【Sweet Sweet Pain】 P16 (涼X拓) …何となくでたらめな英文字←アホか
「や!…涼介さんっ!…何?…」
されている行為に気付いて、拓海は恥ずかしさにジタバタと手足を動かした。だが、涼介は暴れる身体を離さず、秘所に含ませた指を奥へと進める。
「うあっ───…つっ!…」
何とも言えない異物感と鋭い痛みに、拓海の体は反射的に堅くなる。顔を顰めた拓海の口からは微かな苦痛の声が漏れた。
・・・やっぱり、無理か・・・
涼介は拓海に解らないように小さく溜息をつくと、
「ゴメン、痛いな。」
そう言って、含ませた指をあっさりと引き抜いた。
「んっ!」
指が出ていく感覚にブルリと震えて、強張ってた拓海の体から力が抜ける。拓海は困ったように首を傾げてから、戸惑った表情で涼介を見上げた。
「涼介さん?…あのっ…俺、ヘーキだから…」
続けて下さい…と、最後は蚊の泣くような小さな声で拓海は言った。ぎゅっと涼介の肩口に顔を埋めて真っ赤になってしまった頬を隠しながら。
「ありがとう、拓海。・・・でもちょっと待っててくれるか?」
囁きながら、涼介は恥ずかしそうな拓海の頭をポンポンと叩いた。
「え…?」
拓海にとっては精一杯の勇気から出た一言だったのだが、もしかして通じなかったのだろうか?何だか話が噛み合ってないように気がして、拓海は又、首を傾げた。
「やっぱり、このままってのは無理みたいだから、何とかしよう。…ちょっと待っててくれ。」
そう言って、涼介は体を離すとベッドを降りた。
「え?…え?」
くるくると拓海は目をまわした。慌てて自分も起きあがろうとする拓海に微笑って、涼介はその額を強く押し返す。ポスンと拓海の頭は又、柔らかい枕に沈み込んだ。
「そのまま、そこで待っててくれ。」
指を指しながらそう言いきかせると、涼介は身を翻してドコかへ行ってしまった。
本当は涼介だってココまできて拓海から離れるのは本意では無いが、仕方ない。
・・・拓海を傷つけるワケにはいかないしな・・・
そう自分を納得させて、荷物を置いてる場所へと足を急がせていた。
残された拓海は、又、コトリと首を傾げた。
・・・ワケわかんねー。何とかするって……何?
もしかして怒らせてしまったのだろうか?でも、微笑っていた気もするし・・・?といろいろ考えを巡らせて、拓海はブルリと体を震わせた。今度は純粋な寒さによる震えだ。
さっきまでは暖かすぎなくらいだっただけ余計に、寒さを感じる。本能的に拓海は側にあったシーツをひっぱってクルリと体を丸めてソレにくるまると、又、1人で考え続けた。
「コラ!」
背後から聞こえる声に、拓海は驚いて顔だけ振り向いた。一体いつのまに…と拓海は思ったのだが、いくら広いといってもホテルの一室だ。そんな遠くへ行くわけでもない。
『コラ!』…の意味を掴みかねて、拓海は目をパチパチさせた。
「涼介さん?」
本当に何も解っていないらしい拓海に、涼介は溜息をついた。
「そのままで…って言っただろ?」
そう言うと、おもむろに拓海がくるまってるシーツを引っ張る。
「うわぁっ」
驚きの声を上げて拓海が転がり、又、生まれたままの姿を涼介の目の前に晒すハメになった。
「こんなモノ、必要無し!」
引き剥がしたシーツをそのままベッドの下に落として、涼介はまた拓海に覆い被さった。そして拓海が何か言う前に、強いキスで拓海の唇を塞いでしまう。
「りょぅ…ん、んんっ…」
涼介が何か怒ってる?と思い、瞬間身構えた拓海は、すぐに体の強張りと解いた。
強いキスはすぐに甘いキスに代わり、拓海の髪を撫でつけながら、涼介は誘うように拓海の舌に舌を絡めた。少し触れて離して、角度を変えて又触れて・・・。
長いキスに拓海も拙いながらも応え始める。涼介を真似るように、舌を動かし、何時しかその行為に夢中になっていた。
拓海がうっとりと・・・というか、ぐったりとなってしまって、漸く涼介は唇を離した。ボヤンと目を霞ませている拓海に、フッと微笑って眉間に1度口付ける。ほうっ…と拓海は甘い吐息を零した。きっと、自覚は全然ないだろうけど、その吐息は酷く涼介の劣情を煽るモノだった。
「拓海…ちょっと我慢して・・・」
そう言って拓海の両足の間に素早く手を潜り込ませると、先程弄ってた固い蕾に涼介は何か冷たいモノを塗りつけた。
「ひゃっ!な、何っ!…冷たっ!」
驚いて飛び上がる拓海に、涼介はあやすように口付けた。
「んっ…う、…やぁ…」
唇をふさがれて文句を言えないまま、拓海は何度も塗りつけられる感覚に堪えた。
「ゴメン。すぐに慣れるから…」
涼介のその言葉は嘘では無かった。熱い拓海の体に触れて、冷たいソレはすぐに拓海と同じ温度に変わった。涼介は拓海の体内にも丁寧に塗り込んで、粘膜にこすりつけるように何度も指を動かした。
「うわっ…ぁあっ!」
痛いワケじゃないけれど、気持ちいいものでもない。吃驚して拓海は悲鳴を上げた。
「痛いか?」
心配そうに尋ねる涼介に、拓海はブンブンと首を振った。目は瞑ったまま、与えられる感覚に堪えている。
「そ…そうじゃないケド…変なカンジ。も…ヤダ…涼介さっ…」
「ゴメン、もう少し…」
そう言って、ぬめるジェルの助けを借りて、出来るだけ奥まで指を突き入れ塗り込むと、涼介はスッと埋めていた指を引き抜いた。
「うっ…な、…やだ…」
「ゴメン。こんなモノ使って…でも、使った方が多分、楽だから。」
驚いて硬直している拓海の体を、涼介はゆっくりと撫でて落ち着かせる。
「楽って…何が?」
拓海のこのセリフに涼介は驚いたような顔を返した。めずらしいモノを見た…と拓海も驚いて返す。
「・・・拓海。今から何するか…解ってるよな?」
まさか判ってないワケないだろうとは思ったのだが、涼介は確認せずには居られなかった。
「わ…解ってますよ!」
涼介のセリフに拓海は真っ赤になった。
「マジな顔してわざわざ確認しないで下さい。そんなん…」
むうっと口を尖らせて拓海は涼介から顔を逸らした。
「それならいいけど…。」
ほっと安心の溜息をついて、涼介は拗ねてしまった拓海に小さく微笑った。
<< BACK NEXT
>>
|