2003年 4月20日 由布岳
(猪ノ瀬戸登山口〜東登山道〜東峰〜正面登山道〜日向観察路〜猪ノ瀬戸登山口)

天候 雨のち曇り


 4月に入り早く新緑を見たいと思い、由布岳を猪ノ瀬戸から登ることにする。由布岳というと正面登山口からの草原が広がる登山道を思い浮かべる人が多いが、裏側の猪ノ瀬戸登山口から登ると森の中を行く登山道だ。今回は猪ノ瀬戸から東登山道を登り、正面登山道を下って日向観察路を通って猪ノ瀬戸へ戻る周回コースを採ることにした。

 猪ノ瀬戸登山口から登山道へ踏み込むと、早速新緑が迎えてくれる。雨で暗いのだが、新緑の鮮やかな黄緑が森を明るく照らしているように見える。登る途中では黄スミレがいたるところに顔を出し、雨の中の登山の憂鬱さを忘れさせてくれる。

新芽が一斉に広がり森は賑わいを取り戻す

モミジガサの群生。一種異様な光景ではある

 雨は山頂まで降り続き、東峰では強風も加わる。山頂は素通りして足早に正面登山道を下る。下るに従い雨は弱くなり、日向観察路に入るころには止んでいた。日向観察路はまさに森の中。苔むした岩と立ち並ぶ木々、新緑のなか霧が漂い神秘的だ。足元を見れば、スミレやヤマエンゴサク、フウロケマンなどの花が所々咲いていて、居心地のいい森の中歩みも遅くなる。新緑の森を満喫し、猪ノ瀬戸登山口へと戻る。

フウロケマンが岩に張り付くように咲いていた

奇妙に幹をよじる苔むした木