◆ガープの世界
◆怪異談 生きてゐる小平次
◆海外特派員
◆會議は踊る
◆怪談おとし穴
◆怪物の花嫁
◆カイロの紫のバラ
◆顔のない天使
◆隠し砦の三悪人
◆革命前夜
◆かくも長き不在
◆崖
◆カサノヴァ '70
◆華氏911
◆カストラート
◆ガタカ
◆勝負(かた)をつけろ
◆カッコーの巣の上で
◆家庭
◆かぼちゃ大王
◆カーマ・スートラ/愛の教科書
◆KAMIKAZE TAXI
◆髪結いの亭主
◆カラー・オブ・ハート
◆ガラスの中の私
◆カリガリ博士
◆カルラの歌
◆華麗なる殺人
◆可愛いだけじゃダメかしら
◆眼下の敵
◆艦隊を追って
◆間諜X27
◆間諜最後の日
◆間諜中野学校 国籍のない男たち
◆がんばっていきまっしょい
◆カンパニーマン
◆カンフー・マスター!
◆がんばれ!盤嶽
◆ガンモ



ガープの世界
原題:THE WORLD ACCORDING TO GARP
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:スティーヴ・テシック
出演:ロビン・ウィリアムズ/グレン・クローズ/メアリー・ベス・ハート/ジョン・リスゴー/ヒューム・クローニン/ジェシカ・タンディ/スウージー・カーツ/アマンダ・プラマー/ウォーレン・バーリンジャー/ブランドン・マガート/ジェニー・ライト

ジョン・アーヴィング原作ってことで期待していた通り!「ホテル・ニューハンプシャー」なみに次から次へとすごいことが起きちゃって、これが半自伝的っていうんだから驚きです。
一体どこら辺が自伝なんでしょうね?出生について?まさか、奥さんが車の中で不倫相手の・・・じゃないですよね?(笑)
ガープの人生自体も確かにすごいけど、やっぱりお母さんの人生が凄いですよね〜。そのお母さんを演じているグレン・クローズが良かった〜。
奥さんを演じたメアリー・ベス・ハートも良かった〜。
「子供は欲しいけど結婚はしたくない」は後で「男なんて・・・」みたいな台詞があるから、何か男関係で懲りたような事でも過去にあったのかな?
「みんな死ぬのよ」っていうお母さんの言葉の通り、みんな死んじゃうからどう生きるのか?ってことですね。
こんなに凄いことが立て続けに起こる人ばかりじゃないけど、ここまで凄い事じゃなくても、誰でも大変なことは起こるわけで、これぞ人生!って感じの映画で良いですね。
そうそう、ジョン・リスゴーの女装、最初は気持ち悪かったんだけど、だんだん慣れちゃったです(笑)


怪異談 生きてゐる小平次
原題:
監督:中川信夫
脚本:中川信夫
出演:藤間文彦/石橋正次/宮下順子

太九郎、小平次、おちかの三人は幼なじみ。太九郎とおちかは夫婦になるが、小平次は今でもおちかを想っている。一緒になるためなら太九郎を殺す!と言いながらも、反対に殺されてしまうのだが、殺されたはずの小平次は生きていた!という話。
予算が無かったのか、最初からそういう予定だったのか、何と出演者たったの三人!
たったの三人だし、家の中のシーンとか歌舞伎調っていうのか?思いっきり「演劇!」って感じですが、ロケもあるから、そうでもないかも(変な説明だ;;)
殺したことへの罪の意識から苦しみ、亡霊が現れる!という幻覚に悩まされるっていうのは、怪談ではよくあるパターンではあるんだけど、ここで怖いのはおちかの太々しさかも。
しかし、「あんたとは夫婦にならない!」っておちかはず〜っと言い続けているのに、勝手に殺しに行っちゃう小平次って(^^;
それで殺されそうになっちゃって、反対に殺しちゃった太九郎は、正当防衛では?


海外特派員
原題:FOREIGN CORRESPONDENT
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:チャールズ・ベネット/ジョーン・ハリソン
出演:ジョエル・マクリー/ラレイン・デイ/ジョージ・サンダース/ハーバート・マーシャル/アルバート・バッサーマン

ヒッチコックのアメリカ進出第二弾。
これもまた女性と一緒に謎を解明していく映画で、「第3逃亡者」「三十九夜」と続けて見たので、ちょっと内容がごっちゃになりそう(^^;
ゲーリークーパーが出演依頼を断って、その後地団駄踏んだという作品。あ〜、ゲーリー・クーパー版が見たかった〜(^.^)
ヒッチコックの映画って、予想しながら見ててもいつも外れてビックリしちゃうんですが、これも然り。
ヴァン・メアはいきなり殺されちゃうし、風車に行ったら生きてるし、お父さんが悪者だし。
こうなったら、もしかして、協力している記者ももしかして???なんて疑ってしまったら、違うし(笑)
ヴァン・メアは絶対口を割らないんだろうな〜と思ってたら喋っちゃうし、予想がことごとく外れ、ドキドキしながら楽しんだ2時間でした。
一つだけ逆に回っている風車は「見知らぬ乗客」の、テニス観戦で一人だけ別方向を見ている人を連想させ、高い塔は「めまい」を連想させ、他にももっとあるのかもしれませんが、こういうのも面白かったです。
しかし、何と言ってもこの映画の一番驚いたっていうかすごかったのは、飛行機が海に突っ込むシーンです!
これどうやって撮ったの???と、見終わってから調べたのでわかりましたが、一体現在のCGって・・・?と思わずにはいられません。
本当にスリル満点!素晴らしい!
ラストの「世界で灯りがともっているのはアメリカだけです!」って言うのは、ヒッチコックの意図ではなかったんじゃないかな?
いくらアメリカ映画だからって・・・苦笑してしまいました(^^;
ところで、ヒッチコックは風車の所にいた警官ですか?台詞があったから違うかな?


會議は踊る
原題:DER KONGRESS TANZT
監督:エリック・シャレル
脚本:ノルベルト・ファルク
撮影:カール・ホフマン
出演:ヴィリー・フリッチ/リリアン・ハーヴェイ/コンラート・ファイト/リル・ダゴファー/アデーレ・サンドロック/アルフレート・アーベル/ユリウス・ファルケンシュタイン

これまた、今は無きパーフェクトTVから録画したもので、淀川さんの解説がありました(^.^)
淀川さんによると、この映画は、日本に来た「本当の」ドイツのトーキー第一号らしいです。(嘆きの天使はスタンバーグとデートリッヒだからアメリカっぽいんだそうです。)
1814年のウィーン会議が舞台・・・と、歴史物か?と、何か小難しいのかしらん?なんて敬遠してたんだけど、大間違いでした(^^;
とても楽しい映画で、歌あり、恋あり、笑い有り!(^.^)
ウィーンに各国のお偉方が会議のためにやって来るんですが、その馬車にいつも花束を投げる若い女性クリステル。花束には「手袋は当店で!」とカードが!やめるようにオーストリアの宰相メッテルニヒからお達しがあったのに、そんなことには耳も貸さず、ロシア皇帝が来た際にも花束を投げた。が、爆弾か?!と大騒ぎになり、クリステルは捕らえられてしまうのだが、ロシア皇帝に助けられる。そして二人は恋に落ち・・・という話。
まぁ、二人はっていうか、恋に落ちたのはクリステルだけで、皇帝はほんのお遊びか?って感じがしなくもなかったですが。
助けられて良かった〜と思ったら、もう二人はいつの間にか酒場に来てます。そして、会って数時間だっていうのにイチャイチャし過ぎだ〜(笑)
そんな酒場で流れる歌が良いんですよ〜。何か聞いたことあるような気もするんですが。楽しい酒場の雰囲気が良くて、なんと、二人が帰るときにも歌&演奏付き・・・って、どこまでついてくるのぉ〜?(笑)いつの間にかいなくなってましたけどね。
こういうのをオペレッタ映画って言うんですか?楽しいですね〜。
そして、一番有名な、クリステルが皇帝の別荘に行くまで。馬車に乗って歌を歌いながら行くんですが、長い!(笑)
それもそのはず、町の風景が変わっていくんです。最初は町中、そのうち川で洗濯している女性達の横を通って・・・と。あ、これ、ワンカットって言われているようですが、ワンカットじゃないです。公開された時はどうだったかわかりませんが。
もう、ウキウキよ〜o(^o^)oって感じが良いですね〜。
そういうひとときのロマンスもあれば、可笑しいところも沢山あって、まず最初に出てくる変な盗聴器からして笑えます。
それと何て言っても、皇帝の影武者!(笑)
「いつまで立ってるんだ、馬鹿!」って言われてる所も笑っちゃったし、それにこの影武者、控え室で刺繍してるんですよ!(笑)
その他にも笑えるシーンが沢山あって、本当に楽しい映画でした。
見終わってしばらく、酒場の歌(タイトルわかりません;;)♪ヴァンドヴィーン♪?って歌をつい口ずさんでいました(^○^)


怪談おとし穴
原題:
監督:島耕二
脚本:舟橋和郎
出演:成田三樹夫/三条魔子/船越英二/早川雄三/渥美マリ/渚まゆみ/福原真理子/津山由起子/田中三津子/片山明彦/夏木章/見明凡太朗

社長秘書の倉本治夫(成田三樹夫)は同じ会社のタイピスト西野悦子と交際しているのだが、社長の娘に気に入られているのと、社長から手腕を買われて、縁談をもちかけられる。西野悦子は縁談を断り自分と結婚するように迫るのだが・・・という話。
シルエットのオープニングからして怖いです!
が!何と言っても一番怖いのは、成田三樹夫の超短い前髪です!(笑)
いやいや、これが本当に怖いんですよ。冷酷な男って感じが良く出ています。
また、誰もいない筈のタイプ室から聞こえてくるタイプの音も怖いです!そして「恨めしや〜」の代わりの「頭がいた〜い〜」もかなり怖いです!
名声の為に女を捨てて、その女の亡霊に悩まされる・・・と、現代版お岩さんみたいですね。メイクもお岩さんぽかったし。
防火シャッターを素早く下ろしたり(笑)なかなか頭が切れ、自分の女を接待に使うという、非情な男を成田三樹夫が見事に演じてます。
ところで、西野悦子のお兄さんは死んじゃったんでしょうか?


怪物の花嫁
原題:BRIDE OF THE MONSTER
監督:エド・ウッド
出演:ロレッタ・キング/トニー・マッコイ/ベラ・ルゴシ/トー・ジョンソン

これも偉大なる、エド・ウッド監督の作品です。この映画は、「エド・ウッド」でも有名なシーン、つまり、ベラ・ルゴシが、つくり物の「タコ」と戦うシーンが出てきます!結構あっさり、短いシーンだったので、拍子抜けしてしまいましたが(^^;
この映画は、結構面白いです。というより、免疫がついたのかもしれませんが・・・。
とにかく、エド・ウッド監督作品を見るのなら、ティム・バートン監督の「エド・ウッド」を必ず先に見ましょう。そうすれば、そこそこ楽しめます!


カイロの紫のバラ
原題:THE PURPLE ROSE OF CAIRO
監督:ウッディ・アレン
出演:ミア・ファロー/ジェフ・ダニエルズ/ダニー・アイエロ/エド・ハーマン/ダイアン・ウィースト

昔、ウッディ・アレンの映画で、「カメレオンマン」という映画を見て、頭の中が?????になりました。それ以来、ウッディ・アレンの映画は見ないようにしてたのですが、見てしまいました(^^;
でも、この映画は、???映画ではありませんでした。
結局、主人公の彼女は利用されていただけなのか、だまされた〜って感じなのですが、このラストはいいですね!
娼婦の女性、見たことある!と思ったら、ダイアン・ウィーストでした!そうです!「モンタナの風に抱かれて」に出てた、おばちゃんです!13年も経てば太るか・・・。


顔のない天使
原題:THE MAN WITHOUT A FACE
監督:メル・ギブソン
出演:メル・ギブソン/ニック・スタール/マーガレット・ホイットン/ギャビー・ホフマン/フェイ・マスターソン/ジェフリー・ルイス/リチャード・メイサー/マイケル・デルイーズ

メル・ギブソン主演で、初監督作品です。
顔の半分にやけどのあるマクラウド。人付き合いもしない彼は街の人からあらぬ噂を立てられ化け物呼ばわりされている。そんなマクラウドと、ひょんなことから知り合ったチャールズ少年は、受験の為の勉強をマクラウドに教えて貰うようになるが・・・という話。
この子役が可愛いくって上手いんですよ〜!
最初は、やけどの痕を気にしていたのに、山でハイカー達がマクラウドの顔を見ると「何見てるんだよ!」なんて庇います(T^T)ウルウル
だんだん二人の心が通じて、友情が芽生えていくのが上手く描かれています。
「向こうの条件をのんだ」って、それじゃ潔白が証明されないじゃない?!って感じですが、潔白を証明するために裁判になったとき、子供に証言台に立たせたくなかったんでしょうね・・・。
そしてラストのチャールズの卒業式!
たとえ離れていても、友情は続くのだ〜!
メル・ギブソンの監督としての才能が十分に感じられる作品です。
「ブレイブハート」はまだ見ていないのですが、見るのが楽しみになりました。


隠し砦の三悪人
原題:
監督:黒澤明
脚本:黒澤明/菊島隆三/小国英雄/橋本忍
撮影:山崎市雄
出演:三船敏郎/上原美佐/千秋実/藤原釜足/藤田進/志村喬/藤木悠/笈川武夫/土屋嘉男/高堂国典/加藤武/三井弘次/小川虎之助/上田吉二郎/沢村いき雄/大村千吉/小杉義男/中島春雄/堺左千夫/佐藤允/中丸忠雄/緒方燐作/熊谷二良/田島義文/大友伸

面白い〜!
「七人の侍」が有名だけど、こっちも負けず劣らず面白いじゃん!なのに何でこっちはあまり有名じゃないの?
もう、千秋実と藤原釜足のおとぼけコンビ最高!(^.^)
このコンビが「スターウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルなんだそうで、骸骨っぽい方(C-3PO?R2-D2?)が藤原釜足ですかね?
金が枝に入っているっていう発想も面白い!
それから、岩山を登っていくのもかなり迫力あるし、迫力と言えば、城から逃げ出す人々の山、山、山!こんなに沢山の人が一気に逃げ出してきて凄い迫力です。
色々な困難を乗り越えていく展開も面白いし、ラストの二人のやり取りではまた笑えるし、これぞエンターテイメント!本当に楽しく面白い映画です!


革命前夜
原題:PRIMA DELLA RIVOLUZIONE
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ/ジャンニ・アミーコ
撮影:アルド・スカヴァルダ
出演:フランチェスコ・バリッリ/アドリアーナ・アスティ/アレン・ミジェット/モランド・モランディーニ/名クリスティーナ・パリセット

わ、わけわからん(^^;
自伝的作品らしいんですが、22歳で自伝って、波瀾万丈の22年だったわけでもなく、ブルジョア階級の家庭で何不自由なく育って、何故か共産主義に傾倒して、だからって何をするわけでもなく・・・、やっぱり自分はブルジョアなんだなぁって思う・・・って、こんな自伝、どこが面白いですか?(^^;
自分の今の気持ちを映画にしてみました〜って感じでしょうか?
私はブルジョアでもないし、どうでもいいんですけど・・・(^^;


かくも長き不在
原題:UNE AUSSI LONGUE ABSENCE
監督:アンリ・コルピ
脚本:マルグリット・デュラス
出演:アリダ・ヴァリ/ジョルジュ・ウィルソン/ジャック・アルダン/シャルル・ブラヴェット

すっかりおばさんになったアリダ・ヴァリ・・・と思ったら、この時まだ39歳なんですね。役柄のせいかもっと上に見えたけど。
そんな疲れ切ったカフェを経営するおばさんをアリダ・ヴァリがやってるんですが、ある日、店の前を通った浮浪者の顔を見て!!!とくるわけです。
で、後をついて行って・・・。
これは戦争に行ったきり帰ってこない私の夫かしら?と尾行して接近するんだけど、疲れ切ったおばさんが、彼を見る時は目が輝くのね。そしてとても優しい眼差しで見つめて・・・。
で、食事に招待するんだけど、切り抜きのプレゼントをもらった時のアリダの表情が何とも言えなく、本当に嬉しそうで泣けます。
この食事中の会話もまた優しくって泣けるし・・・。
そしてダンス!このシーンもドキッとしますね。
そして彼は帰って行く途中で・・・おっと、ここはネタバレか?
「冬になれば戻ってくるわ」って渡り鳥じゃないんだから〜と思いながらも、もうアリダ・ヴァリはいっちゃってる目をしてるし〜。
う〜ん、いったいこの後どうなるんだ〜?!
彼が本当に夫だったとしても、それは悲劇だし、そうでなくても、またそれも悲劇です。
美しくも悲しい映画です。



原題:IL BIDONE
監督:フェデリコ・フェリーニ
脚本:フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ/トゥリオ・ピネッリ
撮影:オテッロ・マルテッリ
出演:ブロデリック・クロフォード/リチャード・ベースハート/フランコ・ファブリッツィ/ジュリエッタ・マシーナ/ロレッラ・デ・ルーカ

初老の詐欺師アウグスト、画家崩れのピカソ、運転手のロベルトの詐欺師一団は、次々と巧妙な手口で詐欺を働いて行くが、ある村で小児麻痺の少女に出会い、アウグストは良心を呼び覚まされる・・・という話。
ピカソが途中から全然出てこなくなっちゃって、画家になったんでしょうか?
最初の詐欺なんて、結構手が込んでいるし、上手く人間の心理をついた手口で、騙された人は可哀想でもあるけど、詐欺の手口に感心してしまいました。
次の国営住宅のやつは、ちょっと・・・騙された人が可哀想過ぎかな・・・。最初の手口の、「人間の欲」みたいなところをついてって言うんじゃなくて、切実な願いだもんねぇ・・・。
と、こんなアウグストにも娘がいて、娘は親が何やっているかしらないのかな?まぁ仲の良い親子です。
そんなアウグストが出会う村の小児麻痺の少女。娘を思い浮かべたかどうかはわかりませんが、良心が呼び覚まされて、お金をもらえない・・・。
と思ったら!!!靴の中に隠してるじゃん!何だよぉ?本当はひとり占めしようと思ったのか?!
と、見終わって、インターネットで色々見てたら、あの後で返しに行く予定だったとか?そうなのぉ?全然そんなのわからなかったよ〜(^^;


カサノヴァ '70
原題:CASANOVA '70
監督:マリオ・モニチェッリ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ/ヴィルナ・リージ/マリサ・メル/マルコ・フェレーリ

現代版カサノヴァの話です・・・って、現代と言っても、この映画の作られたのは1964年ですけど(^^;
NATOの将校、アンドレアは、女性を征服するのが好きなのですが、ただ征服するだけじゃつまらない!そこには、危険がなくては燃えないのです!
だから、恋人の家を出た後、窓から忍び込み、発砲されて喜んでいます!!燃えるのです〜!(^^;
すぐ手に落ちる女性の前だと、出来ません。病気なのか?と精神科医に診てもらい、日記を書くことを勧められます。これは、いわゆる「カサノヴァ回想録」ですね(^^)
しかし、精神科医の忠告を一旦聞いて、普通に恋愛をしたものの、また危険な愛(?)を求めて全国各地を渡り歩きます。
コメディです。若いマストロヤンニが格好良く、またこういう役もサラッとやっていて、本当に幅の広い役者さんです。


華氏911
原題:FAHRENHEIT 9/11
監督:マイケル・ムーア
脚本:マイケル・ムーア
撮影:
音楽:
出演:マイケル・ムーア、フリントの若者、他

期待はしていなかったんですが、予想を大きく上回るつまらなさでした(^^;
例えば2001年9月11日の同時多発テロを巡る色々な疑惑ですが、殆ど全て知っていましたし・・・。(日本のTVじゃ殆どやりませんが、ネットでちょっと調べればゾロゾロ、この映画以上のことが出てきますよ。)
サウジの一家を国外脱出させたとか、ブッシュ一族とビンラディン一族の繋がりとか、アフガンのガスのパイプラインとか、イラクの石油とか、こんなの全て知られていたことじゃないのかな?使われていた映像だってTVで放送された物が多かったし、日本人はともかく、アメリカ人にとって何か驚く事実がこの映画の中にあったんでしょうか?
それを3年経った2004年に映画として発表しても、「だから何?」という感じなんじゃないかなぁ〜?
まぁだいたい、この映画はドキュメンタリーじゃないですよね。これがドキュメンタリーだったら、本物のドキュメンタリーを撮っている人が可哀想です。独自取材が少な過ぎです。
さらに、イメージ映像は、日本のTVだって「これはイメージ映像です」って出すんだから、テロップ出しなさいって!(笑)
「ブッシュと○○(名前忘れた;)は、バルコニーで葉巻を吸って・・・」ってナレーションの時に出てくる葉巻吸い男はブッシュじゃないでしょう?大体、ブッシュは本当にバルコニーで葉巻吸ったんかい?見たんかい?バルコニーで葉巻吸っちゃいけないのかい?葉巻=マフィア=悪者と刷り込みたいのか?(笑)・・・と、こういうイメージ映像や、ふざけた音楽が、映画の品位は勿論、信憑性も無くしているんだと思います。
どうせふざけるんなら「アホでマヌケなアメリカ白人」の黒人のお財布くらいやって欲しかったな〜。
さて、もし、フリントに軍事工場が出来て失業率が0%になって、みんな裕福になったら、それはムーアにとってきっと良いことなんでしょうね。ポリシー無い人ですから。
それにしても、最初に出てきた黒人の下院議員って女性ばかり(最後に一人男性がいたか?)だったけど、何で女ばかりなの〜?面白過ぎです。(意味深)


カストラート
原題:FARINELLI-IL CASTRATO
監督:ジェラール・コルビオ
出演:ステファノ・ディオニジ/エンリコ・ロ・ベルソ/エルザ・ジルベシュタイン

カストラートとは、ボーイソプラノを保持するために去勢された男のこと。
カストラートである弟のファリネッリと、弟の歌うオペラの作曲家である兄リカルドの物語。
原題が「ファリネッリ」なので、弟が主人公だと思うんですが、あまり弟の苦悩っていうのがよくわからなかったです。お兄さんの苦悩のはわかるんだけど・・・。
兄と弟のもっとドロドロした愛憎なのかと思ったらそうでなかったので、ドロドロ愛憎劇が好きな私としてはちょっと残念。
映画の中での歌は、ファリネッリが歌っていないのは、バレバレですが、どんな人が歌っているのか?と思ったらカウンターテナーとソプラノの合成だそうです。
今はもうこんな声を出す人はいないんですね。
ところで!ひとつ驚いたことが!ヘンデルってかつらだったの?!


ガタカ
原題:GATTACA
監督:アンドリュー・ニコル
脚本:アンドリュー・ニコル
撮影:スワヴォミール・イジャック
出演:イーサン・ホーク/ユマ・サーマン/アラン・アーキン/ジュード・ロウ/ローレン・ディーン/ゴア・ヴィダル/アーネスト・ボーグナイン/ザンダー・バークレイ/イライアス・コティーズ/ウナ・デーモン/エリザベス・デネヒー/マーヤ・ルドルフ/ブレア・アンダーウッド/メイソン・ギャンブル/トニー・シャローブ/ジェイン・ブルック

2003年4月14日、ヒトゲノムの解読完了したそうです。
ってことは・・・!これはいつの日か現実になるんでしょうか?
しかし、体外受精で子供が出来たにせよ、遺伝子操作しないことには、優秀な子供は産まれないんじゃないのかな?凡人夫婦の子供でもサンプルを沢山作れば、優秀な子供がいるかも?ってことですか?組み合わせの妙なんでしょうか?
だとすると、どんな夫婦でも優秀な子供が産まれるってことになりますね?
それにしても、このようにサンプルをいくつか作って、親が選ぶって・・・どうなんでしょう?私には子供がいないからわかりませんが、「サンプル4人出来ました。どれにしますか?」と聞かれたら、「全部!」って言ってしまいそうです(^^;
それから、この弟!何ですか?!IQや運動神経が自分より低かろうが、兄は兄でしょう?!それをバカにした様なこの態度。親はどんな教育をしているんでしょう?!(`へ´)
で、兄は家出をして他人に化けて宇宙飛行士になるんですが、背広で宇宙船に乗るなぁ〜!(笑)
他人に化けて検査受けるのも、あれって、どうなってるの?だって、尿検査なんて、イチモツを見られながらの検査でしょ?不思議だ〜。
そうそう、それから、人に化けて入社するのは良いとして、その後功績があったから宇宙飛行士になれたんですよね?ってことは、努力すればIQなんて関係ないってことですか?でも、それって並大抵の努力じゃないんじゃないのかな?どんな努力をしたのかも全然わからんかったなぁ・・・(^^;
と、ケチばかりつけているようですが、良いところもありました。それはジュード・ロウ!
イーサン・ホークより光っていましたね。こんなに沢山作るのぉ?!と、自分の血液などジャンジャン採取しているシーン等その他諸々、彼の切ない気持ちがよく表れていたと思います。
でも、最後、希望を持ったのかと思っていたのに死ぬとはねぇ・・・。


勝負(かた)をつけろ
原題:UN NOMME LA ROCCA
監督:ジャン・ベッケル
脚本:ジャン・ベッケル/ジョゼ・ジョヴァンニ
撮影:ギスラン・クロケ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド/クリスティーネ・カウフマン/ミシェル・コンスタンタン/ピエール・ヴァネック

前半はフィルムノワールなんですよね。友人をはめた奴を成敗して、その店を乗っ取って・・・と。
でも成敗しただけじゃ、友人は刑務所から出て来れないので、今度は自分から刑務所に入って助け出そうとするわけなんですが、助け出すって言ったって、脱獄する訳じゃないんです。
地雷撤去作業を志願して、刑期を短くしようってことで・・・。
この辺りからフィルムノワールの雰囲気が無くなります(^^;
ドッピーカンの野原での地雷撤去作業ですからね。全然ノワールじゃないでしょう?(笑)
しかも撤去作業がかなり長く描かれていて、いつ爆発するんじゃないかと、ハラハラドキドキで怖いんです!まったく別の映画のようです(笑)
やっと刑務所を出たら、友人が裏切って・・・と、またフィルムノワールに戻るのかと思いきや、これまたドッピーカンのプールサイドで、戻り切れません(笑)
一体何だったの?って感じですが、ジャン=ポール・ベルモンドが出ているから全て許されるって感じの映画ですね。
だって、本当にジャン=ポール・ベルモンド格好いい〜!(^.^)


カッコーの巣の上で
原題:ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー/ウィル・サンプソン

管理される者は夢を失い、はみ出し者は抹殺され・・・と、舞台こそ病院だけど、一般社会を表しているような作品です。
管理する方(この場合は婦長さんか)も、別に悪気があるわけじゃないんですね。決められたことを決められたとおり、自分の役目を全うしているだけで、つまり、管理している人のように見えながらも、実は管理されているという・・・。
しかし、こういうラストとは思いもよらなかったです!
肉体は死んでも魂は解放するってことでしょうか。
「一人じゃいけない」って言ってたように、マクマーフィの魂を連れて行ったってことかな。いろいろな解釈が出来ると思うけど。
なんかとても辛い映画でした。


家庭
原題:DOMICILE CONJUGAL
監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー/クロード・ド・ジヴレー/ベルナール・ルヴォン
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:アントワーヌ・デュアメル
出演:ジャン=ピエール・レオ/クロード・ジャド/松本弘子/クレール・デュアメル/ダニエル・セカルディ/バルバラ・ラージュ/ダニエル・ブーランジェ

「大人は判ってくれない」「二十歳の恋」「夜霧の恋人たち」に続く、ドワネル・シリーズ第四作目。
結婚したドワネルとクリスティーヌに子供が生まれる。ドワネルは花屋から米国資本の水力会社へ転職する。ある日会社に見学に来た日本人女性キョーコと浮気するようになり、それが妻クリスティーヌにばれて別居することになるのだが・・・という話。
ドワネルシリーズはほんわか楽しい雰囲気が好きなんですが、今作は浮気、喧嘩、別居と夫婦間がギクシャクしているので、ちょっと寂しい感じです。
でも、今作ではアパートの住人達など、周囲の人々の描き方が素晴らしく、まるで本当にそこに生きて生活しているかのようです。
勝手に「絞殺魔」にしちゃって(笑)、正体がわかって、急に愛想良くなる住人たち、せっかちな夫にいつもせかされる妻という夫婦とかは、本当にいそうですよね。
この住人たちのやり取りなんかも自然で良いですね。
ところで、このアパートですが、一階のカフェは出入り口(表口)が反対側にあるとしても、ドワネルが花を売っていたところって、アパートの中庭じゃないですか?アパートの門を出たところが通りになっていたし・・・。あんな所だから商売にならなかったのでは?一体どんなアパートなのか気になります。
さて、今回の目玉は何と言ってもキョーコさん。着物で現れたと思ったら、ボンテージに身を包んでいたり、不思議な人です。会社見学には親と一緒に来ていたのに、パリで友人と一緒に住んでいます。しかも、日本が好きな外人の部屋のような不思議にジャパニーズしている部屋に住んでいます。
一体キョーコさんは何している人なんでしょうか〜?!(笑)
更に凄いのは、ドワネルとデートする為にルームメイトを追い出す時の会話です。あり得ない〜(笑)
そして、ドワネルと同居するようになるキョーコさんですが、この不思議な部屋でドワネルが土足であぐらかいてます!おいおい(笑)
まぁ、ホント、ちょっとした浮気だったんでしょけど、こんな大事になってしまいました。
夜中レストランから何度も電話するドワネルに付き合うクリスティーヌを見ていると、もう許してあげられるんじゃないかな?という気もするんですけど・・・。
「タクシーに乗っていく?」っていうのも、意地張って(?)乗らなかったドワネルですが、う〜ん、修復できるチャンスだったのかも知れないのにな〜。さて、これから二人は一体どうなるんでしょうか?
それにしても、キョーコさんの「勝手にしやがれ」の字が下手過ぎです。フランス人が書いたでしょ?っていうか、ドワネルは日本語が読めるのか?!
それからひとつ気になったのが、借金借りの友達ジャックとドワネルの関係です。何か可笑しかったわ〜。





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