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夢鬱痛(ゆめうつつ)

 今日も意味不明世界、美奈神ドリームランドにご招待。
 今回は思わず会社に行きたくなくなってしまうような、そんな鬱々とした夢だっちゃ☆

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 なんだか知りませんが別れた彼女が私の部屋にやってきて、嬉しそうにペチャクチャと話しておりました。
 どうしてそういう状況になったかは夢の中なのでとりあえずつっこまない方向で。

 いや、もうそれ自体はどうでもいいのです。どうでもいいのですが、元カノの話している内容が問題なワケで。

「そしたらヨウ君ったらね」

「ヨウ君がさぁ」

 二言目にはヨウ君なる人物が出てきます。
 なんとなくその「ヨウ君」なる人物がどんな存在なのかはわかりますが、質問する私。
「そのヨウ君ってさ……」
「うん。彼氏」
 極上の笑顔。
 いや、そりゃね。別れたワケですから。いいんですけどね。
 だけどね。
 そんな満面の笑顔で今の彼氏の話をされても困るというか面白くないというか。
 私がひきつった顔をしていてもお構いなしにヨウ君の話を続ける元カノ。
 いや、正直不愉快というか、正直ハラワタ煮えくり返り状態というか、そんな状態になってしまったんで言ってしまうワケですよ。
「あのさ。そんな話、聞いても面白くないんだけど」
 いや、当然だと思いたい。ここでヘラヘラ笑っているような人間もちょっとどうかと思いますし。
 そうすると、
?マークを浮かべる元カノ。
「えー聞いてよー。他に聞いてくれる人いないんだからさー」

 ええ。もうね。
 さすがにプッツンでしたよ。

「ふざけるのもいい加減にしろっ。俺の気持ち考えたことあんのかっ!?」

 怒鳴りつける私に、驚いた表情を見せる元カノ。やがてふるふると震え出し、私をキッとにらみつけます。

「そんな心の狭い人だと思わなかった!がっかりだよっ!」

 ………………。

 そこで起床。

 ………………………………。

 えーと……。
 ワタシココロセマイデスカ?
 当然の感情とか思ってしまうのは人間できてない証拠ですか?

 ……しかし、夢の中で拷問のような仕打ちを受ける私って……。

 きっと自分に厳しいってことですよね。

 HAHAHAHAHAHA。

 誰か僕に優しくシテヨ。