エアフォース・ワン
原題:AIR FORCE ONE
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ハリソン・フォード/ゲイリー・オールドマン/グレン・クローズ/ウェンディ・クルーソン/リーゼル・マシューズ/ウィリアム・H・メイシー
大統領専用機が、カザフスタンのテロリストにハイジャックされるという話です。
ここ数年のハリソン・フォード主演の映画では、まあ良いほうかな〜というのが正直な感想です。
冒頭、ハリソン・フォードが演説(?)をするのですが、なかなか格好いいです。しかし、こんなボソボソ・・・囁くように演説するのでしょうか・・・?
大統領は、ベトナムで空軍の救出班にいたそうなのですが、ヘリの操縦だけじゃなく、実践もやってたのでしょうか?すごい強いです!
途中で燃料を捨てるのですが、飛行機の燃料って、気化するんでしょうか・・・?これって大気汚染にならないのかな?
敵のミサイルに、神風特攻隊の如く向かって行く戦闘機がありましたが、空飛ぶSPでしょうか?そんな〜。4年任期の(再選すればもっとだけれど)大統領の為に死ねますか〜?そういう教育を受けているのかしら・・・?
などなど、つっこみを入れてしまいたくなるシーンが他にも多々ありました。
グレン・クローズが好演しています。ウィリアム・H・メイシーも良かったです。
だた、ゲイリー・オールドマンが・・・私は・・・怖くないんです・・・。たぶん顔が二枚目系だからだと思うのですが・・・。
いかにもアメリカ!って感じの映画でした。
永遠の人
原題:
監督:木下恵介
脚本:木下恵介
撮影:楠田浩之
出演:高峰秀子/佐田啓二/仲代達矢/石浜朗/乙羽信子
木下恵介監督だし、佐田啓二が出てるし、タイトルが「永遠の人」だし、爽やかな青春ものなんだろうなぁ〜と気楽な気持ちで見始めたら、全然違うじゃないですかぁ〜!
愛憎ドロドロもの・・・つまり、私の好みだ!(笑)
全部で5章から成っていて、約30年間が描かれています。
もう30年も憎んでいるんですよ!夫を!それだけ続けるって凄いエネルギーですよね。
で夫もある意味妻を憎んでいるわけなんだけど、これだけ憎しみ合えたら不幸でもあるけど、ある意味幸せかも。
そして、許すこと・・・というラストになっていくんですが、簡単には許せないところもまた良いですね〜。
「こんなに謝っているのに許してくれないんですか?」って言う妻に「こんなにって何だ?これだけ苦しめておいてこんなにって?」ってな事を言う夫!素敵(笑)
そりゃそうですよね。30年の歴史があるんですからね。
もちろん、事の始まりは夫が悪いんですが、夫は夫でそのことを反省して悩んではいたんですね。知らなかったわ(笑)
もっと早くそのことを妻に伝えていれば、少しは改善されてたのかも知れないのになぁ〜。
人間って素直じゃないですね。
「ぬしと俺とはどちらかが死ぬるまで折合えんかもしれん。でも今日からは脚ぐらい揉んでもらおうか」って台詞も良いですね〜。
ある意味夫婦の真理かもね〜。
愛するとは?憎むとは?許すとは?と、重く暗い映画ですが、深い映画です。
そんな重〜い雰囲気を熊本弁の歌詞のフラメンコが救ってくれます(笑)
これが可笑しくって、ストーリーを語ってるんですが、♪そればってん、そればってん♪とか♪そうですなぁ、そうですなぁ♪ってな合いの手みたいのが笑えます。映画の雰囲気に合ってないような合ってるような、どっちなんでしょうね?息が詰まりそうな重い雰囲気を時折救ってくれたので、私としては良かったんですけど。
仲代達矢の憎ったらしさも素晴らしいですが、高峰秀子の小憎ったらしさも素晴らしいです!
この時、仲代達矢29歳。今、29歳でこれだけ演じられる役者さんなんているんでしょうか?
そうそう、長男を演じたのが田村正和でした!あのしゃべり方じゃないので見終わって調べるまでわからなかった〜(笑)
それと、佐田啓二のお兄さんを演じていたのが、岩下志摩のお父さんなんだそうな!お父さん俳優だったんですね〜。これまた知らなかった〜。
映画女優
監督:市川崑
原作:新藤兼人
脚本:新藤兼人/日高真也/市川崑
撮影:五十畑幸勇
美術:村木忍
音楽:谷川賢作
出演:吉永小百合/森光子/常田富士男/石坂浩二/渡辺徹/中井貴一/菅原文太/平田満/岸田今日子/神保共子/井川比佐志/佐藤正文/吉宮君子/沢口靖子/上原謙/高田浩吉/小木茂光/小池雄介/野分龍/長谷川裕二/奈良坂敦/鈴木誠一/高橋ちか子/千種かおる/倉崎青児/斉藤美奈子/浜村純
日本映画を代表する大女優、田中絹代の半生を描いた作品です。吉永小百合の99本目の作品でもあるようです(どうでもいいけど)。
新藤兼人が書いた「小説・田中絹代」を古本で買ってやっと読み終わったと思ったら、偶然にもWOWOWでこの作品をやっていたので見てみました。
小説の方では田中絹代の死までの一生が描かれていますが(映画では43歳ぐらいまで)、それ以外は台詞も含めて殆ど小説と同じです。まぁ、脚本家が小説の著者でもある新藤兼人だから仕方ないのかもしれませんが。
それにしても、色々な説明を台詞でやり過ぎです。絹代が蒲田に来たいきさつから、五所監督の経歴やら、城戸所長の経歴など、何でもかんでも台詞にしちゃって、大部屋の人たちが噂で話しているっていうんならわかるけど、何故清水監督がいきなり城戸所長の経歴を語り出すんだぁ〜?って感じです(^^;
こんな風に説明を台詞でやっているのに、それとは別にナレーターまでいるんです!ナレーターは主に映画史を語っていましたが。そう言えば、「人情紙風船」が結構な時間流れていたのは監督の趣味なんでしょうか?確かに名作ではありますが、田中絹代の映画なんだから、絹代の映画を流した方が良いのでは?
それと気になったのは、城戸所長は「城都」で(発音は同じだったみたい)、五所監督は「五生(ごしょう)」で、溝口監督は「溝内(みぞうち)」と、「田中絹代」はそのままなのに、何で仮名にしたのか訳わかりません。そう言えば、依田さんのことは「ヨド」になってた様な気がしましたが、どうでしょう?
あと、気になったというより驚いたのがラストです。あのラストは何なんだ???!(^^;
原作の小説は、溝口監督には多少の尊敬の念があるけど、田中絹代に対しては敬意や何か熱いものを感じられなく、興味すらないのでは?と思えたのですが、映画もそれを越えられなかったような気がします。
小説で読んだだけではわからなかった「グラスステージ」がどういうものか見れたのが唯一の収穫でした。
そう言えば、家の中にもの凄く陽が入って(?)露出オーバー?ってくらいに眩しくて、そのくせ変な方向に影が出たりしていて、不思議な照明でしたが、あれは吉永小百合の皺隠し照明なんでしょうか?
栄光のストライカー
原題:A SHOT AT GLORY
監督:マイケル・コレント
脚本:デニス・オニール
撮影:アレックス・トムソン
音楽:マーク・ノップラー
出演:ロバート・デュヴァル/マイケル・キートン/アリー・マッコイスト/ブライアン・コックス/カースティ・ミッチェル/コール・ハウザー
「栄光のストライカー」はWOWOWのタイトルで、スターチャンネルで放送した時は「スコットランド・カップの奇跡」だったようです。
しかし、ちっとも「栄光」の「ストライカー」じゃないんです・・・ジャッキー・・・。過去の栄光か?(^^;
ストーリーからすると原題もおかしいような気がしますが・・・。
そもそも映画自体が何を言いたいのかよくわからないんです。
素行不良のストライカー:ジャッキーの話なのか、スコットランドカップに懸けるお父さんの話なのか?
素行不良と言いながらもその素行不良ぶりが殆ど描かれていないし、このストライカーを演じた人(ブライアン・コックスですか?)が見るからに悪そうっていうんじゃないし、どんな悪いことをしたのか全く分かりませんでした。だから、何故妻と別居しているのかもわからなかったし・・・。浮気ですか???
この妻も妻で、父親に「嫉妬している」とか「老いてもバカになる必要はない」とか、少しはお父さんの気持ちも察せよ〜!嫉妬しているって、お父さんは元ゴールキーパーだし、ポジション違うし、時代も違うし、現に選手として試合で使っているし、選手としては認めているって感じがしたんですけどねぇ〜。
「彼は才能があるの!」って、そんなの何年も監督やっているんだから分かってるって!(笑)
夫を試合に出せとか、そんなの監督の権限でしょう?ただのいじめとか理不尽な理由で試合に出していない訳じゃないんですよ。
第一、このバカ妻がホテルから夫を連れ出そうとしたからこんな事になったんじゃないの?!娘だからばれても大目に見てもらえるとでも思ったのかな?
お父さんのこの決勝戦に対する気持ちが全くわかってないのかぁ〜?!
それに何故突然夫とやり直す気持ちになったのかもよく分からなかったし。
と、腹の立つ娘でした(笑)
お父さんも何で娘婿を許せないのか、その原因がよくわからなかったです。教会に行かないから?婚約破棄の原因を作った奴だから?娘婿なら誰でも気に入らないとか?
で、何故突然和解してるの?!(笑)
お母さんが「もう一人子供を作る?」なんて言って、夫がサッカー漬けで会話も無いから・・・ってことなんでしょうけど、そんな冷めた夫婦関係にも見えなかったなぁ〜。
何とも中途半端な映画なんですが、ロバート・デュヴァルは好演しているし、マイケル・キートンも良い味出してるし、スコットランドの景色もきれいでした。
そして、毎試合ゴール裏で野次飛ばすサポーターは面白かったし、ハーフタイムの相手チームの渇も面白かったです。
エグゼクティブ・デシジョン
原題:EXECTVIVE DECISION
監督:スチュアート・ベアード
出演:カート・ラッセル/スティーブン・セガール/ハル・ベリー/ジョン・レグイザモ
テロリストにハイジャックされた旅客機には、毒ガスが積まれていて、着陸の時に爆発するようになっていた。対策チームは乗客を救い、起爆装置を解除できるのか?!という話。
テロものなのですが、戦闘シーンはほんのちょっとしかありません。
「さあ、突撃〜!」「いや、ちょっと待て」の繰り返しで、なかなか突撃できません。でも、結構ハラハラドキドキしました。
スティーブン・セガールがすぐに死んでしまう役だっていうのは、知っていたものの、あんな風に死んでしまうとは・・・。いいのか・・・?
しかし、テロリストをやっつけるまでは、緊張感があったのに、着陸に入ってからは、お笑いモードに入っています・・・っていうか緊張感が無い!
やっと小型飛行機を操縦出来るようになった人が、ジャンボを運転しちゃうんだし。スチュワーデスに「運転に集中して!」なんて怒られてるし・・・。
「乱気流-タービュランス」なんてスチュワーデスが操縦してたくらいだから、それよりはましなのか?でも、こういうのがあるから「自分でも操縦できる!」なんていうハイジャックが起きたのかしら?なんて思うのは考えすぎでしょうか?(^^;
ところで、スチュワーデスがエプロンつけたまま車に乗り込んじゃったけど、まだ勤務中だったのでは・・・?
エクソシスト
原題:THE EXORCIST
監督:ウィリアム・フリードキン
脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演:エレン・バースティン/マックス・フォン・シドー/リー・J・コッブ/ジェイソン・ミラー/リンダ・ブレア/キティ・ウィン
話題になりましたね〜。そりゃ社会現象でしたわ〜遠い目(T^T)
私はお子様だったからか見に行けませんでしたが、クラスで見たって子がいると、みんなで寄ってたかって「どうだった?」って聞いて、絵の上手な子は、リーガンの顔とか書いてくれました(笑)
で、私が見たのはDVDの特別版ってやつで、どうやらこれが、劇場公開されたのと同じなような?
だから、スパイダーウォークが無いんです!特典には入っていましたが。
で、確かに今見ても気持ち悪いっていうか怖いんだけど、不思議なことも色々と・・・。
最初に発掘所で見つけたコインみたいのは何だったんでしょうか?ラストでもう一人の神父さんにお母さんがあげていましたが、お守りみたいなものなのかな?
それに、悪魔が乗り移っただけなんだから、あぁいうラストでも、乗り移った肉体は死んでも悪魔は死なないんじゃないのかな?
で、やっぱりあのもう一人の神父さんに乗り移ったのかな?
実話ベースらしいんだけど、うむぅ〜本当なのかなぁ〜?
そうそう、このDVDには監督の音声解説がついています・・・が!字幕が無い!わからんって!(T^T)
es[エス]
原題:DAS EXPERIMENT
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
脚本:ドン・ボーリンガー/クリストフ・ダルンスタット/マリオ・ジョルダーノ
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:アレクサンダー・フォン・ブーベンハイム
出演:モーリッツ・ブライブトロイ/クリスチャン・ベルケル/オリヴァー・ストコウスキ/ヴォータン・ヴィルケ・メーリング/ユストゥス・フォン・ドーナニー/ティモ・ディールケス/ニッキ・フォン・テンペルホフ/アントニオ・モノー・ジュニア/エドガー・セルジュ/アンドレア・サヴァツキー/マレン・エッゲルト
20人の被験者を囚人グループと看守グループに分けて2週間模擬刑務所で過ごしてもらう。それぞれのグループの行動や心理にどんな変化が起きるのか?!という話。
暴行を受けているシーンなんかは、やっぱり見ていて嫌な気持ちになるので、緊迫感があるのだけれど、何か腑に落ちないんです。
一見暴行を与えている看守側が悪そうだけど、彼らは「看守役」をやるように言われているんです。
なのに「囚人役」をやるはずの77号は、まったく囚人らしくありません!
もし、77号が本物の殺人犯だとして、あそこが本物の刑務所だとしたら、77号は独房に入れられるとか、何らかの懲罰を受けるでしょう?
看守を檻の中に入れるなんて、そんな囚人こそ異常じゃないですか?
わざと問題を起こして挑発して、その映像を出版社に送っているけど、これって潜入取材っていうより「やらせ」なのでは???
77号は役割をまっとうしろ〜!
ネタのためにある程度の報復を覚悟で挑発していたんだと思ったら、恐怖で過呼吸症候群?!(笑)
恐怖って程の恐怖があったのか?しかも自ら煽っていたのに?
途中で、看守役の人が裏切ったからと囚人にさせられてたけど、あの時に77号を看守にするのかと思ったんだけどな〜。
だって、ベルスは77号が秩序を乱すために入れられたんだと思ったわけだから、看守側にしちゃえば秩序が乱れないでしょ?
そして、看守側になった77号が暴力的になっていくとかだったら面白かったのになぁ〜。
ベルスって言えば、なんで彼が看守のボスになっているのかが不思議だった。あぁいうタイプの人ってボスになるタイプじゃないと思うんだけど・・・。最初に他の看守達にバカにされてたじゃん。この看守達の中でどうやって皆を下につけたのかな〜?
看守グループ内で覇権争いが起きたりすると面白かったのになぁ〜。
看守と言えば、勤務時間が終わったら帰っているってどうなの?そりゃ実際はそうなんだろうけど、実験なのに?
帰宅する人がいても夜勤の人もいるだろうし、ってことは、看守グループは5人の日勤グループと夜勤グループの2班になるのでは?
そのわりにはいつも10人揃っていたような・・・。
囚人側で2人がやめていったけど、み〜んなやめて、囚人側で残ったのが77号と空軍さんだけだったりっていう設定も面白いんじゃないかなぁ?(笑)
人数と言えば、監視側の人数が3人って、少な過ぎでしょう?
しかも教授は学会で不在?(笑)
あれだけの監視ビデオテープをひとりで一気に交換?
それに、監視カメラの無い部屋に被験者が勝手に入れるなんて!(笑)
そういや、暗室の中に落ちていたドライバーにもビックリ!あれは、ドライバーに気がつくか?気がついたらその後どうするか?という行動観察のためにわざと置いてあったのかしら?まさか組み立てた後に置き忘れたなんてことは無いよね?(笑)
だって、あんな金庫みたいな暗室なんだもん、電動ドライバーで組み立てるでしょ?
と、思ったら、案外簡単に手動ドライバーで開けられたのにビックリ!しかも箱の素材が木っぽかったような・・・?(^_^;
77号は子供の頃、暗室に閉じこめられたトラウマがあるので、あそこから脱出できたことで、トラウマとも決別ってこと???
この暗室あたりから、映画は心理ドラマからアクション映画に変わっていき、急にガッカリしていきます(笑)
意味不明だった恋人の女は実はシガニー・ウィバーだったようで、鍵の掛けられた部屋から出るために椅子でガラスドアを破ります!えええ〜っ?!すごい力・・・。
それとも女にでも簡単に割れる物なの?やってみたい(笑)
更には空砲を撃ち「いい加減にしなさい!」なんて、バカボンのおまわりさんだ〜!(笑)
それでも向かってくる看守にはためらいもなく3発も打ち込んでいます!絶対素人の女じゃないって!(笑)
さて、映画作成当時はマルクですが今はユーロです。マルク時代のちょっと高めのレート、1マルク80円で計算してみると1日2万4千円弱。囚人だったら24時間拘束だから、1時間1000円弱か・・・!
飛びつくほど良いバイトじゃないよね〜?
エスケープ・フロム・L.A.
原題:ESCAPE FROM L.A.
監督:ジョン・カーペンター
出演:カート・ラッセル/スティーブ・ブシェーミ/ピーター・フォンダ/ブルース・キャンベル/ヴァレリア・ゴリノ/クリフ・ロバートソン/パム・グリアー
「ニューヨーク1997」の続編ということで、同じ音楽で始まり、細部は違うもののストーリーはほぼ同じです。そうそう、この音楽、クレジットにジョン・カーペンターって書いてあったと思うんですが、作曲もしているってことですか?だとしたら、凄いですね!
映画の方は・・・なんと!!今回は、カート・ラッセルが脚本に参加しています!(笑)
そして、つくづく「ニューヨーク1997」を先に見ておいて良かった〜と思いました。見てなくても面白いとは思いますが、出来れば「ニューヨーク1997」を先に見ておきましょう!
前作ではマンハッタン島が刑務所になったのですが、今回はロスです!しかも無理やり(?)地震を起こして、島にしてしまうのです!もう、またもや凄い設定です(^^)
その地震は2000年8月23日に起こるのです・・・あ!今年ですね!(笑)。そしてなんと!地震を何故か大統領が予言しているのです!(笑)
さて時は移り2013年。今度はエアフォースツーがロス刑務所に墜落。またもや救出に向かうスネークですが、なんと!16年前と同じズボンをはいているではありませんか〜!(笑)
コロッセオでは、今度はバスケだし、サーフィンで追いかけたり、ハングライダーで空から襲撃したり、もうやりたい放題というか、こりゃおバカですね。
しかし、ハングライダーから銃を撃つカート・ラッセルはカッコ良過ぎる〜!
CGはちとお粗末ですが、この映画にはぴったりかも(^^)
そして、お決まりの(?)ラスト。いやいや楽しませてもらいました〜。
そうそう、今回は小道具を全部使い切ったみたいね(^^)
この次は「エスケープ・フロム・ハワイ」か?!(笑)
エース・ベンチュラ
原題:ACE VENTURA: PET DETECTIVE
監督:トム・シャドヤック
脚本:ジャック・バーンスタイン/トム・シャドヤック/ジム・キャリー
撮影:ジュリオ・マカット
音楽:アイラ・ニューボーン
出演:ジム・キャリー/コートニー・コックス/ショーン・ヤング/ダン・マリノ/トーン・ロック/ジョン・カポダイス/ウド・キア
ペット探偵のエースは、フットボールチーム:マイアミ・ドルフィンズのマスコットのいるかスノーフレークを探し出す依頼を受ける。スーパー・ボウルまであと2週間。スノーフレークをそれまでに見つけられるだろうか!・・・という話。
少し前に、「マン・オン・ザ・ムーン」を見たせいか、「ジム・キャリーって現代のアンディ・カウフマンなのかもねぇ〜」なんて思いながら見ていました。
だって、殆ど独りよがりのギャグが寒すぎて、アンディそっくりじゃないですか?(^^;
あぁいう大げさ過ぎる芸(?)が好きな人もいるんでしょうけど・・・っていうか、アメリカ人は好きなのかな?
まぁそれでも、エクソシストのパロディみたいなシーンと、次々と指輪の石を確認するシーンは笑えました。(^.^)
それにしても、アインホーンが男だって言うのは強引過ぎないですか?(笑)
越前竹人形
原題:
監督:吉村公三郎
脚本:笠原良三
撮影:宮川一夫
音楽:
出演:若尾文子/山下洵一郎/中村玉緒/中村鴈治郎/殿山泰司/伊達三郎/浜村純/西村晃/寺島雄作/水原浩一 /天野一郎/石原須磨男/村田扶実子/嵐三右衛門
時代は昭和の初め。越前で竹細工の名人の父を亡くした喜助のもとに、ある日ひとりの女性、玉枝が焼香にやって来る。玉枝が忘れられない喜助は玉枝を捜し出し、娼妓の玉枝を身請けして結婚するのだが、玉枝と床を共にすることがなく日々は過ぎていく。ところが、玉枝は妊娠してしまったのだった。相手は勿論夫の喜助ではない。一体どうするのか?!という話。
面白い話の展開でワクワクしますね〜。
確か、喜助は二十歳って言っていたような気がするんですが、純朴過ぎるというか何というか・・・。
健康な二十歳の男が、あれだけ綺麗な女性を妻に迎えて、何もしないなんてあり得るんでしょうか?それも一晩二晩じゃないんですよ。何ヶ月も・・・。
健康に見えるけど、本当は病気なんじゃなかろうか?などと心配してしまいます。っていうか、我慢し過ぎで病気になるのでは?なんて思ったり・・・って大きなお世話ですかね?(^^;
しかし、妻に迎えるまでの態度からして、もしかして玉枝を妻としてより母として見ているのでは?と思ったら、案の定「母としてしか見ていない」と言っています。
あぁ〜やっぱり・・・。と、思いながらも、歳も母ほど離れていないから無理でしょ〜と思ったり。
まぁ、そんなこと言われた妻はたまりませんよね。しかも前職が前職だけに、飛び出して行ってもおかしくない玉枝なんですが、これに健気に耐えているではありませんか!余程喜助のことが好きなんでしょうねぇ〜。
と、やっと二人の気持ちが通じ合い、これから!って時に大変なことになります。
玉枝が妊娠してるんです。ここからが怖いですね〜。何でよりによって忠平(西村晃)に相談するの?!と思いましたが、相談に行ってまたもや犯されそうになって逃げる玉枝を見てやっとわかりました。
つまり、あの時のは犯されたんではなかったんだということですね。自分でも望んでいたということで・・・。
玉枝の喜助を愛していながらも体の関係が無くて悶々と悩んでいる葛藤が、あまり描かれていなく、さらっとしているので、見終わった後に、何かが足りない・・・という感じがしました。
悶々とした葛藤が描かれてこそ、喜助への愛情の深さも描かれて、よりもの悲しく美しい恋愛物語になった様な気がするんですけどね。
まぁ、あまり悶々とし過ぎると、この美しい雰囲気は出ないだろうし、これはこれで良いのかな。
ところで、この作品の若尾文子もとても綺麗です。この人は綺麗で高慢な女性と、綺麗で健気な女性と、両方演じられる不思議な魅力を持った女優さんですね。
X線の眼を持つ男
原題:THE MAN WITH X-RAY EYES
監督:ロジャー・コーマン
脚本:ロバート・ディロン/レイ・ラッセル
出演:レイ・ミランド/ダイアナ・ヴァン・ダー・ヴリス/ジョン・ホイト/ハロルド・J・ストーン/ドン・リックルズ/タリア・コッポラ/ディック・ミラー
人間の視力には限界がある!もっともっと見えれば・・・患者の内蔵まで見れればすぐに病気などわかるのに・・・と、見える薬を発明した医者ジェームズだったが・・・という話。
もうアイデアっていうか、ストーリーが面白い!何で今までリメイクされていないのか不思議なくらいです。
別に女の裸が見たいからというんじゃなくて(でも見えちゃいますが^^)、医学の為と志は高いのです。しかし自分の診断を誤診と言われたりする他の医者からの反感を買ってしまいます。
で、元の眼に戻るようにすすめる友人医師を振り払ったら・・・窓から落ちた!何てすぐに壊れる窓なんだ〜(笑)
ここから逃亡生活が始まって、とうとう、治すことを決意するんだけど、費用が必要だからってカジノに行くのがなんとも短絡的で可笑しいです。
次々勝っていくジャームズなんですが、もう見るからに怪しいんですよ〜。あんなサングラスかけてる人いないって!(笑)
そこでサングラスがとれちゃった時の眼が・・・うぅ・・・気持ち悪い〜。殆ど全部が白目のようです・・・。
しかし、その後サングラスをとった時には、全部が黒目・・・。うぅ・・・これも気持ち悪い〜。
更に更に、その後の目は!!!なかなかの衝撃のラストです。
透視世界に移る段階の不思議なCG?等チープな感じは否めませんが、それを差し引いても十分面白い作品です!
エド・ウッド
原題:ED WOOD
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/マーチン・ランドー/サラ・ジェシカ・パーカー/パトリシア・アークエット/ジェフリー・ジョーンズ/ビル・マーレー/マイク・スター
史上最低の映画監督と呼ばれた、エド・ウッドの物語。
これが、実話に基づいているところが凄いです。ろくでもない映画を作っているのに、人が集まってくるんです。ひとえに彼の憎めない人柄に依るのでしょう。
ホントにひどい映画みたいで、タコは出てくるわ、UFOは出てくるは、めちゃくちゃです。彼の撮った映画、ビデオで出てるんでしょうか?見てみたいです!
べラ・ルゴシ役のマーチン・ランドーは、アカデミー賞最優秀助演男優賞を獲りました。納得!すごい演技です。そして、ジョニー・デップも好演しています。
この二人の友情が泣かせてくれます。
最後に、これらの人々が現在どうしているのか、が出てきますが、それが・・・悲しいです。
オーソン・ウェールズにはなれなかったけど、こうして名前が残り、映画まで作られるようになったのだから、草場の陰でエド・ウッドも喜んでいるかも知れませんね。
エド・ゲイン
原題:ED GEIN
監督:チャック・パレロ
脚本:スティーブン・ジョンストン
出演:スティーヴ・レイルズバック/キャリー・スノッドグレス/サリー・チャンプリン/ナンシー・リネハン・チャールズ/ジャン・ホーグ
「悪魔のいけにえ」「羊たちの沈黙」「サイコ」などのモデルになった殺人鬼エド・ゲインの物語。
この不快感は何だろう・・・。
当時の実際の映像で、近隣の人が「普通の人だった」みたいなこと言ってたけど、普段から変っぽいじゃん?小間物屋のおっさんは「あいつは普段からおかしい」って言ってたし、そう思っていた人もいるってことかな?
殺人と性欲の関係ってよく言われているけど、これもそうなんでしょうね。
だいたい、母親!風呂に入ってきて・・・見つけて・・・ムチで打つか?(^^;
まぁ、とにかく、見ていて不快感しかなかったわ。もう最後の吊してある死体は、ウエッって感じで・・・(^^;
精神病院(?)に入れられて「ここは良いよ。変なやつもいるけど」って、それはお前だろう!(笑)
この映画ってDVDになってるんですよね〜。もっとDVD化するべき作品は他にいっぱいあるだろうに・・・。でも、「サイコ」などのモデルとなった人物の映画ですからね。資料的価値有りなのかな?
江戸っ子肌
監督:マキノ雅弘
脚本:結束信二
撮影:吉田貞次
美術:鈴木孝俊
音楽:富永三郎
出演:大川橋蔵/淡島千景/桜町弘子/千原しのぶ/堺駿二/黒川弥太郎/山形勲/北竜二
加賀鳶の小頭である吉五郎は、ある夜、旗本・向井佐太夫に連れ去られそうになっている娘を助ける。この娘おもんは加賀鳶のライバルである“は組”の纏持ち・次郎吉の妹だった。二人は互いに惹かれ合うが、二人はどうなる?!という話。
吉五郎(大川橋蔵)は気持ちの良い男で、男が惚れる男って感じなので、おもんの兄次郎吉(黒川弥太郎)も一目置くようになります。
またそんな男ですから、女だって放って置くわけがありません!芸者小いなは吉五郎に惚れています。が、吉五郎はつれない態度・・・。
ええ〜っ?何で?芸者だからダメなの?どう見たっておもん(桜町弘子)より小いな(淡島千景)の方が美人じゃ〜ん?と思ったら、桜町弘子って「東映城の3大お姫さま」って言われていたんだそうな。
どうみても町娘って感じだと思うんだけど・・・(^^;
小いなの兄(山形勲)がとぼけた貧乏御家人(?)で、なかなか面白い役でした。
主人公の吉五郎は勿論、小いなも自分の気持ちを抑えて二人をくっつけようとしたり、なかなか粋な感じが良く、テンポも良く、楽しく見ていたんですが、ラストで小いなが死んじゃうなんて・・・。急に暗〜い雰囲気になっちゃったのが残念です。
死ぬのは向井一味だけで良かったのでは?
江戸へ百七十里
原題:
監督:森一生
脚本:笠原良三
撮影:今井ひろし
音楽:斎藤一郎
出演:市川雷蔵/瑳峨三智子/中村鴈治郎/真城千都世/島田竜三/柳永二郎/五月みどり/荒木忍/千葉敏郎/細谷新吾/千石泰三/市川謹也/玉置一恵/石原須磨男/尾上栄五郎/香川良介
長谷部平馬は小森佐渡守高久の子だが、双子の兄、亀之助がいた。生まれてすぐに里子に出された平馬は、小森家とは一切関わりなく生きて来たが、江戸へ行く途中で、双子の兄亀の助の身代わりとなり松平福姫とお見合いをするように依頼され、引き受ける。結婚を決意し江戸表へ向かう一行だったが、この結婚を阻止しようとする者たちが現れ・・・という話。
これまた、楽しい雷蔵映画です。沢山笑わせていただきました(^.^)
雷蔵は一人二役ですが、亀之助は殆ど病床に伏しています。
ところで、亀之助が跡継ぎになるのを阻止するのは、妾の子供を跡継ぎにと思っている人達なんですが、亀之助は正妻の子でしたっけ?となると、昔の武家では、たとえ正妻の子でも、双子の場合は片方(弟?)は里子に出すという決まりになっていたのでしょうか?映画と関係ないと言えば関係ないのですが、ちょっと気になったので、どなたか詳しく知っている方いらっしゃいましたら、教えてくださいませm(._.)m
さて、亀之助に扮してからの雷蔵が笑えます。
特に福姫に迫られて困っている姿がなかなか良いです。「結婚までは、いけません!」とか、「顔を近づけるな!」等、照れる雷蔵が可愛いです。
福姫を演じた瑳峨三智子の我が儘ぶりも良かったです。
そして何よりアクセントになっていた福姫の爺やを演じていた中村鴈治郎が良かったですね!笑わせてくれます!
また最初に出てきた道場破りの宍戸丈之助が中盤以降でまた出てきて、自分一人で平馬を倒そうとしたのに横やりが入ると怒っちゃうという、一貫したキャラクターにも好感が持てました。
とにかく、全体的に台詞の面白さ、話のまとまり具合など、良くできている脚本だと思います。
ところで、町中(?)を三味線片手に歌を歌って歩いている桔梗は五月みどりです。が、三味線弾いているはずなのに、伴奏がオケです!(笑)
というか、何度も(アンコール入れて3回か?)も歌われるこの歌は何なんだろう?と思い調べてみたら、なんと、「いいからいいから」というタイトルでレコードが出ていたようです。しかもジャケットが五月みどりと雷蔵のツーショット写真です!この歌って、当時売れたんでしょうか???
エネミー・オブ・アメリカ
原題:ENEMY OF THE STATE
監督:トニー・スコット 出演:ウィル・スミス/ジーン・ハックマン/ジョン・ヴォイト/リサ・ボネ/レジーナ・キング/バリー・ペッパー/ガブリエル・バーン/ジェイソン・リー/スチュアート・ウィルソン/ローレン・ディーン/イアン・ハート
最初が朝の公園の風景なんですが、とても美しい映像です。
しか〜し!その後のオープニング・クレジットでは目が回る回る回〜る!(笑)そして、ちょっと混乱。
いよいよ本編に入って、さっきの公園の出来事とは全く関係ないイタリアンレストランのシーン。あれ?と更に混乱。そしてNSAだの何のって難しい言葉も出てくるので、このまま映画についていけるのか?と心配になってしまいました。
ちょっと話が難しいんですが(私だけ?;;)、この最初の方を乗り越えられれば、十分に楽しめます。
敵が家に乗り込んで来たとき、「何かもらわなかったか?」って言ったのに、何で主人公ディーン(ウィル・スミス)が、クリスマスプレゼントの袋を疑わないのか疑問でしたが、謎の男ブリルを登場させるためには仕方なかったんでしょうね。
証拠のテープがあっけなく焼けてしまって、いや、きっとコピーがあるんだ!なんて思ってたら本当に無いのね。深読みし過ぎか・・・(^^;
そしてラストの銃撃戦。最初に頭を混乱させてくれたイタリアン・レストランが、見事にここに繋がり、なるほどね〜と感心しました。
ジーン・ハックマンが良い味を出していました。ジョン・ヴォイトはもうこのまま悪役の道に進むのでしょうか?(笑)見事にはまってました!
日本でも盗聴法案が可決されました。悪用されないように祈ります。
エネミー・ライン
原題:BEHIND ENEMY LINES
監督:ジョン・ムーア
脚本:デヴィッド・ヴェロズ/ザック・ペン
撮影:ブレンダン・ガルヴィン
音楽:ドン・デイヴィス
出演:オーウェン・ウィルソン/ジーン・ハックマン/ガブリエル・マクト/チャールズ・マリック・ホイットフィールド/ヨアキム・デ・アルメイダ/デヴィッド・キース/オレク・クルパ/ウラジミール・マシコフ/シェーン・ジョンソン
オーウェンファンになったので、中古DVDを買って見てみました(^.^)
ファンにでもならなければ死ぬまで見ることはなかったかも知れない映画ですね。
オーウェン目当てに見たものの、結構面白かったです!
最初の方の対空ミサイルに追いかけ回されるのなんか、かなり迫力あって緊張しました。あれじゃ狙われたら最後ですよ〜。どうやら、こんな追い掛けてくる対空ミサイルは実在しないらしいですけど。
それに、「狙われいる」ってこともわかるんですね?これは本当にあるのかな?
オーウェンはただ走っているだけって感じですが、空母内でのハックマンが色々悩む姿が良かったです。
そう言えば、ハックマンの部下のデヴィッド・キースって、レイ・リオッタに似てませんか?
凄かったのは市街地戦。というか、市街地のボロボロ度。イラクの町もあんな感じなんでしょうかね?このボロボロの市街地がセットっていうのにまたもやビックリ!廃墟ロケかと思ったわ〜。美術スタッフ凄い!
しかし、ここでバーネット大尉(オーウェン)が着替えるの早過ぎだよ〜!(笑)
ピアノ線(?)で繋がっている地雷のシーンもなかなかの迫力と緊張感がありましたね。
ジャージ着たスナイパーが何とも言えない良い雰囲気を醸し出していました。
106分と時間も短いし、テンポが良いし、よくまとまっていて娯楽アクション映画としてかなり良くできている映画です。
何と言ってもこの映画の良いところは、戦争が悪いとか、アメリカの軍事介入は正しいとか、そういう思想が無いところだと思います。
ところで、DVDでの鑑賞ですから、当然特典映像っていうのを見たわけですが、監督の解説と製作者の解説と2通りの解説が聞けてお得です。監督の解説を聞いて初めて解ったんですが、最初のシーンって、死体を埋めてそれを隠すために木を植えている所だったんだそうです。
全然気が付かなかったわ〜。
そう言われてみると、バーネット大尉が落ちた死体の山の辺りにも、植えたばかりっぽい小さな木が沢山ありましたよね〜。
そして、製作者って具体的にどんなことする人なの?と常々疑問だったんですが、その疑問が製作者の解説で少し解けました(^.^)
江分利満氏の優雅な生活
監督:岡本喜八
原作:山口瞳
脚本:井手俊郎
撮影:村井博
美術:浜上兵衛
音楽:佐藤勝
出演:小林桂樹/新珠三千代/矢内茂/東野英治郎/英百合子/横山道代/中丸忠雄/ジェリー伊藤/松村達雄/南弘子/桜井浩子/八代美紀/二瓶正也/小川安三/西条康彦/天本英世/江原達怡/田村奈巳/草川直也/河美智子/森今日子/北あけみ/柳川慶子/塩沢とき/砂塚秀夫/堤康久/長谷川弘/平田昭彦/太刀川寛/芝木優子/沢村いき雄/紅美恵子
昭和37年の直木賞受賞作「江分利満氏の優雅な生活」の映画化作品です。
ちなみに原作は未読です。
映画を見てみると、エッセイなのかと思います。
主人公の江分利満は山口瞳なんだろうし(実際どっちもサントリーの社員だし)。
ということは、主人公の父や母や妻や子供のエピソードも、みんな実話なのかしら?
サントリーの社員っていうんだから、しかも宣伝部だっていうんだから、バリバリのサラリーマンかと思いきや、冴えない主人公。
しかもまだ38歳!
当時としては立派な中年か?
38歳なのに、毎晩飲んだくれていて、この人の酒癖の悪さが凄過ぎて笑えます。
どうでもいいことを延々と・・・。
周りの人を無理矢理引き留めて、挙げ句の果てには家にまで連れて来ちゃうし。
それを文句のひとつも言わずに迎える妻が素晴らしいです。
そして、主人公の父についてのエピソードにもかなり時間が割かれていますが、父親の人生は主人公の比じゃないくらい凄いです!
本当にこれって実話なのかしら〜。だとしたら、すごい人生だよなぁ。
小林桂樹が熱演していて、小林桂樹って山口瞳なんじゃないかと錯覚してしまうくらいです。特にくだの巻きっぷりが素晴らしいです!
他の出演者達もみんな良かったです。
面白かったのは、ナポリの女将が言った「私は黒い犬よ」=「尾も白くない」です。固まりました・・・。(笑)
最後の戦争の件は岡本監督っぽいというか、う〜ん・・・という感じでしたが、いきなり終わりですか〜!(笑)
山口瞳氏の本を読んでみたくなりました。
M
原題:M
監督:フリッツ・ラング
出演:ピーター・オーレ/オットー・ベルニッケ/グスタフ・グリュントゲンス
少女が次々と惨殺される。警察の必死の捜索にもかかわらず犯人は捕まらず、市民の不安は募るばかり。また、この警察の厳重操作のせいで、ギャング達は商売が出来ない。そこで自分達で犯人を挙げようする。犯人は捕まり、人民裁判が行われるが・・・という話。
1931年の映画なのに、今に通じるテーマを含んだ作品です。
人民裁判でも、一応ちゃんと弁護人がつくんです。で、検察役をするのが、人を殺したこともあるギャングっていうのが面白い!
精神鑑定を弁護人が申請したりして、犯人は「自分の中に悪魔が住んでいるんだ〜!でも悪魔を止められないんだ〜。」なんて言ってます。でもそんな風に言われてもねぇ・・・。
殺された子供の母親は、「殺された方の身にもなってみろ!」って言ってますが、今日本でも加害者の人権ばかりが保護されているのではないか?っていうことが問題にもなっているし、なかなか考えさせられる映画です。
ちなみにこの犯人は実在した殺人鬼をモデルにしているそうで、実際は、殺人鬼は少女に限らず手当たり次第に殺人を犯していたそうです。ああ、こわ〜。
エリア・カザンの肖像
原題:ELIA KAZAN AN OUTSIDER
監督:アニー・トレスゴ
撮影:ミシェル・ブロー
出演:エリア・カザン/ロバート・デ・ニーロ/トミー・ブル/アイリーン・シャナハン
エリア・カザンと言えば、1998年のアカデミー賞名誉賞受賞の時のシーンが思い出されます。
腕を組んで憮然とした表情のエド・ハリスが怖かった〜。
カザンは多くを語らず、「もうフェードアウトした方が良さそうですね」みたいなことを言って舞台を後にしたのです。
赤狩りで友人の名前を挙げて、彼らは酷い待遇に遭って、自殺した人もいたわけですが、まぁそういう時代だったのだろうし、家族を抱えていて証言しろと脅されたら、保身の為に友人を売ることもあり得るのでは?仕方なかったのでは?な〜んて思っていました。
が、しか〜し!私はこの授賞式のカザンの弱々しそうな態度に騙されていたのです。弱々しかったのは単に年取ってただけなのではないでしょうか。
というのも、この映画は、カザンへのインタビューが全てなんですが、「自分から進んで証言したんです!」って言っています。
「共産党は入っていましたけど、除名させられたんです!」とも言っています。
つまり、過去共産党に入っていたけど、証言当時は党員じゃないし愛国者だったから証言したんだ!という感じでしょうか?
なんか・・・言い訳に聞こえて仕方ないんですが・・・。
そして、「傷ついた人もいるけど、私も傷ついた」と言っています。
ええ〜っ?傷ついたって、自殺した人もいるんだし、傷つき方の程度が違うのでは?
強固な自己弁護に辟易しました。
こういう態度が未だ非難し続けられる原因なんじゃないかと思いました。
自分のルーツ(ギリシャ系)についてとか、映画についてとか、父親との関係なども語っていますが、やっぱり赤狩りの話が一番興味深かったと言うか驚きました。
その後、ちょっとネット検索していたら、自伝を出しているようで、それによると「私は謝るつもりはないのだから、それを期待しても無駄だ」みたいな感じのことが冒頭に書いてあるらしいです。しかも、自分が売って傷つけた人の悪口も語っているそうな・・・(^^;
どんな理由があるにせよ、傷つけてしまった人がいるのだから、少なくともその人達だけには謝罪の気持ちは持った方が良いのではないのかな?
もういっそのこと「仕事を得るためだったんです!家族を養うためだったんです!仕方なかったんです!」とでも言ってくれた方が良かったのに・・・。
この映画見て、エド・ハリスの気持ちが少しわかったような気がします・・・って、エド・ハリスが思っていることは全然違っていたりして(笑)
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