◆濡れ髪喧嘩旅
◆濡れ髪剣法
◆濡れ髪三度笠
◆濡れ髪牡丹



濡れ髪喧嘩旅
監督:森一生
脚本:八尋不二
撮影:本多省三
美術:太田誠一
音楽:小川寛興
出演:市川雷蔵/川崎敬三/浦路洋子/真城千都世/三田登喜子/仁木多鶴子/山田五十鈴/スリーキャッツ

市川雷蔵主演、濡れ髪シリーズ第4弾。
女に弱い遠山金八郎は、美濃太田の金山代官黒崎主膳の不正を摘発する任命を受け、美濃へ旅立つが、行く先々で女に引っ掛かる。それを助けてくれた何でも金の旅鴉の伝次と意気投合し、一緒に美濃へ向かうのだが・・・という話。
女性が一杯出てくるんですが、どのエピソードも中途半端なのと、超有名女優じゃない(山田五十鈴を除く)から、どの女性も印象に残らないのが残念です(^^;
そして、やたら明るい遠山金八郎が何か浮いちゃっていて、しかもこれがまた余り面白くないんだわ(^^;
伝次のお金に執着している理由がわかると、もう殆ど話が暗〜くなっちゃって、笑うどころじゃなくなって、これって明朗時代劇じゃなかったっけ?って感じです。
しかも、生き別れで芸者になった妹が死んでたという悲惨な結末でして(^^;
で最後には悪い奴らを懲らしめて・・・って、濡れ髪シリーズってこんなんでしたっけ?
さて、劇中でスリーキャッツが「黄色いサクランボ」を歌っていたのですが、「黄色いサクランボ」ってゴールデンハーフより先に歌っていたグループがいたんですね!・・・って若い人には何のことやらチンプンカンプンでしょうが。
しかしスリーキャッツはスタイルも良くないし、美人でもないんですけど、当時は人気あったんでしょうか?


濡れ髪剣法
原題:
監督:加戸敏
脚本:松村正温
撮影:武田千吉郎
音楽:鈴木静一
出演:市川雷蔵/八千草薫/中村玉緒/大和七海路/阿井美千子/島田竜三/香川良介/荒木忍

遠州佐伯藩の松平源之助は許嫁の鶴姫の前で剣を披露するが、鶴姫にやらせだと指摘され、挙げ句の果てには「何も出来ない男」と言われる。発憤した源之助はひとり町に出て何でも出来る男だということを証明しようとするのだが・・・。
市川雷蔵というと、ニヒルな二枚目とか、暗い影のある二枚目とかって良く言われているみたいですが、私が今までに見た雷蔵様は(といってもこれで3本目か?)全て超明るい〜!「忍びの者」は超明るくは無かったけど、決して暗くは無かったですしね。ということで、私の中では「市川雷蔵主演作=笑える」なんですよね(^.^)
そして、この作品も大いに笑えるコメディです!
町に出たお殿様の勘違いっぷりが笑えます!適役ですね!
途中で、陰謀の仕組みがイマイチわかりにくかったですが、それでも充分楽しめました(^.^)
八千草薫がいかにもお姫様って感じで、こちらも適役ですね。
さて、この映画、好評だったのかシリーズ化しているみたいで4作もあります。全部見たいわ〜。


濡れ髪三度笠
監督:田中徳三
脚本:八尋不二
撮影:武田千吉郎
美術:内藤昭
音楽:飯田三郎
出演:市川雷蔵/本郷功次郎/淡路恵子/中村玉緒/中田ダイマル/中田ラケット/楠トシエ

市川雷造主演、濡れ髪シリーズ第二弾。
「濡れ髪剣法」が面白かったので期待して見始めたところ、なんと!設定が全く変わっているではありませんか!
そう、タイトルに「濡れ髪」がついているだけで、続き物ではないのです(^^;
一作目「濡れ髪剣法」のお殿様良かったのになぁ〜。
今作での雷蔵は旅鴉でやんす。
十一代将軍家斉の40人目の妾の子供、長之助は岡崎藩にあずけられていたが、甲州鷹取藩五万一千右の城主になることとなった。甲州に向かう長之助一行だが、それを阻止しようとする者達に何度も襲われる。その度に助けてくれたのが旅鴉の半次郎だった。長之助の爺やの遺言で半次郎は長之助を甲州に無事届けることになるのだが・・・。
最初から面白いんですが、設定のむちゃくちゃさにも笑えます。だって40番目の妾の子ですよ!まぁあり得ないとは言えませんが、城主を決めるのがくじ引きだっていうのにも笑えます!
ダイマル・ラケットさんも面白かったし、和田弘とマヒナ・スターズの登場にはビックリで御盆にお銚子載せて歌っている姿が可笑しく、でも歌がマッチしているようなしてないような、不思議な感じも面白かったです。(歌詞はマッチしているんですが、何しろ時代劇にムード歌謡ですからねぇ〜(笑))
ただ、主役が雷蔵と本郷功次郎と二人だし、女性陣も必然的に(?)二人(淡路恵子、中村玉緒)になっちゃってます。二つのカップルができちゃっているところで面白さが半減のような・・・。
ストーリー的にも、そして全体を見ても(出番の多さとか)、二人主役だけど本当の主役は本郷功次郎なんじゃないの〜?というところが許せません(笑)
あと、敵役がちっとも印象的じゃないのも良くないです。
そこそこ楽しめるけど、もっと雷蔵を映せ〜!という作品でした。


濡れ髪牡丹
監督:田中徳三
脚本:八尋不二
撮影:相坂操一
美術:内藤昭
音楽:塚原哲夫
出演:市川雷蔵/京マチ子/小林勝彦/小桜純子/井上明子/山本弘子/大辻伺郎/千葉敏郎/須賀不二男/真塩洋一/寺島雄作/南部彰三/小町るみ子/小堀阿吉雄/安部徹

市川雷造主演、濡れ髪シリーズ第5弾にして最終作品。
まぁ、とにかく口笛がうるさい〜!(^^;
冒頭で馬に乗って現れていたし、マカロニウエスタンのつもりなんでしょうか?だからって、口笛吹きすぎだってば(^^;
さて、3000人の子分を持つ女親分おもんの夫になる試験を受けに、多くの男がやってくるものの、みんな試験に落ちて道ばたに放り出される始末。そこに、何でも出来る男、瓢太郎(市川雷蔵)がやって来る。もう一歩というところで試験に落ちた瓢太郎は翌年もまた試験を受けに来る。さて瓢太郎は無事試験に合格できるのだろうか?!という話。
正確にはもう一回来るから、全部で3回。3年かかったことになるのかな?しかし、試験は一年に一度しか受けられないんでしょうか?
何で毎年試験を受けに行ったのか、瓢太郎が惚れているようには見えなかったんですが、どうなんでしょう?
ラストのオチもイマイチ・・・と、濡れ髪シリーズで一番面白いと評判だったので、期待し過ぎてしまったようです。
でも、お坊さんになったり何でも出来るのが笑えるし、歌舞伎なんて「成田屋免許皆伝」なんて、だって元歌舞伎役者じゃん!と笑えます。歌舞伎は全然詳しくないんですけど、舞台の雷蔵、格好良かったです。
おもんを演じる京マチ子は色気も貫禄も十分で格好いいです。
部屋に鍵掛けて何しているのかと思いきや、そんなことか〜。ちょっと拍子抜け(^^;
これで最後の濡れ髪シリーズですが、私は1作目の「濡れ髪剣法」と3作目の「浮かれ三度笠」が気に入りました。





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