追憶
原題:THE WAY WE WERE
監督:シドニー・ポラック
出演:バーブラ・ストライサンド/ロバート・レッドフォード/ジェームズ・ウッズ
遂に出ました〜!何がって?「追憶」のDVDです。これで美しいレッドフォードが存分に見れるわ〜(^^)ということで、早速買ってきました。
もう何度も見ている映画なんですが、今までジェームズ・ウッズが出ているってことに気付かなかったのです。というか、ジェームズ・ウッズ自体がそんなにメジャーではなかったというのもありますが。
なんとバーブラ・ストライサンドの学生運動の同志で、かなりの露出度です。そしてなかなか良い演技をしています。卒業パーティのダンスで、レッドフォードに一瞬バーブラをとられてしまった時のジェームズ・ウッズの表情が良いです!
更に今回の収穫は、この映画にはハリウッドの赤狩りも描かれているってことに気付いたことです。今までも全く気付かなかったってことではありませんが、去年のアカデミー賞のエリア・カザン問題もあって、より理解できたような気がします。
映画の内容は、生き方の違う男女のラブストーリーです。
初めて見たとき良くわからなかったのですが、だんだん歳をとるに連れて理解できるようになり、それからは見る度泣かずにはいられない映画です。
特にこのラストは泣けます。「子供は元気?」とレッドフォードが聞いてから「またね」と言うまでの彼の表情が何とも言えません。
それにまたこの音楽が素晴らしいんですよね〜。ネスカフェのCMを思い出したりもしますが・・・って歳がばれるか?(^^;
さて、このDVDには監督、脚本家、バーブラ・ストライサンドのインタビューが入っていますが、なんでロバート・レッドフォードのインタビューが無いんだぁ〜?(T.T)
月とキャベツ
原題:
監督:篠原哲雄
出演:山崎まさよし/真田麻垂美/ダンカン/鶴見辰吾/中村久美/千葉大輔/田中要次/倉持裕之/ネタンダーズ/
バンドを解散して早1年半・・・。次の活動に踏み切れない「花火」の家に「火花」が現れて・・・。
この映画は、1時間半ちかくにわたる「山崎まさよし」の「One more time,One more chance」という歌のプロモーションビデオだ、と言っても過言ではないでしょう。
すべてが、ラストシーン、つまり、彼がピアノを弾いてこの歌を唄うところに結び付いています。
とにかく、ラストの歌が良いです。CDを買いに行ってしまいました。
「火花」のエピソードが、’97年の北海道での、トンネル崩壊事故と殆ど同じなのが、なんかちょっと・・・。確か、事故にあったバスに乗っていた高校生の男子は、ウォークマンと共に見つかり、テープの中には、福山雅治の歌が入っていて、彼はよくその歌を聴いていた・・・っていうのと同じじゃないですか〜!
この事件から、着想を得たのかと思ったら、この原作はもっと前に書かれていたようです。予言みたい・・・。同じ様なことが起きるなんて・・・。
ちなみに、原作者は、尾崎豊の死をきっかけに「眠れない夜の終わり」を書き、それがこの映画となったそうです。
撮影は、群馬県の中之条で行われたそうです。3年くらい前、中之条の四万温泉に1週間滞在したことがあり、川遊びのシーンの川には行ったことがあり、懐かしかったです。
綴方教室
監督:山本嘉次郎
原作:豊田正子
脚本:木村千依男
撮影:三村明
音楽:太田忠
出演:高峰秀子/小高まさる/水谷史郎/徳川夢声/清川虹子/滝沢修/赤木蘭子/三島雅夫/本間敦子/音羽久米子/山形天洋/伊藤智子
昭和12年、葛飾区の小学校四年生、豊田正子が書いた作文「綴方教室」が発行され、瞬く間にベストセラーとなり世に「綴り方ブーム」を起こした。
綴り方っていうのは、どうやら今で言う「作文」のことのようです。
これが本当に上手い作文なのか?という気もしますが、昔の子供は余程「作文」なんてやらなかったのでしょうか?
それはさておき、綴方の内容は自分の家のことや近所の事なんですが、これが殆ど貧乏描写なんです。いくらありのままに書けって言ったって、こんなこと、あんなことまで書いちゃうなんて・・・(^^;まぁ、子供だしね・・・。
な〜んて思ったら、案の定これが問題になっちゃうんです。
で、その後はあまり作文は書かなくなったみたいなんですが、この辺りから「これでもか!」ってくらいの貧乏描写の連続で、見ていて辛くなります。
今日食べるお米もなくて、動けば腹が減るからって寝てるし、貧乏だからなのかお母さんが生活に疲れ果てちゃってる感じで暗いし・・・。お父さんは悪い人じゃないんだけど酒飲みだし・・・。
こんな極貧でも死なないで生きているんだから凄いよねぇ〜なんて思ったり・・・。
ラストで正子が卒業後働きに行くことになったということがわかり、まぁ取りあえずあそこまでの貧乏からは抜けられるのかな?とちょっとホッとしましたが、見ていて息が詰まるような貧乏ぶりでした。
ホント、今の時代に生きていることを感謝しなくてはいけませんな。
妻は告白する
原題:
監督:増村保造
出演:若尾文子/川口浩/小沢栄太郎/馬淵晴子/根上淳/高松英郎/大山健二/小山内淳/村田扶実子/夏木章
更にはまった〜増村保造!素晴らしい!
滝川彩子は、歳の離れた大学教授(化学科)の夫と、その仕事関係の薬品会社の青年幸田と登山に行く。先頭に幸田が、2番目に彩子が、最後に彩子の夫がザイルに繋がっていたが滑落事故に合う。このままでは3人とも落ちて死んでしまうと思った彩子は、自分の下のザイルを切り、夫は死亡。しかし、彩子が幸田に好意を持っていたため、夫が邪魔になった果ての殺人ではないか?と裁判にかけられ・・・という話。
もう話自体が面白い!!
「私は悪い女じゃないのよ。信じて!」と若尾文子は言うけれど、何てたって私は「刺青」での悪女ぶりを見たばかりなので、そうそう簡単には信じられません(笑)
でも「ホントに悪い女じゃないのかも?」と思わせるあたりの演技が素晴らしいです。
愛に一途な女の話・・・って感じもしますが、単に幸田を助けるためだったら、何故自分の上でザイルを切らなかったのか?自分の下からで大丈夫・・・と咄嗟に計算したのだろうか?自分の上から切ったのは、その後の自分と幸田のことを考えてのことなのか?つまりは自分の幸せのためなのか?
結局愛に一途過ぎるってことは、自分第一なのか?なんても思ってしまったり、色々考えられる面白い映画でした。
ところで、あなたが幸田だったら、ひいちゃいますか??私だったら?どうだろう???
妻二人
原題:
監督:増村保造
脚本:新藤兼人
撮影:宗川信夫
音楽:山内正
出演:若尾文子/岡田茉莉子/三島雅夫/江波杏子/伊藤孝雄/高橋幸治
作家を目指していた健三は、原稿を見せに行った出版社で社長の娘の道子に気に入られ、恋人の順子を捨てて道子と結婚した。出版社の社員として働く健三は、ある日偶然、かつての恋人の順子と出会う。順子はまたもや作家を目指している男と付き合っていて、健三に原稿を読んでくれと頼むのだが・・・という話。
健三がタクシーで降り立った怪しげな路地の雰囲気が、いかにも何かありそうで良い感じです。
そして、一軒のバーに入っていくんですが、まぁ何と愛想の無い店なんでしょう!(笑)
と、思ったら、この店にいるホステスが健三の昔の彼女なんです!ということは、普通だったら「えええっ!何でここに?!」って、お互い偶然の再会に驚くところだと思うんですが、二人とも全く驚かないんです。特に順子の方はまるで来るのを知っていたのか?ってくらいの落ち着きようで、益々怪しげな雰囲気が漂って、何かあるんじゃないか?と結構ドキドキします。
そして、何故か順子は首に包帯を巻いているんです。風邪でもひいて、ネギでも巻いているのか?と思ったんですが、ホステスがネギ巻くかぁ?とも思っていたら、順子の上半身が突然バタンと倒れるんです。
あぁ〜やっぱり、風邪ひいているのかな?相当ひどい風邪だな〜・・・な〜んて思ったら、なんと!!首閉められた跡を隠すための包帯だったんです!えーっ!!!
いやいや〜、もう凄い展開ですよね!完全に引き込まれちゃって、ドキドキしながら見ていたんですが、後半は怪しい雰囲気が映画から消えちゃって残念でした。ラストなんて、始まりがあんなに意味ありげで面白い映像だったのに、超普通でガッカリです(T^T)
若尾文子の潔癖奥さんもなかなか良かったですが、岡田茉莉子の謎の女がとても良かったです。
冷たい月を抱く女
原題:MALICE
監督:ハロルド・ベッカー
出演:ニコール・キッドマン/アレック・ボールドウィン/ビル・プルマン/リリ・テイラー/サミ・デイビス/アイオン・スカイ/アマンダ・デ・カディネット/ベベ・ニューワース/ピーター・ギャラガー/ジョージ・C・スコット/アン・バンクロフト
夫の勤める学校で、生徒が次々殺される、という事件が起きるところから始まるのだけれど、これがメインではないのです。
サスペンスと聞いていたので、この夫が犯人なのか?妻なのか?急に現れた旧友なのか?なんて思っていたら、これは単に、検査を受けるための設定なんです。
だから、その犯人はいとも簡単に捕まってしまいます。でも、あの検査を受けるためとはいえ、ちょっと引っ張りすぎなのでは・・・?
アン・バンクロフトは、相変わらず迫力満点です!
ニコール・キッドマンは顔が小さいですね〜!それと、あの裸って、吹き替えですか〜?じゃないとしたら、すごいですね。きれいです。
釣りバカ日誌9
原題:
監督:栗山
出演:西田敏行/三國連太郎/小林稔年/風吹ジュン/細川ふみえ/谷啓
ハマちゃんの上司として、新しくやって来たのが、同期の小林稔年。社長のスーさんにも期待され、仕事も出来る彼には思いを寄せるスナックのママ女性がいた。しかし、彼女故郷に帰ってしまう!しかし出張先で再開した二人!この先どうなる?!という話です。
ゲストの恋物語が、メインになりつつある、釣りバカ日誌。これって、寅さんのパターンですよね・・・。しかし、長く続けるにはこういう手しかないのでしょうか?
今回は、ハマちゃんとスーさんの釣りのシーンも少なかったし、ちょっと物足りなかったです。
私は、ハマちゃんとスーさんの掛け合いが好きなんですが、この二人演技が自然だからなのか、小林が不自然な感じに見えちゃって・・・(^^;
何だかんだ良いながらも、面白かったですけどね(^^)
釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次/石川勝己/平松恵美子
撮影:近森眞史
美術:須江大輔
音楽:信田かずお
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/伊東美咲/加藤武/小野武彦/鶴田忍/中村梅雀/益岡徹/濱口優/笹野高史/平山あや/持丸加賀/岡本麗/ボビー・オロゴン/中本賢/谷啓/奈良岡朋子/さだまさし/金子昇/尾崎紀世彦
佐世保の第二西海橋の連結式のために現地へ向かったスーさんと浜ちゃん。しかし、浜ちゃんは長崎営業所の久保田に用意させた釣船で釣り三昧。ところが東京へ帰る日の前夜、飲み屋で知り合った米兵達と船で寝てしまったところ、この船がイージス艦だった!という話。
あっ、あと、サブストーリー(?)として、久保田と美鈴の恋物語があります。
今年(2005年)、映画館で見た映画の三本目です。
スーさん、歳とったなぁ〜と、スーサンの顔のアップを見て思いましたが、そのせいなのか、スーさんが船に乗って釣りをするシーンがゼロ!
だから前半はスーさんと浜ちゃんの絡みが殆ど無くて楽しさ半減(後半もあまり無いけどね)。やっぱり釣りバカ日誌はこの二人の絡みが背骨みたいなもんだから、サブストーリーがメインじゃねぇ・・・(^^;
そのサブストーリーも、父親が娘の結婚に反対しているという話なんですが、何で反対しているのかがわかりません。手元に置いておきたいから?娘の恋人を殴るなんて、う〜ん、今時・・・安易な脚本だなぁ(^^;
と、サブストーリーは使い古されたベタベタな展開で、こりゃいかん!と思ったのか、もうひとつのサブストーリーが出現!(笑)
浜ちゃんがイージス艦に乗って出港してしまいます!
あり得ない〜(^^;
ところで、浜ちゃんが甲板を逃げ回っている時に抱えていたカラフルなうつぼみたいな魚は本物ですか?だとしたら何て魚なんでしょうか?解る方いらっしゃいましたら、是非教えてください〜m(._.)m
さて、このイージス艦がまたちゃっちいのなんのって(笑)
アメリカからクレーム来ないか心配です(笑)
さて、いくら映画だからってこんな展開にしちゃって、その場しのぎで何となく面白くしちゃえばいいだろう!って感じでしょうか?
こういうプログラムピクチャーは大切だと思うけど、ある程度のレベルは保っていて欲しいですなぁ〜。社長シリーズとか見てもうちょっと勉強して欲しいわ〜。
鶴八鶴次郎
原題:
監督:成瀬巳喜男
脚本:成瀬巳喜男
撮影:伊藤武夫
出演:長谷川一夫/山田五十鈴/藤原釜足/大川平八郎/三島雅夫/横山運平/中村健峯/柳谷寛/山形凡平/福地悟朗/椿澄枝/清川玉枝/伊藤智子/松岡綾子/春本助次郎/文の家かしく/竹本小和光/鶴沢清三
面白い〜!
新内語りの鶴八と鶴次郎のコンビの話。
「鶴八」なんて名前ですが女です。三味線を弾いています。この役を山田五十鈴が演じているんですが、三味線を本当に弾いているんですよ!しかも上手い〜!手元の本で調べたら、なんと彼女は10歳で清元の名取りになってるんですね。それにしても、ホントに素晴らしい三味線ですよ!
鶴次郎に「あそこちょっと変だったよ」と、楽屋で舞台での演奏について言われて、「え?どこ?」と三味線を手にとってシャシャとそのパートを弾くんですが、こういうのって本当に弾けないと出来ないし画面にも映せないですよね。カット変えて別の人の手を写さないといけないし。
実際、鶴次郎に弟子入りと嫁入りを頼んでくる娘は、三味線弾くシーンで顔しか映ってなかったですからね。
そして、鶴次郎は太夫で、長谷川一夫が演じているんですが、これも本当に唄ってる???なかなか上手いですよ〜!
だから、結構長い舞台のシーンが楽しく見られます。新内っていいなぁ〜なんて思ってしまいましたから(^.^)
ストーリーは喧嘩ばかりしている芸人コンビが、実は惹かれ合っていて結婚の約束をするんですが、行き違いから婚約解消&コンビ解消。二人の行く末は?って話です。
喧嘩しているシーンも面白いけど、弟子入りに来た娘のことを鶴八に聞かれた鶴次郎が「嫁にもらおうかと思ってるんだよ。」って言うシーンが特に好きです。鶴八(山田五十鈴)の「あら、いいじゃない。もらいなさいよ」って、全く動じない表情と物言いが最高です!
大げんかしたかと思うと、もの凄く仲良くなっちゃったりして、この差が面白いです。
数年ぶりに名人会に一緒に出て、また楽屋で喧嘩。でもまた仲直りしちゃうんだろうな〜と思ったら・・・。
鶴次郎の思いを聞きながら、なるほどねぇ〜なんて思っていたら、えええ?これで終わりですか?唐突に終わります(^^;
また鶴次郎はどさ回りに戻っちゃっうんでしょうか?
何か暗いラストだな〜。二人には、例え夫婦になれなくても、幸せになって欲しかったんだけど・・・(T^T)
山田五十鈴に目が釘付けの映画でした。
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