大晦日・・・
世間は大掃除や新年を迎える準備の為、色々忙しい。
ここ、 鹿島や涼月でも変わらない。
そこに住む、ある人達も忙しそうに駆け回っている。
いや、元旦に全員ある場所に集まる為、大忙しだ。

 

 

〜春日 せりな〜

「母様ー、これはここでいい?」

「ええ。
次に、門松を店の前にでしておいて」

「はいはーい」

鹿島商店街であるゆる意味で有名な、『春日寿司』が正月にお休みするわけがない。
大晦日は大掃除や新年の改装の為に休みを取ったが、夜には開ける予定。
その忙しさは言わずとも察すると言うもの。

「はぁ・・・
少し、腰が痛いわね」

「あらあら、年は取りたくないものね?」

「母様!!
私はまだ若いです!!」

「そんな言葉が出る事態が、年を取った証拠よ」

「ぐぬぬ・・・」

実際、20代後半の彼女にそんなことセリフを言えるのは、家族しかいない。
もし某親父セコンドが言えば、世にも恐ろしいことになるだろう。

「ほらほら、仕事はまだまだあるんだから。
夜に働かないのなら、その分、今頑張ってちょうだい」

「うう〜
母様ぁ・・・」(泣

 

夜・・・
何とか大掃除をやり遂げ、軽く腰を叩きながら電車に乗り、『ある家』に向かう。

『腰が痛いのは重いものを持ったせいよ!
決して、年を取ったわけじゃないわ!!』

と、言い訳しながら(笑

 

 

〜須崎 達也&『須崎』 由希〜

『それでは・・・』

『ああ。
悪いが、手が離せない。
何とか、時間までには間に合わせる。
君は先に行っていてくれ』

『・・・はい』

仕事で成功したサガか、『須崎』家に一般な休みはない。
父の後を受け継ぐ達也も例に漏れない。
その妻の由希は仕方なく思いながらも、達也の身体を心配している。
電話越しにしか・・・
声しか聞けない彼を想い、寂しさも感じている。

『それじゃ、また何かあれば連絡する』

『はい。
でも、時間に遅れたらせりなちゃんが怒りますよ。
ですから、ちゃんと来てくださいね』

『ウッ・・・』(汗

『クスクス』

予想通りの反応に由希は、笑いを堪えることが出来なかった。
だが、達也も多少リラックスが出来たようだ。
電話を切る前に、最後に一言・・・

『新年会が終わったら、2人でゆっくりしよう。
その時間も空けてある』

『はい!!』

こちらもラブラブのようである。

 

達也はギリギリ何とか間に合ったが、某山姥に活を入れられたのは別のお話し(笑

 

 

〜合田 鉄平〜

「いらっしゃい、いらっしゃい!!
今日は大晦日!!
お節だけじゃなく、魚もどうだい!?」

またもや同じく、鹿島商店街。
そこにある魚屋で、鉄平は今年最後の商売をしていた。

「あら、若主人。
今日もお仕事ですか?」

「へい!
最後までやらせてもらってます」

鉄平は買い物にくるおばちゃん達の人気者。
客商売以前に、人情ある彼も拒みはしない。

「ですが、まだ若いのに・・・
お正月の予定はないんですか?」

「いえ・・・
この後、友人と集まって新年会に」

「そうですか。
あっ、この魚お願い」

「へい!!
ありがとうございます」

「それじゃ、また来年に」

「よいお年を!」

お客さんを軽く見送り、気合を入れなおす。

(さて、もう一分張りすっか!!)

 

図体は大きいが、好青年のように良い汗を流しながら仕事を終わらせ、
意気揚々と目的地へ向かう。

 

 

〜小松原 妙子〜

「それじゃ、行ってきまーす」

「ああ、行っておいで」

大晦日の中、珍しくゆっくりしている彼女。
家族に見送られ、早めに家を出る。
彼女が上機嫌なのは見ただけでわかる。
言葉で言えば『ルンルン♪』 といったくらいに(笑
しかし、年齢よりかなり低く見られる彼女には似合っていた。

(妙子、料理は苦手ですが、赤ちゃんのお世話は出来ます!!)

どうやら、手伝いの為早く出かけたようだ。
その両親は、逆に弄ばれていると思っていると全く知らない。
世の中、知らない方が幸せな時もある。

 

 

〜牧野 詩織〜

「これぐらいでいいかしら・・・」

さすが几帳面でしっかりしており、現鹿島学園校長。
普段からきっちり掃除をし整頓していると、大掃除とはいえそれほど時間は掛からない。
作者の姉にも見習ってほしいものだ(笑

「さて・・・」

時計を見ても、集まる時間よりかなり早い。
コーヒーを飲みながら、時間をつぶして余裕をもって出かけた。
人間、これぐらいの余裕をもちたいものだ。

 

 

〜桜瀬 由美子〜

「行ってくるわね、おじさん」

「ああ・・・
帰りに迎えに行かなくても良いのか?」

「だから、大丈夫だって。
帰りはあきら達と帰るから」

「そ、そうか・・・」

それでも不安の色が消えない田島さん。
そのイカツイ顔では、別の意味でかなり怖い(汗

「もう・・・
私もいい大人なんですから!!」

「それもそうだが・・・」

喘息持ち以前に、ただの親馬鹿的な田島先生(笑
他に愛情の行く所がないのだろうか?

「行ってきます!!」

「も、もし、何かあったらすぐ・・・」

 

バタン!

 

どうやら娘さんは最後まで聞く気はなかったらしい。
彼の今年最後の夜はヤケ酒に決定。

 

 

〜宇佐見 明男&『宇佐見』 ちはる〜

「明男さん、それをこっちへお願いします」

「わかった」

「ちはる、外は終わったよ」

「ありがとう、お父さん」

「すみません、監督」

「明男君、今はプライベートだよ」

「あっ、すみません、お義父さん」

こちらは夫婦と妻の父との3人暮らし。
義理の父子(おやこ)の仲も悪い所か、凄く良い。
外ではボクサーの選手とセコンドだから、当然といえば当然。

「お疲れ様、明男さん、お父さん。
はい、お茶」

「ありがとう、ちはる」

「すまん」

大掃除もようやく終わり、ちゃぶ台の周りに座って一息。
なんともほのぼのとした光景だ。
まさに家族団らん。
こちらの方が落ち着く。

「今年も色々あったねぇ」

「ああ・・・
結局、雪村先輩に勝てなかった」

「明男くん・・・
何時かなんていい加減なことは言わないが、だからこその目標だろ?
それで良いじゃないか」

「ええ。
だから毎年同じ抱負ですが、来年こそ勝ってみます」

「その意気だよ」

「うん。
それでこそ、明男君だ」

どうやら、宇佐見一家には目標があるようだ。
だからって抱負を初め、神社参り・七夕・ハレー彗星などなど、
全ての願い事に同じ内容もどうだろう?

「ねぇ、お父さん。
本当に行かないの、新年会?」

「そうですよ。
お義父さんを家に一人にするなんて」

「いいよ。
こんな年寄りが行っても、浮くだけさ。
若い者達で新年を迎えればいい」

「そんなことは・・・」

「いいから。
お節も作ってくれているし、行ってきなさい」

「・・・明男さん」

「・・・わかりました。
その代わり、家に帰ったら3人で・・・」

「ああ・・・
3人で元旦を迎えよう」

うんうん、見事な家族愛です(泣

「では、行ってきます」

「つゆと付け合せは作ってあるから、年越し蕎麦も食べてね」

「分かってるよ、行っといで」

夫婦仲良く目的地へ向かう。
某双子の子供を持つ夫婦にも負けず劣らず。
ボクサーとしての実力以外は、充分均衡している。

 

「そろそろ、孫を抱きたい・・・な」

一人になったお父さんは、そんな独り言を残したとか何とか・・・

 

 

〜鷲淵 権造〜

「今年の旅も大変だっただな。
・・・所で、ここはドコだ?」

田舎道のど真ん中で途方にくれている彼。
待ち合わせの時間に間に合うのか!?

 

 

〜久保 勝&『久保』 あきら〜

「あのなぁ、あきら。
大晦日なんだから、少しは掃除しようと思わないのか?」

「全然。
そういう勝だって、動かないじゃない」

「そ、それは・・・」

「いい?
今日、今の時間のこの家は普通の休日。
休みの日はゆっくりした方が良いでしょ?」

「・・・それもそうだな」

「そうそう。
人間、気楽に生きなきゃ」

「なら、時間が来るまでゆっくりするか」

ダメダメ夫婦だった!!

 

 

〜雪村 雪之丞&『雪村』 晶子〜

「アナタ!
この料理をそっちに運んで!!」

「わかった!
重箱も出しておいたぞ!」

「ありがとう!
って、航(わたる)、聖(ひかる)、イタズラしないの!!」

「あぅー」

「きゃっ、きゃっ!」

見ての通り、ただ今戦争中(笑
しかも劣勢。
いくら、大きな家とはいえ大人数が集まるのだ。
その分の年越し蕎麦とおせち料理、その他の準備諸々。
その上、歩くこそまだだがハイハイが出来る愛しの双子の相手。
大掃除なんてする暇なんてない。
これぐらいの小さな子がいる所では当たり前だ(実話

「運んだぞ、晶子。
おい、2人ともお漏らししたぞ!!
着替えとオムツは何所だ!?」

「えー!?
こんな時に!?
そこのタンスとオムツはそこ!
アナタ、お願い!!」

「オウ!
こら、航!!
そっちじゃない!!
聖も行くな!!」

修正、激戦区です(汗
それはもう、言葉で言い表せないくらいに。

「妙子ちゃーん、早く来てー!!」(泣

頑張れ、主人公&ヒロイン!!
これが君達が望んだ『幸せなる日々』だ!!

 

それぞれの新年へ向け、準備に明け暮れる。
そして午後9時頃、全員が『雪村家』へ集まる・・・

 

 


2002 elf 『あしたの雪之丞&勝 あしたの雪之丞2』

「幸せなる日々」
 (番外編・皆でお正月)


 

『あけましておめでとうございまーす!!』

何とか皆さんが来る前に、準備も終わり無事新年を迎えることが出来ました。
でも、たくさん用意してあったおせち料理(私・せりなさん・由希さん・詩織先生・ちはるちゃん一家作)が、
凄く早く減っていきます(汗
お兄ちゃん・せりなさん・権造さん、年越し蕎麦も食べたのに(これも何杯も)どうしたらそんなに入るのかな?

そうそう、権造さんは何とか年が明ける前に来てくれました。
せりなさんから手痛い歓迎を受けていました(汗
今もおせち料理を摘んでいるお箸片手に、年越し蕎麦のどんぶりを持ったままです。

「それにしても・・・
色々と大変だったんじゃない、晶子ちゃん?」

「そ、そんな事ないですよ」(汗

ご近所付き合いで嫌でも身につけた見栄っ張り。
でも、朝からのことを思い出すとドモってしまうのは仕方がないと思います(汗
あきらさん、貴女にも子供が出来たらこの大変さがわかりますよ。

「相変わらず正直ね、晶子ちゃん」

「あうう・・・」

あっさりバレてしまいました。

「あっちも大変ですね」

「そうですね」

私達はせりなさんを抜いた女の人だけのグループに集まっています。
あの人は・・・、いいえ皆さんがいる間は『ゆっくん』と呼びましょう。
ゆっくんも男の人だけのグループ(お兄ちゃん、権造さん除く)で何か話しています。

「そういえば、子供さんは?」

「あの子達なら隣の部屋でグッスリ寝ていますよ」

「そうなの?
こんなに騒いでも大丈夫?」

「フフフ・・・
普段からお兄ちゃんやせりなさんが来るから、これくらい大丈夫ですよ」

「・・・将来、絶対に大物になるわ」

静けさとは基本的には無縁な我が家ですから。

「でも、子供ってどうですか?
私達も含めて、晶子さんの所だけですから」

由希さんの言う通り、子供がいるのは私のところだけ。
しかも、最初が双子なら大変さは並大抵のことじゃない。

「大変ですけど、辛いと思ったことはありませんよ。
何て言ったって我が子ですから」

「うわ、母親な顔」

「それに幸せそうな表情ね。
羨ましいわ」

あきらさん、詩織先生!
そんなツッコミしないでください!!

「妙子も航ちゃん達の遊び相手になっていますけど、大変ですよー。
髪や頬を引っ張るし、ほんのちょっと気が緩むと遠くに行っているし、周りにも気をつけなくちゃいけないし」

「・・・妙子さん」

「はい?」

「ううん、なんでもありません」(汗

由美子さんも気づいたみたいです。
妙子ちゃん『と』じゃなくて、妙子ちゃん『で』遊んでいるこの子達。
妙子ちゃん以外に全員目を合わせて軽く頷きます。
『黙っておこう。 知らない方が幸せ』と全員が一致(笑

「??」

首を傾げる妙子ちゃんに、苦笑しか返せない私達。

 

 

おせち料理もあっという間に無くなり、ゆっくん達はお酒(正月なだけに日本酒)を飲みながら話し合って、
こちらもせりなさんを混ぜて去年(一時間くらい前だけど)のことを話し合いました。
今は・・・

「そちらも大掃除大変だったみたいですね」

「ええ。
おじさんも手伝ってくれましたが、ちょっと過保護で」(汗

確かに大掃除では、ホコリとか出て喘息持ちの由美子さんなら辛いですけど、
普段気をつけている家では綺麗ですぐに終わったようです。
それでも、気にする田島先生。
年頃の子供を持つ父親は皆こうなるのかな?
ゆっくんも?
・・・想像できません(汗

「家もお店の大掃除は大変だったわよ」

せりなさんも大変だったみたいです。
お店なだけに常に清潔にしなくてはいけませんし、せりなさんの部屋自体がその・・・
これ以上はノーコメントで(苦笑
そんなこんなで話し合っているけど、ただ一人乗ってこない・・・

「あきらさん?」

「なに?」

普段通りにしているけど、何か誤魔化しているのが分かります。
だって、その誤魔化し方がお兄ちゃんと一緒だから。
ちなみに、あきらさんは『お義姉さん』 なんだけど、
ゆっくんがお兄ちゃんへの『お義兄さん』を含め、名前で良いと決まりました。

「・・・大掃除、しました?」

「・・・・・・」(汗

黙認ですか?

「あきらさん・・・」

「ゴメンナサイ、していません」

再度、訪ねてみるとあっさり答えてくれました。
あら、どうして皆さんは後ろに下がるんですか?

「ハァ・・・
確かにお兄ちゃんもあきらさんも面倒くさがりだから、もしかしたら・・・
と思っていましたが、本当にサボるとは」

「あきら、サボっちゃ駄目でしょ」

「つい・・・」

これはお兄ちゃんにも注意しなくちゃいけませんね。
横目でお兄ちゃんを見ると、ビクッとして引きつった顔で私の方を見る。
手を振ってあげると、ゆっくんを壁にして隠れてしまいました。
どうやら伝わったみたいですね(ただ晶子が怖かっただけです by作者)

 

「そんなことより、晶子ちゃん。
ちょっとで良いから子供達の寝顔、見せてくれない?」

両手を合わせて、拝むように頼み込むせりなさん。
時々来てくれるせりなさんが一番楽しみにしているのが、子供達の寝顔を見ることなんです。
子供のオモチャの半分がせりなさんからのプレゼントですし(助かっているんですけどね)

「いいですよ。
そろそろ初詣に行かなくちゃいけませんし、着替えさせましょう」

「私は寝顔を見るのは初めてね。
楽しみだわ」

「それはもう可愛いんですよ、詩織先生。
でも、起きている時のわんぱくさを思い出すと・・・」

さすが妙子ちゃんが言うと実感が込もってますね。
私やゆっくんじゃ、引っ張られたりはそんなにないんですが・・・

「子供って大変そうですね・・・
ちはるさん、どうします?」

「どうしますって・・・
こればかりは、その流れと言うか・・・
お父さんはほしいみたいですけど」

将来への子供の相談する奥様達。
何か私の方が年を取ったような・・・(汗
ううん、私だってまだ若いもん!!

「と、とりあえず、こちらへどうぞ」

ちょっとした現実にショックを受けながら、せりなさん達をご案内。
慎重に忍び足で移動します(これぐらいでは起きないと思いますけど)

 

廊下に出て、向かい側の扉のドアノブに手を当てて振り返ります。

「では、いいですね?」

コクッと頷く皆さん。
そーっと開けて、まず私が入って行きます。
ベットの中を覗き込むと・・・

「「すぅ・・・すぅ・・・」」

それはもう気持ちよさそうに寝ています。
せりなさん達の方を向いて、頷くと静かに入ってきます。
私と同じように覗き込むと・・・

「うわぁ・・・」(あきら)

「か、可愛いです」(由美子)

「やっぱり、そうですよね」(妙子)

「ウンウン」(せりな)

「まさに天使の笑顔ね」(詩織)

「「・・・・・・(ポー」」(由希・由美子)

ゆ、由希さん・ちはるちゃん?
その・・・
いえ、なんでもないです(汗

「「・・・(コク」」(由希・由美子)

・・・・・・
達也さん、明男くん、色々頑張ってください。
あきらさんはそのような反応はなく、聖の頬を突付いてます。

「晶子さん、もう少ししたら初詣の予定だけど子供達はどうするのかしら?」

「それは大丈夫です。
もう少ししたらお母さんが来てくれますから」

さすがに深夜に寒い中、子供達は連れて行けません。
お母さんには悪いかと思いましたが、悪い言い方ですが孫バカですから笑顔で引き受けてくれました。

「晶子、お義母さんが来てくれたぞ。
そろそろ準備をしろ」

「あっ、はーい」

噂をしたら何とやら。
いつの間にかそんな時間になっていたようです。
呼びにきてくれたゆっくんに返事を返し、子供達の頬にキスをしてそっと出て行きます。

「春日達もここにいたか。
勝達もすっかり出来上がっていたから、あの酔い覚ましを飲ませたぞ」

「あれだけ飲んだら当然ね。
家の駄目男とか権兵衛を酔ったまま外に出したら大変ね。
暴れるから」

「あはは・・・」(汗

言い返す所か、賛成してしまう私。
ボクシングの世界では有名になったんだから、少しは大人しくなってよ。

「ねえ、アナタ。
お兄ちゃんにはジョッキで飲ませておいて。
慣れてきたしたくさん飲んでもらおうよ」

「・・・それもそうだな」

引き受けたゆっくんが、準備に戻りました。
遠くからお兄ちゃんの絶叫が聞こえますが、気のせいです。
大掃除のことで怒っているんじゃありませんよ、決して。

「あきらさんもどうですか?
今なら頼めますが」

「わ、私はお酒飲んでないから」(焦

「それもそうですね。
それじゃ、お酒飲んだら言ってください。
用意しますから」

「え、ええ、その時はお願いね。
(絶対お酒飲まないでおこう)」

何故か引きつった顔のあきらさん。
何か変なこと言いましたか?

 

 

皆さんで初詣に行き、やっぱり多少のトラブルがありましたが無事終わりました。
お賽銭を投げ、お願い事はもちろん一つ。

『家族皆が幸せに元気で過ごせますように』

皆さん、今年も頑張っていきましょう!!

「晶子、そろそろ寝るぞ」

あっ、ゆっくんが呼んでいますので今日はこれくらいで(もちろん一緒のベット)

 

 

終わり


あけましておめでとうございます!!
今年も頑張っていきますのでよろしくお願いします!!
久しぶりの『幸せなる日々』SSですが、雪之丞と晶子のラブラブよりも家族幸せに過ごしているというのをコンセプトに書きました。
『いつまでも貴方の側に』のお正月編と同じように、前半の方が長くなってしまいました(汗
どうしてお正月SSはこうなるのでしょうか、不思議です。