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ビューティフルというよりトライアングルドリーマー

 ひさびさに変な夢を見たのでテキスト化してみる。

 ちょっぴりだけびみょ〜にエッチだったりエッチじゃなかったりするので、R15ぐらいにしておきますか。

 いや、エッチな内容を期待して読むと超ガッカリな内容なんですが(笑)

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 多分私学生。
 でも多分20歳過ぎ。

 で、なぜか校内を探し回っているわけです。
 相手は中学校の頃好きだった子です。仮にA子としておきましょうか。

 で、なぜ探しているかと言うと、「告白せよ」との絶対命令が下っているかららしい。

 と、いうよりも。
 彼女の方が私に告白されないと命がヤバイらしい。

 私もその子のことは好きでしたから?
 必至で探すわけですよ。

 ダッシュダッシュで探していると。何か妙なものを発見するワケです。
 なんでそんなものがここにあるのかさっぱりですが、そこにそれはあったわけです。

 ランドセル。

 しかも、告白対象が背負っています。

 いや、確かにですよ。
 小中学校と一緒だったわけですから?
 ランドセル姿だということも考えられるわけですが?

 でもね明らかにおかしいわけですよ。
 ええ。

 だって彼女、成人した姿なんですから。

「え、A子(ぜぇぜぇ、はぁはぁ)」
「み、美奈神……」
 照れた様子のA子は間違いなくかわいいんですが、当然なんでランドセルを背負ってるか、疑問に思うわけで。
 しかしながら、そんなことよりも優先すべきは告白という気持ちがありましたので告白しましたよ。

「好きだ、つきあってくれ」
 なんの捻りも無いせりふですがそこは勘弁してくだせぇ。
 でも大丈夫。このあとの展開が異常ですから。

「……や、やっぱり、こういうのが趣味だったんだ」

「え?」

「ランドセルが好きなんて! このロリコン! ばかぁ!」

 ………………。

 なんだってぇぇぇぇえええ!

「な、何言ってるんだよっ!」

「B君が『あいつはロリコンだからランドセル背負っとけばイチコロだ』って」

 説明しよう。
 B君とは『A子に告白せよ』という絶対命令をくだした友人だ。

「ば、ばかっ! 違う」

「本当にそんな趣味だったなんて思わなかったよぉ!」

 A子涙目。
 というか俺の方が涙目。

「ハァハァゼェゼェ息荒げてっ!」

「これは走ってたからだ!」

 なんというラブコメお約束。

「今まで何も言ってくれなかったのに、ランドセル背負った途端に告白なんて信じられない」

 そして、とうとう泣き出すA子。
 いや、俺が泣きたい。

「とにかく返事をくれっ!」

 半ば切れ気味で返事を要求。とりあえず告白イベントは「相手の返事が来るまで」らしいので、返事が来ないとイベントが終わらず、A子の命もたすからない。

「ううっ!
 つきあって欲しくなきゃランドセルなんか背負うわけないでしょ!
 馬鹿っ!」


 ………………。


 ……こ、これは萌える。

 そんないじらしい返事とともに、なぜか学園ドラマのノリで、全校生徒が校舎から溢れ出し、私たちのまわりにドッと押し寄せてくるわけです。
 そして二人はなぜかラブホテルに強制連行

 ここで濡れ場が展開されれば、美奈神は重度な欲求不満で済むのですが、そうならないから美奈神の脳内がわからない。

「い、いきなりこんなところ連れ込まれてもなぁ。
 なんか、こう心の準備とか……なぁ?」

 愛想笑いで相手の様子を伺う美奈神。
 A子はというと。

「なんで美奈神はいっつもそうなのよっ!」

 なぜかブチ切れ。

 そこからはA子の猛攻。

 だいたい何で今の今まで告白してこなかったのか。
 思わせぶりな態度ばっかりとってたのが腹が立つ。
 肝心なところで、誤魔化してばかりでずっと弄ばれてた。
 エトセトラ。

 その間、美奈神。
 土下座で平謝り。

 濡れ場展開になる様子なし。

「ごめんなさい、許してください」

 ペコペコペコ。
 そしてここから、またおかしくなるのです。

「本当に悪いと思うなら、私のバックダンサーをしなさいっ!

 このラブホテルの部屋、なぜかステージがあるんです。(この時点で別の空間に移動したのかもしれませんが)

 そしてアイドルのような衣装にいつの間にか着替えていた彼女が、ステージで歌いだし、私は後ろでダンス。
 しかも、ポーズを決めるたびにどこかで聴いた「きゅぴ〜ん」とか「きらきらきら〜ん」とか鳴ります。

 こ、これ、なんてアイドルマスター?


 って、ところで起床。

 ……………………。

 こういう夢を見る度に思うのですが。
 私の脳は大丈夫なのか?

 もしかすると、ラブコメが描きたくてしょうがないのかもしれない。