仮想恋愛経験

あとがき

 私は失恋を乗り越えられそうに無い。
 でも、乗り越えないと次へは進めない。

 そこで機械に頼ることを思いついた。
 もし、私が恋が破れたなら、BOSをきっと私は使ってしまうだろう。
 記憶喪失になっても構わない。

 だからこそ玲奈には使わせなかった。
 乗り越える強い心を書き上げたかった。
 この作品を書き終えた今の私の中には、少しでもそういう強さが芽生えたのだろうか。

 それが確かめられる状況にはなりたくないけど。

WARABI 16歳 春


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