美奈神が書きたい放題書くところ
2巻まで発売している「すみっこの空さん」がすばらしい。
小学一年生の少女と、亀が毎回ひとつの命題について哲学をするという、ユニークな発想の作品を、しっかりと書きあげています。
私も自作で、「考え方を変えるだけで世界は違って見える」なんてことを訴えようとしていることが多いですが、この作品は訴えるだけでなく、なんとも心温かい「回答例」を作中で展開してくれるのです。
2巻に収録されている、命題12「ついおく」の出来は、久方ぶりに誰もいない部屋で歓声をあげてしまうほど「やられた」感がありました。
絵柄やお話の作り方から考えて作者は女性でしょうと思って調べたら、やっぱり女性でした。
こういう作品を書きたいんだよなぁ。