パンドラ


腹割って話そうじゃねぇか

人なんつーもんは、結構アブネー考えを持ってるもんだ。
暗くて醜くて直視できないよう心の持ち主なんて腐るほどいるんだよ。
俺自身。そんな心の持ち主だ。

自分の思考に恐ろしさを感じるときもある。
それで自分がイヤイヤで仕方なくなってしまうときもある。
でもそれって結構普通なんだな。コレが。

でもよ。
やっぱり人には知られたかぁないわな。
自分が嫌なところ。
人が好きになってくれるとは思えないわけだ。

「自分もそういうところあるからわかる。」
なんてことを言われても、にわかには信じられないモノだよな。
自分のオナラの臭いは我慢できても、
他人のオナラの臭いは我慢できなかったりするからよ。

だからそれを隠して、抑え込んで元気に見せてやってる人がほとんどだ。
でな、それに対してさえも嫌悪感を抱いてしまうこともあるわけだ。

でもよ。考えて見ろよ。
抑え込めるのも力だ。
カラ元気も才能だ。
嫌悪感なんて感じる必要はない。

自分を偽っている?
いいじゃないか。
むしろ嫌な部分を改善しようと努力している自分を誉めてやれよ。

なぁ。

どうしても辛くなったら誰かに話せばいい。
きっと悪いようにはならねぇって。

愚痴でもいいさ。
罵倒でもいいさ。
欲求でもいいさ。

もし話してさらに傷ついてどうしようもなくなったって
人間なんて腐るほどいらぁな。
悪くない答えを出してくれる人間が一人ぐらいいるってもんよ。
あきらめず探しなよ。
見つかれば気持ちはスーッと楽になるもんさ。

え?俺?
俺でもいいぜ。
おまえにとって悪くない答えを出せる保証はないけどな。
あと話すんなら腹割って話そうじゃないか。
きっとそっちの方がすっきりするぜ。
なぁ、おい。
酒でも飲みながらさ。

その代わり、もしそれでおまえが楽になったら、
俺がそういう状況になったとき、力になってくれよ。

人生助けあいだからな。


戻る