アマチュア無線用語集
モービル機編
2波同時受信 VHF帯とUHF帯(V/U)、VHF帯とVHF帯(V/V)、UHF帯とUHF帯(U/U)など2つの周波数帯の電波を同時に 受信し、聞くことができる機能。 bps bits per second の略。1秒間にどれだけのデータを転送できるかを表す単位。 CH(チャンネル) VHF帯、UHF帯などのFMモードでは、使っている周波数のことをチャンネル(CH)と呼んでている。 Eスポ スポラディック E層の略。電子密度が突発的に高まってできる電離層のこと。50MHz帯の電波は、通常、電 離層で反射されることなく通過してしまうが、突発的にできるスポラディックE層によって反射され、1000kmも 離れた思いがけない無線局と交信できることがある。 MSK機能 MCA無線で聞こえるMSK制御信号を検出すると、ダイヤル操作時には受信音をミュートし、スキャン中には スキャンを再スタートする機能。 TNC Terminal Node Controller の略。電話回線を使ったデータ通信の代わりに、アマチュア無線の電波を利用 して行うデータ通信を行うときに使う機械。TNCとパソコンを無線機に接続すれば、メール交換したり、いろい ろなデータをやり取りできる。 イニシャルセットモード 1度設定してしまえば、めったに変更することのない各種機能の設定が行えるモード。2バンド共通の機能 設定が行えるなどの機種もある。目で確認しながら操作できるガイダンス機能が付いている機種もある。 キーイルミネーション 操作するキー自身に照明を施し、モービル運用時の暗い車内やアウ卜ドアの夜間運用時でのキー操作を 確実にするもの。 空線キャンセラー機能 鉄道無線で通信を行っていない周波数で聞こえる2,280Hzの空線信号を検出し、ダイヤル操作時には受信 音をミュートし、スキャン中にはスキャンを再スタートする機能。 スケルチ・アッテネーター ツマミの中央 (12時の位置)より左側ではスケルチ機能として動作し、中央より右側に回すことにより、アッ テネーター(最大約10dB減衰)として動作する機能。アッテネーターは、近接の強力な信号による感度抑圧 を減少させるのに効果的な機能。また、アッテネーター機能をOFFにすることもできる。 スケルチ・ディレイ機能 信号強度の変化に応じて、スケルチが閉じる時間を自動的に可変させる機能。マニュアルによってスケル チが閉じるまでの遅延時間をlong、short(初期設定)と切り換えることも可能。 セットモード 数多くの機能が搭載されている無線機で、通常、運用中にあまり使用しない各種機能は表示しないように するなどの設定がまとめて行えるモード。目で確認しながら操作できるガイダンス機能が付いている機種も ある。 タイム・アウト・タイマー Time Out Timer のこと。多くのユーザーが利用するレピータ局などで、長々と交信を続けてしまうのを避け るため、一定の時間を超えるとレピータが自動的に送信を停止して、利用者に注意を喚起するタイマー。無 線機でも、同じ周波数を長時間、占拠してしまうのを防止するため、このタイマーを搭載しているものもある。 デュオバンド デュアルバンドとも言う。1台で2つのバンドで運用できる無線機やアンテナのこと。 デュプレクサー 1本のアンテナで受信と送信を同時に出来るようにする回路。トラップフィルターの一種。 トーンエンコーダー レピーターを起動させるための88.5Hzのトーン周波数を作り出す回路。また、トーンスケルチに使用する6 7.0Hz〜254.1Hzのトーン周波数を作り出す回路のこと。 レピーター 直接電波が届かない場所にいる人との交信を中継してくれる自動中継局のこと。レピーターは、日本アマ チュア無線連盟(JARL)が28MHz帯/430MHz帯/1200MHz帯/2400MHz帯で全国各地に開設している。 ログメモリー 過去に送信した周波数を自動的に記憶しておき、瞬時に呼び出せる機能。次回の運用時に同じ周波数が 呼び出せるので、快適運用が楽しめる。 |