NotFriends
第4話 開かれぬ少女の瞳
| NotFriendsの非戦闘員であるリンは、フェイルへの想いを日に日に強くしていた。そんな生活の中、フェイルの髪を青く染める役を任される。フェイルの髪に触れ、体温に触れたリンは、さらにその想いを強め、フェイルに少しでも近づきたい想いから、ネイたちの仕事を手伝いたいと言い出す。 ネイはそれを了承し、誘拐された子供の影武者という役割で仕事に参加させる。仕事は見事成功を収めるが、その帰り道、フェイルに誘われSPのコクピットに乗ってしまう。その時彼女の中に眠るものが目覚めた。彼女は前大戦で生み出されたバーサーカーだったのだ。 バーサーカーはSPのコクピットに入ると、別人格が目覚めるよう造られた戦士。その人格は戦闘に必要なもののみを教え込まれた、戦闘をするためだけに作られた人格だった。その戦闘能力はネイを圧倒するほど。バーサーカーと化したリンは、シップからの緊急停止スイッチによってその牙をおさめるが、リンはこの事件をきっかけに、自分に別の人格があること、それがSPに関係あることに気づく。しかし彼女にそれを確かめる勇気はなかった。 |