマは“美術館”です。
何か絵を出せってことで、アルバム「MISSLIM」で使ってた絵で学生の時に描いたものです。」

ステージ後の真ん中辺にある額縁の中にその絵がかかってました。
「私にとって“美術”とは“ひたむき”と同義語です。
私も絵を訓練してたことがあって、今でもよく美術館とか絵を見に行きます。」

「ここからは最後までノンストップでお送りします。」

13曲目は『悲しいほどお天気』
着ていた銀色のジャケットを脱いで歌います。

14曲目は『Midnaight Scarecrow』
ステージ上をゆっくり歩きながら歌うユーミン。
歌い終わるとそのままステージの袖へ。

衣装替えしてユーミン登場。
テンガロンハットに星条旗柄のベスト。
15曲目は『ホライズンを追いかけて〜L’aventure au desert』
大好きな歌です。久しぶりのような、でも最近コンサートで聴いたような気がしたんだけど。。。
私がここでレポート書き出してからはなさそうなので、その前くらいでしょうか。
パリダカをイメージして作った曲らしいのですが、元気でますよ。

16曲目は『Painting the sea』
新しいアルバムからの一曲ですが、メ○ミルクのCMで使われてますね。
かぶってた帽子を手に持って、しっとりと聴かせてくれます。

17曲目は『Rodeo』
間奏では、荒馬に乗ってるかのような激しい動きのユーミン。
今回のコンサートで一番激しく動いた曲でした。

18曲目は『雪月花』
スポットライトに照らし出されながら歌います。

19曲目は『BLIZZARD』
苗場での定番中の定番。いつこの曲がと、ドキドキ。(笑)
去年のバスの中でのビデオを思い出しながら、手を上げて左右に・・・(笑)
歌い終わると手を振りながらステージを去っていくユーミン。

ここからアンコールなんですが、普通アンコール求めて拍手というか手拍子ですよね。
今回は、確かに最初は手拍子でした。
バラバラな手拍子が揃ってきたら、今度は足踏み。
下がベニヤ板の為よく響きます。
で、足踏みがすむと、また手拍子になって足踏み・・・
アンコールもとめてると言うより、みんな楽しんでません?(笑)

アンコールはメンバー紹介からスタート。
最初に赤いタンクトップに白いパンツ姿のユーミンが出てきて、
メンバーをひとりづつ紹介しながらメンバーが出てくるのです。
村石雅行 on ドラムス
小野かほり on パーカッション
田中章弘 on ベース
市川祥治 on ギター
中川雅也 on ギター
コーラスいきます。須藤美恵子、松岡奈穂美、今井正喜
そして、音楽監督 武部聡志 on キーボード
「以上のメンバーでお送りしましたぁ。」
どの日だったか、武部さんを紹介し忘れかけたのは内緒です。(笑)

アンコール1曲目『真冬のサーファー』

アンコール2曲目は『14番目の月』
コーラスメンバー、バンドメンバーもステージ前面に出てきて、この曲を盛り上げます。
途中音楽にあわせて、ジャァ〜ンプッッ!!するところがあるんですけど、
残念ながら今年の私はできませんでした。
やればできたかな?コラコラ(笑)
またまた退場。

で、アンコール求める手拍子と足拍子。(笑)

ダブルアンコール1曲目は『Good−bye Goes by』
曲の途中からダブルアンコール2曲目『卒業写真』
トリプルアンコールで武部さんのピアノ演奏ではよく歌われてきましたが、フルバンドでのこの曲はうれしいですね。

歌い終わるとユーミン、メンバー全員がステージ最前列に並んで
つないだ手を高く上げて、深く一礼。
そして、ステージの袖へと消えていきました。

会場も明るくなりC○LT(伏字です。一応)のCMで使われてる『Over The Rainbow』が流れる中、
再び手拍子と足拍子。
誰も立ち去る気配はありません。
(私の前にいたカップルは帰ったけど)(笑)
(おかげでステージが見えやすくなりました)(笑)

再度ユーミンと武部さん登場。
「どうもありがとうございました。まだあと30年やっていけそうです。」
ユーミン、あなたならあと30年と言わずもっともっとできそうです。(笑)
トリプルアンコール曲『青いエアメール』
最近は最後にこの曲っていうのが多くなりましたね。

これで本当に最後。
もっともっとユーミンを見ていたいですね。
来年も、行くぞぉ〜!!(^o^)/

 

 


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