西野峠への登り口にも案内がある. 案内に従って上っていくと緩やかな勾配の道から分かれ,階段を登るように指示されている. 首をかしげながらそれに従って行く. 階段の道は急斜面をよじ登るように付けられている. 階段を登り詰めると幅の広い緩やかな道に乗り上げた.これが旧道らしい. この道の下り方面は倒木でふさがれている. 偵察に行くと荒れてはいるが良い道である. 右にカーブしたところで道は崩れていた.このための階段歩道のようだ. 峠へ登ることにする.緩やかな道は自転車を楽に押していける. 地蔵や馬頭観音が置かれている.ここが西野峠らしいが,峠道の頂上ではない.

これから関谷峠へ向かうのだが,その前に藤沢地区にある駒背原の湿原を見に行くことにした.
水芭蕉の花が咲いているかもしれない.
丸山の前で休憩し,その先を右折して緩く上っていく.
道脇に車が数台止まっている.
下をのぞき込むが,花は咲いていなかった.
湿原の周りの歩道を整備している様子だった.
湿原の向こうに見える道を下って峠の入口へ行くことにした.
回り込んでみると道路の舗装工事中で,小石の敷き詰められた道を下る.
工事のため峠への道がわからず,栗尾地区で農作業中だったおじいさん,
おばあさんに関谷峠への道を尋ねる.
道は荒れているそうである.
自転車で行くことに驚いていたが,まぁ行ってみなせと励まされる.
藤沢川に沿って上っていき,橋を渡って未舗装の林道に入る.
緩い勾配で乗車していける.
地形図「木曽西野」(S63発行)によると実線の道を登りS字状にカーブした後点線の道となっているが,
カーブしたところで道はなくなっていた.
S字カーブする手前に右へ直進する道があり,これが峠への道のようである.
我々は地図を信じて道を探し,薮をかき分けて右手の斜面に登り,この道に乗り上げた.
この道を西へと登っていく.
幅広く傾斜が緩いのでやはり自転車を押していける.
関谷峠にも観音像がある.
展望はきかないが雰囲気の良い峠である.

いよいよ最後の峠である長峰峠へ向かう.しばらく国道を走る.
橋を渡ったところで左に車一台が通れそうな未舗装路がある.
入口には観音像がある.これが旧道の長峰峠へ通じる道である.
沢の左岸に沿ってほとんど平坦な道を行くと,車が通れないようになる.
草に覆われ,歩きにくくなってくる.
道跡に沿って行くと崖になったところに出て,壊れた木橋が架かっている.
橋の手前に観音様がある.
足で橋が落ちないか確かめつつ右手で崖を頼りに通過する.
橋を過ぎると再び道は広くなるが,あいかわらず草に覆われている.



長峰茶屋方面に下っていくと,峠で茶屋を開いている老人に声をかけられる. 話を聞くとこの方が長峰茶屋を経営している田村さんのようである. 旧道に置いてある道標は,近くに倒れていたのをこの方が元の場所に置いたということである. 二年ほど前まではこの峠道の長野側岐阜側双方から笹の刈り払いをしていたそうだが, 歩きに来る人がほとんどいないのでやめてしまったそうである. 水芭蕉は連休始め霜にあったそうだ.
