地雷を踏んだらサヨウナラ
原題:
監督:五十嵐匠
脚本:丸内敏治/五十嵐匠
撮影:岡雅一
音楽:安川午朗
出演:浅野忠信/川津祐介/羽田美智子/市毛良枝/矢島健一/ロバート・スレイター/ソン・ダラチャカン

1972年、カンボジアで消息を絶ったフリー・カメラマン、一ノ瀬泰造の物語。
何でアンコールワットなの?作品中でもベトナム人女性が言っていたけど、そこまでアンコールワットにこだわる理由がまったくわかりませんでした。
それと、浅野君の演技のせいなのか、監督の演出のせいなのか、この主人公は戦争の真っ直中にいるって感じが全然しないんですよね。多くの死を見ながらもまるで人ごとって感じで・・・。
知り合いの子供が死んだ姿を写真に撮ろうとして躊躇してやめちゃうところなんかも、この主人公の曖昧な気持ちなのか、「何だかな・・・」って感じがしちゃいました。
こんな所(戦場)で写真撮るんだから、お金の為と割り切るか、よっぽどの使命感とかが無くっちゃ、フリーでは無理なんじゃないのかな?なんて思ってしまいました。
第一、ニコンのカメラで撮っているところがダメですね(笑)
ピューリッツァ賞獲りたいなら、ライカでしょ?!キャパだって、沢田だってライカっすよ!ニコンFは一応首から提げて弾丸避けにするのは良いと思うけど、撮るのはライカ!
それから、シャッター切っている瞬間にもピントリングを回しているっていうのはどうなんだろう?(笑)
実際にフィルム装填してやらせたら、あんな変な撮影姿勢(浅野君の)にはならないと思うんだけどなぁ・・・。
「戦争だから」という泰造に、ベトナム人女性が「その戦争がタイゾーは好きなんでしょ?わざわざ日本から来て」って言われていますが、確かにそうですよね。
現地の人にとっては、生きるか死ぬかの状況なのに、のこのこ外国からやって来て写真撮って、それでお金もらって・・・。
やっぱり、報道写真家って因果な商売ですよね〜。


シラノ・ド・ベルジュラック
原題:CYRANO DE BERGERAC
監督:ジャン=ポール・ラプノー
脚本:ジャン=クロード・カリエール/ジャン=ポール・ラプノー
撮影:ピエール・ロム
音楽:ジャン=クロード・プティ
出演:ジェラール・ドパルデュー/アンヌ・ブロシェ/ヴァンサン・ペレーズ/ジャック・ウェベール/ロラン・ベルタン/フィリップ・モリエ=ジュヌー/リュディヴィーヌ・サニエ/フィリップ・ヴォルテール

愛する人の為に恋人との仲を取り持ちながらも、愛する人を一途に思い続けるシラノ・・・。
男の心意気なんでしょうかねぇ〜。
顔(鼻)にコンプレックスがあるので想いを打ち明けられないんですが、まぁ、ロクサーヌとしたらクリスチャンに惹かれるのは仕方ないでしょう。だってあれだけ美男子なんだもん(^.^)
クリスチャンも本気でロクサーヌの事が好きだったんだと思うし。これはこれで良かったと思うんですが、最後に恋文を書いたのがシラノだってわかって、「じゃ、クリスチャンの死後14年思い続けていたのは何だったの?!」って思いませんか〜?(笑)
どんなに心打つ恋文でも相手の顔見たらガッカリってこともあり得ると思うし、やっぱり顔って大事かも?(笑)顔の善し悪しじゃなくて顔の好みってあると思うし。
戯曲だということもあって、台詞が多過ぎです。死ぬ間際に延々と長い詩を読むなんて〜!(笑)
詩も難しくて何処が韻なのか聞き取れなかったし、今度機会があったら仏語字幕で見てみたいです。
そうそう、詩人のパン屋のエピソードが面白かったです!(^.^)


シリアナ
原題:SYRIANA
監督:スティーヴン・ギャガン
原作:ロバート・ベア
脚本:スティーヴン・ギャガン
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジョージ・クルーニー/マット・デイモン/アマンダ・ピート/クリス・クーパー/ジェフリー・ライト/クリストファー・プラマー/ウィリアム・ハート/マザール・ムニール/ティム・ブレイク・ネルソン/アレクサンダー・シディグ/マックス・ミンゲラ/ジェイミー・シェリダン/ウィリアム・C・ミッチェル/アクバール・クルサ/シャヒド・アハメド/ソネル・ダドラル

舞台は中東(どこの国?)。石油利権を巡る、アメリカの企業、企業弁護士、国務省、CIA、出稼ぎの異国人が絡み合う!・・・という話。
あっ!エネルギーアナリストも出てきます!(笑)
エネルギーアナリストって何やっているのかな?エネルギーの予想情報を売る人?競馬場の予想屋みたいなものかしら?
まぁしかし、わかりずらい映画ですわ。
最初に簡単でもいいから登場人物を紹介するべきなのに、それが無くて、しかもボツボツ切って別の話につなげちゃうから、訳わかりません。
特に弁護士部分はクリス・クーパーとジェフリー・ライトしか見分けがつかなくて、他の白髪の爺さんたちは誰が誰だか・・・(^_^;
まぁ、中東の石油をアメリカが狙っているのは周知の事実だし、CIAが武器を流しているっていうのだってみんな知っているでしょ?
ジョージ・クルーニーがアカデミー賞のスピーチで「世界ではこんなことが起きているんです!」みたいな事を言っていたけど、そんなの知ってるって・・・。っていうか、みんなに知らせたいならもっとわかりやすい映画にしないとね。
そのアカデミー賞と言えば、この作品でジョージ・クルーニーが助演男優賞をもらっています。
むむむ・・・。どこから見ても主演なんだけど・・・(笑)
増量&減量した人に賞をあげるのが好きなアカデミーですが、わざわざ助演部門にノミネートしたっていうのが怪しいじゃないですか?
だって、この映画、ジョージがアカデミー賞取らなければ、日本ではビデオスルーになっていてもおかしくありません。
ここに何か巨大な陰謀を感じます。CIAが絡んでいるのでしょうか?(笑)
更に、脚色賞にノミネートされているのです。
脚色賞は取れませんでしたが(当たり前)、ノミネートされただけでも怪し過ぎます!国務省が絡んでいるのでしょうか?(笑)


シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女
原題:AILEEN: LIFE AND DEATH OF A SERIAL KILLER
監督:ニック・ブルームフィールド/ジョーン・チャーチル
撮影:ジョーン・チャーチル
音楽:ロブ・レイン
出演:アイリーン・ウォーノス/ニック・ブルームフィールド

シャーリーズ・セロン主演の「モンスター」を見た後に、主人公だったアイリーン・ウォーノスのドキュメンタリーがあると知り、DVDをレンタルして見ました。
まず、アイリーンの容姿ですが、「モンスター」の醜女ぶりは死刑実行に近い頃には似ていましたね。でも逮捕当時は、結構可愛い感じの女性でした。目を見開いて話すのは怖いけど、笑った顔なんかはなかなか可愛いかったです。
さて、映画には描かれていなかった逮捕後ですが、アイリーンを養女にしたいと申し出る女が現れます。神のお告げがあったそうです(笑)
が、養女にしたら、今度はアイリーンへのインタビュー代をふっかけて取っています。親だからです。へぇ〜(笑)
さらには、愛人だった女性は警察と組んで、この話をハリウッドへ売る計画を立てます。が、失敗したようです。
でも、「モンスター」で映画になりましたね。これはどういう経緯なのかな?
とにかく、珍しい女性のシリアルキラーですから、彼女を基にお金儲けをしようとする人々が集まってくるわけで、彼女自身は刑務所にいるし、死刑判決も出ているし、ホント、利用されているだけで可哀想に思えてきます。
が、しかし、そんな裏切っている愛人の事も「今でも愛している最愛の人」と言っているんですよ。そう思わなくっちゃ生きていけないのかな?可哀想過ぎですね。
さて、暴行されそうになったから殺したのかどうなのか?ということが、このドキュメンタリーではメインになっています。
裁判では、映画にも描かれた殺人のきっかけとなった暴行シーンを述べていますが、後にこの監督に暴行されそうになったのは嘘だと言ったり、もうそのことについては語らないと言ったり、言うことが変わっていきます。
う〜ん、どうなんでしょうね?証言VTRはなかなかリアルだったし、本当に暴行されたのかも・・・と思いますが、何十年も売春婦をやっていて、あれが初めての暴行だったんでしょうか?そして、暴行した人だけを殺したというのならば、何十年も暴行がなかったのに、ある日暴行が起きて、それから数年の間に立て続けに何人もに暴行されたってことになるわけで、ちょっとその話に無理があるように思えなくもないです。
まぁ、最初の暴行は本当で、その後はお金欲しさにやったんじゃないかという気がしましたが、真実はどうなんでしょうか?
この映画を見ても真実はわかりませんでしたが、「モンスター」を見てアイリーンについて知りたくなったら見てみると良いと思います。


シリアル・ママ
原題:SERIAL MOM
監督:ジョン・ウォーターズ
出演:キャスリーン・ターナー/サム・ウォターストーン/リッキー・レイク

シリアル・キラーならぬシリアル・ママのお話。
いや〜。面白かったです。といっても、ゲラゲラ笑うという意味じゃないです。
ビデオ屋さんで「コメディ」の棚に置いてあるのを見かけた事がありましたが、これはコメディでもとってもダークなコメディです。
冒頭、「この話は実話です」とのコメントが流れますが、どこまで本当なんでしょう?私は実話じゃないんじゃないか?って思っています。
このコメントもブラックジョークの一つなんじゃないかと思ってます。
まず、時間が、8時1分とか、正確過ぎるし、1993年ってありましたが、この映画は1994年の映画です。
「誰も賠償金を受け取っていない」ってことは、あの後また裁判が行われて、判決がひっくり返ったってことですよね?だとしたら、それなりの年月が過ぎていると思うし・・・。
でもこれが実話じゃなくても、「こんなの絶対作り話だよ〜」って言えないところがポイントなんですよね(^^)
まぁ、オープニングで、爽やか過ぎる青空が映ります。素晴らしいセンスです!
アメリカの様々な問題が描かれています。
息子はホラー映画が好きだし、歯医者さんで、婦人の読んでいるNewsweekの特集が「Death」だし、殺人とか死とかが日常的になっています。(日本もそうですね;;)
ガム問題っていうのは、アメリカじゃあるのでしょうか?
リサイクル問題は、日本でもありますね。「バカヤロウ2」でしたっけ?分別しない人を怒る役を郁恵ちゃんがやってましたね。ちゃんと分別するのが、良識あるアメリカ人なんでしょうね。だから、裁判でも「分別してません」って隣の奥さんが言うと、ブーイングが起こっちゃうんですから(^^)
裁判だって、陪審制度の危うさや、それに関与するマスコミを皮肉たっぷりに面白おかしく描いていて、なかなか興味深いです。
O.Jシンプソン事件のときは、Tシャツ売っていたそうですから。
冒頭の食事のシーンで、ママはシリアルを出すし、先生は殺される直前にガムを口に入れるし、細かいところも凝っています。
キャスリン・ターナーあっての映画で、怪演しています!
裁判中に何やらメモを書いて弁護士に見せると「秋なのに白い靴を履いてる!」って書いてあって、笑えます。これもダメなのか〜(^^)
しかし、ひとつ残念なことが・・・。この映画には卑語が沢山出てきますが、「コーマン柳」には???でした。この字幕見て、意味を理解できた日本人っているのでしょうか?字幕翻訳者、誰なんだぁ?!こんな訳なら私にも出来るぞ!


知りすぎていた男
原題:THE MAN WHO KNEW TOO MUCH
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ/アンガス・マクファイル
出演:ジェームズ・スチュワート/ドリス・デイ/ラルフ・トルーマン/ダニエル・ジェラン/クリス・オルセン/ブレンダ・デ・バンジー/キャロリン・ジョーンズ

結構ヒッチコックの映画って見てないのよね〜(^^;・・・と、ちょっと最近まとめて見てます。
バスの中で知り合った男から、無理矢理(?)秘密を聞かされて、そこから事件に巻き込まれてしまう家族の話。
ヒッチコックって本当に上手いですよね〜っていうか、私がヒッチコックに騙されやすい体質なのかも知れないけど(笑)
バスの男が怪しい・・・って奥さんが言うと、本当にバスの男が怪しく思えてくるし、ホテルの前で会った夫婦も、あんな怪しい目つきだったのに、レストランで仲良くなっていくと、あ〜この人達は別に悪い人じゃないんだ〜なんて思っちゃうし。
だから、子供の誘拐にもビックリ。
そして、ヒッチコックは本当にギリギリまで引っ張りますね〜。この映画ではシンバルの鳴るところですが、もうここら辺で何かするだろう?!と思ってもしない・・・。ここら辺か?と思ってもまだ・・・。とうとうシンバル鳴っちゃうし〜(笑)
ハラハラドキドキ感が否応なしに高まります。
そして、またいとも簡単に相手方に捕まっちゃったりするのも、いつもの通りではあるんだけど、えぇ?!とガッカリしたり驚いたり。
ホント、ショッキングなシーンは無いのにこれだけハラハラドキドキ怖がらせてくれるヒッチコックは偉大ですね。
ところで、ケセラセラってこの映画のために作られた歌なんですね?知らなかったわ〜!
あ!そうそう・・・これも、ヒッチコックがどこに出てたか見つけられなかった〜(T^T)


死霊のはらわた
原題:THE EVIL DEAD
監督:サム・ライミ
脚本:サム・ライミ
撮影:ティム・ファイロ
音楽:ジョー・ロ・ドゥカ
編集:ジョエル・コーエン
出演:ブルース・キャンベル/エレン・サンドワイズ/ベッツィ・ベイカー/ハル・デルリッチ/サラ・ヨーク

今じゃ好きなジャンルは?と問われると「コメディ」と答える私も、若かりし頃は「好きなジャンルはホラーです!」と言っていました。
ホラー好きになった原点がこれ!「死霊のはらわた」で、私にとってはバイブルとも言える作品です。
今から20数年前、ビデオテープの貸し借りが流行っていて、その中でも2つの映画が話題になっていました。ひとつは「洗濯屋けんちゃん」(アダルト?未見です)で、もうひとつが「死霊のはらわた」でした。
「死霊のはらわた」は、何でも大量の血がドバーッと出て、「スプラッター」という新ジャンルのホラーで、とにかく凄いらしいと話題でした。
当時レンタルビデオ屋はまだなかったのではないでしょうか?ちなみに、ビデオデッキ普及率はいまいち?で、うちにはまだビデオデッキはありませんでした。
さて!そんなある日、ビデオデッキのある友人宅に遊びに行くと「死霊のはらわた、借りたよ!」と友人が言うではないですか!
とうとう見れるのか!と、ワクワクして見ました。
そして、見終わって感動のあまり放心状態になりました(笑)
それ以来見たことなかったのですが、DVDを買ってしまったので再見です。
いやいや〜!20数年の時を越えても感動ですね!
今から見ると、チープなところもあるし(特に最初の方)、血だって、最後には水色やら緑の液体?みたいのまで出てきて、いくらなんでもこんな色は無いんじゃない?ってな感じもしますが、それでも十分ドキドキです。
シェリルが森から逃げてきたのに、小屋のドアの鍵が取れない!と、思ったら鍵が落ちて、やっと取れると思ったら!!!捕まってしまったぁ!・・・と思ったら、アッシュだったなんて、ありきたりのパターンのはずなのに、ものすごくドキドキします。
とにかく、最後まであっという間で、「サム・ライミって本当に天才だったんだよな〜(過去形かよ?)」と思いながら見ていました。
DVD特典で、監督&プロデューサーの音声解説と、ブルース・キャンベルの音声解説と2種類入っていますが、監督バージョンの方は何かテンション低いな〜;;


白い嵐
原題:WHITE SQUALL
監督:リドリー・スコット
出演:ジェフ・ブリッジス/キャロライン・グッダール/スコット・ウルフ/キャロライン・ゴダール/ジョン・サヴェージ

海洋学校に入った12人の生徒たちの1年間の帆船での物語。
実は、私、かつて2年間ほど、当時勤めていた会社のヨット部というのに所属していました。小さな、ディンギーという船で、2人乗りのヨットです。前にいる人は、帆を張ったり、向きを変えるために帆を動かしたり、センターバーを操作したりして、後ろにいる人が、メインの舵をとります。この後ろにいる人を「スキッパー」を言います。この映画でも先生(船長)はスキッパーと呼ばれていました。こんな大きな船でも「スキッパー」なんだな〜と辞書を見てみると、「船長」っていう訳が載っていました。なるほど〜。
嵐に遭遇した場面は、実際はもっと凄かったんだろうと思います。何年か前にヨット「たか号」で生き残った人の書いた本の方は、凄かったですから。
船長の助手みたいな人・・・見たことある!と思ったら、ジョン・サベージでした。懐かしいな〜。
とにかく、映像がとてもきれいで、ヨットに乗っていた頃を思い出させてくれました。


白い犬とワルツを
原題:
監督:月野木隆
脚本:森崎東
撮影:小林達比古
出演:仲代達矢/豊原功補/若村麻由美/南果歩/藤村志保

ベストセラー小説の映画化。確か原作者はアメリカ人で舞台もアメリカなんだと思うんですが・・・。日本に置き換えるのは別に良いんですが、何故在日問題が???
「GO」のヒットにあやかろうと思ったんでしょうか?
何も在日じゃなくても良かったような気がするんだけど・・・。
「自分の子供が死んで、在日の俺が助かったから恨んでるんだろう?」みたいなことを在日青年が言っていたけど、何てことを言うんでしょう?そんなことあるわけないでしょ?だったら、今までだって付き合いないでしょ?
在日の人ってこんなにひねくれてるの?っていうか、こんな描き方って在日の人に失礼なのでは?
まぁ、何で娘との結婚を承諾しなかったのかはよくわからなかったけど・・・。
妻が死んで、妻の生まれ変わりかと思われるような白い犬が現れて・・・と、心温まる話かと思っていたんだけど、あまり心温まらなかったです。悪しからず(^^;


白いカラス
原題:THE HUMAN STAIN
監督:ロバート・ベントン
脚本:ニコラス・メイヤー
撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:アンソニー・ホプキンス/ニコール・キッドマン/エド・ハリス/ゲイリー・シニーズ/ウェントワース・ミラー/ジャシンダ・バレット/アンナ・ディーヴァー・スミス/ケリー・ワシントン

今、「白いカラス」とタイプしたら、窓のすぐ側を黒いカラスが「カァ〜!!!」と言って飛んで行きました。こ、こ、これって・・・?!・・・ただの偶然ですね(笑)
さて、5年くらい前だったか、TVで、金髪で真っ白なスエーデン人女性が「私は黒人です。祖母(だったと思う)が黒人なんです。一滴でも黒人の血が入っていたら、見た目は真っ白でも黒人なんです!」って言っていたのを見たことがあるので、白い黒人に驚きはしませんでしたが、白い黒人の苦悩がちっともわからない映画でありました。
「一滴でも黒人の血が入っていたら黒人なんです!」っていうことは、それなりの差別が日常にあるってことなんですが、主人公のコールマンの苦悩と言えば、黒人ということで彼女にふられたことぐらいです。
家じゃ立派な父が、黒人だからという理由で食堂車の給仕をしていたっていうのもありますが、これはかえって父を尊敬することであって、黒人を自らが否定するべきことでも無いと思うし・・・。
というか、海軍に入隊する時の用紙ですが、「ユダヤ人」っていうのは、宗教を記入するところに書いたんでしょうか?
黒人だったら「キリスト教」が多いんだろうし、「キリスト教」にチャックを入れても全然おかしく無いし。他に「黒人系」とか「イタリア系」とか「アングロサクソン系」とか、チェックするところがあって、そこを変えたんでしょうか?
身分証明書の肌の色(書く所ある?)には今まで何と書いてあったんでしょうか?当時は身分証明書も無かったとか?
何でユダヤ人にしたのかも私には疑問なんです。折角白いんだからアングロサクソンとか普通の白人にしちゃえば良かったのに、わざわざ差別のあるユダヤ人って・・・。罪悪感からせめてユダヤ人にって・・・?う〜ん、よくわからないな〜。
第一、名前を変えていないのに、ず〜っとばれなかったっていうのも驚きですよねぇ?
実際、ユダヤ教って色々行事があったりするし、ユダヤ人の友達が出来たらそれなりに話を合わせたりしなくちゃならないし、旧約聖書も覚えなくっちゃならないし、大変ですよねぇ?
そして、兄は黒人初の町の(市の)教育委員長(だっけ?)っていうのが皮肉ですね。
さて、肝心の映画ですが、2時間弱なのにだるくて長く感じました。ニコールほどの美人に言い寄ってくる男がこの爺さんしかいないなんて、なんて人口の少ない町なんでしょうか!(笑)
そして、ニコールの苦悩っていうのも、よくわからないし、元夫が追い掛けてくる理由もわからないし・・・。ニコールが引越する度に元夫も引越している訳?
そして、ニコールの胸が見えそうで見えないという超不自然なカットがとても気になりました(笑)


白い山脈
原題:
監督:今村貞雄
脚本:
撮影:大映日本アルプス撮影隊
出演:ツキノワグマ、クワガタ、カブトムシ、ヤマネ

第10回カンヌ映画祭、ドキュメンタリー賞受賞作品。
アルプスの四季を撮ったものです。色々な動物が出てくるドキュメンタリーなんですが・・・。
これって、やらせあるよねぇ???と、見ながら何度も思ったんですが、カンヌで賞もらってるんだからそれはないか?とか、悶々としながら見て、最後にやっぱり、これはやらせだ!と思わずにいられなかったです。やらせなのか、編集の妙なのか、どっちにしても、ありのままの自然とは思えないなぁ・・。
まず、ツキノワグマのお母さんが雪崩で死んじゃうところ。雪崩が映って、いきなりお母さんの死体なんですが、途中の過程が映ってないので、本当にこれがお母さん熊なの?と思ったり・・・。
狐に追われるウサギも、狐とウサギが一緒に映ってるシーンより、別々のシーンが多くて、本当にあの狐とウサギなのか?とか・・・。
クワガタとカブトムシの対決だって、あんな素晴らしい対面&決闘なんて、そうそう見られるもんじゃないですよね?!これ専門にかなり張ってないと。いくら1年2年撮影してたって言ったって、こんなに上手い具合に対決シーンが撮れるものなのかなぁ?・・・と。
ヤマネだったかな?蛇の舌を噛んだ・・・というシーンも、噛みついたシーンは無いし・・・。
そして、ついにラスト!ツキノワグマの子供が鷲(禿げ鷹?)に捕まえられて、連れ去られて行くシーンで、こ、こ、これは?と・・・。
それを兄弟の熊が悲しそうに木に登って見つめるんですが、本当に、それを見てるのかぁ?
とにかく、2匹の動物が出てくる場合、一匹ずつっていうのが多過ぎるのが、胡散臭い・・・。
それと、昔だから機材の関係仕方ないのかも知れないけど、ピント合わせが遅すぎる!
まぁ、今となっては、これよりもっと綺麗で本当っぽい映像がTVでも見られますから、大映日本アルプス撮影隊には申し訳ないけど、どうってことないかも(^^;


白いドレスの女
原題:BODY HEAT
監督:ローレン・カスダン
出演:キャスリン・ターナー/ウィリアム・ハート/ミッキー・ローク

今、私の一番気になる女優、キャスリン・ターナーの初出演作。ウィリアム・ハート主演第二作目。ミッキー・ローク出演第四作目。監督初作品。と、みんなを有名にした映画です。
キャスリン・ターナーは、今のほうが、色っぽいんですが、この映画でも、充分色っぽいです。アメリカには、ゴマンと弁護士がいるので、ウィリアム・ハート演じる主人公のような、貧乏な弁護士もいるようですが、そんな、うだつの上がらない弁護士を、ウィリアム・ハートが好演しています。
だんだんと、罠に嵌められているのがわかって来て、もう決定的にわかったというところでも、まだ平然と嘘をつく姿勢はすばらしいです。その位の根性?がなければ、大仕事はできません。こういうのを悪女っていうのかな。
しかし男の人は、美女に弱いね。


新学期・操行ゼロ
原題:ZERO DE CONDUITE
監督:ジャン・ヴィゴ
脚本:ジャン・ヴィゴ
出演:ルイ・ルフェーブル/ジルベール・プリュション/ジャン・ダステ/ジェラール・ド・ベダリウ

「大人は判ってくれない」が影響を受けた映画だというので見てみました。確かに、似てるところもあるし、影響受けてますね〜。
公開当時は、アナーキズムを扇動しているという理由で上映禁止になったそうなんですが時代のせいなのかな?まぁ、多かれ少なかれ、子供はある意味アナーキストではあるとは思うけどね(^.^)
「大人は判ってくれない」は映画としてまとまってるって感じですが、こっちは子供達の悪ガキぶりが凄いです!もう爆発しちゃってますから(笑)インパクトの大きさではこっちですね。
電車の中で、手品師の如く次々といろいろなおもちゃを出すわ、鼻でラッパを吹くわ、ついには葉巻吸ってるし!と、最初から笑わせてもらました(^.^)
この葉巻の煙が蒸気機関車(?)の煙と一緒になっているところが上手いですね。
列車に乗って行く先は寄宿舎です。夜はいつまでも騒いでいるし、朝は朝でなかなか起きない子供達(^^;
学校に来ればそこは学級崩壊!フランスではもうこんな昔から始まっていたのか?!(笑)
先生が入って来てるっていうのに、前の方で平然とタバコを吸っている子供には大笑い!また、この新任のユゲ先生も可笑しくって、どっちかっていうと、子供寄りっていうか子供の一員?(^.^)
生徒を連れて散歩に行くんだけど、「大人は判ってくれない」だと生徒が列から離れていくって感じなのに、「新学期操行ゼロ」では先生が離れて行ってるような・・・(笑)で、子供達が気が付いて戻るってうか、探しに行くのね。
で、先生は生徒を連れての散歩・・・ってこれは授業の一環なはずなんだけど、その途中で女を口説いてるし!あははは。
帽子をとって挨拶する先生の真似をする子供達が可愛いです。
有名な枕投げシーンは幻想的な雰囲気で本当にきれいです。
子供達のお菓子を食べちゃったりする監舎長(?)みたいな人が教室内を覗いていたのは何で?とか、よくわからなかった部分もありましたが、エネルギッシュで面白い映画でした〜!


仁義
原題:LE CERCLE ROUGE
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影:アンリ・ドカエ
出演:アラン・ドロン/イヴ・モンタン/ジャン・マリア・ヴォロンテ/フランソワ・ペリエ/ブールヴィル

素晴らしい〜!
何が素晴らしいって、この映像!最初の信号無視の赤信号の赤とか、列車を俯瞰から見た映像とか、とにかくどこもここも光と影が素晴らしいです!
映像が作り出している部分もあるけど、この雰囲気もいいですね。今の時代だとちょっとのんびりし過ぎていてダルいかな?
また見せ方もいいですね。最初に信号無視する車が映り、駅に車が止まると中から怪しげな男二人。しかも腕を組んでいる!うむぅ〜怪し過ぎる〜。ギャングなのか?と、この後何か悪いことが起きそうでドキドキします。
が、二人は犯人と警官。手錠で繋がってたんです。なるほど〜!と、本当に上手いです。
そして、寝台車でマルセイユからパリに向かうのですが、「手錠をはずして脱走するのか?」という緊迫感がたまらないです。
犯人の寝顔がアップで映ったかと思うと、別の顔が。ええ?アラン・ドロンが犯人なの?と、ここシンクロ(っていうの?)してるんですね。うむ〜上手いな〜。
そんな二人が出会うシーンもなかなかで、というよりタバコ投げるところ格好いい〜!
そして、素晴らしいのがイヴ・モンタンの変わり様です。最初はホント汚いオヤジなんですよ。アル中なのか?って感じで、悪夢に悩まされて・・・。でもこのトカゲ達は可愛いかったですね(^○^)
そんな汚いオヤジが、少しずつ変わっていくんです。最初に打ち合わせに来たときは、ちょっとオドオドしたところもある感じだったのが、宝石店に下見に行ったときにはもう別人。更には鍵穴を撃ったときには、もう本当に格好良過ぎる〜!
この三脚を外すところも良いシーンですね〜。
泥棒達と彼らを追う警官なんですが、ん?この設定って「ジャッカルの日」に似てませんか?見ている間気になったので調べたら、この映画の3年後に「ジャッカルの日」が作られているんですね。
試し撃ちのシーンや、警部の私生活が所々に挟まれていたり、フランス縦断に、銃の改造とか、結構共通点ありますね〜。
映画「ジャッカルの日」がこの映画に影響受けたのか、原作「ジャッカルの日」に「仁義」が影響受けたのか、「ジャッカルの日」の原作を読んでいないのでわかりませんが、気になる〜。「ジャッカルの日」読むか〜。
素晴らしさに酔いながらも、どうしてもわからなかったのが、誰がどういう風に裏切ってああなったの?ヴォーグルがクラブの親分と連絡取り合ってたってこと?
映画が気に入ったせいもあってビデオを3度も巻き戻してみましたが、やっぱりわからなかった〜。誰かわかった人教えて〜!m(._.)m
妙なアングルから撮ったりしなくても、こんなに綺麗な映像が撮れるんだというお手本の様な映画です。
演出も素晴らしいです。


新・猿の惑星
原題:ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
監督:ドン・テイラー
脚本:ポール・デーン
撮影:ジョセフ・バイロック
出演:キム・ハンター/ロディ・マクドウォール/ウィリアム・ウィンダム/リカルド・モンタルバン/ブラッドフォード・ディルマン/ナタリー・トランディ/エリック・ブレーデン/サル・ミネオ/アルバート・サルミ/ジェイソン・エヴァース/ジョン・ランドルフ/ハリー・ローター/M・エメット・ウォルシュ

前作で、地球は滅びたので、続編は出来ないはずなのに・・・と思ったし書いたんですが、こんな方法があったんですね!
何と、地球が崩壊する寸前に、テイラーの乗ってきた宇宙船を研究している猿が居て、その猿(チンパンジーのマイロ博士)と、ジーラと、コーネリアス3匹が地球を脱出していたのです!そしてやってきたのが、1970年代。
宇宙船から降りたのが宇宙人だったらビックリするんだと思いますが、なんとチンパンジーなので、やっぱりビックリ!
今度は檻に入れられたりと、逆の立場になっちゃってます。
でも、喋れるっていうのがわかると、今度は国民の人気者に!(^.^)
VIP待遇で、高級ホテルが宿舎だし、高級ブティックで洋服買っちゃってるし、ちょっとコメディタッチって感じもして、何かほのぼの〜っていう感じですが、突然映画の雰囲気が変わってしまいます。
それもこれも、「こいつらの子孫が人類を支配するんだから、抹殺しろ!」って言う奴がいるからなんですが、折角ジーラとコーネリアスが、人類が何故猿に支配されたかを話したっていうのに、それを活かそうとしないんだから、やっぱり人間はアホなのか?(^^;
まず!「犬の疫病から始まったの」ってジーラが言ったんだから、疫病研究に力を入れるとか、核を廃止するように努めるとか、やるべきことは他にあるんじゃないのかな?
それにしても、小猿はどうやって助かったんだろう?謎だ〜。


紳士協定
原題:GENTLEMAN'S AGREEMENT
監督:エリア・カザン
脚本:モス・ハート
撮影:アーサー・C・ミラー
出演:グレゴリー・ペック/ドロシー・マクガイア/ジョン・ガーフィールド/セレステ・ホルム/アルバート・デッカー/ジェーン・ワイアット/アン・リヴェール/ディーン・ストックウェル

ジャーナリストのフィリップ・スカイラー・グリーンは、雑誌社「スミスウィークリー」で、反ユダヤ主義をテーマに記事を書くことになる。ニューヨークに来たばかりで周りが自分のことを知らないので、自らをユダヤ人と名乗り、ユダヤ人の立場を経験して記事を書くことになるのだが・・・という話。
なるほど〜。「バーグ」って付く名前はユダヤ人の名前なんですね。スピルバーグですね。
しかし、グリーンバーグと郵便受けに書いたものの、ホテルの予約はグリーンだし・・・。もっと徹底して使って欲しかったです。
あと、ゴールドマンっていうのもユダヤ人の名前なんですね?顔で見分けられなくても名前で判断できるのか〜。
この主人公はユダヤ人の親友を持っているんです。幼少の頃からの友達みたいなんです。だったら、親友が受けてきた差別を見たこともあるんじゃないでしょうか?なのに今まで彼の苦しみが全くわかっていなかったんですか?!
ユダヤ人が泊まれないホテルがあるということさえ知らないのは、ジャーナリストでありながら単に世間知らずなのか、全く感心が無かったのか?この親友もグリーンにはそういう類のことは何も話していなかったのか?う〜ん、でもやっぱり、これだけ近くにユダヤ人の親友がいれば、色々なことが見えちゃうと思うんですけどねぇ・・・。
まぁ、わかっていたら、この話にならないんですけど・・・。
「次の世紀はアメリカの世紀でもなく、みんなの世紀になるかもね」なんてお母さんは言ってますが、今世紀に入っても同じようなものが悲しいですね。
ところで、アンのプロポーズはどうなったの???


真実の瞬間
原題:IL MOMENTO DELLA VERITA
監督:フランチェスコ・ロージ
脚本:フランチェスコ・ロージ
撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
音楽:ピエロ・ピッチオーニ
出演:ミゲル・マテオ・ミゲラン/リンダ・クリスチャン/ホセ・ゴメス・セビラーノ

闘牛の為に殺される牛は年間で3万頭・・・。その後食べるらしいので一応食べ供養にはなるのかな?
でも・・・やっぱり私は闘牛が嫌いだぁ〜!
遙か昔、まだ私が若かった頃、スペインはマドリッドで生闘牛を見ましたが、あれと全く同じです。
背中から血を流す牛・・・。口からドロドロ〜っと血を吐く牛・・・。何人もがかりで刺して逃げて、刺して隠れて・・・。お〜い!一対一で勝負しろよ〜!なんて思ったり・・・。
だいたい、まず馬の上から刺して弱らせるんですよ。卑怯者!(笑)
それは別としても、いくらブリンカー&プロテクターしてるからって、馬が可哀想なんじゃないの?
とにかく血を吐きながら倒れる牛を見て熱狂する周りのスペイン人達が怖かったです。
闘牛を見たいけどスペインに行くお金が無いという方はこれを見ると良いかと思います。
さて、主演のミゲルは本職のマタドールだそうで、闘牛シーンは本物です。そこにフィクションの日常生活を織り交ぜての映画で、映画としては良くできていると思います。
どんどん出世していき、お金のために数多くの地方公演をこなし、お金も儲かっていくんですが、だんだん牛が怖くなっていくという不安も良く描かれています。
最初のシーンは最後のシーンに繋がっているのかな?KKKみたいな被り物は何なのでしょう?
ところで、欧米人って、捕鯨はダメなのに闘牛はOKなんですかね?


真実の行方
原題:PRIMAL FEAR
監督:グレゴリー・ホブリット
出演:リチャード・ギア/ローラ・リニー/エドワード・ノートン/ジョン・マホーニー

大司教が78カ所も刺されて殺された。犯人は19才の青年アローンで、すぐに捕まるが無実だと訴える。有名になりたいマーチン弁護士が無償で弁護を引き受けるが・・・という話です。
強欲弁護士の筈なんですが、リチャード・ギアの演技のせいなのか?顔のせいなのか?強欲に見えません。だから「ええ?なんで無償で弁護を引き受けるの?」って思ってしまいました(^^;
相変わらず、カッコつけマンのリチャード・ギアなので、前半、薄ら笑いを浮かべている彼を見て・・・もしかして犯人?!と思ってしまいました。後半では、だいぶ真剣にな顔つきになっていますが。
容疑者のエドワード・ノートンが熱演しています。可愛い感じから一変して凶暴になる演技はすばらしいです。


人生とんぼ返り
原題:
監督:マキノ雅弘
脚本:マキノ雅弘
撮影:高村倉太郎
出演:森繁久弥/山田五十鈴/左幸子/沢村国太郎/水島道太郎/本郷秀雄/小林重四郎/森健二/広岡三栄子

大正10年。殺陣師段平は久しぶりに新劇の国定忠治の殺陣をつけることになった。座長の沢田にリアリズムのある殺陣を・・・と言われ、それを喧嘩から見いだし、芝居は成功。いよいよ東京での公演となるが、東京では受けが悪い。段平は病気の妻を置いて東京へと赴くが・・・という話。
1955年の映画ですが、この5年前に同監督によって一度撮られている題材です。その時のタイトルは「殺陣師段平」です。いわゆるセルフリメイクですね。「殺陣師段平」の方は見ていないので、機会があったら見てみたいです。
さて、段平さん、学は無くて、酔っぱらいなんだけど、仕事に命懸けてます!
「リアリズム」が何やらわからないと、「先生!リアリズムっていうのは何処で売ってますねん?高いものでもかましまへん。女房子供を女郎屋に売って金作りますさかいに」なんてこと言ってます( ゜_゜;)
もう、ホント「仕事命!」なんで、リアリズムの意味がわからなくて飲み屋でのんだくれてる姿にも心打たれます。
でも酒大好き!浮気もしてま〜す!って感じの段平さんなんですが、彼を支える女房が素晴らしく、濡れた恋文を干しているシーンなんていいですねぇ〜(^.^)
この女房を山田五十鈴が演じていますが、ホント素晴らしい!森繁との二人のやりとりも面白いです!
段平はまさに女房の手のひらで遊ばされているって感じなんですが、そんな太っ腹な女房も、自分が病気だから気弱なのか、東京に行って欲しく無い・・・雰囲気がいじらしいんですわ〜。
でも、夫の仕事のことを思えば引き留められないし・・・という、揺れる女心を山田五十鈴が見事に演じています。
そして「あんたええ人やなぁ〜」ってシーンでは思わずウルウル(;。;)
さて、段平さんは東京に行きますが、劇団から妻の見舞いのために大阪に一旦帰れと言われても帰りません。それどころか、自分が必要ないのか!と荒れちゃいます。そして妻死亡。
その後段平さんも病に伏すんですが、ここで出てくる恋文が妻からの手紙っていうのがまた泣かせます。
大泣きする様なシーンは無かったんですが、ジーンとくるシーンが沢山ありました。
どうやら私は一代記ものが好きみたいです。
ところで、あの「とんぼ返り」は本当に森繁がやっているんでしょうか?





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