【Sweet Sweet Pain】 P17 (涼X拓) …何となくでたらめな英文字←アホか
「さっきもシーツ被ってたし、お預けか?って一瞬焦ったぞ?」
クスクスを笑い声混じりに耳元で囁いて、涼介はそのままペロリと拓海の耳を嘗めてフッと息を吹きかけた。
「やっ!」
驚いた拓海は両耳を塞いだ。かぁぁっとユデダコの様に真っ赤になって、涼介を睨み上げる。
「何で?気持ちいいだろ?」
「良くないです!」
「そう?」
『そう?』…じゃない!イキナリ何するんだよ、この人!…と思って身構えた拓海は次の涼介のセリフに動きを止めた。
「じゃあ、もっと別の方法をとろう。」
「は?」
「もう少し、柔らかくならないとココ無理みたいだから・・・目も眩むほど、感じさせてやるよ。」
言いながら、涼介はイキナリ指で拓海の秘所を擦った。一体何時の間にそんなトコに…と思う間も無く、拓海の足は大きく開かれた。
「や!何すんで…っ!!うあっ!」
涼介の行為に抗議しようとした拓海は、すぐに二の句を告げなくなった。
涼介がイキナリ拓海自身を口に含んだからである。
何をされてるのか、拓海は瞬間理解できなかった。ただ、襲い来る快感に自然と体を硬直させ、グッと唇を噛みしめて堪える。
「んっ…や、やめっ!」
そうして、何をされてるのかをすぐに気づくと余りのコトに目眩がした。とにかく離さなければと、拓海は暴れた。横に手を置き、起きあがろうとすると、涼介は拓海自身の先端に舌を擦り付けて、軽く吸い上げる。
「ああっ!…くっ…ん」
危うく達しそうになるのを何とか堪えて、拓海はまた枕に頭を落とす。
与えられる刺激は強烈で、痛いくらいの快感だった。目の前が大きく揺れる。荒くなった息を堪えられずに、拓海は甘い喘ぎを何度も零した。
「や…だ…もぅ…あ、あっ…離っ…!!」
ぴちゃりと濡れた音が卑猥に響く。頭の中が白く霞んで、もう少しで自分が弾けてしまうコトが拓海にも解った。涼介の頭を離そうと、下肢に埋まる髪を引っ張ると逆に愛撫を強められて、拓海は腕を頭上に伸ばした。ぎゅっとシーツを握りしめるコトで快感を堪える。いくらなんでも、このまま放つなんで出来ない。拓海ははち切れそうになる自分を懸命に抑えた。
「はっ…うあっ、涼っ…さ…も、やめっ…やだぁ!」
泣き声混じりに、拓海は叫んだ。頭上に伸ばした腕を何度も大きく振って体を跳ね上げる。その拓海の手に押されて、ごっそりと薔薇の花がベッドの下に落ちた。落ちる度に崩れた花びらが最後の芳香を散らせたが、今の拓海にはソレを感じる余裕はない。もちろん、涼介にもない。
涼介は感じ入る拓海に夢中だった。このままイカせたいとそれだけを思って、愛撫を施す。泣き声混じりの喘ぎが聞こえても、もう離してやる気にはなれなかった。
拓海自身の根元をぎゅっと握って、涼介は一度唇を離した。
「う!…っあ、やっ…もうっ…離してっ!」
イキそうでイケなくて、拓海は目尻に涙をためて、喘いだ。暖かい口腔から冷たい外気に突然さらされて、快感が頭の先まで突き抜けた。もう、何も考えられない。
ちゅっと、涼介は震えて快感の滴を零す拓海自身に口づけた。
「達っていいよ、拓海。」
熱い息に混じってそう告げると、涼介はもう一度拓海自身を含んだ。丁寧に舌を這わせて促す。拓海がもう限界なのは涼介にだって解っていた。
「いやだ!…そんなのっ…出来なっ…ん、あ…やああ───っ」
絶対ダメだと思っていても、襲い来る快感に堪える術を拓海は知らない。こんなの嘘っ…と思いながら、頭の中がスパークするのを感じて、拓海は悲鳴を上げた。
全身を1度硬直させてから、拓海が断続的に身体を震わせて放ったモノを涼介は舌に当てて受け止めると躊躇せずに飲み干した。汚いとか、そんなコトは思わなかった。拓海が感じてくれているコトが嬉しくて、流させた涙にほんの少しの罪悪感とそれを上回る歓びを感じていた。
だが、拓海の方はそうはいかない。唇をキツク噛みしめて声を堪えながら、涙を流した。快感からの涙ではなくて、ただ、堪えきれなかった自分が許せないのだ。
涼介が宥めようと頬に指を滑らすのも払って、拓海は又ぎゅっと唇を噛みしめた。うっすらと血が滲むその行為に焦ったのは涼介の方だった。
「拓海…だめだ!そんなに噛むな。」
指をそっと拓海の唇に這わせると、拓海はイヤイヤするように首を振った。自分の手を拒む拓海に苦笑して、涼介はぼろぼろ流れる涙を唇で拭う。瞬間、涼介を強い力で離そうとする拓海を許さず、キツク抱きしめてその唇を奪ってしまう。
「ん…やっ……」
息苦しさに涼介の胸を叩いて、でもいつしかその手は縋るように涼介の肩に掛けられた。拓海の全身から次第に力が抜けて、ただ涙だけが残った。
「どうして泣くんだ?そんなにイヤだった?」
困ったようにそう言って、涼介は拓海の頬を撫でた。
「あ…当たり前だろっ…あんなコト!…汚いのに…口に…俺っ。…ゴメンなさ…」
謝りながらしゃくりあげる拓海の両頬を、涼介はそっと包んだ。落ち着かせるように、ちゅっと軽く口づけると案の定、拓海は黙って涼介を見つめ返してきた。
驚いてキョトンとしている拓海に、涼介は微笑んだ。
「謝らなくていい。汚くなんてないし、俺は拓海が感じてくれて嬉しい。拓海は悦くなかった?気持ち悪い?」
「…そんなコトないけど…でもっ」
尚も言い募ろうとした拓海の口を、涼介は人差し指1本と嬉しそうな笑顔で止めた。どちらかというと効果は後者の方が絶大だった。
「じゃあ、それでいいだろ?ベッドでそんな風に泣かれると、俺の立場がないだろ?」
「・・・でも・・・」
なかなか譲ろうとしないこの頑固さも愛しくて、涼介はまた笑みを浮かべた。
「『でも』も『ゴメン』も無し。ベッドでは禁句だぞ?」
・・・ありもしない禁止事項をでっちあげて、涼介は笑った。
「そーなんですか?」
拓海はいささか疑いの眼差しを涼介に向けたが、涼介はキスでソレを誤魔化した。
「『悦かった』とか『もっとして』ってのは大歓迎だけど?」
からかうようにそう言った涼介に、拓海は真っ赤になった。
「絶対言いません!そんなコト!」
ガウガウ噛みつくように怒る拓海に笑って、涼介はもう1度キスをした。
ちゅっと軽く触れて黙らせて、熱を孕んだ瞳で1度見つめてからゆっくりと又唇を降ろしていく。
<< BACK NEXT
>>
|