秋田旅行最終日
2004年3月18日(木)


最悪の宿3日目

明け方何時くらいだったか、目を覚ますと平山くんがいない。一人で風呂に行っているようだ。窓の外を見ると雪。昨日の夕方から降っていた雨は、夜更け過ぎに雪へと変わっていた。なんか本当に東北に旅行に来ているとようやく実感。昨日までは暖かかったもの〜。平山くんが戻ってくるまでに帰り仕度を整える。今日は7時51分湯沢発の電車に乗らなければならない。何故ならそれを逃がすと次は10時43分発まで待たなければ行けない(T▽T) そうしないと僕が夜のバイトに間に合わない。
平山くんが風呂から戻ってると、オレにも風呂に行けと言う。いやもうめんどくさいし、ええんちゃう? と思ったけど、あまりに言うので渋々行くことに。昨日は何かの間違いだったのではとの思いがあって、再び露天風呂に入る。やっぱり寒かった(笑)

さて…あ! しまった! 昨日のレポにこの話書くの忘れてた! まぁいいや。ついでにここで書いてしまおう。昨日の夕方、いったん宿に戻ってタクシーを待っている間の、小桃さんと我々の会話。桃「この宿どうですか?」 成「いやー、最悪です(笑)」 桃「うわー、やっぱり! ワタシよく知らなかったんですけど、ダンナに『なんであんなひどい宿紹介するんだ』って怒られちゃいまして(^^;;;」 それを聞いて我々大爆笑。ひでー! ひでーよあんた(笑)
さて、そんな散々ひどいエピソードで埋め尽くされたこのお宿。最後フロントでお金を支払う段になって、我々一つ重要なコトを勘違いしていました。今の今まで一人一泊4350円だとばっかり思い込んでいたのですが、一部屋一泊4350円だったのです。請求された額は8700円。「あれ? 8700円でいいんですか?」と確認すると「もちろんです」との答え。ということは一人あたり一泊2175円か! なぁぁぁんだ! じゃあ値段相応じゃん! めでたしめでたし。

フロントでタクシーを呼んでもらい駅に向かう。ここで秋田のタクシーの話を一つしておきたい。昨日2回タクシーに乗ったときも同じだったんですが、こっちのタクシーは呼べばすぐ来てくれる上に、我々乗って・行き先を告げて・実際に走り出してからメーターを動かすんですね! これには驚きでした。もしかしたら昨日・今日の3台が偶然なのかもしれませんが、秋田のタクシーはサービスが良い。とても気持ち良いです♪
7時半頃湯沢駅に到着。外も雪で寒いし、ホームは時間ギリギリまで入れないしで、時間まで駅の待合室で過ごす。待合室は通学の高校生でいっぱい。


山形へ

湯沢7時51分発→新庄9時00分着
新庄9時11分発→山形10時27分着
山形で約1時間半の時間がとれるということで、おとついあきらめた ソバ を食おうじゃないかというコトになる。吉田美紀子先生があれだけ誉めていた山形のソバ。「山形で散々美味しいソバ食べているんで、東京に来ても食べに行けないんですよ。がっかりするのが怖くて」と。どれだけ美味いんだろう?
吉田先生に聞いた話では「駅の立ち食いソバ以外だったらどこでも美味しいですよ」とのこと。早速駅に設置された観光案内所で、11時くらいから開いていて歩いて行けるソバ屋を聞き出す。3つほど良さげなお店を教えてもらう。しかし時間は1時間半。行って食って帰ってくるには1軒に決めるしかない。ここは平山くんの勘を当てにして決めてもらうことにする。
我々が決めたのは、山形のメインストリートの1本横道に入ったところにあるお店(店の名前忘れた ごめんなさい) 雪の中、観光案内所でいただいた地図を頼りに15〜20分ほと歩く。ちなみに傘は持っていない。つーかうっかりコインロッカーに入れた荷物の中に折りたたみ傘があったのだが、気付いたのが遅かった(笑) 雪でびしょぬれになりながら到着。
平日の11時過ぎ。開店したばかり。もちろん他にお客さんはいない。店内はすごく静かで落ちついている。窓の外は小さいながらも庭園があって、眺めも良い。店内には店長の趣味なのかなんなのか、いろんな種類のお雛様が展示してある。「ちょっと良い感じだね」とか2人で言いながらそれぞれ別々のおソバを注文。僕は普通のざる。平山くんは紅花入りのおソバと野菜の天ぷらのセット。
しばらくしておソバが出てくる。…う〜ん、まぁ美味しい方かな…って感じ。水上温泉で食べた1万ウマイのソバに比べると、まぁ800ウマイってところか。もちろん美味しいことには変わりないが、ちょっと期待しすぎたので拍子抜けでした。今度吉田先生に会ったら、東京でもソバを食べるように言おう(笑) ちなみに平山くんの頼んだ野菜の天ぷらはメチャメチャ美味しかった。食事を終え、店を出る頃には雪がやんでいた。

帰り道、山形駅前のファミリーマートに寄る。この店は何故かメチャメチャサービスが良かった。まず店内に小じゃれた休憩スペースがある。そしておにぎりを買っただけなのに、レジのお姉さんが飴までくれるのだ。山形の人はこれがファミマの普通のサービスだと思っているとしたら、ウチの店に来たら怒られそうで怖い(^^;;; 飴はないのでヨロシク(笑)

駅に戻って駅弁を買おうと売店に行く。あ、みなさん「ソバ食べた後、おにぎり食って、さらに駅弁まで食うのか! このクソデブが!」とお思いですか? そんな普通の感性のあなたに一言言いたい。ソバってなんか物足りなくないですか? なんかねー、店で出されるソバの1人前って中途半端ですよね? まぁそんなこんなで駅弁売り場に行きました。
「次の電車は混んでますか?」 「次かい? 次はえっと…新庄から来るヤツだね。恐らく混んでるよ」 う〜ん、混んだ電車でさすがに飯を食う勇気はない。座れるかどうかもわかんないし。もっと考えれば、どうせなら次の米沢で、米沢牛の駅弁かなんか買った方が良いかも知れない。そんなこんなで駅弁はあきらめことに。


峠駅

山形12時09分発→米沢13時03分着
米沢13時13分発→福島14時00分着
米沢では乗り換え10分で、駅弁売り場が別のホームだったのでダッシュで行って弁当を買ってくる。米沢牛の牛肉弁当。これはメチャメチャ美味かった。オススメ。


初日の画と一緒(^^;;;

さて米沢からはいよいよ山を越えて日本海側から太平洋側へ! さっきやんだ雪も山では激しく降っています。もう我々東京の人間は雪となるとテンション上がるんです。雪が降ると喜んで庭かけまわるんです(笑) もうキャッキャキャッキャ言いながら窓の外の写真を撮る。


さて行きの電車で我々がビックリした峠駅。やはり帰りの電車でも結局誰も降りないし乗りもしませんでした。その前後の駅は降りる方もいて、外を見れば家なんかもあるんですが。峠駅はハイキングのためかなんかに使うのかもしれん。

その後とあるトンネルを抜けると、景色が一変し全く雪のない世界へ。


ダウン!

福島14時10分発→郡山15時00分着
さて、山形でソバも食った。行きの電車で気になっていた峠駅も終わった。後は帰るだけ。つーか、この先楽しみの予定が全くない! ちなみに赤羽到着予定はおよそ19時! まだ5時間。いや、その後家に帰ることを考えればもっとか!
平山くんは1本原稿抱えているし(この時の原稿がもうすぐ発売予定なんでお楽しみに)、僕は僕でパチンコマンガのネームを早くやりたい。ネームだったら電車の中でやればいいじゃんとも思うでしょ。僕もこの旅行に出る前まではそのつもりでした。しかしもう疲労が!(笑)
つーか電車の中暑い! 足元暑すぎ! 座席の下から熱気がもう…。オレは暑さに人一倍弱いのです。小桃さんに頂いた要冷凍の生肉ももうダメでしょこれ(笑) 平山くんは座って寝ているけど、オレのふくらはぎははもう座っていることを許してはくれない。座席はガラガラだがついに立ちあがるワタクシ。壁やドアに足を押し付けて一生懸命クールダウンを試みるも、体の芯からあったまっているので上手く行かない。つらい…。

郡山15時26分発→黒磯16時28分着
アホかボケ!(笑) 暑くて座ってられるかー! と、郡山−黒磯間は1時間以上立ちっぱなし。オレこのまま5時間立ったまま帰るのかな…(TT) 新幹線乗換駅に近づくたび「平山くん! 新幹線で帰らない?」と言おうと何度も思う。真剣に思う。
ちなみに上野−郡山は7970円。上野−宇都宮でも4600円。青春18切符台無し(笑) しかしもしこの時平山くんが一言でも「新幹線にしない?」と言ったら間違いなくそうしたでしょう。ダメだって。18切符トラウマになりそうだ(T▽T

黒磯16時32分発→宇都宮17時22分着
ここも1時間立ちっぱなし。しかも駅でドアが開くたび(たまたまワンマンカーではなかったため、各駅でドアが開く)外に出て体を冷やす。毎回毎回車掌と目が合い気まずい(^^;;; でも外に出てビックリ。開いた電車のドアから熱気が放出されていて、それが蜃気楼のようにユラユラユラユラして見える。暑いんだってばさってばさ〜。つーか平山くんはよく座ってられる。オレには無理だ。

宇都宮17時32分発→赤羽18時57分着
やっと到着…。2度と18切符で秋田には行かねぇぇぇぇぇぇぇっ!(笑)


この旅行でお世話になった全ての人ありがとうございました。バイトのシフトを代わってくれたMさん&西脇くん。そして店長。秋田で一日中遊んでくれた華桜小桃さん。そしてわざわざ休暇をとってくださったダンナ様。そして平山くん。ありがとう。

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