NotFriends

第5話 戦乱の足音

 NotFriendsの最年少者であるシリアと、うち解けられないことを気に病んでいたフェイルは、ある日思い切って話をする。しかしその効果は薄く、結局サングラスをかける理由が「かけずにいられないから。」ということを聞き出せたのみであった。
 その数日後、ドゥルクが死去する。その葬儀で正式に帝王となることと、新帝国の方針を語るジェイル。その政策はあまりに独裁的で、星の名を、「サガ」から「ロッシャル」に改めるというとんでもないことも言い出した。ジェイルの政策から、再び戦争が始まることを察知したNotFriendsは、トレーラーの住居ブロックを切り離し、純粋なシップへと姿を変えてこれからに備える。
 そんな中、ネイとシリアの知人であるロディがNotFirendsに接触を求めた。彼は「ロッシャル帝国」に敵対する組織に参加しないかと言う。しかし、その組織の本質が見えないネイたちはそれを保留し、ロディを帰す。
 NotFriendsがその姿を完全に変えた頃、サガ同盟と名乗る新勢力が帝国に宣戦布告を行った。再び戦乱の足音が聞こえる。戦争を繰り返すこの世界は、シリアにはこの直視することができない。サングラスで黒く濁らせなければいられない世界。

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