アマチュア無線用語集

レシーバー編


CI−V端子
   ICOM Communication Interface-V の略。無線機の操作をパソコンによってコントロールすることを可能にす
  る端子。パソコンのRS-232C端子とCI-VレベルコンバーターユニットCT-17を介して接続する。
MSK機能
   MCA無線で聞こえるMSK制御信号を検出すると、ダイヤル操作時には受信音をミュートし、スキャン中にはス
  キャンを再スタートする機能。
Sメータースケルチ機能
   設定したS(Signal)メーターの振れ方より小さい信号は、スピーカーから音を出さないようにする機能。雑音に
  近い小さな信号は聞こえないので、静かに待受けができる。
VSC
   Voice Scan Control の略。自動的に音声で交信している局を探し出し、キャッチする機能。ある周波数に音
  声以外の信号で送信されている局があると、その信号を専用ICで処理し、音声信号であるかどうかの判断を行
  い、音声信号でなければ、1秒程度で自動的にスキャンを再スタートさせる。
WFM
   ワイドFMモード。アマチュア無線で使用されるFMモードは、電波を効率的に使用するため、一般的なFM放送
  よりも周波数帯域が狭くなっている。このため、レシーバー(受信機)では、一般的なFM放送を受信するため、
  ワイドFMモードを設けて、音質の良いFM放送を楽しめるようにしている。
ガイダンス機能
   使い勝手を向上させるため、自分がどんな操作をしたかが一目でわかるようにする機能。
空線キャンセラー機能
   鉄道無線で通信を行っていない周波数で聞こえる2,280Hzの空線信号を検出し、ダイヤル操作時には受信音
  をミュートし、スキャン中にはスキャンを再スタートする機能。
シグナビ機能 <BR>    
メインとサブの2つのスキャンがあり、最初にメイン・スキャンが信号をキャッチすると、スキャンがストップし、信
  号を受信する。その時点で、サブ・スキャンがサーチを開始し、次の信号を捕らえる。次にメインスキャンで捕らえ
  た信号が無くなると、サブスキャンで捕らえた信号に瞬時に切り換わる機能。タイムロスのない超効率的なスキ
  ャンを実現する機能。
ゼネラルカバレッジ受信機能
   General Coverage の略。ゼネカバ受信機能ともいう。アマチュア無線に許可された周波数範囲だけではなく、
  0〜30MHz付近までの周波数がすべて受信できる受信機能。ほとんどのHFトランシーバーには、この機能が内
  蔵されている。
チューンド・バンドパスフィルター
   50〜1300MHzなど広範囲にわたる受信周波数に応じて高周波増幅部(RF段)に最適なバンドパスフィルター
  を選択する機能。高感度を維持しながら、高い多信号特性を実現するために採用されている。
ツインPBTR
   単独でも動作するPBT(パスバンドチューニング)を2つ組み合わせ、中心周波数を変えないで通過帯域幅を上
  側と下側から同時に、あるいは片方だけ狭くし、混信を低減する機能。片側からの混信除去には、2重になって
  いるPBTツマミを同方向に同量だけ可変することで、IFシフトとしても動作する。
バーアンテナ
   ラジオや受信機に内蔵されたフェライトコアー(磁性体)に受信する波長に合わせてコイル(線をぐるぐる巻きに
  したもの)を巻き付けたアンテナ。特別なアンテナを設置することなく、AM放送などを受信することが出来るのが
  特徴。
フェージング
   電波が強くなったり、弱くなったりする現象。建物や山などによって反射するなど、複数の伝搬経路を通ってき
  た電波同士が干渉し合って発生する。
リアルタイムバンドスコープ
   受信音を聞きながらスコープする事ができる機能。たとえば、432.5MHzを受信しながら、バンドスコープを動
  作させしたとき、従来のバンドスコープではバンドスコープ中は432.5MHzの受信音を聞くことができなかった。
  しかし、リアルタイムバンドスコープでは、受信音を聞きながらスコープする事ができる。


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