宮沢賢治記念館

岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館、前日盛岡市泊で帰りに立ち寄ることができた。左の写真は宮沢賢治イーハトーブ館入り口の宮沢賢治のシルエット。
宮沢賢治記念館には、自筆の原稿など数多く展示されていて、数多くの手直しがその原稿には記されている。

自筆メモのなかには、両親にあてた遺書もある。宮沢賢治は37年という短い生涯で幕を閉じた。残したものはこれからも永遠に生き続けるのだと思うのだけど、無念だったと思う。雨ニモマケズの詩(自筆メモが展示してあった。詩ではなくこれはメモなのかも)を読むと、決して恵まれていたとは言えない宮沢賢治の切実な願いがこもっていることに改めて気づく。

この宮沢賢治記念館の入り口近くで撮ったのが、彫刻碑 「よだかの星」、石碑に写る木の葉が星に見えてこの碑は完成とみたので、そのアングルから1枚、写真はこちら

童話であってハッピーエンドではないこの「よだかの星」にも、宮沢賢治の思いを感じる。こうしてあの有名な宮沢賢治のシルエットを見ると、そのシルエットがやけに悲しく見えてくる。

音楽で好きなベートーベンと同じ悲壮感ある宮沢賢治、その作品に大きなパワーを感じさせるところが素晴らしい。

Misumi, August 2004


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