「・・・・・・」

俺こと桜井舞人は今教室のドアの前で立ち止まっている。
下駄箱で事前に今年も同じクラスとなった山彦に連絡し、敵(約2名)がまだ登校していないのは確認済みだ。
したがって敵2人(同じクラス)は教室の中にはいないはず。
だが、何かこう・・・嫌な予感を感じるのは気のせいか?
山彦に確認したのが間違いだったか?
あいつなら女の為に友を売る事など平気でする男だ。
しかし、このままドアの前に突っ立っていても仕方がない。
ここは男として堂々と入るしかない。
もし、敵がいたら風のように逃げよう(マジ)
・・・よし!
いざ行かん!戦場へ!

 

ガラガラガラ〜(静かにドアを開けている)

キョロキョロ(安全確認

コソコソ(静かに席へ向かう)

 

作戦成功だ(グッ)
いつか読んだ『生き抜くサバイバル戦術』が役に立った。

「よう、舞人」

自分の席で喜びの余韻に浸っていた俺に戦友(山彦)が挨拶をしてきた。

「おう、朝からすまなかったな」

山彦を疑ってしまった事と昨晩の事もあり珍しくすぐに礼を言う。

「良いってことよ。俺は心が広いからな。
昨日の事も含めて何か奢ってくれたら俺はチャラにしてやるぞ」

おお!こいつにしては珍しい。
よし、今度はまともなものを奢ってやるからな。

「それにしても昨晩・・・」

『お前はどんな被害を受けた?』と言おうとするが、山彦の顔に引っ掛るものを感じた。
別にニヤニヤしている訳ではないが何か隠しているような顔だ。

「・・・貴様、何を隠している?」

「あれ、気付かれたか。
ま、俺は楽しい事は隠せない方だからな」

「楽しい事?」

「ああ、俺にとってはな」

山彦にとっては・・・?
こういう場合逆に苦しむのは必然的に俺という事になる。

楽しむ人=山彦
苦しむ人=さくっち
じゃあ・・・
苦しめる人=・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

ま、まさか・・・

「という訳でとりあえず、後にいる彼女の機嫌を直してやれよ」

な、何!

後に振り向こうとするが・・・

 

ポンポン・・・

 

その方向から肩を叩かれる。
ギギギとゆっくり振り向くと・・・

 

「おはよう、舞人君(ハート)」

満面の笑顔の中、ブリザードのように冷たい眼で学園のプリンセスこと星崎希望さんが立っておられた。

 


2002 BasiL 『それは舞い散る桜のように』

「いつまでも貴方のそばに・・・」
 (後編)


 

やばい、とてつもなくやばい。
このアイススマイルは星崎がとてつもなく怒っていらっしゃる証拠だ。
山彦はもうニコニコとして成り行きを暖かく見守っている。
周りのクラスメイトも目線を合わせないが聞き耳を立てている。
逃げ出そうとしても肩に手を乗せたままだ。
しかも見た目ではわからないがかなり力が入っている。
それはもうギリギリと(かなり痛い)

「おはよう、舞人君(ハート)」

プリンセスは再度挨拶をするが俺は固まったまま。
危険度はデッド・ライン所かヘル・ライン(地獄の境界線)すらも超えた。
しかし、ここは腐っても男桜井舞人。
プリンセスだろうが所詮1人の女。
ここは強気に出て(ハタから見れば逆ギレ)優位に立つ!
まずは不良のようにガンくれて・・・

「(にこにこ)」

「・・・・・・オハヨウゴザイマス

一瞬、目が合うと男気が消滅してしまった。
所詮、男のプライドなど女の前には無力なのさ(泣)

「うん、おはよう。
後ろ向きじゃなくて正面に向いてくれないかな?」

と、とりあえず挨拶は終った。
そして座ったまま、イスを半回転して星崎の方に身体を向ける(目線は合わさず)
肩には手を乗せたままだ(握力が上がっている)
つ、次は何が起こるんだ?
某クイズ番組の解答の間以上に心臓に悪いぜ。(汗

「今までの事は教室じゃ話しにくいから放課後にちゃんと謝るね」

『今までの事』?
ああ、俺を忘れた事か。
どうやら放課後もさくっちは拉致されるらしい。

「でも、今何を聞きたいかもちろんわかってるよね?」

「い、いや・・・、その・・・」

「わかってるよね?(にこにこ)」

直接問いただすのではなく俺に言わすのか!?
本人に言わす事で自覚を持たせる気か!?
俺の態度を見ればわかるはずなのに!
やるなぁプリンセス。
いや、ここまで来たらクィーン(女王様)か?

「・・・・・・」

うおっ!
眼だけどころかスマイルも消してジト〜と睨んでるよ。
雪村曰く『せんぱいは顔に出る方』という事は・・・
これ以上悪化させないように答えよう。

「連絡を返さなかった事でしょうか?」

「せぃかぁい(はーと)」

ようやく答えた事に星崎に笑顔に戻るが、眼光と手に篭もっている力はさらに上がる。
そろそろ肩からミシミシと鳴りそうだ・・・
星崎、お前の握力はどれぐらいある?(汗

「で、その答えは?」

「いや、気付いたのは朝だったけど、連絡しようとしたら下級生の知り合いが訊ねて来たのですよ。
さすがに人の前で連絡する訳にはいかないので、そのまま一緒に登校したわけですよ」

どうだ!?
前もって考えていた言い訳を!!
確かに嘘は言っていないからやましい事はない!!
(わかっていたのに連絡しなかったという所は捨てている)

「・・・・・・」

ジ〜と顔を見てるよ・・・

「じゃあさ、訊ねて来た下級生って誰?」

へ?
てっきり『ありえない』とか言って追求してくると思ったけど・・・

「一年下の雪村・・・っと言っても星崎は知らないか?」

隠す程ではないので正直に話す。

「知ってるよ。文化祭の時にミニスカナースしていた娘でしょ?(怒)」

ど、どういう覚え方しているんだ、こいつ?(後日、山彦が教えた事を知る)

「・・・雪村さんだけ?」

「いや、 2つ下で今年でピッカピカの1年生で我が校入学の青葉ちゃん・・・は知ってるだろ?
あと、青葉ちゃんの親友で同じくここ入学のかぐらちゃんという娘の3人」

「・・・・・・」

な、何か星崎が下を向いて震えだしたよ(汗
肩から手を離して両手とも握り締めてるよ・・・
いわゆる『怒り頂点10秒前』って感じ?
山彦の方を向くと両手を軽く上げ首を横に振っている。
いわゆる『やれやれ』のポーズだ。
なぜ?
俺は正直に言っただけだし星崎が怒る所がどこにある?

 

後日、山彦は語る。

「舞人の奴は鈍感だからな。
散々捜して連絡待っているのに、他の女の子達一緒で登校したと言ったらそりゃ怒るだろ」

 

そろそろ星崎さんは限界のご様子。
手が離れた今が逃げるチャンスだ。
後々、もっと悪化している気もするが人間は先の事より今を大切にするのさ。(ちょっぴり現実逃避)
なら・・・

 

ガタ(立ち上がる)

ダダダダダ・・・・(走る)

 

そして俺は風になった・・・

「くきぃぃーっ!!」

後ろから何か奇声の叫び声が聞こえたが気のせいだ(断言)
このドアを開けると自由の世界が・・・
いざ行かん、真の自由がある場所へ!!

 

ガラガラガラ

 

・・・神様、私は何かしましたか?
私に恨みがあるのでしょうか?
これほどあなたを恨む事は今までありません・・・
ドアを開けると・・・

 

「おっす、ま・い・と」

 

晴れ晴れするような笑顔で八重樫つばさが立っていました。

 

 

「な、なぜ・・・」

『ドアの前に居た?』と、口に出す前に・・・

「あんたの行動なんてお見通しよ。
隙を見て逃げ出そうとするくらい見ればわかるわ」

さ、さすが我が宿敵・八重樫つばさ・・・

「き、貴様、い、いつ頃から居た?」

「ゾンミが舞人に追求を受け始めた頃から」

ほとんど初めからじゃん・・・

「だったら、なぜ教室に入ってこなかった?」

「言ったでしょ?あんたの考えなんてお見通しだって。
初めっからあきらめるより少しの希望があって、
「逃げれた!」と思ったとたんに打ち砕かれる方がダメージ大きいでしょ?」

・・・鬼

「それよりいいの、後ろ?」

そ、そうだった!!
この体中にまとわりつくような攻撃的な視線は・・・
嫌すぎる予感を感じたまま後ろに振り向くと・・・

「ま〜い〜と〜く〜ん・・・」

夜叉が立っていました・・・
地獄の底から聞こえてくるような声・・・
いや、もうすでに俺にとって地獄だ。
表情については何も語りたくない。
怒りメーターは振り切ってオーバーヒートだぜ(泣
そろそろ覚悟を決めるか・・・
思えば短い人生だった・・・(その分中身はすごいが)

 

ポンポン

 

「舞人、助けてあげようか?」

星崎と同じように肩を叩きながら救いの手を差し出す八重樫。

「ほ、本当か!?」

「もち、た・だ・し。一つ言うことを聞いてくれたらだけど」

「わ、わかった!言う事を聞くからっ・・・!」

この地獄を抜け出せるなら悪魔でも魂を売り飛ばすぞ(マジ)
ありがとう、八重樫つばさ!
昨日の敵は今日の友!
助け合って生きていこうじゃないか!!

「それじゃあ・・・」

・・・俺はこの時に気付くべきだった。
八重樫の笑顔に・・・
八重樫はやられたら倍以上にやり返す女だと・・・
朝、八重樫にメールを送ろうとした時にどれほどの恐怖を感じた事を・・・
さっき言っていたではないか・・・

 

『初めっからあきらめるより少しの希望があって、それを打ち砕かれる方がダメージ大きいでしょ?』

 

そして、後ろから抱きつき八重樫は言ってくれました。

「・・・あのさ・・・頼むから私に惚れてくれない?」

「えっ?」

「くきき――――――――――っ!!」

「ぎゃあ―――――――――――!!」

 

 

それからが大変だった。
結局、星崎の暴走は我がクラスの担任・鬼浅間が来るまで続いた。
先生、あんたがこれほど待ち遠しかったの初めてだよ(泣
顔に名誉の負傷の引っかき傷を残しつつ授業を受けた。
いつの間にか2人とも『さくっち』とは呼ばずに名前で読んでいた事に気付き聞いてみると、

「べ、別にいいじゃない」

「心境の変化よ」

赤くなりながら言う星崎と、素で答えるが眼を合わさない八重樫が印象的だった。

 

 

休み時間になると下級生ズ3人娘が俺のクラスに遊びに来た。
それはもう凄まじいのひと言だ。

 

『下級生ズ3人娘VS同級生タッグ』

 

竜虎相打つと呼ぶに相応しい戦いだった。
最後には「誰を選ぶの!?」と言い出す始末(言い始めはプリンセス)
この戦いは休み時間は当たり前、昼休みまで続き山彦を誘って外食(奢り)しに行くほどだ。
ちなみにこの事は学園中に広がり、桜井舞人は男子生徒達の敵にされた。
ふふふ、もう俺は燃え尽きたよ。
朝陽、ある意味忘れられるよりつらいぞ。
桜香、俺笑えないよ・・・
こんな事では普段の調子が出ない。
俺はニヒルでクールなハードボイルドの桜井舞人君だぞ!
いつまでもこのままで良いはずがない!
今日はさっさと帰って英気を養おう(弱気)

 

 

最後の授業は、勉強をそっちのけ彼女達から逃げ切るかシュミュレート中だ。
HRが終れば星崎と八重樫に拉致られる。
上手く逃げられたとしても(確率的に1割程度)、
下級生ズ3人娘が自宅の前か隣の部屋(青葉ちゃんの部屋)待機しているはず。
・・・って駄目じゃん。
こうなったら授業が終ったらすぐに逃げてやる。
HRなぞサボってしまおう。
2人は教師側としては真面目で受けが良い方だからサボる事はしないだろう。
下級生の3人にも同じ事が言える。
しかしこの桜井舞人はサボりなどいまさらだ。
いままでの学園生活がこんな所で役に立つとは・・・
さすが俺。
そして夜まで時間を潰そう。
授業が終るまで30分ある。
なら、ダッシュに備えて準備しておこう(教科書などを片付け寝たフリする)

 

キ―――ンコ―――ンカ―――

 

よし、チャイムが鳴った!
まだ授業中というのは気にしない。
このチャイムは授業が終了を知らせるものだ。
今終っても何も不都合あるはずがない。
では、サラバ!!

 

ガタン!(イスから立ち上がる)

ダダダダ!(走る)

ガラッ(ドアを開ける)

ピシャ(律儀にドアを閉める)

ダダダダダダダダダダ・・・(全力速)

 

よしよし、廊下は誰もいない。
そのまま下駄箱で靴を履き替え、校門にさらにダッシュ。
ここさえ抜ければ俺は本当の自由を手に入れるのだ!
・・・ん?
校門の横で誰かが立っているのが見える。
しかも2人。
な、何か見覚えがあるような・・・
あのキツそうな性格で『姐さん!』と呼びたくなるような眼鏡を掛けている女性と、
中学生どころか下手したら小学生と言われても文句の言えない小さい女の子(ここがポイント)は・・・

「あ、舞人君」

「桜井、あんたHRサボったね」

こだま先輩とひかり姐さんでした・・・
俺はどこに行っても逃げれないのだろうか・・・
夕陽(まだ早い)が眼にしみるぜ・・・

 

 

結局、先輩方に気を取られているうちに星崎達全員に追いつかれ、
そのまま取りあえず八重樫がバイトしている喫茶店へ行くことになった。
ちなみに山彦は付いて来ていない。
あいつ曰く『馬に蹴られたくないからな』と言う事らしいが姐さんがいるからに違いない。
俺を逃がさない為だろうか?
彼女達は俺を中心にして囲むように歩いている。
それぞれがおしゃべりトークしているので機嫌はマシだが、耳元で女の甲高い声がステレオ放送で流れていく。

そして・・・

最後の・・・

最強の・・・

お人が・・・

息子を連れていつもの笑顔で・・・

会ってしまいました・・・

 

「あら〜、坊じゃない。
両手に花ならず両手の花束ね」

「舞人にい、なにしてるの?」

我が愚母の後輩・佐伯和観さんに・・・

 

 

和観さんに逆らえれる事はできるはずもなく、一緒にご同行していただき喫茶店に着いた。
着くまでに『坊、ご紹介』と言われ泣く泣く紹介した。
八重樫にいたっては当初猫を被っていたが(精神に直接攻撃を受けたぜ)、しかしそこは和観さん。
すぐに見抜き今では普通に(といっても年上なので礼儀をもって)接している。
だが、さすがにこだま先輩には驚いたようだ。
そんなこんなで全員(主婦が1人、私服の女の子が2人、学生の女の子が5人に男が1人、子供が1人)が席に着く。
ハタから見ればどんな風に見れるだろう・・・
それぞれの注文したものが来ると和観さんが・・・いや、超特急和観号が出発した。

「いやー、坊もやるわね。いきなりこんなに恋人作るなんてー。
それで、坊は誰がいいの?ううん、ここは男ならまとめて全部面倒見なさい。
和人、今のうちに坊を見習っておきなさい。あんたも大きくなったら同じ事があるかもしれないから。」

「だー。ち、違います。違うんです。勝手に解釈しないでくださいよー。しかもまとめてって・・・」

「舞人にいのどこを見習うの?」

て言うかこんな所を見習わせないでください。
まあ和人の場合、将来有望な女の子がいるからな(確認済みで4人)。
周りも和観さん暴走ぶりに困惑気味だ。

「そうだ。坊、ちょっとごめんね」

と言って席を立ち向かう先は・・・公衆電話!?

「ちょ、ま、待って。待ってください。電話だけはご勘弁をーー!!」

「何よ坊。せっかくみんなで祝ってあげようと思ったのに」

「それを勘弁してくださいって言っているんですよー!どうか、どうかをお情けを――!!」

それはもう、身体を張って止める!
ここで許しては明日には愚母の知り合いから電話や手紙が来る!!
それだけは阻止しなければ!!

「あ、そうね。ご免ね、坊」

へっ?

「そうね。こういう事はむやみに広める事じゃないわね」

ど、どうしたんだ? 和観さんが自分の非を認めるなんて・・・

「はじめは先輩に祝電打ってかないと」

だあぁぁ―――――!!

「和観さん!あ、あなた!今なんと!?」

「先輩に知らせるって言ったのよ。坊の保護者としては是非知らせておかないと」

愚母に知らせるだと!?

「か、勘弁してくださいよ!和観さん!!」

「もう、何するのよ。和人、坊を押さえて」

「だから、待っ・・・、和人、は、離せ!離してくれ!!」

「ごめん、舞人にい。ここで逆らう事なんて出来ないよ」

くっ!
まずい、このままでは・・・
み、味方は?味方はいないのか!?
微かな期待を抱いて彼女達を見ると、またもやおしゃべりム−ドになっていた。
あのね、君達にも関係ある事だよ?

「もしもし、お久しぶりです、先輩。
後輩の和観です」

と考えてる中にとうとう止める事が出来なかった・・・
俺は無力だ・・・

「はい・・・実は坊に恋人が出来たんですよ。
・・・・・・はい、それも7人も。さすが坊ですねー」

だからそれは違うと・・・

「・・・わかりました、ちょっと待ってください」

ん?
電話を切らずに受話器を置いて戻ってくるが・・・

「坊、先輩が坊に変われって」

珍しいな、変われなんて・・・

「もしもし、貴様の天才で2枚目の息子だ」

「・・・嘘をつけ」

掴みはOKだ。
ちなみに先程までおしゃべりトークだった裏切り者達は、いつの間にか側に寄ってきて聞き耳を立てている。

「で、なんだ?おふくろ?」

「・・・お前、大丈夫なのか?」

「・・・・・・」

言葉が出なかった。
そういえば幼少時代に星崎と別れた時に俺も記憶を封じた。
それからは無意識にある程度以上に近づかなくなった。
その事を覚えているのはおふくろだけだ。
一番俺の事を心配していたのは・・・
聞き耳を立てていた彼女達も真剣な顔をして黙って見守っている。

「・・・ああ、もう大丈夫だ」

だから俺はそう答える。
おふくろに感謝しながら・・・

「そうか」

ただ、それだけだったがわかってくれたようだ。
彼女達も微笑んでいる。

「なら、私が言えるのはこれだけだ」

「お?何だおふくろ?金でも送ってくれるのか?」

冗談半分なセリフに本日最後の爆弾発言をかましてくれた・・・

「全員、モノにしろ」

「・・・・・・」

い、痛い。痛すぎる沈黙が流れる・・・
周りからジト〜っと睨んでくる視線がそれはもう感じながら・・・

 

 

この日から桜井舞人のドタバタな日常が始まった。
だが、少しだけでもいいから静かな時間がほしいと思うのは我侭だろうか・・・

 

 

 

終り

 


どうもどうも、遅くなってすみません、siroです。
ようやく後編を出す事が出来ました。
前編と違って舞人を暴走させる事が出来なかったのが残念です。
先輩ズなんてひと言だけ(汗
今度何か投稿する時があればもう少しまともな物を書けるように努力します(ひかり姐さん気に入ってるのに・・・)
いつも通り、ご感想などあれば、ラングさんの掲示板に書き込みをお願いします。
最後に読んでくださった皆さん、攻略を参考にさせてもらったラングさん有難うございました。
では・・・