
東電小屋を後にして進むと、道はより険しくなってくる。
高度も上がり、霧の中を進むようになる。

気が付くと沢から離れて尾根に乗り上げる道となっていた。
尾根の道に入ると登りばかりになるが、足下が良いため着実に進めるのだ。
尾根に乗り上げる直前、二人の青年が下ってきた。
聞けば今朝田代から入って峠手前で折り返してきたところで、
いつかは自転車(MTB?)を持って峠越えののち林道を下りたい、その偵察らしい。

間もなく峠手前の水場だ。勾配が緩くなり、ゆっくりと歩を進められる。

水場で一休みして、峠へと歩き始める。
左には雲の中に富士山がうっすらと姿を現していた。
この辺りから霧雨のような天候となる。
転付峠
東電小屋から2時間強で転付峠に到着。
山深い峠ではあるが、意外とあっけなく着いてしまったというのが本音だ。
というのも、この峠を過去二回越えたことがあり
そのいずれも野営道具一式を背負っていた。
野営道具一式に数日分の食料を収納するには60Lほどのザックを使うことになり、
自転車を担ぎにくくなる。長い登山道でこの状態は非常に辛いのだ。
しかし今回は宿泊まりと決めており、装備は軽快そのものだ。
峠からの南アルプス展望は雲に遮られている。
二軒小屋
峠での休憩もそこそこに、二軒小屋へと下る。
途中、峠まで往復するというハイカーとすれ違う。
しばらく自転車を担いで下ると、足が疲れてくる。
道が良くなった頃、自転車にまたがる。
慎重に乗って下れば、膝に負担のかからない下山が可能なのだ。
さて、二軒小屋に着き腹が減っていたので食事でもと思ったが、
ここでは食事の提供はない。食料となるようなものの販売もない。
表の自販機で一杯やるかと思ったら、19日は販売中止と。
今回、二軒小屋には縁がないようだ。椹島まで下ることにしよう。
東俣林道
二軒小屋からは車も通れる未舗装林道を下る。
山の中腹に白い花を見かけたが、山桜にしては季節が異なる気がする。。。
大井川
大井川の上流部だ。
椹島
ロッジにて休憩。麦ジュースを頂くのだ。
牛首峠
椹島ロッジは林道から下ったところにあり、林道に戻る時は登り返しとなる。
林道に戻ってからも井川方面へは小さな丘があり、その頂上が牛首峠だ。
この先、下っては上りを繰り返し、徐々に高度を下げていく。
民宿ふるさと
赤石ダムを過ぎ、延々上って下って畑薙第一ダムにようやく着いた。
ここには自販機があり、一休みする。
この後も時間が余ると思い寄り道しながら下っていたら、
いつのまにか前輪タイヤの空気圧が減っている。チューブ交換のおまけ付きで、
井川湖畔の民宿に到着。