消える死体
原題:THE CORPSE VANISHES
監督:ウォーレス・フォックス
脚本:Gerald Schnitzer/Sam Robins/Harvey Gates
撮影:Arthur Reed
出演:ベラ・ルゴシ/Joan Barclay/Luana Walters/Elizabeth Russell/Tris Coffin
花嫁が結婚式中に急死し、その死体が消えてしまう事件が次々と起こる。消えた花嫁が皆つけていた花に注目した女性記者が、花の開発者の元に乗り込むが・・・という話。
ベラ・ルゴシは医者のようです。ベラ・ルゴシの吸血鬼ものを見たことがないのですが、他の作品だとどうも彼って怖くないんですよね。顔がボリス・カーロフみたいにインパクト無いし・・・。でも、こういう役は合ってるんじゃないでしょうか?見た目は普通でも中身が怖い人!
そんな不気味な感じが良く出ていました。
ストーリーも結構しっかりしていて、なかなか面白かったです。
まぁ、次々消えてしまう花嫁さん達がまたどの人も綺麗なんですわ〜。女性記者もまぁまぁ美人でしたが、花嫁たちには敵いませんね〜(笑)
記憶の扉
原題:UNA PURA FORMALITA
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ/パスカル・キニャール
出演:ジェラール・ドパルデュー/ロマン・ポランスキー/セルジオ・ルビーニ/ニコラ・ディ・ピント/タノ・チマローサ
この感想はネタバレバレですので、未見の方は読まない方が良いです。
見終わっても何かよくわからないな〜と、色々考え悩んだんですが、翌日になってやっとわかりました!そっか、そっか、そういうことだったのかぁ〜!
微笑みを浮かべながらも腹に一物ありそうなポランスキーが署長なだけに、読み過ぎちゃったかも。
このポランスキーの演技も素晴らしく、オノフとわかって喜ぶ「オノフ?!」って喜ぶ表情とか言い方とかが、ホント良いんですよ〜。
そしてドパルデューの鬼気迫る感じも良かったです。
ドパルデューは、新しい服に着替えるときに裸体を披露していますが・・・むむむ・・・。更に最後の方で倒れた時に腹が・・・むむむぅ。この間TVで見たゾウアザラシにそっくりだわ(^^;
血のついたシャツは食べるわ(しかも一度便器に入れたやつですよ!)、脱走はするわ、もうこいつが犯人だ〜!ってことはわかりきってるんだけど、犠牲者がわからないんです。もちろんラストにはわかるんですが。
で、犠牲者はやっとわかったのですが、まだわからないことが・・・(^^;
それは、雑用係のおじさんが「誰もここに来たときには知らないんだよ。あなたも、私も、署長も、部下も」って言うんですが、じゃ、警察側の人はいつ知るんでしょう??少なくともこのおじさんはわかってるんじゃないの?それと、この警察の人達も死人ってことなのかしら?
主演二人の演技も素晴らしく、ラストにアッという仕掛けが仕組まれているんだけど、ラストに向かって一気に解決(?)に向かっていっちゃって、いきなり色々な人の名前が出てくるし、この日に正確に何があったのかは全然わからないんです。
何か無理矢理畳みかけられた感じがしないでもないです(^^;
それから、最後に乗る車は、死体が運ばれてきた車と同じ(だと思う)だし、細かい所も凝ってるようだけど、台詞が全部フランス語なのに「9つの国境を持つ宮殿」の本がイタリア語なのは・・・いいのか?
と色々書きましたが、見た人と一緒に「あれはどういう意味?」とか色々話し合いたくなるような、なかなか面白い映画です。ご覧になった方、お話しましょう!(^.^)
飢餓海峡
監督:内田吐夢
原作:水上勉
脚本:鈴木尚也
撮影:仲沢半次郎
美術:森幹男
音楽:富田勲
出演:三國連太郎/風見章子/左幸子/加藤嘉/伴淳三郎/進藤幸/加藤忠/岡野耕作/菅原正/志摩栄/外山高士/河合絃司/最上逸馬/安藤三男/曽根秀介/牧野内とみ子/北山達也/山本麟一/大久保正信/矢野昭/西村淳二/遠藤慎子/田村錦人/沢彰謙/安城百合子/荒木玉枝/河村久子/亀石征一郎/須賀良/八名信夫/久保一/北峰有二/三井弘次 /沢村貞子/高須準之助/藤田進/鈴木昭夫/関山耕司/斎藤三男/高倉健
今は成功した人物が、自分の忌まわしい過去を知る者を殺す・・・という設定が、「砂の器」に似ているなぁ〜と思いましたが、本作品は殺す動機がイマイチよくわからなかったです(^^;
もっとも「砂の器」だって、ハンセン氏病がオープンになっちゃって、国が隔離政策を謝罪した今日では、動機が理解しにくいかもしれませんが。
そういう意味で、この作品も、戦後の貧しさというのを理解していないと、映画も理解しにくいものなのでしょうか?
犬飼さんはお金を横領したけど、八重さんは横領したなんて全然知らない訳だし、犬飼さんは八重さんと警察の接触の事も知らなかったんだろうし、何故殺しちゃったのかよくわかりません。
まぁストーリーがイマイチ解りにくいところがあったりするんですが、とにかく、三國連太郎、左幸子、伴淳三郎の演技が素晴らしいです!
特に左幸子は凄すぎます。犬飼さんに会いに行ったのに知らないと言われ「お礼も言わせてもらえないなんて・・・」等と、会ってから殺されるまでの一連の彼女の表情が本当に泣かせてくれます(T^T)
かと思えば、爪相手にもだえちゃっています!爪に話しかけちゃって、まるで恋する乙女です。このシーンもなかなか彼女の思いが表れていて良かったな〜。
どの部分を取っても彼女の演技は本当に素晴らしかったです。
ところで、弓坂(伴淳)の家族ですが、この時代の割りには父親の威厳が無いんですね〜。母親も子供の前で平気で父親を非難しているし、あげくの果てには大人になった子供が父親をお客さんが来ているというのに非難するという・・・(^^;
母親が苦労することになったかも知れないけど、父親があれだけ打ち込んでいたのを間近で見ていながら、大人になった今でも理解出来ないと言うか暴言を吐くというのは、母親の教育方針なんでしょうか?
遊んでばかりでとか、飲んだくれたばかりでとか、浮気してばかりとかでとか、そんなんで身上潰したんじゃないんですよ。
だいたい、警察は辞めたみたいだけど、少年刑務所で働いていたじゃん?それなのに母親が血を吐くほど苦労したっていうのは(子供2人しかいないのに)どういうことなんでしょう?
この時代だったら父親が戦死して母親が女手ひとつで5人も6人も子供を育てたなんて話もあるのに。
っていうか、この家族がムカツクんです(笑)父が家を出た後にお金を弟に持たせて・・・って、ちっとも感動出来ません。
あと、ラストなんですが、「今日の夜北海道へ帰ります」という弓坂に、「お金はいくらでもあげるから連れて行ってくれぇ〜!」と犬飼が言うのですが、連れていきますか?っていうか、何の理由で連れていったんでしょうか?普通だと、刑務所出の二人を殺したことを認めたので、実況検分とかかな?と思うんですが、そうじゃなかったら、どういう理由で?普通連れていかないでしょう???
それに、海峡に花束投げてたけど、八重さんは海で死んだんじゃないんですけど〜?
本作品は、ここ数年、一番見たかった邦画でしたので、ちょっと期待が膨らみ過ぎちゃった感じでした(^^;
危機
原題:KRIS
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
出演:インガ・ランドグレー/ダグニー・リンド/マリアン・レーヴグレーン/スティーグ・オリーン/アラン・ポリーン
ネリーはインゲボルイに育てられたが、ある日実母イェニーがストックホルムからやってきて、ネリーを引き取りたいと言ってくる。ネリーはイェニーとストックホルムに行き、イェニーの美容室で働くが・・・という話。
ベルイマンの初監督作品なのかな。悪評だったらしいんですが、私は面白かったです〜!
育ての親のインゲボルイは、ネリーを離したくなくて「私は病気だし・・・」って言うんですが、実母がそれに対して「自分の為にネリーを利用しているのね?」と言うんです。
これって普通によくあることですよね。本当に子供の幸せとか子供の意志とかを考えているのか?自分のエゴじゃないのか?って。
そういう実母だって、自分が娘と暮らしたいという欲求のためであって・・・。
イェニーと彼女の愛人ヤックとの関係も利用され利用して・・・って関係で、利用って言葉がちょっと変かもしれないけど、人間ってみんな利用し合っているところってあるかもしれないですね。
木靴の樹
原題:L' ALBERO DEGLI ZOCCOLI
監督:エルマンノ・オルミ
脚本:エルマンノ・オルミ
撮影:エルマンノ・オルミ
音楽:
出演:ルイジ・オルナーギ/オマール・ブリニョッリ/ルチア・ペツォーリ/フランコ・ピレンガ/ロレンツォ・ペドローニ
何て綺麗で温かい映画なんでしょう!
淡々と描かれる農民の生活ですが、まるで今現在この生活をしているかのような出演者たち。ドキュメンタリーを見ている感じです。
飛び飛びの時間が良い感じです。いつのまにか結婚している、とか、トマトが収穫出来るようになったんだ!とか(^.^)
厳しい生活の中で一生懸命に生きている人々の姿が心を打ちます。
最後はちょっと悲しいエピソードになって、この後彼らはもっと厳しい生活をするんじゃないかな・・・と思いながらも、それでも何故か希望の光が見えるような気がするのは、監督がこの映画を愛情持って撮ったからじゃないかと思います。
まぁ、うまく言えないんですが、しみじみ心にしみる素晴らしい作品です。
喜劇とんかつ一代
原題:
監督:川島雄三
出演:森繁久弥/フランキー堺/加東大介/三木のり平/山茶花究/岡田真澄/増田喜頓/池内純子/木暮実千代/水谷良重/淡島千景/団令子
フランス料理店「青龍軒」のコック長。そこでかつて修行し、コック長の妹と結婚してとんかつ屋を開いた男。コックの修行から逃げ出し、とんかつ屋夫婦の家に世話になっているコック長の息子。とんかつ屋の親父が入れ込んでいる芸者の隣の家は、コック長の娘で・・・。
コック長の昔の恋敵が「青龍軒」を買い取り、なんと息子が片腕となっている。コック長は辞めると言い出し、息子は説得するが・・・という話。
笑いました〜!クロレラ食を作っている三木のり平の「ごはんですよ」みたいな海苔も可笑しかったし、と殺場で働く、すぐに消毒する叔父さんも可笑しかった〜。
すごいテンポが良いんです。変な間なんてなく、ギャグ連発です!
ストーリー的には、コック長には復職して欲しかったです。
ギャグが面白いのも、役者さん達が、みんな素晴らしいから!当時、喜劇映画が沢山作られたとは言え、今じゃもう、喜劇役者なんていないのではないでしょうか?こういうの見ると「12人の優しい日本人」なんて子供だましに思えてしまいます。
ルパン三世みたいな岡田真澄も出ています。フランス語ばっかり喋っていてフランス人の役です。若いし痩せていて格好いいです。
危険な動物たち
原題:FIERCE CREATURES
監督:フレッド・スケピシ/ロバート・ヤング
脚本:ジョン・クリーズ/イアイン・ジョンストン
出演:ジョン・クリーズ/ジェイミー・リー・カーティス/ケヴィン・クライン/マイケル・パリン/ロニー・コーベット/キャリー・ローウェル/ロバート・リンゼイ
「ワンダとダイヤと優しい奴ら」から8年後、同じキャストで作られた映画です。
同じキャストだけど、登場人物の名前からして違っているし、続編っていうよりは、同窓会映画っていう感じなのかな?
しかし、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」があれだけ面白かったんだし、脚本をまたジョン・クリーズが書いているし・・・と、かなり期待して見てみましたが・・・。
新任の動物園の園長が、これからの動物園について説明するところで、「オクトパス社は・・・」って言うと、タコの絵を出したり、「大衆に受けるものは・・・バイオレンスだ!!!」っていう台詞には大いに笑ったし、ミーアキャットが「砂漠のピラニア」っていうのにも笑ったし、うむうむ、こりゃいけるかも!と思ったのですが、どんどん笑えなくなってきちゃって・・・(^^;
ジェイミー・リー・カーティスの役が、あまりに普通の人だったっていうのが、笑いがいまいちだった原因かも。
それと、ケヴィン・クラインもちょっとお馬鹿すぎ(^^;
相変わらずアメリカ人対イギリス人の台詞も面白かったんだけど、日本人がゴルフコースを造るっていうのも皮肉なのかな?(^^;
「里親スティーブ・マーチン」っていうのがあったけど、これは何か深い意味があるのかな?他に「サダム・フセイン」なんていうのがあったからちょっと気になる〜。
そうそう、「パナソニック」もありましたね(^.^)
ちょこちょこ笑わせてはくれるけど、大爆笑まではいかなかったです。
奇人たちの晩餐会
原題:LE DINER DE CONS
監督:フランシス・ヴェベール
脚本:フランシス・ヴェベール
撮影:ルチアーノ・トヴォリ
出演:ジャック・ヴィルレ/ティエリー・レルミット/カトリーヌ・フロ/ダニエル・プロヴォスト/フランシス・ユステール/アレクサンドラ・ヴァンダヌート
「メルシィ!人生」がとても面白かったので、同じ監督の作品を!と思ってみてみました。
ちなみに私はこっちを後に見ましたが、こっちの方が「メルシィ!人生」より先に作られています。
かなりの期待を抱いて見ましたが、結局、私にとっては「メルシィ!人生」の方が面白かったです。
「奇人たちの晩餐会」も所々笑わせてもらいましたが、やっぱり「バカを集めて夕食会」っていう設定が悪趣味でどうも・・・。
結局ピニォンは夕食会には行けないんですが、夕食会のシーンはちらっと映ってます。これがちっとも面白くないんですが、出席者(主催者側)は本当にこれで楽しんでるんでしょうかね?
映画のプロデューサーになったつもりで、ブロシャンの妻の元の恋人に電話するピニォンですが、「やった〜!版権買い取ったぞ!格安で!!」なんていうのや、友達の税務官に電話して贔屓のサッカーチームのことで口論して、肝心の用件を話さずガチャン!ってうのは面白かったですね。
最後、ピニォンが自分の事を話す場面ではちょっとジーンときます。
が、しか〜し!そこはピニォン!ブロションの妻からかかってきた電話で!(笑)おいおい〜!(^.^)
税務官のシーンも面白かったです。
キス!キス!キス!
原題:KISSES
監督:ニール・スタインバーグ/ブルース・コーン
脚本:
撮影:ジャン=マルク・バール/オリヴィエ・ブシュルー/コート・フェイ/ジョーイ・フォーサイト/ネイサン・ホープ/マイケル・G・ウォジェコウスキー
音楽:
出演:ローレン・バコール
TVムービーです。ローレン・バコールが過去の名作の中のキスシーンを紹介しています。
バコールが司会ですから仕方ないのかもしれませんが、ボギーのシーンが多いです。
面白かったのは、キスシーンの制約があったというエピソード。夫婦なのにベッドは別々とか。
セットの説明も「あんな風になっているのね〜」と興味深かったです。
キスト
原題:KISSED
監督:リン・ストップケウィッチ
脚本:アンガス・フレイザー/リン・ストップケウィッチ
撮影:グレッグ・ミドルトン
出演:モリー・パーカー/ピーター・アウターブリッジ/ジェイ・ブラゾー/ナターシャ・モーレイ
死姦の話と聞いていたので怖いのかと思ったら全然怖くなく、異常な事なのに異常性があまり感じられなかったのは、女性が死姦する方だからでしょうか?また、監督も女性なんですね。そんなのもあって、綺麗な映画です。
死姦そのものより、死と生の分かれ目はどこなのか?って感じで、死を神聖なものとして主人公が捕らえているのも、共感が持てるんじゃないでしょうか?(持てないって?;;)
でも人によるかも知れませんが、やっぱり「死」って不思議じゃないですか?この主人公ほどじゃなくても、私も小さい頃飼っていたペットの小動物がある日突然死んでしまって、悲しいと同時に「どこに行ったんだろう?」って思いましたね。普通は「魂が天国に行って・・・」ってことで納得するんだけど、この主人公はそれ以上のものを感じてしまったんですね。
と、こういう心情は理解出来なくはないんですが、葬儀屋に勤めて・・・となると理解の範囲を超えますね。
しか〜し!女性が死んだ男性を死姦するって、これ無理でしょ?
葬儀屋に勤めている知り合いに聞いてみたところ、やっぱり「不可能だろう」とのことで、「エンバーミングすれば可能になるの?」と更に聞いてみたら「エンバーミングしても多分不可能」とのことでした。
それとエンバーミングってお金がかなりかかるらしく、あの主人公、遺族の許可を得てエンバーミングしてたのかしら?勝手にやってるように見えたけど・・・。
でもそんなことよりも驚いたのは、死姦しているのを打ち明けられて「へぇ〜」って普通に聞いている男!(笑)
まぁ、打ち明ける方も打ち明ける方だけど。しかもカフェで(^^;
ちょっとずつ変になっていく男を見て、ラストがわかっちゃうのが残念ですが、何かラストが釈然としないなぁ〜。
愛を知ったから死姦はやめるってわけじゃないのね。
ところで、死んだ恋人は死姦してあげたんでしょうか?してあげた方がいいよね?それが望みだったんだから?違う?
奇跡の丘
原題:IL VANGELO SECONDO MATTEO
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
出演:エンリケ・イラゾクイ/マルゲリータ・カルーゾ/スザンナ・パゾリーニ/マルチェロ・モランテ/マリオ・ソクラテ
「マタイによる福音書」の映画版です。
キリストの誕生から死までを描いています。
そして発見したこと。キリストは・・・眉毛が繋がってたんだぁ〜?!(笑)
何とも変わった映画です。何たって、ズーミングがとても多いんですよぉ〜。遠いところか、また、さして遠くもないところから、ズーム、ズーム、ズーム、ズームアップ!!!
こうやって見せられると、何か不安な気持ちになるというか、不思議な気分になりますね。
また、ズーム無しのアップも多くて、アップ、アップ、アップの連続だったりします(^^;
そしてまた、音楽が仰々しかったり、恐ろしげな音楽だったり、またもや不安な気分になっちゃうんですわ〜(^^;
ストーリーはクリスチャンでなくても皆良く知っているものなので、どうってことないのですが、映画自体はかなり変わった印象を受けました。
ところで、ユダって自殺したんですか?
奇跡を呼ぶ男
原題:LEAP OF FAITH
監督:リチャード・ピアース
出演:スティーブ・マーチン/デブラ・ウィンガー/リーアム・ニーソン/ロリータ・ダヴィドヴィッチ/ルーカス・ハース
バスで各地を渡り歩いているインチキ伝導集団の話です。
この集団のボスがジョナス・ナイチンゲールという名前の男で、スティーブ・マーチンが演じています。
アメリカには、こういう伝導集会っていうのがあるんですね〜。
宗教的な行事は好きなのに、信仰心の無い日本人には、ちょっとピンとこないかも知れません。
でも、信じることで、少年は歩けるようになり、人々は彼の説法(?)を聞いて救われたような気持ちになれるのです。
ま、これが宗教なんだな・・・って思いますが。
スティーブ・マーチンが、息を切らしながら、舞台狭しと、歌い、踊り、説教します!
得意のタップダンスも披露するし、スティーブ・マーチンの見所いっぱいです。
狐の呉れた赤ん坊
原題:
監督:丸根賛太郎
脚本:丸根賛太郎
撮影:石本秀雄
音楽:西梧郎
出演:阪東妻三郎/橘公子/羅門光三郎/寺島貢/谷譲二/光岡龍三郎/見明凡太郎/阿部九州男/藤川準/水野浩/原健作/荒木忍/阪東太郎/津島慶一郎/斎田金十郎/原聖四郎
なんか、ちょっと「無法松の一生」に似てますね。と思ったら、「無法松の一生」の2年後の作品なので、もしかしたら影響受けているかもしれませんね。
ただ、こっちのお父さんである寅八は、子供の為にひっそり酒も喧嘩もやめるなんていうお上品な?人ではなく、「やめる!」と公言しながらも、またやっているような俗物なのが良いです。
一時は本当に喧嘩も酒もやめてたみたいなんですが、また飲んじゃっている所が可愛いですね。
子供のために走って走って医者を連れてきたり、お上に捕まった子供の身代わりを申し出たり、最後の別れも、お決まりと言えばお決まりですが、阪妻の演技のせいか、なかなかジーンとさせられます。
周りの人達との繋がりもほのぼの楽しく、特に「馬」さんとの掛け合いが面白かったです。
ところで、昔の映画って子役が下手なのが多く、この映画も例外ではないのですが、なんとこの善太を演じた沢村アキヒコは長門裕之です。いくらコネが強力だからって、ちゃんと演技してくれ〜!
絹の靴下
原題:SILK STOCKINGS
監督:ルーベン・マムーリアン
脚本:レナード・ガーシュ/レナード・スピゲルガス
撮影:ロバート・ブロンナー
出演:シド・チャリシー/フレッド・アステア/ピーター・ローレ/ジャニス・ペイジ/ジョージ・トビアス/ジュールス・マンシン
ルビッチの「ニノチカ」のミュージカル版です。
「ニノチカ」の時とは任務は違って、この映画ではアメリカ映画の映画音楽にロシア人作曲家が起用されるのを阻止するという任務です。
ストーリーや台詞なんかは「ニノチカ」の方が数段面白いんですが、こっちは踊りと歌が本当に素晴らしくて楽しいです!
歌は特に♪ステリーオソニーックサーン♪(ステレオソニックサウンド)が気に入りました!だって、この歌詞のとこだけ、本当にステレオソニックサウンドになってるんですよ!(^○^)
この歌を唄って踊っているいるのはフレッド・アステアとジャニス・ペイジなんですが、ジャニス・ペイジは決してスタイルは良いとは言えないし、美人とも思えないんだけど、何かチャーミングで良いわ〜!
しかし、ビデオ(スカパーから録画)では、何故かTVサイズなので、二人で踊っているのにジャニス・ペイジが切れちゃってるところがあるんですよ。そりゃ確かにフレッド・アステアの方がスターなんでしょうけど。「全部を見せてくれ〜!」とこれほど思ったことはないですね。ということで、今年(2003年)の7月にはDVDも発売されることだし、こりゃ買うしかないでしょう!(^○^)
また、主人公のニノチカを演じたシド・チャリシーですが、踊りが凄くて、「バレエやってたよね???」と思ったら、やっぱり本当にやってたみたいですね。だから、本当に美しくて凄い踊りなんですわ〜。フレアースカートをヒラヒラさせて踊るダンスは素晴らしいの一言!
私の中では、ミュージカル映画のNo1は「ウエストサイドストーリー」だったんですが、この映画は同率一位に並びました(^^)//゛゛゛
まだご覧になってない方は是非どうぞ!
昨日消えた男
監督:森一生
脚本:小国英雄
撮影:本多省三
美術:太田誠一
音楽:大森盛太郎
出演:市川雷蔵/高田美和/藤村志保/宇津井健/三島雅夫/成田純一郎/島田竜三
ネタバレあります。
八代将軍吉宗が大岡越前守に頼み込んで1件だけ事件を担当させてもらうことになったのだが・・・という話。
私の好きな明朗時代劇であります(^^)
眠れないからと家臣のクイズを次々解いていくシーンが微妙に面白くて笑えます。
しかし、クイズなんて解いていたら余計に頭が冴えて眠れなくなりそうだけどな〜(笑)
さて、同心になったわけですが、解決済みの事件をあてがわれ、その事実を知ってしまったときの雷蔵の表情が素晴らしいです!「ええっ?!そうなの?うっそぉぉぉ?!うぇ〜ん!!!」ってな感じですかね(笑)
河内屋に行っていきなり舞台(なの?)に上がって、お殿様が出てしまったのにも笑えるし、前後するけど小判を本当にお菓子だと思って囓っていたのも笑えます。
さて、ひょんな事から寺子屋の先生をしている金城と出会い、泊めてもらうことになるのですが、金城の家に行くと死体が!
この死体を巡っての事件に二人で挑んで行くことになりますが、宇津井健ってホント昔は演技上手かったのになぁ〜(笑)
でも、雷蔵と一緒だとやっぱり華がないというか、一般人だなぁ〜。
それなのに、公家だったとは!あり得ないなぁ〜(笑)
高田美和の若さ溢れる生意気なお園も良かったです。
また、とても映像に凝っています!
いきなりお城を下から撮ったかと思うと俯瞰での撮影もあり、場面の代わりが波のようにゆらゆらするのも面白いし、途中、雷蔵が宇津井健に向かって歩いていくところでは、宇津井健の顔が広角アップで大きくなっていくのも面白いです。それから、提灯が橋の上で交差して散っていく美しさが、川面にも映って更に美しいし、提灯の美しさはラストの方でもありますね。
とても楽しい作品でした。
ギフト
原題:THE GIFT
監督:サム・ライミ
脚本:ビリー・ボブ・ソーントン/トム・エッパーソン
出演:ケイト・ブランシェット/ジョヴァンニ・リビシ/キアヌ・リーヴス/ケイティ・ホームズ/グレッグ・キニア/ヒラリー・スワンク/マイケル・ジェッター/キム・ディケンズ/ゲイリー・コール/ローズマリー・ハリス/J・K・シモンズ/チェルシー・ロス/ジョン・ビーズレー
ビリー・ボブ・ソーントンの脚本なんですね〜。共同ですけど。多才な人なんですね〜。でも・・・。
シックスセンスのヒットに続けってことなのか、幽霊ものですが、怖さではさすがサム・ライミなのかこっちの方が怖かったですね。
だって幽霊がお岩さんメイクなんだも〜ん!怖いよ〜!
それと効果音が!もう音でビクッとなる映画でして、まぁ音だけで怖がらせているとも言えますが(笑)
が、しか〜し、犯人はすぐにわかっちゃうしねぇ(^^;
バティが父親から虐待を受けてたとかっていうのもあまり関係ないし、家庭内暴力の話もあまり関係ないし・・・。
主人公の苦悩なんて全然わからなかったです(^^; 「このような能力を持つことが、本当に嬉しいと思うの?」と言うのが彼女の苦悩なのか?夫を亡くしたことが苦悩なのか?夫を死の運命から助けられなかったこと?
いずれにしても、結局はその能力を生活の糧にしている訳だし・・・う〜ん〜。
ラストはええ?これで終わり?って感じ。キアヌ演じる暴力夫と和解するのかと思ったわ〜。
まぁ、ストーリーはバレバレなんだけど、何とか怖くして、無難に適当にまとめちゃったってところは、監督の手腕でしょうか?・・・って褒め過ぎかな?
で、バイオリン弾きの人って何だったの?
キャッチ・ミー・イフ・ ユー・キャン
原題:CATCH ME IF YOU CAN
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジェフ・ナサンソン
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス/クリストファー・ウォーケン/マーティン・シーン/ナタリー・バイ/エイミー・アダムス/ジェニファー・ガーナー/フランク・ジョン・ヒューズ/ブライアン・ホウ/ジェームズ・ブローリン/スティーヴ・イースティン/エリザベス・バンクス
1960年代。天才詐欺師フランク・W・アバグネイルとFBI捜査官カールの話。実話ベースもの。
レオナルド・ディカプリオも良かったし、テンポ良く見れたんですが、何か足りない・・・。
フランクが詐欺師になったのはどうしてなの?
お父さん自体が詐欺師っぽかったしなぁ〜。ネズミの話はなるほどな〜と思ったけど(^.^)
お父さんからの遺伝なのか?両親の離婚でおかしくなっちゃったのかな?
大体、このお父さん!息子が会いに来ても自分の話ばっかり!息子が「止めてくれ」って言っているんだから、止めてあげなよ〜!
息子なんてどうでも良いのか?!と思いきや、捜査官に「息子は売らない」なんて言っているし。どういうこっちゃ?
お父さんもそうだけど、お母さんだって、息子を愛しているようには見えなかったな〜。
親の気を引くために詐欺師の道に進んじゃったのかしら?
まぁ、親が離婚しているのに、現実を見ていないような発言をしていたから、少し空想癖とかあったのかも知れなくて、そういうのが上手くマッチして詐欺師になっちゃったのかな?
だから、彼女が出来て、彼女の両親の仲の良いところを羨ましそうに見ている姿が、何とも言えなく可哀想でした。
そして、彼女の父親に遂に告白するんですが、何故か本気にされなくて・・・と、ここで全てがばれていれば良かったのにねぇ。
狡猾に詐欺を働きながらも、父親に助けを求めたり、愛する人のために正直になろうとしたり、子供っぽさ(19歳くらいだっけ?)が出ていて、それが可愛いくもあり悲しくもあり・・・。
クリスマスに電話する相手が父でもなく母でもなく捜査官っていうのもねぇ。彼を追い掛けてきてくれて彼を思ってくれるのは捜査官だけですからね。
捜査官として働くようになって一度脱出(?)を試みますが、戻ってくるっていうのも、自分を信用してくれているということからなのかな?
映画はテンポ良く進んでそれなりに面白いんですが、主人公の心がイマイチ描かれていなかったような気がします。
エンドロールにフランク・W・アバグネイルの名前がスタッフで出ていた(総監修だっけ?)ので、詐欺師に何故なったのかをもっと聞き出して描いて欲しかったな〜。
キャッツ・アイ
原題:CAT'S EYE
監督:ルイス・ティーグ
出演:ジェームズ・ウッズ/ドリュー・バリモア/アラン・キング/ケネス・マクミラン/ロバート・ヘイズ/キャンディ・クラーク/ジェームズ・ノートン
スティーヴン・キング原作の短編小説の映画化。3つの話から成るオムニバスホラー。
禁煙を助ける会社の話、高層ビルを一回りする話、寝息を盗む怪物(?)の話の3つですが、3つ目の話は読んだことないです。
原作を読んだことがあるからなのか?面白かったのは、禁煙の話と、高層ビルの話。でも、高層ビルの話は、本の方が、高層ビルを回っている時間がもっと長く感じられて怖いんですけどね。映画では結構いとも簡単に(?)回ってしまった気がします。もっと鳩にも突っつかれたりする筈なんだけど・・・。まぁ、オムニバスだから仕方ないのかな?
禁煙の話も、やっぱり原作の方が面白いんだけど、それでもジェームズ・ウッズが好演してたので、これはこれで面白かったです。
ジェームズ・ウッズって、悪者役が多いのに、ここでは些細な事にびくびくして「ぎゃ!」って驚いたり、その驚き方が、何か笑える〜(^^) ゴルフバック叩いた時にはホントに笑ってしまったです。
最後の寝息を盗む怪物の話は、ぬいぐるみみたいな怪物だからなのか、全然怖くなかったです。でも、ドリューはやっぱり可愛いかったです。
外国では、寝ている間に猫(犬も?)に息を盗まれるなんていう、言い伝えがあるんですね〜。
猫を飼っている人は注意!?
キャッツ&ドッグス
原題:CATS&DOGS
監督:ローレンス・グーターマン
出演:ジェフ・ゴールドブラム/エリザベス・パーキンス/アレクサンダー・ポラック/ビーグル犬ルー/ペルシャ猫ミスター・ティンクルズ
今年(2001年)初の映画館鑑賞作品!
映画が始まってしばらくは劇場内大爆笑!小学校3,4年生くらいの女の子が見に来ていたのですが、この子がとても大きな声でまたよく笑うので、私も心おきなく声を出して笑っていました。
ところが、主人公の犬が出てきたあたりから笑いが少なくなり、早くも誰も笑わない映画館に・・・(^^;
スパイ映画のパロディとかあったらしいけど、スパイ映画に疎い私には全然わからなかったし、可愛いはずの猫が(私は猫派)醜いし・・・(T^T)
日本語吹き替えも白ける翻訳とかあったし・・・。「江戸前寿司!」なんて言ってたけど、「江戸前」じゃないのに江戸前の魚あるわけないじゃん・・・。というか、「アメリカでは「寿司」じゃなくて「江戸前寿司」っていうのもポピュラーな言葉なの?」とか「本当は何て言ってるのかな?ピザかな?ローストビーフなのかな?ホットドッグか?ハンバーガーか?」ってかえって気になっちゃって映画に集中できないのは私だけでしょうか???字幕版で見られた方、本当の言葉を教えて〜!m(._.)m
と、静かな映画館で眠気をこらえて見た映画でした(^^;
キャット・ピープル
原題:CAT PEOPLE
監督:ジャック・ターナー
出演:シモーヌ・シモン/ケント・スミス/トム・コンウェイ
オリバーは、動物園の黒豹の檻の前で絵を描いている女性イリーナと知り合う。二人は惹かれ合い結婚するのだが、イリーナはキスさえ許してくれない。「自分は猫族なので、人間を結ばれると相手を食い殺してしまう」と、彼女は言うのだが・・・。それは幻想なのか真実なのか?!という話です。
ホラーの古典的名作と言われている作品ですが、今のホラーを見慣れていると、どうってことはありません。でも、オリバーの同僚アリスが、プールで何かの気配に怯える様子とか、結構ドキドキします。また、このシーンは光と影が美しいです。
しかし、この映画は怖いというより、悲しい映画でした。
イリーナは、本当にオリバーを愛しているんです。思い込みだよと言われ、オリバーの言うとおりカウンセラーの元に通ったりするんです。それなのに、オリバーは何でも同僚の女性に喋っちゃうし、揚げ句の果てには、離婚しようって・・・。
そりゃ最後には豹に変身しちゃうけど、ホントに好きだったのにぃ〜。
イリーナ可哀想・・・って思った映画でした。
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