個別表示

「自爆」使用

 鬱病日記(第一部 完)
-----------------------

 うちの会社は中小企業。
 大企業の協力会社として仕事をするのがほとんど。

 今回私が病になったのも、この大企業様の方針というか仕事の仕方が合わなかったからで。

 まぁ何でしょう。
 病になったので、当然引き継ぎ作業は発生します。
 そんな無茶はできないので、できる範囲の引継ぎを行うつもりでした。

 しかし求められたのは今までやってきたことの資料作り。
 作業だよね? コレ?

 まぁ負い目もあって、さらに後輩を残すので、なんとか頑張ろうと思いつつがんばってました。
 しかし自社と連携するため、引継ぎ項目一覧を自社の上司とも共有したいと連絡したところ。

 別にいいですけどそんなの意味ないと思います。
 早く作業に着手してください。
 あと毎日作業進捗報告してください。
 (意訳でもないけどこんな感じ)

 しかも美奈神さんがいなくても100%業務に差し支えないようにしてもらわなきゃ困ると言う無茶な要求っぷり。
 あははははははははははは。

 流石に堪えた。

 でもまぁ、負い目も(ryで、やろうと思ったのですが、頭が熱くなって何も考えられない。
 実は翌日にも作業が控えており、他の作業もしなきゃいけない。
 さらに頭が熱くなり、トイレに駆け込む。
 軽い吐き気を覚えてえずきつつ、襲ってくる脱力感。

 でも、負い(ry。

 少し気分転換が必要だと外と空が見える窓際まで移動。あー、いい天気だなぁと思いつつさらに襲ってくる脱力感。

 ヘロヘロと座り込んでしまう自分。

 やっべー、立てないや。
 まぁ少し休めば大丈夫だろうと思い30分経過。
 一向に動かない体。

 特に足がピクリとも動かず、パニックに陥りました。
 どうしよう、情けない、悔しい。

 いつものようにリフレンする言葉。
 実は私が座り込んだ場所は丁度死角になっており、発見は絶望的。
 声がうまく出せない。
 手は震えてる。

 それでもなんとか携帯を取り出し、上司にメール。

 そのさい打ち込んだメールの内容。

「あしがうごかない」

 敬語も変換もする余裕が無かった。
 コレ見たらみんなびっくりするよね。そりゃあ。


 その後数分。
 メールが返ってきたようですが、見る気力すらなくもうなんだか情けないのと悔しいのとどうしようもないのとで、とうとう泣き出してしまう始末。

 その数分後、涙と鼻水でぐじゅぐじゅになった状態で無事保護され医務室に運ばれました。

 自社の上司、後輩、同僚。
 みんな心配して顔を見に来てくれました。

 しかし、さんざんこきつかっていた大会社の人は一人として見舞いにこねぇ。
 それどころか、自社の上司を捕まえてこれからどうするんだ!? みたいなことを言い出す始末。

 うん。
 働く価値無い。

 大会社なんてそんなもの。

 いや、会社なんてそんなものなのかもしれませんが、自社の人間は少なくても最低限の人間の心は持っている。

 これから会社間でいざこざがあるかもしれませんが、ここまで派手に倒れたので、これで無理強いはできないでしょう。
 それでもヤレヤレ言ってきたら訴えるレベルです。
 明日から2ヶ月ほどお休みをいただくことになりました。(傷病休暇、代休、有給消化できます)

 思ったより追い詰められていた自分にビックリしつつ、ちょっと舐めていた心の病気に若干の恐怖を覚えつつ、長いお休みの期間なにをしようかと、明るいことも考えてます。

 自己啓発。
 旅。
 創作。

 やりたいことはたくさんあるけれど、まずは気力回復のために1週間ほどダラダラ過ごします。
 とりあえずは家の掃除かな。
 普段やらないところも綺麗にしようかと思います。

 心機一転ってことで。

 とりあえず闘病日記第一部完結です。