類猿人ターザン
原題:TARZAN, THE APE MAN
監督:W・S・ヴァン・ダイク二世
脚本:シリル・ヒューム
出演:ジョニー・ワイズミュラー/モーリン・オサリヴァン/ニール・ハミルトン/C・オーブリー・スミス/ドリス・ロイド
「類人猿ターザン」かと思ってたら「類猿人ターザン」なんですね。ってまぁいいか?
ターザンって昔々TVでやってたのかなぁ?子供の頃、ターザンごっこっていうのが流行ってたんですよ〜。
アフリカに象牙を求めてやって来たアメリカ人。隊長の娘が何故かそこにやってきて一緒に行動することになるんですが、象って死期が近づくと姿を消して死に場に行くそうな。だから死に場は象牙だらけ!ってことなんです。でもその死に場は現地の人も畏れる山の中!という話です。
古さを感じずにはいられないけど、動物のシーンはすごいです。豹やライオンと戦っているシーンは本当みたい。このライオンとかも手なずけられているとか、麻酔打たれているとか、酔っぱらわされているのかなんじゃないかと思うんですが、少なくともウィリー対熊よりは迫力あり!
で、何故か少々文明人のターザン(^^;
腰に布を巻いているし、ナイフも持っている!散髪にも行っているようだ!(笑)
しかも名前があるんですよ!!!
チーターは可愛いかったな〜。でもかぶり物じゃないか?っていうような猿もいっぱいいます。チーターは本物ですよね?
現地人に連れ去られたジェーン達を助けに行くターザンなのですが、この穴の中の猿がやけに大きいんですよね。もしかしてキングコング???(笑)
で、無事に救出するんですがチーターは置き去りかい?!(笑)
そしてジャングルに残ることを決めるジェーンは、同行していた男性に「沢山の人を連れて象牙を取りに戻ってくるでしょ?その時は私たちが助けてあげる」なんて言ってるけど、そういう行為がいけないんだってば!・・・ってこの時代はまだ良かったのかな?
ところで、ジェーンを演じたモーリン・オサリヴァンって、ミアファローのお母さんなんだそうな。ミア・ファローはお父さん似?
流転の王妃
原題:
監督:田中絹代
出演:京マチ子/船越英二/金田一敦子/東山千栄子/沢村貞子/三宅邦子/木戸光子/八潮悠子/笠智衆
映画「ラストエンペラー」で有名になった(?)愛新覚羅溥儀の実弟、愛新覚羅溥傑の妻となった、元候爵嵯峨浩(女性)の半生の映画です。
「ラストエンペラー」では、松坂慶子が演じていたように記憶してますが・・・。
こちらの映画の中では、浩さんは、「龍子」さんという名前になっています。
京マチ子が女学生から、4、50代の女性を演じていますが、その変貌が素晴らしいです。
歴史モノには、すぐ感動してしまうのですが、この映画も感動しました。しかも、ラストでは涙が・・・。
「ラストエンペラー」では、お兄さんの愛新覚羅溥儀の物語で、華やかに描かれていたので、弟もそうなのだと思っていましたが、実際は、辺鄙なところに住居があって、暮らしも皇帝の弟としてはあまりよくなかったみたいです。
女学生だったのが、元侯爵という理由で、溥傑のお妃候補になり、結婚して満州に渡るものの、皇帝の弟の妻から、あちこち逃げ回る生活を送るようになり、やっと日本に戻れたとおもったら、娘が自殺し・・・と、まさに戦争に翻弄された女性です。夫が彼女を愛していたのがせめてもの救いですが、悲しすぎます・・・。
ところで、この映画の監督は田中絹代さんなんですね。田中絹代さんの出演作は、おそらく見たことはないのですが、女優だとばかり思っていましたが、監督もやっていたんですね。当時映画が今より活気があったとはいえ、すごいことです。
ルビー&カンタン
原題:TAIS TOI !
監督:フランシス・ヴェベール
脚本:フランシス・ヴェベール
撮影:ルチアーノ・トヴォリ
音楽:マルコ・プリンス
出演:ジャン・レノ/ジェラール・ドパルデュー/リシャール・ベリ/アンドレ・デュソリエ/レオノア・ヴァレラ/ジャン=ピエール・マロ/ジャン=ミシェル・ノワリー/ティッキー・オルガド/ミシェル・オーモン
おしゃべり好きなカンタンは銀行強盗に失敗して刑務所に。しかし同室の受刑者にうるさがられ上手くやっていけない。そんなある日寡黙なルビーがカンタンの同室となり、「黙れ!」と文句を言わないルビーを親友だと思いこむカンタンだったが・・・という話。
原題の「TAIS TOI !」は「黙れ!」です。
本当に良く喋るカンタンなので、思わず画面に向かって「TAIS TOI !」と言いたくなります(笑)
さて本編ですが、最初の両替所から面白いです。「日本人が・・・」っていうのは、日本マーケットを意識しての台詞なんでしょうか?(最近そういうの多いですよね?)
刑務所に来てからもカンタンはアホ全開ですが、ジェラール・ドパルデューのアホぶりが良いんだわ〜(^.^)
ルビーを追って精神病院まで行っちゃうし、アホなんだけど、何か憎めないというか、可愛いというか・・・。
刑務所出てから洋服探すために入った屋敷がジョッキーの家というのも面白かったし、「モ〜」って鳴る缶のおもちゃも面白かったです。
それと、刑務所に居るときにも言っていたけど、ルビーの目が馬に似てるって、これは褒め言葉なんでしょうかね?(笑)
まぁ、なかなか面白かったんですが、ルビーとボスとのしがらみがイマイチでした。手下がバカ過ぎというか弱過ぎというか・・・。
ラストも何で生きているのか不思議です。っていうか、呆れましたが(^^;
でもそこそこ軽く楽しめました。
作品観賞後、監督の名前とか調べていたら、なんと!この監督は「メルシィ!人生」の監督じゃないですか!なるほど〜。どうりで台詞が面白いと思ったわ〜。
ルワンダの涙
原題:SHOOTING DOGS
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ >
脚本:デヴィッド・ウォルステンクロフト
撮影:アイヴァン・ストラスバーグ
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:ジョン・ハート/ヒュー・ダンシー/クレア=ホープ・アシティ/ドミニク・ホルヴィッツ/ニコラ・ウォーカー/ルイス・マホニー
今年(2007年)、映画館で見た映画の2本目です。
「ホテル・ルワンダ」「ルワンダ 流血の4月」と見ていますが、虐殺シーンが一番生々しくて怖かったです。
ルワンダにいるイギリス人神父と、そこにやってきたイギリス人青年の目を通して描かれています。
神父さんは残るのですが、青年は自分の国に帰ります。
まぁ帰るでしょう。帰るところがあるんだから。
だから、帰るところのない当事者のルワンダ人達は、外国人や国連軍に頼るばかりじゃなく、自分たちの力で国を作っていかないと・・・。
さて、「ルワンダ 流血の4月」でもそうでしたが、この映画でもまた「なたで殺されるのはイヤ!撃って!!!」と言う人が現れます(^_^;
ホントに何とも言えません・・・。
イギリスBBCの記者(?)の女性が、「ボスニアでは涙が出た。白人だったから。ここでは何とも思わない。黒人だから。」ってな事を言っていてビックリしました。
そんなものなのかしら?
白人の一般的な考え方なの?それともこの女性がレイシストなのかしら?
もし私だったら、アジア系の人の時は泣けるけど、白人や黒人じゃ泣けないって事???ちょっと考えられないけど・・・。
惨殺死体に対して、これは白人だからとか、これは黒人だからとか、そんな風に分けて思うほど死体に慣れ過ぎちゃったということ?
ところで、この話も実話ベースですが、教会に保護を求めて沢山の人がやってきます。
国連軍がいるので、民兵達も教会の外で騒いではいるけど、中には入ってきません。
ところが!ある日突然、国連軍が撤退です!
しかも数時間後(1時間?)にですよ!
撤退したら外にいる民兵が襲ってくるのは確実です。
それじゃ、奴らが殺しやすいためにツチ族を集めてやったようなものじゃないですかぁ!
せめて、自衛手段を残していくとか、方法を伝授するとか、何か無かったんでしょうかね・・・。トンネル掘る時間を与えるとか・・・意味ないか?(^_^;
国連軍撤退後、民兵達が一斉に教会に入っていく姿が恐ろしかったです。
そして、数年後、助かった少女はサッカーの笛の音にビクッとするわけですが、ホント、ルワンダでサッカー放送したら、トラウマで倒れる人が続出してもおかしくないですね。
最後に映画に関わったルワンダ人スタッフの紹介がされます。親を殺されただの、レイプされてエイズになっただの、色々・・・。
彼らの幸せを願わずにはいられません。
ルワンダ 流血の4月
原題:SOMETIMES IN APRIL
監督:ラウール・ペック
脚本:ラウール・ペック
撮影:エリック・ギシャール
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:イドリス・エルバ/オリス・アーヒューロ/デブラ・ウィンガー
TVムービーです。だからなのか、デブラ・ウィンガー以外誰も知りません(^_^;
作りも「ホテル・ルワンダ」に比べて地味です。地味なだけにリアルで怖いです。
そして、途中でCMが入る作りだからなのか、突然、登場人物や場面が変わって、何が何だかわからなくなったりと、話の繋がりが見えにくいのが難点です。
この主人公は実在の人物だったのかわかりませんが、主人公オーガスタンはフツ族、妻はツチ族と、これまた「ホテル・ルワンダ」と同じ組み合わせです。
しかし、より複雑なのは、オーガスタンの弟オノレはDJで、ツチ族虐殺キャンペーンを繰り広げたラジオのDJでもあるのです。
妻と子供は、弟に頼んでホテル・ミコリンに連れていってもらったのですが、行方知れずに。
この後、オーガスタンがどのように過ごしていたのかがよくわかりません。主人公じゃなかったのか?!
場面が急に変わって、娘のいる寄宿舎ですが、皆殺し・・・。のはずが生存者がいた!と、この先生と生き残りの生徒の逃亡生活(?)が凄まじかったです。
途中で休ませてもらった民家の夫はナタ持ってツチ族狩りに行っているし、一般人の人も虐殺に加わっていたんですね。・・・って、加わらなければリストに載せられて殺されちゃうんだろうしね・・・。
国連軍だかに、ツチ族の女性が「殺して!お願い!ナタで殺されるのはイヤ!」って言っていたんだけど、この言葉が本当に恐ろしかったです。
何か微妙に理解できるし・・・。
見終わって、ドヨーンとした気分になります。
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