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斬る
原題:
監督:三隅研次
脚本:新藤兼人
撮影:本多省三
音楽:斎藤一郎
出演:市川雷蔵[8代目]/藤村志保/渚まゆみ/万里昌代/成田純一郎/丹羽又三郎/天知茂
三隅監督の映像美が際だつ作品です。・・・が!しか〜し!内容となると・・・(^^;
原作が柴田錬三郎らしいのですが、長い原作で(何て原作なのかな?)さすがの新藤兼人も71分の脚本にはまとめきれなかったのか、脚本家はちゃんとまとめたのに監督の技量でこうなったのか?謎です(笑)
冒頭の暗殺シーンでの天井から撮った映像や、処刑シーンでの門から外に出ていくときの映像等、最初からとにかく映像に凝ってます。
そしていきなり主人公の高倉信吾(市川雷蔵)が出てくるのですが、唐突に三年間の武者修行に出かけます。が!もう帰って来ています!(笑)
どうやらこの3年間の武者修行で、剣先で相手の喉を狙うという技を身につけたらしいのですが、どうやって身につけたのかわかりません(^^;
とにかく武者修行から帰ってきて養父と義妹と平穏に暮らしていたのですが、この義妹が一体いくつなのかわかりませんが、信吾に抱っこされ「庭に投げてやる〜!」と振り回されると、「う〜んと遠くに飛ばしてぇぇぇ〜!アハハ〜キャ〜!」と、あまりの脳天気さにクラクラします。実は何を隠そう、このシーンが一番印象的でした。浮いてます(笑)
こんな明るい雰囲気の前半だったのが、後半はもの凄く暗〜い雰囲気になって、更にはストーリーさえ訳わからなくなっるのが残念です。
復讐を果たし、実の父に会いに行って・・・えっ?何だったの?・・・です(笑)
その後、浪人になってフラフラしている時に、匿って欲しいという姉弟に会いますが、姉は弟を助ける為に信吾を振りほどき出ていってしまうのです。
ここで、な、な、なんと!姉は素っ裸になるんですよ!
すると弟を斬ろうとしていた男どもは裸に目を奪われ立ちつくします・・・って、あはは・・・(^^;
なんて凄い展開なんでしょう。しかし、裸の効果も30秒くらいだったようで、あっけなく殺されちゃいます!(^^;
その亡骸を丁寧に葬る信吾でありますが、その後、いろいろあったにせよ、松平家の用心棒になってます!えええ〜っ?!(笑)
独り者の信吾に「家庭を持ったら?」という人も現れるのですが、信吾は「私は3人の女と結婚した」みたいな事を言っているんです。一人は母親。一人は義妹。まぁ、ここまではわかります。が、残る一人があの裸女ですよ!な、な、なんでなのぉ?!
恐らく、身を捨てて弟を助けたその姿に心打たれたんでしょうけど、だからって、そこまで想っていたんだぁ?知らなかった・・・。
と、まぁ、そんな信吾の心の動きなんてどうでも良いのです。
最後に信吾は梅の枝で戦っていますし、小道具や映像や、そういうもの重視の映画ですね。
雷蔵も美しく撮られていたので、まぁいいかぁ〜?(^.^)
キルトに綴る愛
原題:HOW TO MAKE AN AMERICAN QUILT
監督:ジョセリン・ムーアハウス
出演:ウィノナ・ライダー/アン・バンクロフト/エレン・バースティン/ジーン・シモンズ/ロイス・スミス/アルフレ・ウッダード/ケイト・ネリガン/マヤ・アンジェロウ/ケイト・キャプショー/ダーモット・マルロニー
すごい豪華キャストです。ウィノナ・ライダーとはどんな女優なのか知りたくて、借りた映画ですが、このおばさん達の貫禄にはかすんじゃって、どういう女優なのかはわかりませんでした。
当たり前のことですが、人間にはひとりひとり、物語があるんだな〜と実感しました。
ギルバート・グレイプ
原題:WHAT'S EATING GILBERT GRAPE
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジョニー・ディップ/ジュリエット・ルイス/メアリー・スティーンバーゲン/レオナルド・ディカプリオ/ダーレーン・ケイツ/ローラ・ハリントン/ケビン・タイ
このタイトルを初めて聞いた時、「グレイプ」とは何ぞや?と思ったのはきっと私だけなのでしょう。でもどうしても、タイトルって気になっちゃうんです。
「ファンタグレープ」然り「グレープフルーツ」然り、GRAPE は日本では、「グレープ」なんじゃないの?なんで、急に英語の発音に忠実になっちゃうの?と思ってもどうしようもないのだけど。
「ギルバート・グレイプ」が人の、苗字と名前だったなんて・・・。
レオナルド・ディカプリオの演技が光っていて、ちょっとジョニー・ディップが食われ気味な気がしました。
家族で、色々な試練(というほどでもないけど)を乗り越えて行くところに、「ホテル・ニューハンプシャー」を思い出しました。
疑惑の影
原題:SHADOW OF A DOUBT
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ソーントン・ワイルダー/アルマ・レヴィル/サリー・ベンソン
撮影:ジョセフ・ヴァレンタイン
音楽:ディミトリ・ティオムキン/チャールズ・プレヴィン
出演:テレサ・ライト/ジョセフ・コットン/マクドナルド・ケリー/パトリシア・コリンジ/ヘンリー・トラヴァース/ウォーレス・フォード/ヒューム・クローニン
凄い面白かった!傑作です!
ヒッチコックの中では(全部見たわけではないけど)、「見知らぬ乗客」がかなりドキドキ度が高かったんですが、それを抜きました。
何が怖いっていうわけでもないんですが、とにかくジワジワとすべてが怖いです。
テレサ・ライトは当時25歳ですが、映画の中では高校生っぽかったですね?でも、一体いくつなの?と不思議でありました。おじさんに憧れている若い娘という感じでありながら、刑事にプロポーズされたり(高校生にプロポーズ?当時は普通なの?)とか・・・。
名前が同じってだけで好きな叔父さんですが、その叔父さんに不信感を抱いていく感じを、テレサ・ライトが見事に演じています。また、図書館が閉まりそうなのに走って行くシーンとか、やっぱりドキドキしますね〜。
そういえば、アンが急にチャーリーの隣に座りたくないといったのは何故なんでしょうか?アンも気づいたのか?!と思ったんですが、そうでもなかったみたいだし・・・。
終盤の叔父さんは、もう怪しいどころか、確定しちゃって、怖いですよ〜。姪を殺すんかい!自分が出て行けばいいじゃん〜!っていうか、お母さんも何か変じゃない〜?
と、イライラ、ドキドキが募っていきます。
さらに、お父さんは友達と殺人方法を研究しているし〜(笑)
そして、ラストのラストは、えええ〜っ?!冷静に考えるとちょっとあり得ないけど、見ている時はびっくりしたわ〜。
いやいや、本当に怖くて面白かったです(^^)
銀河
原題:LA VOIE LACTEE
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル/ジャン=クロード・カリエール
撮影:クリスチャン・マトラ
音楽:Luis Bunuel
出演:ポール・フランクール/ローラン・テルジェフ/アラン・キュニー/ベルナール・ベルレー
フランス人のピエールとジャンはパリからスペインの聖地サンチャゴ・デ・コンポステラを目指して旅に出る・・・という話。
これってコメディでしょう〜。もうゲラゲラ、クスクス笑いながら見てました。
ルイス・ブニュエルって無神論者だったのかな?こんな映画作っちゃって「けしからん!」なんて言われなかったんでしょうか?
痛烈にキリスト教の盲点をついているというか、これを笑えるのはキリスト教信者以外でしょう。
そもそも、信者だって矛盾点は感じている筈なんだけど、信者故に口に出せなかったり・・・ってな感じな人も多い中、この映画の登場人物は平気で疑問点を聞いてきて、またそれに無茶苦茶な理論で真面目に答える人が出てきて・・・と、あはははは!(笑)
この問答のあるレストランのシーンは本当に面白かったです。
他にもキリスト(らしき人)がワインが無くなって水を出すところや、ど〜って事無い話にみんなが感心するところ。苦行の教会。ラストのオチ。
どこをとっても面白かったです(^.^)
キング・オブ・コメディ
原題:THE KING OF COMEDY
監督:マーチン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ/ジェリー・ルイス/シェリー・ハック
コメディアン志望のルパート・パプキンは、大スターのジェリー・ラングフォードに、テープを聞いてもらう約束を取りつける。しかし、オフィスに行っても会ってくれるのは秘書だけ。そしてテープさえ、ジェリー本人には聞いてはもらえなかった。そこで知り合いの女性でジェリーを追いかけているマーシャと結託し、ジェリーを誘拐し、番組に出演する・・・という話。
「底抜けふんだりけったり」で、強烈な印象を私に与えたジェリー・ルイスが見たくて見た作品ですが、どれがジェリー・ルイスか、最初のうちは全然わかりませんでした(^^;
だって、これがジェリー・ルイス?という程面影がないというか・・・。太ってしまっていたし、役柄のせいなのか、体芸も顔芸もなかったし。ちょっと残念でした。
でも、映画はなかなか面白かったです。
まず、最初のクレジットが出るところが、インパクト大!
車の中に閉じ込められた女性の手が窓を叩き、窓の向こうのデ・ニーロの顔の半分が女性の手で隠されて、音楽スタート!&出演者のクレジット!
何とも格好良いオープニングです。
ここまでいったら、呆れて(?)笑ってしまうって感じの笑いで、作品自体はコメディではないです。
「タクシー・ドライバー」が社会の不条理と人間の狂気っていうのに対して、こっちはテレビ界と人間の狂気で、しかも破滅しないんです。狂った人間でも、上手くいけば人気者になれるって言う、TV界への皮肉なのかしら?
ロバート・デ・ニーロの、思い込みの激しい役も良かったんですが、それより凄いのが、ストーカー女マーシャを演じている女優さん!
スティーヴン・タイラーみたいな顔も怖いんだけど(笑)、演技も鬼気迫るものがあったです。
キング・コング
原題:KING KONG
監督:メリアン・C・クーパー/アーネスト・B・シュードサック
出演:フェイ・レイ/ロバート・アームストロング/ブルース・キャボット/フランク・ライチャー/サム・ハーディ/ノーブル・ジョンソン/ジェームズ・フラヴィン
「スカウト」で「キング・コング」の映像が使われていたし、「キング・コングを見つけた!」っていうような台詞もあったので、何か関係あるのかな?と見てみましたが、何の関係もありませんでした(^^; だから「スカウト」を見る前に「キング・コング」を見なくても大丈夫ですよ!(^^)
さて、実は初めて見る「キング・コング」ですが、面白かった〜!
1933年の映画ですが、あのキング・コングはどうやって動かしてるんでしょう?良く出来てます。
ちょっぴりカクカクした動きとも言えなくはないですが、ジュラシック・パークだって不自然な感じがあったのを考えると、このキング・コングや恐竜などの動きは素晴らしいです。
電車を壊して壊して・・・どうするんだ〜?!と思ったら、突然やめて歩き出します!(笑)そんなところがいかにも動物らしいっていうか、可愛いっていうか、う〜ん、素晴らしい!
あの島の門の向こうには恐竜もいるし、なんか凄い世界です。
とにかく今見てもちっとも古さを感じない映画でした。
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