Believe
第二部 「そしてその日は、始まった」


第二部(途中)

そして、少女達のさまざまな思いが渦巻く日。 日曜日が来た事を告げる朝日がいつもに現れた。

「ゆ、祐一。だめだよそんな事」
「名雪たっら、一体どんな夢見ているのかしら」
のんきに寝ている名雪の顔を除きこみながら香里が言った。
「うお〜俺も見たい、水瀬さんのパジャマ姿。 俺には水瀬さんのパジャマ姿を見る権利があるんだ」
名雪の部屋の前でロープでグルグルに縛られた北川君が自分の権利を主張をしていた。
「あのう、香里さん廊下で叫んでいる人は一体誰なんですか?」
「人類の敵、または、この宇宙が産んだガン細胞」
あゆの質問に香里は、即答した。
「人類の敵ですか………」
あゆは少し苦笑いをしながら言った。
「お姉ちゃん、あの人はバルタン星人並みのカスです」
(なぜバルタン星人? と思う方々にちょっと説明。
バルタン星人の5代目、6代目は昭和55年代のTVに洗脳された とってもおろかな宇宙人だからです)
「し、栞ちゃんいくらなんでもそれはひどいと思う」
と栞の言葉がちょっとひどいのではないかという事をあゆは言った。
「いいんです、ああ言う人にはこれぐらい言わないと懲りません」
と栞はきっぱりと言った。
「あの〜 もしかして俺は、ミジンコ以下の存在なのでしょうか」
「あら、ようやく自覚したの」
と北川に容赦ない一言を浴びせる香里。
「好きとか、嫌いとか最初に言い出だしたのは………」
「あのう、お姉ちゃん北川さんなんか変な歌、歌ってますよ?」
危険な歌を歌い始めた北川がさすがに心配になったのか栞は北川の事を香里に聞いた。
「平気よ、北川君が死んでも泣いてくれそうな人なんて誰も居ないから」
「ふん、いいもん、いいもん。
そんな事言うとこの香里の着替え写真を俺の枕のしたに居れて香里とのあま~く、スィートな夢を見てやる」
そういうと北川君はどこから取り出したのか枕の下に写真を入れ眠り始めた。
「あ、香里だめだよ。そ、そんな事僕達は高校生だからまだ清い交際をと言いつついただきます」
これより北川君の夢の中

そう言うと北川君は香里に襲いかかった。
「香里、綺麗だ」
と言いながら北川君がベッドの上で無造作に寝ている香里ちゃんのブラジャーに手をかけようとしたその時。
「$&#%%$##&%'&&(&$%&$"#U#&'$'?'%$#%$$&$。h)」 (声にならない悲鳴)
突如北川君は現実世界によびもどされた。
「あ、あぶなかった夢の中とは言え危うく北川君に私の体を汚されるところだったわ」
泡吹いて倒れている北川の横には、オレンジ色のビンを持った香里が居た。
「か、香里さん北川君に一体何をしたの?」
「お姉ちゃん…?」
あゆと栞は恐る恐る香里に聞いた。
「これよ、これを北川君に飲ませたのよ」
香里は、あゆと栞に手に持った小ビンを見せた。
「う〜〜んジャム、、ママレードのジャムですか?」
と栞はいった。
「う〜〜〜ん? どっかで見たことあるような、ないような」
とあゆが首をかしげていたとき
「本来の用途は、名雪を起すために使うものだったの」
その言葉を聞いた瞬間、あゆの頭の中である答えが生まれた。
「か、香里さんそのジャムってもしかしてあのジャムじゃ!?」
「そうよ、月島さんこれはあの秋子さんのジャムなのよ」
その瞬間、あゆは壁際まで後ずさった。
「ま、まさか香里さんそれを名雪さんに食べさせるんじゃ」
「ええそうよ」
あゆの質問に香里は答えた。
「だ、だめだよ香里さんそんな事しちゃ」
「分かっているは、あゆさん。今私のしようとしている事がどれだけいけないことか。
でもねあゆさん、人類にウルトラマンが必要なように今の私達にはどうしても名雪が必要なの」
そう言うと香里は名雪の口にジャムを近づけこう言った。
「名雪、イチゴジャム食べる」
「食べる〜」
名雪はそう言うとあ〜んと口を大きくあけた。
次の瞬間………………………
「#$($)'%&'''(&%#&#'#'#$'$'$'$%%'#$')$#$」
水瀬家で声にならない悲鳴パートUがこだました。
「おはよう、名雪」
香里は、さっきから苦い薬を飲んだ後の子供のような顔をしている名雪に水を差し出しながら挨拶をした。
「ごめんね〜 名雪さん。僕は、やめたほうがいいっていたんだけど」
「あの、本当にすいませんでした」
あゆと栞が申し訳なさそうに何回も何回も頭を下げる。
「あ、私は、もう平気だから二人とももう気にしなくていいよ」
「はい」
突如、名雪の顔の前に水の入ったコップが差し出された。
「ごめんなさい、名雪」
香里も、申し訳なさそうに謝っていた。
「イチゴサンデー5つ。それで許してあげるよ」
名雪はにっこと笑って要求を3人言った
「いいわよ」
「え、香里の事だからてっきり「3つ」て言われると思ったのに」
名雪は、いつもと違う香里の反応に疑問を抱きながら香里を見た。
「そのかわり、これから私達の手伝いをしてもらうわよ。名雪」
「別に、香里の用事に付き合うのはかなわないけど」
と、名雪はドアの外の死体もどきをを指差しながら言った。
「どうして、北川君が家の階段の手すりの柱に縛り付けられて気絶してるの」
香里は、キッと北川をにらみつけて言った
「私の人権を無視したからよ」

その頃

「ねえ、ねえ、祐一さん。この服私に似合うと思いますか?」
「さ、佐祐理さんそれなんですか」
「あ、これは限定1000着のデボすずめの着ぐるみですよ」
祐一は、つぶらな瞳をしたすずめの着ぐるみを 着てうれしそうに鏡の前で簡単なポーズをする。
佐祐理さんを少々ボーゼンとして見ていた。
「あれもいいかも」
壁際に隠れながら二人を見ていたのは、これまた3作目のペンギンの着ぐるみを着ていた。
舞だった。
「佐祐理さん、その着ぐるみいったい何に使うんですか?」
「はい、これは今度私の家で開かれる仮装パーティーで着る衣装にしようかと思って」
祐一の質問に100万ドルの笑顔で答える佐祐理。
「祐一さん、ちょっとこれを着てみてもらえませんか?」
祐一が佐祐理方を見てみると彼女の腕の中には、パンダの着ぐるみがあった。
「いえ、俺は、ちょっとそういうのは」
「祐一さんも、こういうの着なきゃ世間の流行に遅れちゃいますよ」
(どういう世間の事言っているんだろう)
と、こんなほほえましい会話をしている彼らを見つめるもう一つの視線があった。
「お、おのれ〜 相澤祐一。
我らがアイドル水瀬さんを奪った挙句今度は我らの憩いのオアシス倉田佐祐理さんまで奪おうと言うのか」
この男と同じ学校に通っている同級生(斎藤 始)と言う
顔は、少々親父が入っている(分かりやすくいうと老けてる)
もちろん彼女いないいない歴16年(現在更新中)

その時だった

「あ、危ない佐祐理さん」
「あ、(さ、佐祐理さんて結構胸あるんだな〜、じゃない)」
着替え終わった佐祐理さんが、更衣室から出ようとした時、
誤ってつまずいてしまった佐祐理さんを祐一が助けようとした瞬間、
誤って佐祐理さんの胸をつかむ体勢に倒れてしまったのだ。
「す、すいません佐祐理さん」
「あ、祐一さん今のは事故だってわかってますから舞には言わないから安心してください」
頬を少し赤くしながら佐祐理さんが慌てている祐一に言った………
だがその光景を見てしまった者がいた。
「祐一、ポンポコ狸さん」
舞はの拳に力が入るのと同時に周囲に殺気が充満し始めた。
さてもう一人は、
「ハアハァハァハァハ、おのれ相澤祐一な、なんてうらやましい事をいやいやそうじゃなくて……」
そういいながら始は携帯の番号を探し始めたそして
「岸本か、おれだ斎藤だ、今すぐ会員全員に連絡しろ作戦名は、ガルマが死んだ」
意味不明な作戦名を言った後、斎藤はどこかに向かって走り出した。
「相澤、貴様の命運もこれまでだ」

さてその頃、名雪達はというと

「え、祐一が佐祐理さんとデート」
「うん、僕 昨日聞いちゃったんだ祐一君と佐祐理さんがデートの約束をしているところを」
「祐一さん、きっと佐祐理さんとデートして最後に愛の告白をするつもりですよ、きっと」
「栞、あんたドラマの見すぎ」
着替え終わった名雪が、あゆ達から事のほったんの原因を聞いていた。
「うそだよ、祐一は私にはそういうこと絶対言っていくはずだよ」
「でもね、名雪私と北川君もその現場を見ているのよ」
といい香里は北川君の方を見た。
「見えるよ、見えるよ 香里、俺にも時が見えるよ」
名雪達が北川の方を見てみると北川は、うつろな目をしながら天井の方を見て訳のわからない台詞を言っていた。
「お、お姉ちゃん、どっかのパイロットのような台詞言ってますよ」
「おれの拳が光って唸る、おまえをた倒せと輝き叫ぶ、いくぞ必殺シャイニングフインガ――――――――――」
「これ、ぼくどっかで聞いた事があるような気が」
「香里、なんか、北川君やばくない」
名雪が心配そうな顔をしながら香里にいった。
「さ、さすがにビン半分はやばかったのかしら」
「え、まさかお母さんのジャム半分も北川君に食べさせたの」
香里が無言でうなずいた
次の瞬間全員の顔がいっせいに青くなった。
「きゅ、救急車、救急車呼ぶのって何番だっけ名雪さん」
「お、落ち着いてあゆちゃんた、たしか110番だったような気が」
「お、落ち着くのよ名雪、こういう時はた、たしか首にネギを巻けば」
「お、お、おねいちゃんそれは確か風邪をひいたときの対処法ですよ」
こんな具合に水瀬家では三途の川の近くをさ迷っている北川君を現世に引き戻そうとしているま最中でした。

さてその頃

「この漫画、前から読みたかったんだ」
とある本屋の今月のコミックスの中の一冊を真琴が熱心に呼んでいた。
「あ、真琴ちゃんいらっしゃい」
「あ、こんにちは、お姉さん」
本屋のお姉さんが挨拶をしてきたので真琴も元気よく挨拶した。
「あら、その漫画真琴ちゃん好きなの?」
「うん、私このラストナイトメモリー大好きなんだ」
「じゃあ、真琴ちゃんこの漫画急いで買ったほうがいいわよ」
本屋のお姉さんが、真琴に言った。
「どうして?」
「今日ね、その漫画を書いた千堂かずき先生がね 家の本屋に来てサイン会をやるのよ」
「え――――― ほ、本当にかずき先生が来るの」
「ほら、あそこにいるでしょ」
とお姉さんの指を指した方向には、
確かにコミックスの作者紹介の写真と同じ顔をした人が
組み立て式の長テーブルの上の色紙にサインとイラストを書いていた。
「ねえ、かずき本当に大丈夫なの」
赤い髪をしたポニーテールの女の子が心配そうな顔をしてかずきを見ていた。
「大丈夫だよ、瑞希。もうじき終わるから」
「かずき、なんか手伝える事ない?」
と瑞希は、聞いた。
「じゃあ、この仕事終わったらデートに行こうか」
「で、デートってあんた昨日も徹夜して原稿書いてたんだよ、少しは休まないと…」
と瑞希は、かずきの顔を見ながら心配そうに言った。
「瑞希、よーく考えて見ろ。今日は由宇も詠美もあの小うるさい大志の奴もいないんだぞ。
こんな日だからこそおまえと二人っきりでデートしたいって言う
俺の愛するおまえへの想いをどうして分かってくれないんだ」
とかずきがパイプ椅子の背もたれにももたれ掛かり瑞希の顔を見上げようとした。
(瑞希の顔を見ようと思ったんだけど胸が邪魔で瑞希の顔が…… 良い眺めだ瑞希に言ったら殴られるだろうけど)
「なあ、瑞希ここんところ読み切りとか大学のテストとかが重なって遊べる時間が少なかっただろ?
だから今日ぐらいおまえとゆっくりデートしようと思ったんだけど… だめ?」
「かずき …………分かった。しょうがないなから今日一日かずきのわがまま全部聞いてあげるよ」
と瑞希はぁ〜とため息をついたあと笑顔でかずきに答えた。
「あの〜」
「は、はぁな、何か用ですか」
かずきと瑞希は突然自分たちにかけられた声にびびってパニック状態になってしまった。
「さ、サインして下さい」
そこには、かずきの単行本を持ちちょっと緊張気味な真琴が立っていた
「ほら、かずき早くサインしてあげなきゃ」
「え、あ、ああサインですね」

第二部 「そしてその日は、始まった」
続く


作者から

作者初めての作品です、なのでへたくそなのは許してください。
ついでに感想も教えてくださるととてもありがたいです。

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